2025/01/17
AIオペレーションの活用方法

SlackとGoogle Driveを連携して、Slackで投稿された書類データをOCRで読み取りファイル名を更新する方法

n.watanabe
SlackとGoogle Driveの連携イメージ

目次

 

Slackで書類データを共有する際、手動でファイル名を管理したり保存したりするのが大変と感じたことはありませんか?大量の書類を扱う場合、これらの作業に時間を取られ、重要な業務に集中できないこともあるでしょう。
<span class="mark-yellow">そんな悩みを解決するのが、Yoomを使ったSlackとGoogle Driveの連携フローです。</span>Yoomを活用すれば、Slackに投稿された書類データをOCRで自動的に読み取り、ファイル名を変更してGoogle Driveに保存する仕組みを簡単に構築できます。

この記事では、ノーコードツールYoomを使った設定手順を詳しく解説します。業務効率化を目指す方にぴったりの内容です。

こんな方におすすめ

  • 書類内容の読み取りやファイル名変更を正確かつ効率的に行いたいと考えている方
  • OCR技術を利用して書類データの自動処理を検討している業務担当者や管理者の方
  • チーム間でのファイル共有を効率化し、情報検索を簡単にしたいと考えている方
  • 手動作業が多い書類処理を自動化し、業務負担の軽減を目指している方

SlackとGoogle Driveの連携メリットと具体例

業務効率化と手間削減

SlackとGoogle Driveを連携することで、書類データの管理やファイル名の変更が自動化され、手動での作業を大幅に削減できます。

たとえば、従来は一つ一つのファイルをダウンロードし、内容を確認して手作業でファイル名を変更していた作業が、アプリ連携により不要になります。これにより、時間的な余裕が生まれ、ほかの重要な業務に集中する時間が増えるかもしれません。
特に、複数の書類を扱う部門や短期間で大量の情報を処理する必要がある場合に、この効率化の恩恵を感じることができるでしょう。

精度の向上とヒューマンエラーの軽減

OCR技術を活用することで、Slackに投稿された書類内容を正確に読み取ることができ、ファイル名を適切に変更できます。

たとえば、請求書や契約書などの重要書類を扱う場合、手動入力では確認漏れや誤記入のリスクがありますが、OCRを用いることでそれを抑えられます。
この仕組みにより、業務全体の信頼性が高まり、正確なデータ管理を行いやすくなるでしょう。

ファイル管理の一元化と見つけやすさの向上

Google Driveへの自動格納により、書類データを一元的に管理できるため、<span class="mark-yellow">必要なファイルを簡単に見つけ出せるようになります。</span>

たとえば、プロジェクトごとに異なるフォルダにファイルを分類し、特定のキーワードや日付を含むファイル名を付けることで、後から検索する手間を最小限に抑えることができます。これにより、チーム内での情報共有がスムーズになり、業務効率の向上が期待できます。また、Google Driveはクラウドサービスであるため、場所を問わずアクセスできる点も利便性を高める一因となります。

それではここからノーコードツールYoomを使って「Slackで投稿された書類データをOCRで読み取り、ファイル名を更新しGoogle Driveに格納する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

Slackで投稿された書類データをOCRで読み取り、ファイル名を更新しGoogle Driveに格納する方法

Slackで投稿された書類データをOCRで読み取り、ファイル名を更新しGoogle Driveに格納するフローは、Slackに投稿された書類をSlackのAPIを利用して取得し、OCRで内容を読み取り、Google Drive APIを用いて指定のフォルダに保存することで実現可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー設定のおおまかな流れは以下の通りです。

  • YoomとSlack・Microsoft SharePointをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • フローの詳細設定
  • トリガーをON

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録してください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

ステップ1:SlackとGoogle Driveをマイアプリ連携

まずは今回のフローで使用するアプリをYoomと連携しましょう。
Yoomにログイン後、左側メニューの「マイアプリ」から「+新規接続」をクリックしてください。

アプリの検索ウィンドウが出てきたら、それぞれのアプリ名で検索をしましょう。

Slackのマイアプリ連携

Slackのマイアプリ連携をするには、ワークスペースへのアクセス許可が必要です。

ログインをして、Yoomと連携したいワークスペースへのアクセスを許可してください。
次に、投稿したいチャンネルにYoomのアプリを追加してください。

ヘルプページを参考に、アプリが追加できたらSlackのマイアプリ連携は完了です。

Google Driveのマイアプリ連携

Googleのアカウントにログインをしたら、Yoomとの連携を許可するために「Sign in with Google」をクリックしてください。

クリックすると、アカウントを選択する画面が出てきます。

アカウントを選択したら、Googleアカウントへのアクセスを許可します。

「続行」をクリックすると、マイアプリ連携完了です。

Yoomのマイアプリ連携に追加されたことを確認しましょう。

確認ができたら、準備完了です。
続いて、フローの詳細設定に進むので下のバナーから「試してみる」をクリックしてテンプレートをコピーしておきましょう。

ステップ2:アプリトリガーを設定

最初の設定は「ファイルがチャンネルに投稿されたら」です。
Slackの指定したチャンネルにファイルが投稿されたら、フローが動くように設定します。

1ページ目には、マイアプリ連携をしたSlackのアカウント情報が反映されています。

必要であればタイトルの修正をし、アカウント情報を確認したら次に進んでください。

次に、トリガーの起動間隔を設定します。

トリガーの起動間隔は、5分から60分まで選択できますがYoomのプランによっては選択できない場合があるので、注意してください。
チャンネルIDを候補から選択し、指定したチャンネルにテスト用の書類をアップロードしたら「テスト」をクリックしてください。

テストが成功すると、アウトプットが取得できます。

アップロードしたファイルの情報が取得できれば「保存する」をクリックして、トリガー設定は完了です。

ステップ3:ファイルをダウンロードする設定

続いての設定は「投稿されたファイルをダウンロード」です。
先ほどチャンネルに投稿されたファイルをダウンロードする設定です。

1ページ目は、先ほどと同様にタイトルの修正とアカウントの確認を行って次に進んでください。

1番目の設定で取得した「ダウンロードリンク」のアウトプットが反映されているので、そのまま「テスト」をクリックしてください。

テストが成功し、ファイルのアウトプットが取得できたら「保存する」でファイルダウンロードの設定は完了です。

ステップ4:ファイルから文字を読み取るための設定

続いての設定は「画像・PDFから文字を読み取る」です。

このAIオペレーション(OCR文字読み取り)は一部有料プランのみ利用できる機能です。対象外のプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーになるので注意してください。

有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことができ、期間中には制限対象のAIオペレーションを使用することができます。

まずはアクションの設定を行います。

今回のフローでは、テストで請求書のファイルを使用しているので「請求書を読み取る」を選択しました。

<span class="mark-yellow">請求書以外にも、名刺や契約書などを対象にした他のアクションがあるので、読み取りたいファイルに合わせて設定が可能です。</span>
業務内容に合わせて、適宜変更してください。

アクションの設定ができたら次に進みましょう。

追加で抽出したい項目は、デフォルトのもの以外で項目がある場合に入力してください。
設定ができたら「テスト」をし、成功したら「保存する」をクリックして文字読み取りの設定は完了です。

ステップ5:Google Driveにファイルをアップロードする設定

最後の設定は「ファイルをアップロードする」です。
取得した情報を元に、Google Driveにファイルに名前を付けてアップロードするための設定です。

1ページ目は、Slackと同様にタイトルの修正とアカウント情報を確認して次に進んでください。

次にファイルをアップロードするための設定を行います。

格納先のフォルダIDを候補から選択し、ファイル名を任意のものに設定してください。

「{{発行元の企業}}のファイル」という設定にすれば、アウトプット部分だけが変わってファイル名がつけられます。ご自身でわかりやすいものを設定してみてください。

設定が完了したら「テスト」をクリックし、Google Driveにアップロードされるか確認します。

テストが成功し、Google Driveにファイルがアップデートされました。
確認ができたら「保存する」をクリックして、すべての設定が完了です。

最後にトリガーをONにしましょう。

これでSlackにファイルがアップロードされたら、ファイルの文字を読み取りGoogle Driveアップロードされるようになりました。
設定したフローは以下のものです。

SlackとGoogle Driveを使ったその他の自動化例

Googleフォームで受け取った注文書や発注書をSlackに通知する
Googleフォームで受信した注文書や発注書の情報を、Slackの指定チャンネルに自動通知するフローです。注文内容の確認漏れを防ぎ、素早い対応が可能になります。特に複数の注文が集中する状況でも、効率的な情報共有が期待できます。フォームと通知を連携することで業務のスピードアップが見込まれます。

Google Driveで画像がアップロードされたらGeminiで解析して、その内容をSlackに通知する
Google Driveにアップロードされた画像を自動的にGeminiで解析し、その結果をSlackに通知するフローです。画像データの内容把握が迅速化し、手動での確認作業が減少するため、業務効率化が期待できます。特に、画像の分類や内容確認をチームで共有したい場合に役立ちます。

メールで受信した帳票類をGoogle Driveに格納しSlackに通知する
メールで受信した帳票類をGoogle Driveに自動保存し、Slackに通知するフローです。帳票管理の手間を軽減し、重要な書類を見逃すリスクを抑える効果が期待できます。特に、メール経由で頻繁に帳票をやり取りする業務において有効です。

まとめ

Slackに投稿された書類データをOCRで読み取り、ファイル名を更新してGoogle Driveに保存するフローは、Yoomを使えばプログラミング不要で簡単に構築できます。この連携により、書類管理が効率化され、作業の正確性が向上が期待できます。

Yoomはノーコードで簡単にアプリ連携を実現できる便利なツールです。日々の作業をもっと楽にしたい方は、ぜひYoomに登録してその効果を体感してください。

この記事を書いた人
n.watanabe
SEOライター歴5年「読みやすく」「伝わりやすい」をモットーに執筆を続けています。 プログラミングの知識がなくてもアプリ連携できるYoomの便利さをたくさんの人に届けたい!
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