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本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!
日々の業務でSlackとSalesforceを活用している方。
使い慣れたチャットツールで自身の活動履歴を記録できるようになれば、これまでの経歴を追うことができ、より効率的に活動できるようになると思いませんか?
本記事では、Slackでメッセージを投稿後、Salesforceに活動履歴を登録する自動化フローの設定方法をご紹介します。
活動の記録が自動的に登録されれば、手入力の負担とこれまで入力にかけていた時間を省略でき、その分のリソースをその他重要業務に充てられるようになるでしょう。
業務に取り入れることで、営業活動の自動記録と人的エラーの削減も実現できるのでぜひご覧ください。
SlackとSalesforceを連携することで、業務効率化やチーム間の情報共有が大幅に向上します。基本的な設定としては、Salesforceの組織URL入力やアカウントマッピングを行い、Slackに通知を送る仕組みを設定します。しかし、手動での設定や管理には時間がかかり、複雑な設定を行う際にミスが生じるリスクもあります。
こういう手間を減らしたいなら、Yoomを使ってみるのも一つの方法。Yoomなら、ノーコードでSlackとSalesforceを含めたツールを簡単に連携できて、業務の自動化もサクッと実現できます。
[Yoomとは]
Slackで特定の内容を含んだメッセージが投稿されたことをSlackのAPIを利用して受け取り、Salesforceの提供するAPIを用いて、投稿内容をSalesforceに活動履歴として登録することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。
ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。
Slackのマイアプリ登録
以下の手順をご参照ください。
Slackのマイアプリ登録方法については、こちらのページもご確認ください。
SlackのチャンネルIDの確認方法はこちらのページに詳細が記載されています。
Salesforceのマイアプリ登録
以下の手順をご参照ください。
Salesforceのマイアプリ登録方法は、こちらのページも確認してください。
・Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。
テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは4つです。
今回のフローは、事前に指定した特定のメッセージがSlackに投稿され、投稿メッセージからAIが指定された内容を抽出し、Salesforce側の該当する取引先オブジェクトに活動履歴を登録するものです。
そのため、Slackの投稿メッセージに特定の内容を含めた上で投稿することをメンバーに事前周知する必要がありますので、この点をご留意ください。
(1)まず、Slackのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Slackでメッセージが投稿されたらSalesforceに活動履歴を登録する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずは、トリガーとなる「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」をクリックします。
(3)連携するSlackのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(4)次の画面で「トリガーの起動間隔」を設定しましょう。
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(5)「チャンネルID」は、連携したアカウントに基づいた内容が『候補』として展開されるので、そのなかから該当するチャンネルを選択してください。

(6)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
このステップで以下のようなアウトプットを取得できます。
(内容は一例です。)

(1)2つ目のアクションはすでに設定されています。
「テキストからデータを抽出する」をクリックし、設定内容を確認しましょう。

(2)内容を確認し、[次へ]をクリックします。

(3)すでに『メッセージ内容』が「対象のテキスト」として設定されています。
以下画面のように、入力ボックスをクリックすると、「アウトプット」が引用できるので、状況に応じて任意設定が可能です。

(4)「抽出したい項目」の内容も含め、設定を確認、もしくは任意で設定を変更した後、[保存する]をクリックします。
今回のフローで、【会社名】はSalesforceの取引先IDを取得する際の必須項目となるので、Slackの通知内容に【会社名】を含む必要がある旨、関係メンバーへ事前周知が必要です。

AIを活用した「データの抽出(2タスク)」の設定方法については、こちらのページもご確認ください。
・AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
(1)続いて、3つ目のアクション「取引先オブジェクトのレコードを検索」をクリックします。

(2)連携するSalesforceのアカウントを入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で「検索フィールド名」や「値」などの項目に情報を入力します。
入力バーをクリックすると、前ステップから取得したアウトプットを引用できます。

(4)今回のフローでは、Salesforceに活動履歴を登録する際、Salesforceの取引先ID情報が必要になるので、「取得するフィールド項目」に【取引先ID】と入力し、設定を行います。

(5)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
(6)最後に4つ目のアクション「取引先オブジェクトに活動履歴を登録」をクリックします。

(7)Salesforceのアカウントが入力されていることを確認し、[次へ]をクリックします。
(8)次の画面で「マイドメインURL」や「取引先ID」などの項目を注釈に沿って入力していきましょう。
(9)「件名」の項目で入力バーをクリックすると、アウトプットも活用できます。

(10)「日付」などの日時情報を設定する項目では、入力バーをクリックすると、以下の画面のように【日付】から情報を引用・設定できます。
『今日』を設定したい場合には、【日付】→『今日』の矢印をクリック→展開した情報のなかから任意のものを選択、という操作を行います。

(11)「優先度」はプルダウンから運用に沿った内容を選択しましょう。

(12)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。
以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら
今回ご紹介したフロー以外にもSlackやSalesforceのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。
いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!
Salesforceで商談フェーズが締結完了になったらSlackに通知したり、Slackの投稿メッセージをもとにSalesforceの商談情報を更新することができます。
さらに、毎日Salesforceのレポートを取得してSlackに通知することも可能です。
Salesforceに新規のリードが登録されたら、コミュニケーションツールで通知します。
Salesforceの商談ページから書類を発行するフローボットです。
注文情報を迅速にSalesforceへ追加できるフローボットです。
契約が完了したことを通知メッセージから確認できるため、情報を把握しやすくなります。
繰り返しデータを入力する手間が省けて、情報管理の抜けや漏れの防止にもつながります。
今回紹介したSlackとSalesforceのアプリ連携で日常作業を自動化することで、Slackでメッセージを投稿するだけでSalesforceに活動履歴を自動登録できるようになります。
担当者の手入力の負担を軽減できるので、転記ミスや誤入力などのヒューマンエラーの防止も期待できます。
また、チーム間の情報共有を強化することで、業務の効率向上につなげられるでしょう。
ノーコードで簡単に設定できるため、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。
Q:特定のキーワードを含む投稿だけを対象にできますか?
A:はい、分岐条件を追加することで登録対象となる内容も細かく絞り込むことができます。
ただ、分岐設定は有料プランでご利用いただけます。詳しくはこちらをご確認ください。
Q:連携が失敗した場合、エラーに気づけますか?
A:フローボットでエラーが発生した場合、Yoomのアカウント作成時に登録したメールアドレスに通知が送信されます。
通知内容に掲載されているリンクからエラーの原因を確認することができます。
エラー内容を確認し、修正が必要な場合は、Yoomのヘルプページを参考にしてみてください。
Q:連携後のアクションも続けて自動化できますか?
A:可能です!オペレーション直下にある「+」マークをクリックし、オペレーションを追加することで実現可能できます。