2024/12/16
アプリ同士の連携方法

スマレジとecforceを連携して、スマレジで在庫数が変更されたらecforceで在庫情報を自動更新する方法

m.wadazumi
スマレジとecforceの連携イメージ

目次

店舗運営やEC事業において、在庫管理の効率化はビジネスを大きくする上で非常に重要と言えるでしょう。
そこで、スマレジとecforceを連携し、スマレジの在庫数が更新されたら自動的にecforceの在庫数も更新する自動化の導入がおすすめです。
これにより、店舗とECサイト運営の両方を行っている企業にとって大きな手助けとなるでしょう。
また、在庫数が一元化されるため、どのアプリケーションでも最新の在庫数を確認できます。

こんな方におすすめ

  • スマレジとecforceで別々に在庫管理をしていて、データを同期したい方
  • 繁忙期の負担を軽減し、従業員の効率向上を目指している方
  • 在庫情報を一元化し、最適に在庫管理を行いたい方

スマレジとecforceの連携メリットと具体例

メリット1:スムーズに在庫管理が行える

スマレジとecforceを連携することで、リアルタイムで在庫数を同期できるため、在庫管理がしやすくなるでしょう。
たとえば、多店舗展開を行っている企業の場合、各店舗の在庫状況がすぐに把握できるため、在庫の補充がしやすくなります。
これにより、手作業で在庫数を更新する手間が省け、担当者の更新ミスを未然に防げます。
さらに、<span class="mark-yellow">ECサイトや実店舗での在庫状況の連携も正確に行われるため、常に最新のデータを取得も期待できます。</span>

メリット2:在庫情報を一元化できる

スマレジの在庫数がecforceに反映される自動化を導入すれば、在庫情報の一元化が可能になります。
たとえば、スマレジに在庫数を更新すると、自動的にecforceに反映されるので、ecforceのデータを更新する必要がなくなります。
これにより、<span class="mark-yellow">どちらのアプリケーションを確認しても、在庫数が把握できるため、アプリケーション間の移動を削減できるでしょう。</span>
さらに、販売状況を確認することで、在庫の調整ができるという点も大きなメリットです。

メリット3:繁忙期の運用がしやすくなる

セールや期間限定商品が売れる繁忙期は、在庫数の変動が激しくなり、在庫管理が難しくなります。
しかし、<span class="mark-yellow">在庫数の更新を自動化することで、繁忙期の運用も問題なく進められるでしょう。</span>
たとえば、従業員がスマレジに在庫データを更新するとecforceに同期されるため、大幅に時間を短縮できるでしょう。
その結果、従業員は接客や売上データの確認、出荷作業など他の業務に集中できます。
これにより、少人数で運営している企業でも、円滑な運営が可能になるでしょう。

それではここからノーコードツールYoomを使って、「スマレジで在庫数が変更されたらecforceの在庫情報を更新する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

スマレジとecforceの連携フローの作り方

スマレジの在庫数の更新をAPIで受け取り、ecforceのAPIを通じて在庫情報を更新することで自動化の実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • スマレジとecforceをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるスマレジのトリガー設定とその後に続くecforceのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、スマレジとecforceの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

ステップ1:スマレジとecforceをマイアプリ登録

スマレジとecforceをYoomに接続するマイアプリ登録を行いましょう。
あらかじめマイアプリ登録をすることで、自動化設定がスムーズになります。

まずスマレジのマイアプリ登録を行ってください。
Yoom画面左側にある「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されるので、アプリ一覧からスマレジを探すか、検索欄を用いて検索してください。

以下の画面が表示されたら、「アカウント名」を任意で設定しましょう。
詳しい設定方法は、こちらを確認してください。

スマレジの管理画面に移動すると、契約IDが左上に表示されるので確認しましょう。
Yoom画面に戻って、「契約ID」を設定します。

次にecforceのマイアプリ登録を行ってください。
先ほどと同じように検索欄を活用してecforceを検索するか、アプリ一覧から探しましょう。
こちらからアクセストークンの設定方法を確認してください。

スマレジとecforceがマイアプリに表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。

以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されるので、「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更する場合は、以下のページから変更してください。
最初にスマレジの設定から行うので、「在庫数が変更されたら(Webhook起動)」をクリックします。

ステップ3:フローの起点となるスマレジのトリガー設定とその後に続くecforceのオペレーション設定

以下の画面が表示されたら、設定を確認します。

  • 「タイトル」→自由に変更可
  • 「スマレジと連携するアカウント情報」→相違がないか確認
  • 「トリガーアクション」→在庫数が変更されたら(Webhook起動)

以下の画面が表示されるので、赤枠内のWebhook URLをコピーしましょう。
スマレジの管理画面に移動して、Webhookを設定してください。
スマレジのWebhookトリガーの設定方法はこちらを確認しましょう。
Webhookイベントを送信するか、トリガーとなるイベントを実行して「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

次に、特定の商品の在庫情報を取得する設定を行うため、「特定の商品の在庫情報を取得」をクリックしてください。
以下の画面が表示されたら、設定を確認します。

  • 「タイトル」→自由に変更可
  • 「スマレジと連携するアカウント情報」→相違がないか確認
  • 「アクション」→特定の商品の在庫情報を取得

以下の注意事項を確認しましょう。

スクロールして、「契約ID」を設定しましょう。
マイアプリ登録時に確認した契約IDを設定します。

次に「店舗ID」を候補から選択してください。
枠内をクリックすると候補が表示されます。

スクロールして、「商品ID」を設定してください。
設定できたら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

次に、ecforceの設定を行うため、「在庫情報を更新」をクリックしてください。
以下の画面が表示されるので、設定を確認します。

  • 「タイトル」→自由に変更可
  • 「ecforceと連携するアカウント情報」→相違がないか確認
  • 「アクション」→在庫情報を更新

以下の画面が表示されたら、「SKUコード」を設定します。
※ecforceのSKUコードとスマレジの商品IDが同一である前提で設定します。
「特定の商品の在庫情報を取得」のアウトプットを活用して設定してください。
アウトプットは赤枠内の矢印をクリックすることで、選択できます。

スクロールし、以下の項目を設定してください。

  • 「在庫ロケーションコード」→説明を確認して設定
  • 「在庫数」→「特定の商品の在庫情報を取得」のアウトプットから選択

設定できたら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックしましょう。

ステップ4:トリガーボタンをONにして、スマレジとecforceの連携動作を確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
フローボットが正常に起動するか確認しましょう。

今回使用したテンプレートはこちらです。

その他のスマレジとecforceを使った自動化の例

1.ecforceに受注情報が登録されたら、kintoneに自動格納するフローです。
ecforceの受注データがecforceに同期されるので、データの確認がしやすくなります。
手作業でデータを転記する必要がないため、データの格納漏れやミスを防ぎます。

2.毎日ecforceから広告集計レポートを取得して、自動的にSlackに通知するフローです。
広告集計レポートをSlackに手作業で通知する手間が省け、スムーズに共有できます。
広告集計を行っている部門から他部門への共有が容易になり、連携が強化されるでしょう。

3.Google スプレッドシートで行が追加されたら、ecforceに顧客情報を自動登録するフローです。
Google スプレッドシートに顧客情報が登録されるたびに、ecforceに登録する必要がなくなり、手間が省けます。
手入力が不要になり、誤った情報を登録するリスクを防げます。

まとめ

スマレジとecforceを連携すれば、在庫管理が効率化され、運営がスムーズになるでしょう。
スマレジの在庫数がリアルタイムでecforceに更新されるので、データを正確に維持できます。
また、在庫データが一元化され、どちらか片方のアプリケーションを確認するだけで在庫状況を把握できます。
さらに、繁忙期でも在庫数の自動更新により、迅速な対応ができるのも大きなメリットです。

ぜひ、Yoomのテンプレートを業務に取り入れて、運営効率を向上させましょう。

この記事を書いた人
m.wadazumi
児童福祉の仕事からライターとして活動し、現在はYoomでブログを執筆中です。 Yoomでできる業務効率化に驚きつつ、みなさんにもその感動を共有して社会貢献したいと考えています。 プログラミング知識ゼロの私でもできるアプリ連携や自動化をお伝えしていきます。
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