昨今のコンテンツマーケティングにおいて、記事のアイキャッチや資料用の挿絵は読者の興味を惹く重要な要素です。
しかし、デザイナーのリソース不足や、外注するほどの予算がないという課題を抱える現場も少なくありません。
そうした課題の解決策の1つとなるのが、生成AIによる画像生成です。
生成AIであるMicrosoft Copilotにも画像生成の機能が搭載されていますが、実際の業務で使えるレベルなのか気になる方も多いはず。
そこで本記事では、Microsoft Copilotの基本情報をはじめ、実際に画像を生成して性能を評価してみます。
また、競合であるGeminiとの比較も行うので、ぜひ参考にしてみてください。
✍️そもそもMicrosoft Copilotとは
本記事の想定読者
本記事は、主に以下のような方におすすめです。
- ブログ記事やプレゼン資料の画像作成を効率化したいコンテンツマーケティング担当者の方
- デザイナー不在のチームで、一定クオリティの画像を自前で用意する必要がある方
- Microsoft Copilotの画像生成の実力を知りたい方
Microsoft Copilotで画像生成するときに知っておきたいこと
Microsoft Copilotで画像生成をする際、特徴だけでなく利用範囲や制限についても知っておくことが大切です。
ここでは、Microsoft Copilotで画像生成するときに知っておくべきポイントをご紹介します。
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画像生成モデル:
Microsoft Copilotの画像生成には、OpenAI社のDALL-E 3というAIモデルが採用されています
ChatGPTの画像生成と同等のクオリティを期待できます。
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利用制限:
画像生成を利用できる回数は、ライセンスに応じて制限があります。
具体的な回数は明言されていませんが、ライセンスのグレードが上がるごとに利用回数の上限が引き上げられます。
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商用利用:
有料ライセンスで生成した画像は、商用利用ができます。
一方で、無料プランで生成した画像は、許可も禁止もされていないのが現状です。
また、商用利用で生じた著作権侵害の保証対象となるCopilot Copyright Commitmentが含まれるのは、法人向けのMicrosoft 365 Copilotに加入している場合のみになります。
無料プランやCopilot Proプランで生成画像を商用利用する際は注意が必要です。
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利用環境:
Windows 11やEdgeブラウザに標準搭載されているため、特別なソフトを導入せずとも日常的な業務環境から即座に画像生成を開始できます。
この利便性は、他のツールと比較したときの大きなアドバンテージです。
⭐画像生成は自動化ツールYoomでも効率化できる!
👉
Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!
複数のSaaSやAIツールを組み合わせて業務を自動化できる「Yoom」では、OpenAIと連携して画像生成を行い、その結果をGoogle スプレッドシートやMicrosoft Excelに自動で記録できます。フォームの回答内容やメールの件名をもとに画像生成まで一気通貫で処理できるため、手作業による転記や保存の手間を削減できます。
画像生成とデータ管理を同時に自動化できる点が大きなメリットで、コンテンツ制作やアイデア管理の効率化にもつながります。下記の自動化テンプレートからすぐに試せますので、ぜひ活用してみてください。
フォームから回答が送信されたら、OpenAIで画像生成を行い結果をGoogle スプレッドシートに追加する
試してみる
■概要
OpenAIを活用した画像生成は非常に便利ですが、毎回プロンプトを考えたり、生成した画像や関連情報を手作業で管理したりするプロセスに手間を感じることはないでしょうか。
このワークフローを活用すれば、フォームで受け付けた回答を基に、OpenAIが自動で画像を生成し、その結果をGoogle スプレッドシートへ自動で記録するため、OpenAIを利用した一連の自動化作業を実現し、手作業のプロセスを効率化します。
■このテンプレートをおすすめする方
・OpenAIを活用したコンテンツ生成の自動化に関心があるマーケティング担当者の方
・フォームからのリクエストに応じて、OpenAIで画像を自動生成する仕組みを構築したい方
・生成した画像とその情報をGoogle スプレッドシートで一元管理し、業務を効率化したい方
■注意事項
・OpenAI、Google スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。
・ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
https://openai.com/ja-JP/api/pricing/
・ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。
Outlookで特定の件名のメールを受信したら、OpenAIで画像生成を行いMicrosoft Excelに記録する
試してみる
■概要
メールでの画像生成依頼のたびに、手動でAIツールを操作し、結果をファイルにまとめる作業に時間を取られていませんか?
このワークフローは、Outlookで特定のメールを受信すると、OpenAIが自動で画像を生成し、Microsoft Excelに情報を記録します。
一連の作業を自動化できるため、手作業による依頼対応から解放され、よりクリエイティブな業務に集中できる環境を構築します。
■このテンプレートをおすすめする方
・Outlookで受けた依頼をもとに、手作業で画像生成を行っているデザイナーやマーケターの方
・OpenAIを活用した画像生成のプロセスを自動化し、チームの生産性を向上させたいと考えている方
・生成した画像のURLや関連情報をMicrosoft Excelで管理しており、その入力の手間を削減したい方
■注意事項
・Outlook、OpenAI、Microsoft ExcelのそれぞれとYoomを連携してください。
・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
https://openai.com/ja-JP/api/pricing/
・ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。
・Microsoft Excelのデータベースを操作するオペレーションの設定に関しては下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9003081
🤔Microsoft Copilotで実際に画像を生成してみた!
ここからは、実際にMicrosoft Copilotを使って画像を生成し、その実用性を2つの検証を通して評価していきます。
検証内容とポイント一覧
今回は、以下の2つの検証を行います。
検証1:写真クオリティの画像作成
検証ポイント:
- 写実的なクオリティ(リアルさ)はあるか
- 複数の指示要素(人物、背景、ホログラム等)を反映できるか
- チャット形式での修正(編集)はスムーズか
検証2:テキストを含むイラスト作成(Geminiとの比較)
検証ポイント:
- 画像内の文字(日本語・アルファベット)は正確か
- 指定した構図や配色を維持できるか
- 作成にかかる時間
検証条件
今回の検証では、誰もが手軽に始められる環境を想定し、以下の条件で実施します。
- Microsoft Copilot(無料版)
- Gemini (無料プラン)
検証方法
以下の手順で検証を行いました。
Microsoft Copilot
1.画像生成機能を選択
チャット画面を開いたら、「+」マークから「画像の生成」をクリックします。
2.プロンプトを入力して送信
各検証で以下のプロンプトを入力して送信しました。
【検証1プロンプト】
未来的なオフィス環境で、空中に浮かぶホログラムのグラフを操作しているビジネスパーソンたちの画像を、写真のようなリアルな質感で生成してください。背景には明るいテラスと都会の景色が見えるように描写してください。
【検証1の修正プロンプト】
上記の画像でグラフの色を緑色にし、時間帯を夜にしてください。
【検証2プロンプト】
「Microsoft CopilotとGeminiでテキスト入り画像生成を比較検証」という日本語のテキストが中央に大きく入ったイラストを生成してください。画面の左側は虹色を基調としてCopilotのロゴをイメージさせるデザイン、右側は水色を基調としてGeminiをイメージさせるデザインにし、両者が競い合っているようなバトル漫画風のスタイルで描いてください。
Gemini
1.画像生成機能を選択
チャット画面を開き、「ツール」から「画像を作成」を選択します。
2.プロンプトを入力して送信
Microsoft Copilotと同じプロンプトを入力して送信します。
✅検証結果1:写真クオリティの画像作成
まずは、資料作成やブログのアイキャッチで需要の高い「写真のようなリアルな画像」の生成能力を検証します。
生成された画像は以下になります。
生成結果