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日々の営業活動において、見込み顧客へのアプローチや商談準備、商談後のフォローアップなど、事務作業に追われて本来の営業活動に集中できないという悩みを抱えていませんか。
近年、そうした業務を自動化し、営業担当者を強力にサポートする存在として「営業AIエージェント」が注目を集めています。
本記事では、営業AIエージェントの基本的な機能や導入するメリット、そして自社に最適なツールを選ぶためのポイントについて詳しく解説します。営業の生産性を劇的に向上させたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください!
AIエージェントの仕組みやメリットを学ぶ前に、まずは実際にどんなことができるのかを手軽に体験してみたいと考える方も多いでしょう。そんな時は、業務自動化ツールYoomが提供するAIエージェント機能「AIワーカー」を試してみるのがおすすめです。
[Yoomとは]
営業アシスタントや人事サポートなど、あたかも新しいメンバーがチームに加わったかのように、業務をサポートしてくれる頼もしい存在となるはずです。
下記のAIワーカーは、営業事務の効率化や、提案の質を高めるための情報収集・コンテンツ作成をサポートするAIワーカーのテンプレートです。こちらをコピーして設定するだけで、すぐにあなたの業務をサポートするAIエージェントを稼働させることができます。
Google スプレッドシートの商品情報を参照し、顧客ニーズに合う商品を理由とともに選定・提示するAIワーカーです。説得力のある提案により顧客満足度の向上や提案レベルの均一化を後押しできるため、営業活動の質を高めたい方におすすめです。
Webリサーチや競合分析を行い、記事構成案の作成からGoogleドキュメントへの保存までを自動化するAIワーカーです。構成作成の工数削減や網羅性の向上により、執筆をスムーズに進められるので、効率的に質の高い記事を制作したい方におすすめです。
営業AIエージェントとは、AIが自律的に目標を理解し、さまざまな営業業務を人間に代わって実行するシステムのことです。
ここでは、従来のツールとの違い、そしてなぜビジネスの現場で求められているのかを解説します。
従来のツールは、人間が入力したデータに基づいて決まった処理を行うだけでしたが、営業AIエージェントは情報を自ら読み取り、次にどのようなアクションを取るべきかを考えて実行します。
また、一般的なチャットAIが「人間からの指示→回答を生成する」のに対し、AIエージェントは「目標を与える→情報を収集→複数のプロセスを自発的に進める」ことができます。
【従来の営業支援ツール】
🗣️「このリードにアプローチして、アポまで進めたい」
🤖「顧客情報を表示しました。メールテンプレートはこちらです。送信しますか?」
🗣️「送信して」
🤖「送信しました。次はどうしますか?」
→各アクションごとに人間の指示が必要で、ツールは“部分的な実行”に留まる。
【一般的なチャットAI】
🗣️「このリードにアプローチして、アポを取りたい。メール文面を考えて」
🤖「以下のメール案をご提案します。(メール文面)ご活用ください。」
→文章生成やアイデア出しは可能ですが、実際の送信や進行は人間が行う必要がある。
【営業AIエージェント】
🗣️「このリードにアプローチして、アポまで進めたい」
🤖「顧客情報と過去履歴を分析し、最適な訴求でメールを作成・送信しました。返信内容に応じてフォローを行い、日程調整まで進めます。確定後、CRMへ自動で記録します。」
→目標を起点に、必要なプロセスを自律的に判断・実行し、アポ獲得まで一連の流れを完結。
労働人口の減少に伴う深刻な人手不足と、営業プロセスの複雑化があります。多くの企業では、限られた人員で顧客対応をしなければならず、一人ひとりにかかる負担が増大しています。このような状況下で、AI技術(特に大規模言語モデル:LLM)が進化したことにより、複雑な処理を行えるAIエージェントが実用化されました。
企業は生産性の向上と、顧客体験の質を落とさずに対応スピードを上げるための解決策として、営業AIエージェントに大きな期待を寄せています。
AIエージェントが具体的にどのような業務を代行できるのかを紹介します。
見込み顧客(リード)からの問い合わせや資料請求に対し、営業AIエージェントは即座に反応して初期対応を行います。また、メールの文面内で日程調整のリンクを案内したり、返信内容を読み取って空き日程を提案したりと、商談のセッティングに至るまでのアポ取り業務を自動化できます。
営業担当者はアポイントを獲得するためのルーティンワークから解放され、より質の高い商談に時間を割くことができるようになります。
営業AIエージェントは、商談相手の企業のWebサイトやIR情報などを自動で巡回し、企業の抱えている課題や事業の方向性を要約してレポートとして提示します。さらに、その分析結果をもとに、自社のサービスがどのように貢献できるかをまとめた提案資料のドラフトなどをわずか数分で作成してくれます。
時間の削減だけでなく、データに基づいた精度の高い提案が可能となり、成約率の向上にも直結します。
商談が終わった後の議事録の作成や、SFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)への情報入力は、営業担当者にとって負担の大きい業務です。営業AIエージェントを活用すれば、商談の録音から生成された文字起こしテキストを即座に解析し、要点をまとめた議事録を作成します。さらに、その内容を自動で転記・同期してくれるため、入力漏れや対応の遅れを防ぐことができます。
営業活動の履歴が正確に蓄積されることで、チーム全体での情報共有もスムーズになります。
AIエージェントを営業組織に取り入れることで、担当者の負担軽減や組織全体のパフォーマンス向上にどう繋がるのかを解説します。
営業担当者の業務のうち、多くの時間は事務作業に費やされていると言われています。
営業AIエージェントを導入することで、そうしたノンコア業務をAIに丸投げすることができます。AIは24時間休むことなく稼働するため、人間が営業時間外に対応できないタイミングでも顧客対応を進めてくれます。
結果として、営業担当者は事務作業による疲労から解放され「人間にしかできない付加価値の高い業務」に全力で取り組むことができる環境が整います。
営業部門では、「トップセールスマンだけが知っているノウハウ」や「特定の担当者しか顧客の状況を把握していない」といった業務の属人化が課題になりがちです。
営業AIエージェントは、企業が定めたルールに基づいて均一な対応を行うため、誰が担当しても一定以上のクオリティを保つことができます。また、すべてのやり取りがデジタルデータとして蓄積・分析されるため、チーム全体のスキルアップに向けたナレッジの共有も容易になり、組織全体の営業力を底上げすることに繋がります。
現代のビジネスにおいて、対応スピードは顧客満足度や成約率を左右する非常に重要な要素です。最初の対応までの時間が長くなるほど、顧客の関心は薄れ、競合他社に流れてしまうリスクが高まります。
営業AIエージェントは、問い合わせが入った瞬間に反応し、対応を開始することができます。さらに、商談後のお礼メールや見積書の提出など、スピーディーな対応が求められる場面でもAIが迅速に処理を行います。この圧倒的なスピード感は、顧客からの信頼感を高め、最終的な成約率の向上に大きく貢献します。
数あるAIエージェントの中から、自社に最適なツールを選び、失敗せずに導入するためのチェックポイントを整理しました。
まずは「自社の営業プロセスのどこに課題があるのか」を明確にし、その課題を解決できる機能を持っているかを確認することが重要です。例えば、新規顧客の開拓に課題がある場合はリード獲得やメール自動化に強いツールを選ぶ必要があります。
導入目的を明確化し、解決したいポイントに直結する機能が備わっているかを見極めましょう。
営業AIエージェントは単体で動かすよりも、既存の社内システムと連携させることで真価を発揮します。自社で導入しているツールとAPI等でスムーズに連携できるかどうかは、選定の大きなポイントです。シームレスなデータ連携が可能であれば、AIエージェントが既存のデータベースから情報を引き出し、処理結果をシステムに書き戻すことができるため、完全な自動化プロセスを構築することが可能となります。
営業業務では、顧客の個人情報や企業の機密情報など、取り扱いに細心の注意を払うべきデータを多く扱います。そのため、セキュリティ基準を満たしているか、データがAIの学習に利用されないようなオプトアウト設定が可能かを必ず確認してください。
また、運用トラブルが発生した場合や、設定方法がわからない場合の、サポート体制が充実しているかどうかも重要です。日本国内でのサポート窓口があるかなどをチェックし、安心して運用を任せられるサービスを選びましょう。
問い合わせ対応において、過去事例の確認から回答案の作成、さらに対応内容を記録するといった一連の作業は、多くの時間を要します。
そこで今回は、ノーコードで簡単に自動化の仕組みを作れるYoomを活用して「営業アシスタントAI」を作成してみました。その手順と設定のコツを詳しくご紹介します。
[Yoomとは]
営業アシスタントを行ってくれるAIワーカーを作ってみました!
記事で紹介しているテンプレートを試したい方はこちらからご覧ください👀
AIが自律的に動く、YoomのAIエージェントです。
営業事務やHRアシスタント、SNSマーケターなど独自の役割を設定することで、あなただけの「AI社員」として機能します。指示を与えれば、必要な情報を連携ツールから探し出し、自ら判断して複数のタスクを実行してくれます。
まずはYoomの操作画面から「AIワーカー」から「+作成」をクリックします。
「AI作成」または「手動作成」が可能です。
名前やキャラクター選択など、一から作成したい場合は「手動作成」を選択してください。
今回は営業業務のサポートを目的とするため、ワーカーの名前を【営業アシスタント】にしました。なお、名前やキャラクターは後で修正することもできます。
💡似たAIワーカーを作成する場合は、差別化できるように担当者を入れるなど工夫をするのもおすすめです。
次は、作成したAIワーカーがどのように振る舞うべきかの土台となる基本設定を行っていきます。
ここでは、AIに対してペルソナと役割をしっかりとインプットさせることが重要となります。AIが自分の立ち位置やミッションを正しく理解できるような、わかりやすい言葉選びを心がけましょう。
「次へ」をクリックすると、詳細設定の画面に進みます。
説明欄は、他の利用者がパッとみて理解できる説明を記載しておきましょう。
Yoomの最大の強みは、普段皆さんが業務で使用している多種多様なアプリと、驚くほど簡単に連携できる点にあります。
今回作成する営業エージェントは、
の3つのツールと接続します。
メニューから使用ツール「+ツールを追加」を押します。
「Gmail」の連携
検索窓から『Gmail』を検索し、クリックします。
“アカウント情報”と“アクション設定”の画面が表示されます。
下記は、すでに1つアカウントがAIワーカーと紐づいている状態ですが「+連携アカウントを追加」から別のアカウントを追加することもできます。
AIワーカーに許可するアクションは、「メールを検索」を選択して右の矢印をクリックします。
以下のように、AIワーカーに任せる部分と人の手で指定する部分の設定ができます。
今回はすべてAIワーカーに任せる設定でそのまま保存しました。
「Google スプレッドシート」の連携
最初に、問い合わせ情報を記録するGoogle スプレッドシートを作成しておきます。
作成後Yoomに戻り、ツール追加から『Google スプレッドシート』を検索します。
連携するアカウント情報を設定したら、「レコードを追加する」を選択して、設定を行います。
先ほどは全てAIにまかせる設定にしましたが、今回は手動で設定を行います。
トグルを押すと入力欄がクリックできるようになり、アカウント情報に紐づいた候補が表示されるので、作成した記録シートを選択します。
タブやテーブル範囲まで指定したい場合は、同様に設定を行ってください。
「Slack」の連携
最後に、『Slack』を検索します。
連携するアカウント情報を設定したら、アクションは「チャンネルにメッセージを送る」を選択します。
アクションの詳細設定は、通知先のチャンネルIDだけ候補から指定して、メッセージの内容はAIに任せることにしました。
これで、AIワーカー内で使うツールの設定が完了です。
ここがAIエージェントを賢く動かすための最大のポイントです。
AIに対して「どのような手順で、どのような条件の時に、何をするのか」を詳しく記載します。メニューから「+マニュアルを追加」をクリックします。
マニュアルを作成する際のコツは、AIが理解しやすいように情報を整理し、構造化して伝えることです。
今回は「概要」「優先順位の判断基準」「手順」「注意点」の4つに分けマニュアルを記載しました。
①概要
②判定基準
③手順
④注意点
このように細かく定義することで、AIワーカーの判断のブレがなくなり、正確で質の高い業務を遂行してくれるようになります。
詳しいマニュアルの作成については、以下のヘルプを参考にしながら作成してみてください。
すべての設定が完了したら、チャット画面から実際に指示を出してみます。
テストでは、“「導入方法が分かりません」という問い合わせに対応してください”と指示しました。
するとAIワーカーは、記載したマニュアル通りに作業を開始します。
現在どのステップかを報告しながら進めてくれるため、人間は安心しながら進捗を見守ることができます。
最終的にSlackのステップが完了し、作業が終了しました。
Slackを確認すると、作業完了とほぼ同時に通知が届いていました。
通知文はAIに任せていましたが、簡略化した対応内容も表示されており、把握しやすい文面です。
Google スプレッドシートは、指示通りの見やすい記録が行われていました。
これまで何十分もかけていた返信文の作成・記録作業が、チャットへのたった一言の指示で完結するという、驚くべき効率化を実感できました。
対話型のチャットAIと、自律型のAIエージェントでは、実務においてどれほどの工数や手間に差が出るのかを実際に比較してみます。
まず、過去の問い合わせ対応メールをアップロードし、その内容を参考に問い合わせ対応(返信案の作成と優先度の決定)を依頼します。
1分以内に質の高い返信文が生成されました。
アップロードしたメールをもとに、ビジネスマナーに則った返信案が提示されています。
その後、出力された内容をコピーし、Google スプレッドシートに一つずつ貼り付けを行います。AIの文章作成能力は高いものの、返信用の参考メールの添付や生成結果の貼り付け作業など、多くの工程を人が担う必要があり、時間と労力がかかっていました。
一方で、Yoomで作成した「AIワーカー(営業AIエージェント)」の場合、チャット画面にテキストを貼り付けて「対応をお願い」と一言指示を出すだけで完結します。
AIワーカーが自ら内容を理解し、過去の事例を参考に返信案を作成、Google スプレッドシートへの入力とSlackへの通知までをすべて裏側で自動処理してくれました。
結論として、「文章を処理するだけのAI」と「ツールを横断して作業を代行するAIエージェント」では、業務効率化のレベルに歴然とした差があります。
営業AIエージェントは、営業担当者を強力にバックアップする次世代のソリューションです。導入にあたっては、自社の課題に合ったツールの選定や、既存システムとの連携性を確認することが成功の鍵となります。
また、Yoomの「AIワーカー」のように、ノーコードで手軽に自社専用のAI社員を構築できるサービスを活用すれば、現場主導での業務効率化がスムーズに進むでしょう。
ぜひ、AIエージェントを営業チームの新たな戦力として迎え入れ、ビジネスの成長を加速させてみてください!
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