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顧客からの問い合わせには素早く対応したいものの、業務が立て込んでいると確認が遅れてしまうこともあるでしょう。毎日頻繁にZendeskを確認する訳にもいかず、もどかしい思いをしていませんか?
そのような時は、ZendeskとChatworkの連携がおすすめです。ZendeskとChatworkを連携することで、今まで以上に顧客への対応スピードが向上するかもしれません。
業務改善にも繋がる可能性があるため、この機会にぜひお役立てください。
今回の連携を行うと、Zendeskにチケットが作成されたら、Chatworkに自動でメッセージが送信されるようになります。これにより、顧客からの問い合わせに素早く把握しやすくなることが見込めるでしょう。
例えば、Zendeskのチケットに素早く気が付くためには、定期的にZendeskにアクセスする必要があります。しかし、顧客からの問い合わせ以外にも対応しなければならない業務がある場合、常時確認するのは少々手間に感じるかもしれません。
そこでZendeskとChatworkを連携すれば、チケットが作成されたことにオンタイムで気が付きやすくなるため、対応スピードの向上になる可能性が高まります。
Zendeskにチケットが作成されたら、Chatworkに自動でメッセージが送信されるようになるため、問い合わせの対応漏れを防ぎやすくなるかもしれません。
例えば、チケットが作成されていることに気が付いても、急ぎの問い合わせではない場合後回しにしてしまい、対応が漏れてしまうことが考えられます。
今回の連携を導入すれば、Chatworkのルームメンバーと問い合わせ内容の共有が容易になり、手が空き次第誰かが対応にあたりやすくなるため、このような漏れを回避できることが考えられるでしょう。
今回の連携を導入することで、「チケットが作成された旨がChatworkに届いたらZendeskを確認する」という対応プロセスが指標化できます。これにより対応のバラつきを無くし、作業しやすい環境が整う可能性があります。
例えば、これまでは手が空き次第誰かがZendeskを確認していた場合、タイミングにバラつきが出たり、一部のメンバーが頻繁に対応に当たってしまうなど、確認作業にムラが生まれやすくなります。
しかし今回の連携を行うことで、ルームメンバー全員に通知がされるようになるため、このようなムラが防止しやすくなるかもしれません。
それではここからノーコードツールYoomを使って、「Zendeskにチケットが作られたらChatworkに通知する」方法をご説明します。
[Yoomとは]
まず、Zendeskにチケットが作成されると、ZendeskのAPIを利用してチケットデータを取得します。
そして、ChatworkのAPIを用いてチケットデータを受け取り、特定のルームに送信することが可能です。
このような連携の実現には、一般的にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。
・ZendeskとChatworkをマイアプリ連携
・Zendeskを起動する設定
・Chatworkの特定のルームに送信する設定
・トリガーボタンをONにして、ZendeskとChatworkの連携動作を確認
まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。
1.検索する

Zendeskのアイコンをクリックします。
2.必須項目の入力

Base64エンコードを用いて必須項目の入力を行います。
Zendeskに管理者権限でログインしましょう。
詳しくは、Zendeskのマイアプリ登録方法をご確認ください。
また、Base64エンコードにつきましてはこちらをご確認ください。
3.追加する必須項目が入力できたら、右下の追加をクリックします。

上記の表示がされれば連携完了です。
1.検索する

Chatworkを検索します。
2.Chatworkにログイン

ログイン画面が表示されます。
連携したいアカウントでログインを行いましょう。
3.許可を押す

内容を確認し、許可を押してください。

Yoomの画面に戻り、上記の表示が出たら連携完了です。
次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。
1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。

画像のようなページに移行するので、詳細な設定を行っていきましょう。
1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。
2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】Zendeskにチケットが作られたらChatworkに通知する」をクリックします。
3.アプリトリガーを選択

「チケットが作成されたら」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、下へスクロールしてください。
※Zendeskはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
4.トリガーの起動間隔の設定

まずは赤枠の起動間隔を設定しましょう。

トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
5.サブドメインの入力

ボックス下部の補足に、Zendeskで確認し設定しましょう。
6.テストの実行

設定が完了したらテストボタンを押してください。
テスト成功と表示が出たら完了です。保存をクリックします。
1.アプリと連携する

Chatworkのアイコンの「Chatworkに通知する」を選択してください。次へを押します。
2.ルームIDの入力

ルームが一覧表示されるので、クリックして挿入しましょう。まずは取得したデータを送信したいルームIDを設定しましょう。
ボックス下部の補足のとおりに入力してください。
3.メッセージの確認

Chatworkへ通知したいメッセージの内容を設定します。

今回は画像のように、既にデータ挿入の設定がされています。そのため、文面のみ修正をしましょう。

画像のように文を付け加え、記号などを用いて見やすくするのがおすすめです。
4.テストの実行

メッセージの設定ができたら、下部にあるテストボタンを押してください。
青くテスト成功と表示がされれば設定は完了となります。保存を押しましょう。
5.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。
今回使用したフローボットテンプレート
Zendeskにチケットが作られたらChatworkに通知する
他にも、ZendeskやChatwork使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1.Zendeskでチケットが作成されたら、回答内容をDifyで作成してChatworkに通知する
顧客からの問い合わせを生成AIで判断し、内容に基づいた返答を作成及びChatworkへ送信可能です。返答内容の作成の手助けとなる可能性があります。
2.Zendeskでチケットが作成されたらGoogleスプレッドシートに追加する
チケットの内容をGoogle スプレッドシートに追加することもできます。問い合わせデータの分析などにお役立てください。
3.Zendeskにチケットが登録されたら、Trelloにカードを追加
Zendeskのチケット対応を分担したり、見逃さないためにタスク化するのはいかがでしょうか。
問い合わせに素早く対応することができれば、顧客に対し誠実性のアピールが可能かもしれません。また、ネガティブな問い合わせに対する二重クレームの防止も見込めるのではないでしょうか。
対応プロセスが画一化されれば、業務がスムーズに運びやすくなる可能性があります。業務改善となる場合もあるため、この機会に取り入れてみるのはいかがでしょうか。
また、Yoomはプログラミング不要でアプリ連携ができます。今まで自動化の導入をあきらめていた方でも取り入れやすいため、ぜひご活用ください。