Zendeskとサスケを連携して、Zendeskでチケットが作成されたらサスケに情報を登録する方法

Zendeskは、顧客からの問い合わせを一元管理し、迅速な対応を可能にする便利なツールです。サポートチームの業務効率化を図り、顧客満足度の向上に貢献します。
しかし、Zendeskで作成されたチケットを手動でサスケに登録する場合、チケットの数だけ登録作業が必要となり、業務に多くの時間を要する可能性があります。
本記事では、Zendeskとサスケを連携する際のメリットや、設定方法について解説します。

本記事はこんな方におすすめ

今回紹介する内容は以下のような方々におすすめです！

Zendeskとサスケをそれぞれ業務で利用している方
顧客情報の入力ミスや対応漏れを防止したいと考えている方
Zendeskとサスケの間でデータの転記作業に課題を感じている方

Zendeskとサスケの連携のメリットと具体例

メリット1:データ入力ミスの削減

手作業によるデータ転記は、どうしても人為的なミスが発生しがちです。
例えば、サポートチームの担当者が技術的な問い合わせに対応し、その情報をサスケに手動で入力する場合、細かい数値などを誤入力する可能性があります。
特に、問い合わせ内容に専門用語や複雑な情報が含まれている場合、入力ミスが発生する可能性は高まります。
自動化により、対応内容や顧客の反応などの情報が自動的にサスケに登録できるようになります。
これにより、手入力を削減できるため、手動入力によるミスが起きる心配がなくなるでしょう
結果として、顧客情報の不一致や誤った情報に基づくフォローアップを防ぎ、業務の正確性を向上させることが期待できます。

メリット2:チームメンバーの負担軽減

手作業でのデータ入力は、サポートチームにとって大きな負担です。
問い合わせ件数が多い場合、データ入力に多くの時間を費やすことになり、本来の顧客対応業務に集中できなくなる可能性があります。
例えば、サポート担当者が問い合わせ対応後、その内容をサスケに手動で入力する場合、問い合わせが集中したりすると、入力作業に時間を取られ、次の対応が遅れる可能性があります。
自動化により、担当者はデータ入力の手間を省き、問い合わせ内容の分析や、より適切な解決策の検討など、より付加価値の高い業務に時間を使えるようになるでしょう。
結果として、サポートチーム全体の生産性向上が期待できます。

メリット3:対応漏れの防止

顧客対応において、対応漏れがあると信頼関係に支障をきたす可能性があります。
特に、問い合わせ窓口が複数存在している場合や、担当者が不在の際には、情報共有が不十分になりやすく、対応が遅れたり抜け落ちたりするリスクが高まります。
Zendeskとサスケを連携することで、過去の対応履歴を簡単に確認できるようになります。
また、同じ内容の問い合わせに対する重複対応を避けたり、不適切な回答を未然に防いだりすることができるようになるかもしれません。
自動化によって、サスケに必要な情報が自動登録されるため、必要に応じてフォローアップをすることが可能になります。
結果として、顧客との信頼関係を築き、長期的な関係性を強化するために役立つでしょう。

本記事ではYoomを使って連携を進めていきます。
まだ利用したことがない方は、初めてのYoomをぜひご覧ください。

それではここからノーコードツールYoomを使って、【Zendeskでチケットが作成されたらサスケに情報を登録する】方法を説明します。

[Yoomとは]

Zendeskとサスケの連携フローの作り方

Zendeskでチケットが作成されたことをZendeskのAPIを利用して受け取り、AIを使用して必要な情報を抽出し、サスケの提供するAPIを用いて情報を登録することで実現が可能です。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは、大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

Zendeskとサスケをマイアプリ登録
Zendeskでチケットが作成されたら起動するトリガーの設定
サスケで情報を登録する設定
テストと確認

ステップ1:Zendeskとサスケとのマイアプリ連携

まず、Yoomのアカウントにログインします。
アカウントをお持ちでない場合は、まずYoomのアカウント発行ページにてアカウントを作成してください。

1.マイアプリをクリックした後、新規接続をクリックします。

2.入力欄からアプリ名で検索できます。
今回はZendeskとサスケをそれぞれ検索して、登録していきます。

Zendeskのマイアプリ登録

まず、Zendeskから登録していきましょう。

なお、Zendesk、AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。
フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

入力欄にZendeskと入力するとZendeskのアイコンが表示されるので、アイコンをクリックします。

1.以下の画面が表示されます。
アカウント名、メールアドレス、APIトークンを入力してください。
Zendeskのマイアプリ登録の詳しいやり方については、以下のリンク先を参照してください。
Zendeskのマイアプリ登録方法
「追加」をクリックすると、Zendeskのマイアプリ登録は完了です。

サスケのマイアプリ登録

サスケも同じように検索して、アイコンをクリックします。

1.アカウント名、アクセストークン、APIキーを入力してください。

以上で、Zendeskとサスケのマイアプリ登録は終了です。

マイアプリ登録が成功すると、以下の画面が表示されます。
マイアプリの画面にZendeskとサスケのアイコンが表示されているか確認してください。

その他、Yoomについての詳しい情報は、Yoomヘルプセンターをご確認ください。

テンプレートの選択と格納場所の準備

以下のリンクから「試してみる」をクリックしてください。

以下の表示が出たら、テンプレートのコピーが成功です。

ステップ2:Zendeskでチケットが作成されたら起動するトリガーの設定

1.まず、一番上の「新しいチケットが作成されたら」をクリックします。

2.タイトルは自由に設定してください。
Zendeskと連携するアカウント情報を入力します。
トリガーは「新しいチケットが作成されたら」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3.トリガーの起動間隔とサブドメインを設定してください。
トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
なお、プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:サスケで情報を登録する設定

1.次に、「データを操作・変換する」のアイコンをクリックしてください。

2.今回は、Zendeskで作成されたチケットからAIで最終対応日やメモを取得するというオペレーションを行うので、変換タイプは「データの変換」を選択します。
設定が終わったら「次へ」をクリックします。

3.対象のテキストと変換ルールを設定していきます。
編集欄をクリックすると、先ほど取得したアウトプットが表示されるので、適宜活用してください。
以下の画面だと、Zendeskで作成されたチケットから「最終対応日」、「メモ」、「活動履歴」を取得します。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存」をクリックしてください。

4.最後に、「リードソースを取得」のアイコンをクリックしてください。

5.サスケと連携するアカウント情報を入力します。
実行アクションは「リードソースを取得」を選択します。
設定が終わったら「次へ」をクリックします。

6.各項目を入力します。
入力欄をクリックすると、先ほど取得したアウトプットが表示されるので、適宜活用してください。
AIで抽出したデータを挿入したい場合は、以下のように「データを操作・変換する」から「変換後」のテキストを選択すると、先ほどAIで抽出したデータを挿入する形となります。
なお、サスケの各種設定項目の取得方法については、以下のリンク先を参照してください。
サスケの各種設定項目の取得方法について
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存」をクリックしてください。

‍7.これで、【Zendeskでチケットが作成されたらサスケに情報を登録する】というフローが完成しました。

ステップ4:テストと確認

設定が完了すると、以下のような画面が表示されます。
「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが起動します。

プログラミング不要で、手軽に設定ができるのがYoomの魅力です。
以下のリンクから、この便利なフローをお試しください。

Zendeskを使ったその他の自動化例

他にもZendeskを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.kintoneにレコードが登録されたらZendeskにチケットを作成するフローです。
このテンプレートを使用すると、kintoneに新しいレコードが登録されるたびに、Zendeskに自動的にチケットが作成されます。
これにより、手作業での入力ミスを防ぎ、データ管理の精度を高めることが可能になるでしょう。

2.Zendeskに新しいチケットが作成されたら、Gmailにメールを送付するフローです。
このテンプレートを活用すれば、Zendeskに新しいチケットが作成されたら、自動的にGmailに自動で通知されます。
これにより、手動での確認作業を減らしつつ、重要な情報を迅速に共有できるようになります。

3.Zendeskにチケットが作られたらSlackに通知するフローです。
このテンプレートを活用することで、Zendeskで新しいチケットが作成された際、Slackに自動通知が送られるようになります。
自動で通知が送られるため、対応の遅れや情報管理の漏れを防げるようになるでしょう。

まとめ

Zendeskとサスケを連携することで、Zendeskでチケットが作成された際に、サスケに情報を自動登録することができるようになりました。
これにより、顧客対応に関する対応日やメモなどを簡単に確認できる環境を整えられます。
日常的に発生する繰り返し作業や、ミスが許されないタスク管理に悩んでいませんか？Yoomは、そうした業務を効率化したいと考えている方におすすめのツールです。
テンプレートを選んで、必要な部分をカスタマイズするだけで、自分の業務に合った自動化を始められます。
働き方を変えたいと考えている方は、まずはYoomを試してみてください。