Zoho CRMとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-09

【Zoho CRM API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

k.noguchi

Zoho CRMを活用した顧客管理や営業活動において、関連するアプリケーションへの情報転記や通知といった手作業に時間を取られていませんか?
API連携を活用すればこれらの業務を自動化できますが、「プログラミングの知識が必要なのでは…」と導入のハードルを高く感じてしまうことも少なくありません。
特に、社内に専門のエンジニアがいない、または開発リソースが限られている場合には、何から手をつければ良いか分からず、自動化の検討が進まないというケースも多いはずです…

そこで本記事では、Zoho CRM APIの基本的な知識から、<span class="mark-yellow">エンジニアでなくても様々なSaaSとZoho CRMを簡単に連携させる具体的な方法</span>までを詳しくご紹介します。
マーケティングや営業、カスタマーサポートなど、幅広い部門で応用できる自動化の事例をステップごとに分かりやすく解説するので、「エンジニアに頼らず、自分たちの手でZoho CRMの業務を効率化したい!」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

とにかく早くZoho CRMのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Zoho CRM APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。
今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Zoho CRM APIとは

Zoho CRM APIはZoho CRMと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Zoho CRMを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Zoho CRM APIの場合は「Zoho CRM」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Zoho CRM APIでできること

Zoho CRM APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにZoho CRM APIを使った自動化を体験できます。登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

商談が作成されたら自動で起動する

Zoho CRM APIを活用し、商談が作成されたことをアクションの起点としてフローを自動で開始させることができるので、後続のタスクとしてコミュニケーションツールへの通知や別アプリへのデータ登録などを自動化し、情報共有の漏れや遅れを防ぎます。

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タスクが作成されたら自動で起動する

Zoho CRM上でタスクが作成されたことをトリガーにして、Googleカレンダーに予定を自動で登録するといった業務フローを構築できます。手作業によるカレンダーへの二重入力の手間を削減し、タスクの期日管理をより確実なものにします。

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見込み客にファイルを添付する

Gmailで特定のメールを受信した際に、その添付ファイルを自動でZoho CRMの見込み客情報に紐付けるといった自動化フローの中にこのアクションを組み込むことができます。手動でのファイルアップロード作業をなくし、顧客関連情報の集約を効率化します。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • 見込み客の一覧を取得
  • 見込み客情報を取得
  • 見込み客を作成
  • 見込み客の情報を更新
  • 見込み客を検索
  • 取引先の一覧を取得
  • 取引先情報を取得
  • 取引先を作成
  • 取引先の情報を更新
  • 取引先を検索
  • 見込み客のカスタム項目を更新
  • 取引先のカスタム項目を更新
  • 商談IDの一覧を取得
  • 商談情報を取得
  • 商談を作成
  • 商談の情報を更新
  • 商談情報を検索

■フローの起点となるアクション(トリガーアクション)

  • 新しく見込み客が作成されたら
  • 新しく取引先が作成されたら
  • 取引先が作成または更新されたら
  • 見込み客が作成または更新されたら
  • 見込み客が作成されたら(Webhook)
  • 見込み客が更新されたら(Webhook)
  • 取引先が作成されたら(Webhook)
  • 取引先が更新されたら(Webhook)
  • 連絡先が作成されたら(Webhook)
  • 連絡先が更新されたら(Webhook)
  • 商談が更新されたら(Webhook)
  • タスクが更新されたら(Webhook)
  • 商談の特定のフィールドが更新されたら(Webhook)
  • 見込み客の特定のフィールドが更新されたら(Webhook)
  • 取引先の特定のフィールドが更新されたら(Webhook)
  • 連絡先の特定のフィールドが更新されたら(Webhook)

Zoho CRM APIの利用料金と注意点

Zoho CRM APIは、無料プランでも有料プランでも利用することができます。そのため、Zoho CRMをフリープランで利用している場合でも、APIを活用して基本的な業務の自動化が可能です。
ただし、プランごとにAPIの利用回数などに上限が設けられているため、以下の点にご注意ください。

  • APIクレジットの上限: APIの利用はクレジット制になっており、無料プランでは1日に5,000クレジットまでといった上限があります。有料プランではこの上限が大幅に緩和され、より多くのAPIリクエストを実行できます。操作内容によって消費クレジットは異なります。
  • API呼び出し回数の制限: 1分間あたりのAPI呼び出し回数や、同時に実行できるAPI呼び出しの数にも制限があります。例えば無料プランでは同時に5つまでしかAPIを呼び出せず、上限を超えるとエラーが発生してしまいます。
  • APIクレジットの追加購入: もしクレジットが不足した場合でも、必要に応じて月額制で追加購入することが可能です。

※詳細はZoho CRMのサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月08日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してZoho CRM APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!

もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Zoho CRM APIとの連携方法

はじめに、Zoho CRM APIをYoomに接続するためのマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリ登録を済ませておくと、自動化フローの設定がスムーズに進められますよ!

1.Yoomページ画面左側のマイアプリをクリックし、「新規接続」を選択します。
右上の検索窓に「Zoho CRM」と入力し、検索結果からZoho CRMのアイコンを選択します。

2.表示された画面で、必須項目を入力し、「追加」をクリックしましょう。

‍こちらでZoho CRM APIとの連携は完了しました!

今回は「Zoho CRMに商談が登録されたら、Discordに通知する」という実際のフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • DiscordとYoomの連携
  • テンプレートをコピーする
  • Zoho CRMのトリガー設定と各アクション設定
  • トリガーをONにして、フローの動作確認をする
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ステップ1:DiscordとYoomの連携

1.続いてDiscordをマイアプリ登録します。
先ほどと同様に、連携可能なアプリ一覧からDiscordを検索します。
次の画面で、必須項目を入力し、「追加」をクリックしましょう。
※詳しい設定方法は、こちらをご参照ください。

マイアプリにDiscordが表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:テンプレートをコピーする

ここから、実際にフローを作っていきましょう!

簡単に設定できるようテンプレートを利用します。以下のバナーの「試してみる」をクリックして、テンプレートをコピーしてください。

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クリックすると、テンプレートがお使いのYoom画面に自動的にコピーされます。
「OK」をクリックして、設定を進めましょう!

※コピーしたテンプレートは、「マイプロジェクト」内の「フローボット」に、「【コピー】Zoho CRMに商談が登録されたら、Discordに通知する」という名前で格納されています。

「あれ?テンプレートどこいった?」となった際には、マイプロジェクトから確認してみてくださいね!

ステップ3:Zoho CRMのトリガー設定

1.まずは、アプリトリガー設定です。
先ほどの画面で「OK」をクリックして、表示された画面のアプリトリガー「商談が作成されたら(Webhook)」をクリックしましょう。

2.連携アカウントとアカウント選択画面が表示されるので、設定内容を確認しましょう。
連携するアカウント情報には、ステップ1で連携したアカウント情報が反映されています。トリガーアクションはそのままにして、「次へ」をクリックしてください。

3.「Zohoドメイン」「チャネルID」は、入力欄下の説明に従って、入力してください。

入力したら「テスト」を実行し、「次へ」をクリックしましょう。

3.Zoho CRMの画面で、Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行します。

Zoho CRMで、テスト用の商談を登録しましょう!
テスト用のため、内容は架空の情報(「株式会社test」や「テスト太郎」など)でOKです!

登録したら、Yoomの画面に戻りましょう。

4.戻ったら「テスト」をクリックし、「取得した値」にデータが抽出されていることを確認してください。
確認したら「保存する」をクリックしましょう。
取得した値は、後続の設定で活用できます!

※取得した値とは?
トリガーやオペレーション設定時に、「テスト」を実行して取得した値です。
取得した値は、後続のオペレーション設定時の値としてご利用いただくことができ、フローボットを起動する度に、変動した値となります。
※詳しくは、こちらをご参照ください。

ステップ4:Zoho CRMの情報取得設定

1.アプリと連携する「商談情報を取得」をクリックしましょう。

各項目を確認し、「次へ」をクリックします。

2.API接続設定を行います。

「商談ID」は、入力欄をクリックして表示される取得した値から選択してください。

「Zohoドメイン」は、入力欄下の説明に従って、入力してください。

入力を終えたら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックします。

ステップ5:Discordの設定

1.アプリと連携する「メッセージを送信」をクリックしましょう。

各項目を確認し、「次へ」をクリックします。

2.API接続設定を行います。
「チャンネルID」は、入力欄下の説明に従って、入力してください。

「メッセージ内容」は、入力欄をクリックして表示される取得した値から選択できます。
※今回は、以下画像のように設定しました。

設定完了後は「テスト」を行い、実際にDiscordにデータが通知されることを確認してください。
※今回は、Zoho CRMの取得した値が空白のため、空白箇所があります。取得した値に値が入っていると、表示されます。

確認後、保存しましょう。

ステップ6:トリガーボタンをONにして、フローの動作確認をする

全ての設定が完了すると、下図のようなポップアップが表示されます。赤枠部分の「トリガーをON」をクリックすると、設定したフローボットが起動するので動作確認をしましょう!

Zoho CRM APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。
普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、Zoho CRMを使った業務フローを自動化しましょう!

Zoho CRMをトリガーとして活用するテンプレート

Zoho CRMを中心にした業務自動化テンプレートは、顧客管理やタスク管理を効率化する強力なツールです。
Zoho CRMにタスクを登録したら、Notion、Google スプレッドシート、Trello、GitHubなどに自動で追加します。
これにより、複数のツール間でのデータ連携がスムーズになり、手動での入力作業を削減できますね。

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また、Zoho CRMで顧客との会議予定が作成されたら、Googleカレンダーに登録し、会議URLをGmailやOutlookで自動送信できます。
これにより、スケジュール調整と情報共有の手間を省き、顧客とのコミュニケーションを円滑に進められます。

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さらに、Zoho CRMで商談情報が更新された際にGoogle スプレッドシートのデータが自動で更新される連携も便利です。
これで、常に最新の情報を維持できますね。

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Zoho CRMで見込み客が作成・更新されたら、Slackに通知を送信することもできます。
これにより、営業チーム内の情報共有を迅速化し、見込み客への対応漏れを防ぐことに繋がります。
スムーズな情報連携により、商談の機会を逃さず、迅速なアプローチが可能になるはずです。

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Zoho CRMをフロー内のアクションとして使うテンプレート

他のアプリをトリガーに、Zoho CRMに必要な情報を自動で登録するテンプレートもご紹介します。
例えば、Calendlyで予定が登録されたら、Zoho CRMに見込み客を自動で追加できます。
これにより、イベント参加者や問い合わせからの見込み客情報を迅速に取り込み、リード管理の効率化が期待できますよ。

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まとめ

Zoho CRMのAPI連携を活用することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた商談情報の共有やタスク管理といった定型業務が自動化され、入力の手間やヒューマンエラーの防止に繋がります!</span>また、営業担当者や管理者が日々の反復作業から解放されることで、本来注力すべき顧客対応や戦略立案といったコア業務に集中できる環境が整うはずです。

今回ご紹介したような業務自動化は、ハイパーオートメーションツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。
もしZoho CRM周りの業務自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomが実現する業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.noguchi
SE・プログラマー、新卒採用アシスタントやテーマパークアクターなど、多種多様な業務の経験があります。 その中でもSE・プログラマーでは、企業のシステムを構築し業務効率化に取り組んでいました。 Yoomを使い、業務の負担を軽減するための実践的なアプローチ方法を、丁寧にわかりやすく発信していきます。
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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