2024/08/19
アプリ同士の連携方法

Zoho CRMとkintoneを連携して顧客管理を効率化してみた!

t.nakaya

目次

ビジネスの現場では、顧客情報の管理やプロジェクトの進行状況の把握が重要です。
しかし、これらの情報はそれぞれ異なるツールで管理されていることが多く、その結果、情報の入力や転記に手間がかかることがありますよね。
例えば、Zoho CRMで新しい取引先を追加しても、それをkintoneに手動で転記する必要があり、この作業が煩わしく感じることも多いでしょう。
さらに、手動の転記作業はミスが起こりやすく、また情報入力漏れが心配になります。
このような悩みを解消するためには、Zoho CRMとkintoneを連携させることが有効です。
連携することで、手間を大幅に削減し、情報の正確性を保つことができますよ。
本記事では、Zoho CRMとkintoneを連携するメリットと、Zoho CRMで取引先が作成されると自動でkintoneにレコードが追加される方法を詳しく解説します。

Zoho CRMとkintoneを連携するメリット

メリット1:  情報転記の手間を削減

Zoho CRMで新しい取引先情報が追加されると、自動的にkintoneにもレコードが作成されます。
これにより、手動での転記作業が不要になり、転記ミスや情報漏れの防止に役立ちます
例えば、大量のデータを扱う営業チームでは、この自動化によって業務の迅速化が図れ、担当者はより重要な業務に集中することができるでしょう。
特に、Zoho CRMで取引先情報を管理している営業担当者や情報管理に関わるスタッフにとって、この連携は非常に有効です。

メリット2: タスク管理の効率化

Zoho CRMで管理している顧客情報が自動的にkintoneに反映されることで、Zoho CRMをわざわざ確認しなくても、取引先情報に基づくタスクの割り当てや進捗状況の確認がkintoneでスムーズに行えます。
この連携により、業務効率が大幅に向上し、チーム全体の生産性が期待できます。
特に、顧客情報を基にタスクやプロジェクトの管理を行っているチームリーダーやプロジェクトマネージャーにとって、手作業が減り、業務がより効率的に進むという大きなメリットになるでしょう。

YoomでZoho CRMとkintoneを連携する方法

API連携はコードを使って設定する必要があるため専門知識が必要です。
しかし、Yoomを使えば、プログラミングの知識がなくても簡単にアプリケーションのAPI連携が可能です!
Yoomのノーコードプラットフォームを利用すれば、操作画面に従って入力するだけで連携の設定が完了します。
事前に各アプリのアクションが連携されているため、アクションを選ぶだけでZoho CRMとkintoneの連携はもちろん、他のアプリケーションとの連携も可能です。
日本語で豊富なテンプレートを利用できるため、エンジニア以外の方でも簡単にチャレンジできますよ!

Zoho CRMとkintoneの連携フローの作り方

ここからは、「Zoho CRMで取引先が作成されたら、kintoneにレコードを追加する」フローをご紹介します。

始める前に
まず、Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを作成してください。
Yoomを初めて利用される方は、初めてのYoomをチェックしてみてください。

ステップ1: マイアプリ連携

お使いのZoho CRMとkintoneマイアプリに登録しましょう!
(1)連携方法はYoomにログインし、画面左側にあるマイアプリをクリック
(2)画面右側に表示される+新規接続ボタンをクリック

Zoho CRMのマイアプリ登録方法
(1)アプリの一覧からZoho CRMを選択
(2)Zoho CRMの新規登録画面で、ドメインURLを設定し追加をクリック

(3)サインイン画面にZohoアカウント情報を入力し、次へをクリック

(4)パスワードを入力し、サインインするをクリック

(5)アクセス許可画面で、承認するをクリック

(6)マイアプリ登録が完了

kintoneのマイアプリ登録方法
(1)アプリの一覧からkintoneを選択
(2)kintoneマイアプリ登録方法を参考に、マイアプリ登録をしましょう

Yoomへのマイアプリ登録完了後
(1)下のバナー先に飛び、「このテンプレートを試してみる」をクリック

(2)ワークスペース一覧からプロジェクトを任意で選択
※コピーしたテンプレートは(2)で選択したプロジェクト内の「マイプロジェクト」に格納されます。
(3)フローの一覧画面の右上にある「編集する」をクリック

ステップ2: トリガーを設定

(1)フローの一覧画面から「アプリトリガー」をクリック

(2)アプリトリガーのタイトルを設定
※元々設定されているタイトルをそのまま使用してもOK
(3)Zoho CRMと連携するアカウント情報が正しいかを確認
※アカウント情報が表示されない場合は、+連携アカウントを追加をクリックして登録してください。
(4)トリガーアクションは「新しく取引先が作成されたら」を選択

(5)次へをクリック

■アプリトリガーのAPI接続設定
(6)トリガーの起動間隔は、5分に設定
※プランによって設定できる起動間隔が異なります。
(7)Zohoドメインは、ご利用のZohoのドメインを「.com」「.com.au」「.eu」「.in」「.com.cn」「.jp」の中からいずれかを任意で設定(今回は、「.jp」を設定)

(8)テストをクリック
※この時、アプリトリガーで取得した値(アウトプット)を追加したい場合は、「取得した値:アウトプット」を追加する方法を追加する方法を参考に、任意で設定してください。
(9)エラーが出なければ、保存するをクリック

ステップ3: データベースを操作する

(1)「データベースを操作する」をクリック
(2)タイトルを設定
※元々設定されているタイトルをそのまま使用してもOK
(3)kintoneと連携するアカウント情報が正しいかを確認
※アカウント情報が表示されない場合は、+連携アカウントを追加をクリックして登録してください。
(4)実行アクションは「レコードを取得する」を選択
(5)データベースの連携はアプリIDに、URL内の「/k/●●/」の「●●●●●●」部分を入力

(6)次へをクリック

■データベース操作の詳細設定
(7)追加するレコードの値で、各項目を設定
※データベースの連携で指定したページの情報によって項目名は変わります。
ここでは「新しく取引先が作成されたら」の情報をkintoneと紐付けるように設定します。

  • 会社名:アウトプットから{{取引先名}}を設定
  • 部署名:今回は未設定
  • 担当者名:アウトプットから{{取引先の担当者}}を設定
  • 郵便番号(数字のみ):アウトプットから{{取引先の郵便番号}}を設定
  • 住所:アウトプットから{{取引先の住所}}を設定
  • TEL(数字のみ):アウトプットから{{電話番号}}を設定
  • FAX(数字のみ):アウトプットから{{FAX}}を設定
  • メールアドレス:アウトプットから{{取引先のメールアドレス}}を設定
  • 備考:アウトプットから{{詳細情報}}を設定
  • 顧客ランク:今回は未設定

(8)テストでエラーが出なければ、保存するをクリック
(9)フローの一覧画面に戻り、アプリトリガーをONに変更すればフローの設定は完了です!

まとめ

いかがでしたか?
Zoho CRMとkintoneを連携させることで、手動での取引先情報の転記作業が不要になり、情報入力ミスや入力漏れの防止に役立ちます。

Yoomを利用すれば、この連携を簡単に設定できるため、営業担当者や顧客管理を扱っている方でも、特別な知識や技術がなくても安心して利用できます。
ぜひ、この機会にZoho CRMとkintoneの連携を検討してみてくださいね。

この記事を書いた人
t.nakaya
歯科衛生士からIT業界へ転職し、前職ではWeb会社でディレクターサポートとしてWebページのリプレイスなどを手がけてきました。この経験を活かし、今はYoomの魅力を皆さんにお伝えすることに全力を注いでいます。技術とユーザー目線を融合させたアプローチで、Yoomを通じて皆さんの業務効率を向上させるお手伝いを心からしたいと考えています。
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