Microsoft Excelとkintoneの連携イメージ
How to Integrate Applications

2025/03/31

【プログラミング不要】Microsoft Excelのデータをkintoneに自動的に連携する方法

日々の業務でデータ入力や管理に時間を取られ、手間を感じていませんか?

たとえば、フォームから送信された内容をMicrosoft Excelやkintoneに手動で入力していると、ミスが起こりやすく、効率も悪くなります。
しかし、Microsoft Excelとkintoneを連携させることで、この面倒な作業を完全に自動化できます。
データをMicrosoft Excelから直接kintoneに反映させたり、フォームの内容を素早く両方に追加することが可能になり、業務が驚くほどスムーズに進みます。

登録も簡単ですぐに体験できるので、ぜひお試しください!

とにかく早く試したい方へ‍

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にMicrosoft Excelとkintoneの連携が可能です。
YoomにはあらかじめMicrosoft Excelとkintoneを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

Microsoft Excelとkintoneを連携してできること

Microsoft ExcelとkintoneのAPIを連携すれば、Microsoft Excelのデータをkintoneに自動的に連携することが可能です!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにMicrosoft Excelとkintoneの連携を実際に体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

Microsoft Excelからデータを複数取得してkintoneに追加する

Microsoft Excelのデータを手動でやkintoneに入力している方におすすめのフローです。
kintoneに同期済みのデータ以外を同期できます。

フォームから送信されたMicrosoft Excelの内容をkintoneに一括反映する

Microsoft Excelを活用してデータ管理を行っているが、kintoneへの連携に手間を感じている方や、データ入力のミスを減らし、業務効率を向上させたい方におすすめのフローです。

Microsoft Excelとkintoneの連携フローを作ってみよう

それでは、さっそく実際にMicrosoft Excelとkintoneを連携したフローを作成してみましょう!
今回はYoomを使用して、ノーコードでMicrosoft Excelとkintoneの連携を進めていきますので、まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

今回はフォームから送信された内容をMicrosoft Excelとkintoneに追加するフローボットを作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • Microsoft Excelとkintoneをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Microsoft Excelのトリガー設定およびkintoneのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:マイアプリ連携

ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。
まず、Yoomにログインしたあと左メニューにあるマイアプリを押し、右の新規接続というボタンを押します。

Microsoft Excelの連携
1.検索する
検索ボックスにMicrosoft Excelと入力し、Microsoft Excelのアイコンをクリックします。

2.アカウントを選択する
マイアプリへ連携したいアカウントを選択してください。
サインイン画面になった場合は、IDとパスワードを入力しサインインしてください。

Yoomの画面に戻り、下記の表示が出たら連携完了です!

[注意事項]
「Microsoft 365(旧Office 365)」には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証がうまくいかない可能性があるのでご注意ください。

kintoneの連携

1.検索する
検索ボックスにkintoneと入力し、kintoneのアイコンをクリックします。

2.連携情報の登録
‍「サブドメイン」「クライアントID」「クライアントシークレット」を入力して、「追加」をクリックしましょう。
※詳しいkintoneのアプリ登録方法は、こちらを参照してください。
※kintoneのアプリ登録がうまくいかない場合は、こちらを参照してください。

Yoomの画面に戻り、下記の表示が出たら連携完了です!

ステップ2:テンプレートコピー

次に、今回使用するテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.上記バナーの「詳細を見る」をクリック
2.画面が切り替わったら「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログイン情報を入力してください。
4.下記のようにお使いのYoom管理画面にテンプレートがコピーされるので、OKを押して設定を進めていきます。

ステップ3:フォームトリガー設定

1.赤枠の「対象行の範囲を指定」を選択

2.フォームを作成
トリガーとなるフォーム内容を作成します。
今回は、データの反映元であるMicrosoft Excelの対象行を指定するようなフォームを作成したいと思います。
下記画像のようなフォームを作成しましたが、ごみ箱マークで質問を削除したり、「質問を追加」ボタンで新たに質問を追加することも可能ですので、お好みに合わせてカスタマイズしてください。

フォーム内容の入力が終わったら、ページを下に進みます。
次は、「完了ページの設定」項目を入力しましょう。
任意入力の項目ですが、フォームの回答が完了した後に表示されるページの内容を設定できます。今回は下記のように入力しましたが、特にこだわりがない場合は、空白で大丈夫です。

入力が完了したら、「次へ」を押してお進みください。

3.フォームの表示確認と詳細設定
先ほど設定したフォームの表示内容を、下記赤枠を押して確認してみましょう。

下記画像のようにフォーム内容のプレビューページが表示されますので、記載内容に誤りがないかご確認ください。修正したい場合は、左上の戻るボタンより前画面に戻り修正してください。

  • プレビューページ
  • 完了ページ

プレビューに問題がなければ、ページ下部に進み「取得した値」項目を入力していきます。
今回はテスト操作のため、下記のようなMicrosoft Excelのファイルを事前に作成しました。
まだ、kintoneに同期したいMicrosoft Excelファイルを作成していない場合は、このタイミングで作成しましょう。
作成したMicrosoft ExcelファイルはOneDriveに保存してください。

Yoom画面に戻り、作成したMicrosoft Excelファイルから取得したい行を数字で入力してください。
今回作成したMicrosoft Excelファイルは1行目から11行目にデータが入っているので、下記画像のように入力しました。
入力が完了したら「保存する」を押して、次のステップにお進みください。

ステップ4:Microsoft ExcelのアイテムID取得設定

1.赤枠の「アイテムIDを取得」を選択
赤枠のトリガーを選択すると画面が遷移し、先ほどステップ1で入力した内容が反映されてた画面になります。タイトルなどの修正が不要であれば、そのまま「次へ」をクリックします。

2.API接続設定
ここでは、データの元となるMicrosoft Excelファイルを選択します。

  • ドライブID:入力欄をクリックすると候補が表示されます。前のステップで作成したMicrosoft Excelファイルが保存されている、OneDriveを選択してください。
  • エクセルファイル名:保存したMicrosoft Excelファイルのファイル名を入力してください。

入力が完了したら、「テスト」を実行してください。
テストが成功すると下記のようなアウトプットが表示されます。指定したMicrosoft Excelファイルのデータが反映していればOKです。
最後に「保存する」を押して、次のステップにお進みください。

ステップ5:Microsoft Excelの列範囲指定

1.赤枠の「列方向に範囲を取得」を選択
赤枠のトリガーを選択すると画面が遷移し、先ほどステップ1で入力した内容が反映されてた画面になります。タイトルなどの修正が不要であれば、そのまま「次へ」をクリックします。

2.API接続設定
ここでは、作成したMicrosoft Excelファイルの対象となるシートと範囲の指定をします。

  • アイテムID:入力欄をクリックすると下記のようなアウトプットが表示されます。前のステップで取得したアイテムIDを選択してください。
    ※アウトプットについて詳しくはこちら
  • シート名:対象となるMicrosoft Excelファイルのシート名を候補から選択してください。
  • 範囲:こちらも入力欄をクリックするとアウトプットが表示されますので、フォームで回答した行の内容をそれぞれ選択して入力ください。

入力できたら「テスト」を実行してください。
テストが成功すると、下記のようなアウトプットが表示されます。指定したMicrosoft Excelファイルの行データが反映されていればOKです!
最後に「保存する」を選択し、次のステップに進んでください。

ステップ6:処理の繰り返し設定

1.赤枠の「コマンドオペレーション」を選択

2.繰り返し対象を指定
ここでは、これ以降に設定する処理を繰り返し行うための内容を設定します。
今回は下記画像の通り入力しました。

▼注意事項
「同じ処理を繰り返す」オペレーションを使う場合は、チームプランまたはサクセスプランが必要です。
フリープラン・ミニプランだと、そのオペレーションやデータコネクトを設定してもエラーになってしまうのでご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランには、2週間の無料トライアルがついています。
トライアル期間中は、通常は制限されるアプリや機能(オペレーション)も問題なく使えるので、この機会にぜひお試しくださいね。

入力が完了したら、「保存する」を押して次のステップへお進みください。

ステップ7:Microsoft Excelのレコード取得設定

1.赤枠の「レコードを取得する」を選択

2.データベースの連携
アカウント情報などは、先ほどステップ1で入力した内容が反映されています。
ページを下に進み、「データベースの連携」欄を入力しましょう。
必須項目について下記を参考に入力してください。
下記画像のように、各入力欄をクリックすると候補が表示されますので、選択します。

  • ドライブID:Microsoft Excelファイルを保存したOneDriveを選択してください。
  • アイテムID・シート名:それぞれ候補から選択してください。

入力が完了したら「次へ」を押して進みましょう。

3.データベース操作の詳細設定
ここでは、Microsoft Excelファイル内のどのデータをkintoneに反映するか選択します。
今回は、Microsoft Excelファイルの「kintone同期状況」欄が空の場合は、kintoneにデータ反映したいので、下記のように設定しました。
トリガー条件の追加や変更も可能ですので、お好みに合わせてカスタマイズして下さい。

入力が完了したら、「テスト」を実行してください。
テストが成功すると、下記のようなアウトプットが表示されます。
先ほど設定した条件に合致したMicrosoft Excelファイルのデータが反映しているか確認して下さい。
今回は、Microsoft Excelファイルに入力されているNo.10のkintone同期状況が空欄なので、無事に画像の通り反映していますね。
最後に、「保存する」を選択して次のステップにお進みください。

ステップ8:分岐設定

1.赤枠の「コマンドオペレーション」を選択

2.分岐条件を指定
ここでは、取得したMicrosoft Excelファイルの内容が一定の条件を満たした場合、kintoneにデータ反映をするため分岐となる条件を設定します。
今回は、Microsoft Excelファイルの「kintone同期状況」欄が空欄かどうかを分岐条件としました。カスタマイズ可能ですので、お好みに合わせて設定ください。
入力が完了したら、「保存する」を押してから次のステップへお進みください。

ステップ9:kintoneのレコード追加設定

1.赤枠の「レコードを追加する」を選択

2.データベースの連携
この後、kintoneのテスト操作を行いますので、レコードを追加したいkintoneアプリの作成がまだの場合はこのタイミングで作成してください。
今回は、下記のようなアプリを作成しました。

kintoneアプリの準備ができたら、Yoom画面に戻ります。
アカウント情報などは先ほどステップ1で入力した内容が反映されています。
ページ下部へ進み「データベースの連携」を入力しましょう。
ここには、先ほど作成したkintoneアプリのアプリIDを入力してください。
入力が完了したら「次へ」を押して進みましょう。

3.データベース操作の詳細設定
ここでは、kintoneアプリの項目に追加したい、Microsoft Excelファイルの内容を選択します。
下記画像のように、入力欄をクリックするとアウトプットが表示されます。各項目に反映したい内容を選んで設定してください。

入力が完了したら「テスト」を実行してください。
テストが成功したら、kintoneにレコードが追加されているはずなので確認してみましょう。
下記画像のように、先ほど設定した内容が反映していればOKです。
最後にYoom画面に戻り、「保存する」を押して次のステップへお進みください。

ステップ10:Microsoft Excelのレコード更新設定

1.赤枠の「レコードを更新する」を選択

2.データベースの連携
アカウント情報などは、先ほどステップ1で入力した内容が反映されています。
ページを下に進み、ステップ7で入力したように「データベースの連携」欄を入力しましょう。
必須項目について下記を参考に入力してください。

  • ドライブID:入力欄をクリックすると、候補が表示されるのでMicrosoft Excelファイルを保存したOneDriveを選択してください。
  • アイテムID:先ほどと同じように入力欄をクリックして、作成したMicrosoft Excelファイルを選択してください。
  • シート名:Microsoft Excelファイルのシート名を選択してください。

入力が完了したら「次へ」を押して進みましょう。

3.データベース操作の詳細設定
ここでは、Microsoft Excelファイル内のどのデータを条件とし、レコードを更新するか設定します。
今回は、kintoneにデータ反映が完了したレコードを、Microsoft Excelファイルの「kintone同期状況」欄が空なら「同期済み」と入力したいので、下記のように設定しました。
トリガー条件の追加や変更も可能ですので、お好みに合わせてカスタマイズして下さい。

入力が完了したら、「テスト」を実行してみましょう!
テストが成功したら、Microsoft Excelファイルにデータが反映されているはずなので確認してください。
先ほど設定した条件に合致したMicrosoft Excelファイルのデータが反映しているか確認して下さい。
今回は、元々No.10のkintone同期状況が空欄でしたが、「同期済み」と入力されているのが確認できました!
データの反映が確認できたら、Yoom画面に戻り「保存する」を選択して次のステップに進みましょう。

ステップ11:トリガーをONにして動作確認

お疲れ様でした!これですべての設定が完了です。
最後に、トリガーを「ON」にして、動作確認をしましょう。

kintoneのデータをMicrosoft Excelに連携したい場合

今回はMicrosoft Excelからkintoneへデータを連携する方法をご紹介しましたが、逆にkintoneからMicrosoft Excelへのデータ連携を実施したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

kintoneにレコードが登録されたらエクセルに情報を連携する

kintoneとMicrosoft Excelを連携することで、データの一元管理が可能です。kintoneに登録した情報を手作業でMicrosoft Excelに入力するのが手間だと感じている方におすすめのフローです。

kintoneで特定のステータスに更新されたレコードをMicrosoft Excelに追加する

kintoneを活用してデータ管理を行っているが、Microsoft Excelとの連携に時間がかかっている方や、Microsoft Excelを用いたデータ分析をスムーズに行いたい方におすすめのフローです。

Microsoft ExcelとkintoneのAPIを使ったその他の自動化例

kintoneとの連携以外でも、Microsoft ExcelのAPIを使用してさまざまな業務を自動化することが可能です。もし気になるものがあればぜひこちらもお試しになってみてください!

Microsoft Excelを使った便利な自動化例

受信したメール、アンケート結果やBoxのファイル一覧を自動追加できます。
データの一元管理がしやすくなりますね。

kintoneを使った便利な自動化例

kintoneのレコード登録やコメントのメンションをトリガーに、Slack通知やMicrosoft SharePointへのフォルダ作成を自動化できます。
また、リード情報をkintoneに登録することもできます。

終わりに

Microsoft Excelとkintoneの連携を活用すれば、手作業で行っていたデータ入力を自動化でき、業務の効率が大きく向上するでしょう。
特に、フォームから送信されたデータやMicrosoft Excelの情報をkintoneに自動で反映させることでミスを減らし、時間を節約することができます。
Yoomを使えば簡単にアプリ同士を連携でき、すぐに実際の業務に役立てられるので、忙しいビジネスパーソンにとっては、業務改善の強力な手助けとなるはずです。

この自動化フローを活用して、もっと重要な仕事に集中できる環境を手に入れましょう!

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