SansanとLINE公式アカウントの連携イメージ
How to Integrate Applications

2025/01/15

SansanとLINE公式アカウントを連携して、SansanからLINE公式アカウントのメッセージを送信する方法

k.ueno

利用者とのやり取りを行う上で、LINE公式アカウントは非常に便利なツールですが、ユーザー情報を都度確認し、特定のユーザーを探し出して送信メッセージを入力するのは時間と手間がかかります。
Yoomを活用し、SansanとLINE公式アカウントを連携させることで、Sansanの名刺情報を反映し、特定のユーザーに対しLINE公式アカウントでメッセージを自動送信できます。
作業の自動化により、手動作業時の重要情報の誤発信などのトラブル低減や担当者の負担削減も期待できるでしょう。
本記事では、SansanからLINE公式アカウントのメッセージを送信する自動化フローの設定方法と導入するメリットについて解説します。
業務に取り入れることで、サポート体制のより良い改善と情報共有の円滑化が実現できるのでぜひご覧ください。

こんな方におすすめ

  • SansanとLINE公式アカウントをそれぞれ活用している方
  • 顧客データの管理業務の効率化を目指している責任者
  • イベント運営で参加者への情報共有をスピーディーにこなしたい方
  • 顧客サポートの対応を改善したい方
  • 営業活動やフォローアップ業務の負担を軽減したい担当者

SansanとLINE公式アカウントの連携メリットと具体例

1. 作業負担の軽減

Sansanで管理する名刺データをもとにLINE公式アカウントからメッセージを自動送信することで、担当者の手作業を省略できます。
例えば、名刺交換後にSansanへ登録した顧客に対し、フォローメッセージを一件ずつ送付するのは負担が大きく、時間もかかります。
メッセージ送信作業の自動化により、SansanのデータをもとにLINE公式アカウントで対象者にメッセージを一斉送信できるようになります。
対応時間が短縮されるので、担当者は空いた時間を他の重要な業務に充てられるようになるかもしれません。

2. 顧客対応の迅速化

このフローを導入することで、Sansanの名刺情報ページの操作のみで、LINE公式アカウントでイベント案内などのメッセージを自動で送信できるようになります。
例えば、Sansanに登録してある複数のユーザーへ、名刺情報ページからセミナーの開催日時や場所をLINE公式アカウントで自動的に送信することで、作業時のタイムラグを最小限に抑えられます。
必要情報の迅速な送信・共有は、顧客の満足度向上にも寄与するでしょう。

3. 作業時のミスを防止

Sansanの名刺情報をそのまま反映し、LINE公式アカウントで対象者にメッセージを送信するので、入力ミスや重要情報の誤送信などのリスクを未然に防止できます。
例えば、従来の手入力では微細な転記ミスが散見され、サポートスタッフは重複確認を行う必要があり、営業担当者の活動にも影響を及ぼしていました。
作業の自動化により、ミスの発生自体をなくすことができ、担当者は安心して業務に専念できるようになるかもしれません。

では、「SansanからLINE公式アカウントのメッセージを送信する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

SansanからLINE公式アカウントのメッセージを送信する方法

Chrome拡張機能をトリガーにして、Sansanから名刺情報を取得したことをSansanのAPIを利用して受け取り、LINE公式アカウントの提供するAPIを用いてSansan側の任意の情報をLINE公式アカウントで送信することで実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • SansanとLINE公式アカウントをマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • SansanのChrome拡張機能トリガーの確認とLINE公式アカウントでメッセージを送信する設定
  • トリガーをON

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・SansanとLINE公式アカウントをマイアプリ連携

(1)まずはSansanをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からSansanを検索してください。

(2)Sansanのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(3)「アカウント名」と「アクセストークン」に情報を入力し、[追加]をクリックしてください。
まずは、1つ目のSansanの接続ができました。

※Sansanはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

(4)次に、LINE公式アカウントを接続しましょう。
先ほどと同様の操作でLINE公式アカウントのアプリアイコンを検索し、クリックします。


(5)連携するLINE公式アカウントの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。
LINE公式アカウントのマイアプリ追加方法については、こちらの記事もご確認ください。

クリック後、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは2つです。

今回は事前準備として、Sansanの名刺情報のメモ欄にLINEのユーザーIDを登録しておく必要があるので、フローボットの作成前にユーザーIDを設定しておきましょう。

・Chrome拡張機能トリガーの確認

(1)まず、トリガーとなるChrome拡張機能の確認を行います。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】SansanからLINE公式アカウントのメッセージを送信する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)1つ目のアクションである、Chrome拡張機能のアイコンの「名刺情報ページから起動」をクリックします。

(3)上記画像の赤い部分「Chrome拡張機能をこちらからインストール」と記載がされています。
Chrome拡張機能トリガーを使用するために、こちらのページを確認しておきましょう。
Chrome拡張機能をインストールしていない方は、こちらからインストールしてください。

(4)Chrome拡張機能の設定が完了後、Sansanと連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。


(5)次の画面でSansanの名刺情報ページからフローボットを起動できるよう設定を行います。
「起動ページのURLサンプル」の項目に、注釈に沿って情報を入力しましょう。
入力後は[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックしてください。

なお、このステップでSansanに事前に格納されている情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

※拡張機能のインストールは、テンプレートの右上からでも行えます。

LINE公式アカウントでメッセージを送信する設定

(1)最後に、2つ目のアクション「テキストメッセージを送信」をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックしましょう。

(3)次のページで「送信先のユーザーID」に情報を入力します。
入力バーをクリックすると、前ステップから取得したアウトプットを引用できます。
(今回はSansanの名刺情報のメモ欄にLINEのユーザーIDを登録しているため、前ステップで取得したアウトプット【名刺に記載されたメモ】を引用しています。)

(4)「メッセージ」には、送信するメッセージ内容を記載してください。
情報を入力した後[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

LINE公式アカウントやSansanを使ったその他の自動化例

他にもLINE公式アカウントやSansanを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

LINE公式アカウントでユーザーが友だち追加したら、Sansanに追加する

LINE公式アカウントで新たなユーザーが友だち追加した際、Sansanに情報が自動で追加されます。
追加作業の自動化により、ユーザー情報の一元管理が可能になります。

NotionからLINE公式アカウントのメッセージを送信する

イベントやキャンペーンの告知をLINEで行う機会の多い方におすすめです。
手動でのデータ転記やメッセージ送信が不要となるため、作業負担の軽減や人的ミスの防止につながります。

Salesforceのリード情報ページからLINE公式アカウントでメッセージを送信

Salesforceのリード情報ページからYoomのフローボットを起動し、LINE公式アカウントで定型メッセージを自動的に送信するフローです。
情報を転記する手間を省き、正確な情報をメッセージに反映して対象者へメッセージを送信できます。

まとめ

今回紹介したSansanとLINE公式アカウントの連携を取り入れることで、Sansanで管理されている対象者へのメッセージ送信作業の自動化が実現します。
名刺情報を自動反映することで入力・転記ミスが減り、情報の正確性を維持したまま各ユーザーへ効果的なメッセージを送信できるので、顧客満足度の向上が期待できるでしょう。
また、通知業務の効率化により、通知作業に従事していた担当者の負担が軽減されるため、業務環境の改善にも寄与します。
ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

The person who wrote this article
k.ueno
Until now, as customer support, we have made efforts to resolve users' questions and concerns. I was moved to learn that by using Yoom, tasks that are becoming increasingly complicated on a daily basis will progress quickly! From now on, we will continue to distribute content with easy-to-understand content so that people who aim to improve work efficiency can use the service smoothly.
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