Yoomで画像から文字を抽出するイメージ
AIオペレーションの活用方法

2024/07/12

【ノーコードでAI活用!】画像から文字を自動抽出して、資料管理を格段に効率化してみた!

y.matsumoto

アンケート結果や、商談で使用した手書きのメモ等、手書きのデータを管理するのって大変ですよね。
そんな課題に対し、AIを使い手書きのデータを取り込むことで、文字起こししてテキストデータ化することができます!
テキストデータ化することで、業務を格段に効率化することができ、とても便利ですよ。

本記事では、AI機能を使い画像から文字を抽出することのメリットと自動化例をご紹介し、実際のフローボットの作り方を説明していきます。
作業の効率化を図りたい方や情報共有を円滑にしたい方は、ぜひ試してみてください!

こんな方におすすめ

  • Google DriveとGoogle スプレッドシートでの業務効率化を考えている方。
  • Google Driveで保存する書類内容をGoogle スプレッドシートに登録している方。
  • Google Driveに保存するファイルの内容を正確にGoogle スプレッドシートに追加したい方。

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

アンケート画像がGoogle Driveにアップされたら、画像を読み取りGoogle スプレッドシートに反映する方法

はじめる前に

まず、Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを発行してください。30秒で始められます!
また、Yoomの基本的な操作は、初めてのYoomを参照してください。
※注意)文字の抽出はチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※注意)チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや文字の抽出(オペレーション)を使用することができます。

ステップ1:マイアプリ連携

Yoomにログイン後、「マイアプリ」を選択して「+新規接続」を選択してください。
まずは、マイアプリの中からGoogle DriveとGoogle スプレッドシートを接続します。

Googleのアカウントでログインし、「次へ」をクリックします。

次のページで「続行」をクリックしたら、Google Driveがマイアプリに連携されました!
Google スプレッドシートも同様に連携してみてください。

マイアプリ連携が完了したら、下記からテンプレートをコピーして設定することもできます。

ステップ2:アプリトリガーを設定

左欄のプロジェクト一覧から今回作成したいプロジェクトを選択し、「+新規作成」をクリックします。
「特定のアプリイベントを受信したとき」を選択します。
連携アカウントとアクションは下記画像のように設定してください。
※注意)タイトル、アカウント情報は任意で問題ありませんが、アクションは必ず「特定のフォルダ内に新しくファイル・フォルダが作成されたら」を選択してください。

次に、API接続設定をします。
トリガーの起動間隔:任意で設定してください。
※注意)トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なるので、注意してください。
フォルダID:任意で設定してください。(フォルダIDはGoogle DriveのURL内に記載されている「/folders/****」の部分です)
テストを行い、成功したら「保存する」をクリックします。

ステップ3:アクションを設定(画像ファイル・PDFファイルをダウンロードする

先ほど作成したアプリトリガーの下にある+ボタンをクリックし、オペレーションタイプの選択をします。
オペレーションタイプは、「アプリと連携する」を選択します。
アプリはGoogle Driveを選択してください。
アカウントとアクションは下記画像のように設定してください。
※注意)タイトル、アカウント情報は任意で問題ありませんが、アクションは必ず「画像ファイル・PDFファイルをアップロードする」を選択してください。

「次へ」をクリックし、API接続設定を行います。
ファイルID:アウトプットの中にある「アンケートの画像をアップロードしたら」をクリックし、「ファイルID」を選択します。{{ファイルID}}と表示されているのを確認します。※解説)このように設定すると、Google Driveに格納した画像を自動で引用することができます。

テストを行い成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:アクションを設定(画像・PDFから文字を読み取る)

先ほど作成したアクションの下にある+ボタンをクリックし、オペレーションタイプの選択をします。

オペレーションタイプは、「画像・PDFから文字を読み取る」を選択します。
アカウントは下記画像のように設定してください。
※注意)タイトルは任意で問題ありませんが、アクションは必ず「任意のPDFや画像ファイルから文字情報を読み取る」を選択してください。

次に、詳細を設定します。
ファイルの添付方法:「取得した値を使用」「Google Driveからの取得ファイル」をプルダウンから選択します。
抽出したい項目:任意で設定してください。

テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ3:アクションを設定

先ほど作成したアクションの下にある+ボタンをクリックし、オペレーションタイプの選択をします。

オペレーションタイプは、「データベースを操作する」を選択します。
アカウントは下記画像のように設定してください。
※注意)タイトルは任意で問題ありませんが、実行アクションは必ず「レコードを追加する」を選択してください。

データベースの連携は下記のように設定してください。
スプレッドシートID:スプレッドシートのURL内の「/spreadsheets/d/****/edit」部分がスプレッドシートIDとなります。
スプレッドシートのタブ名:「シート1」などのタブ名を記載してください。
テーブル範囲:「A1:G30」という形式でテーブル範囲を指定してください。※補足)詳しい設定方法は、こちらをご覧ください。

次に、追加するレコードの値を入力します。
取得したい情報を、アウトプットの中にある「画像・PDFから文字を読み取る」をクリックし、選択してください。
テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

お疲れ様です!これで「アンケート画像がGoogle Driveにアップされたら、画像を読み取りGoogle スプレッドシートに反映する」フローの完成です!!

Google DriveやGoogle スプレッドシートを使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもGoogle DriveやGoogle スプレッドシートのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

Google DriveとGoogle スプレッドシートを連携した自動化例

Google スプレッドシートで行を追加したらGoogle Driveでフォルダを自動作成する連携ができます。
また、Google スプレッドシートでの行の削除や更新にあわせてGoogle Driveのフォルダを削除したり、ファイル名を更新したりする連携も可能です。

Google Driveを活用した自動化例

Google Driveでファイルやフォルダが作成されたらチャットツールに通知する

Google Driveにファイルやフォルダが作成されたことをSlackやChatworkなどに自動で通知します。

メールで受信した添付ファイルをGoogle Driveにアップロードする

GmailやOutlookなどで受信した添付ファイルをGoogle Driveに自動でアップロードします。

他アプリで取引先が登録されたらGoogle Driveにフォルダを作成する

SalesforceやHubSpotなどで取引先が登録されたらGoogle Driveにフォルダを自動で作成します。

Google スプレッドシートを活用した自動化例

Google スプレッドシートで行が追加されたらチャットツールに通知する

Google スプレッドシートで行が追加されたことをSlackやChatworkなどに自動で通知します。

データベースに登録された内容をGoogle スプレッドシートに追加する

kintoneやSalesforceなどに登録した内容をGoogle スプレッドシートに自動で追加します。

Google スプレッドシートの情報をもとに書類を発行する

Google スプレッドシートに登録された内容をもとに、freee請求書やGoogleドキュメントなどで書類を自動作成します。

画像から文字を自動抽出するメリット

メリット1: ドキュメント管理の効率化
手書きのメモや書類の内容を自動的にデジタルテキストに変換することで、資料管理が格段に効率化することができます。
例えば…アンケートの回答をスマホで撮影し、その画像をGoogle Driveに格納することで、自動的に文字データを読み取りGoogle スプレッドシートに反映することができます。

メリット2: 画像検索の精度向上
画像やファイルのデータから指定のテキスト情報を抽出することが可能です。
例えば…請求書や見積書などのファイル内にある品目や個数、金額などを抽出して別のツールにテキストとして保存することができます。

メリット3: クリエイティブ業務の支援
文字から画像を生成することで、クリエイティブ作業を効率化することができます。
例えば…広告のキャッチフレーズを用いて、イメージに近い画像やビジュアルを生成します。

実際の自動化例

1. 自動化例1: 画像から文字の抽出
AIを用いて、スキャンされた画像やテキストから自動的に、文字情報を抽出しデータベースに保存することができます。
例えば…書類をスキャンするだけで、自動的にその文字情報が保存されるため、書類整理を効率化することができます。

2. 自動化例2: 文字から画像の生成
入力した文字情報を基に、AIを活用して対応する画像を作成することができます。
例えば…商品の説明文を入力すると、それに対応する画像が自動的に生成されるので、資料作成などに活用することができます。使用する生成AIの性能やトレーニングデータの質に依存するため、実用可能までに少し手間が必要です。

まとめ

今回は、AI機能により画像から文字を抽出する方法をご紹介しました!
こちらの機能を使用することで、資料管理を格段に効率化することができます。
また、今回ご紹介したフローボットでは、画像をGoogle Driveに格納するだけで、自動的に文字データを読み取りGoogle スプレッドシートに反映することができるので、手動での作業や手間を大幅に削減することができますよ!連携することで、これまで手作業で行っていた手書きデータのテキスト化を自動化できるので、本来の業務に集中でき、仕事の生産性もアップできます。是非この機会にYoomでフローボットを作成して、業務の効率をアップさせましょう!

この記事を書いた人
y.matsumoto
これまでは、人材業界で営業・営業事務を経験してきました。 前職の経験を踏まえ、さまざまな企業が抱えている悩みは「業務の自動化」により軽減できると実感しています。 Yoomを通して、皆様のお悩みを少しでも解決できるよう、日々情報を発信していきます!
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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