2024/12/17
アプリ同士の連携方法

チャネルトークとDifyとDiscordを連携し、チャットでメッセージが送信されたら回答案をDifyで生成してDiscordに通知する方法

k.hieda
チャネルトークとDifyとDiscordの連携イメージ

目次

<span class="mark-yellow">「問い合わせが多すぎて、確認や回答に追われてしまう」「せっかく対応しても、内容がチーム内で共有されず重複してしまう…」そんな悩みを抱えていませんか?</span>
チャネルトークは多くの企業が顧客とのコミュニケーションに活用しているチャットツールです。DifyとDiscordを連携させれば、さらに便利になります。

この自動化では、AIが担当者向けに回答案を生成し、通知するため、手作業の負担が軽減されます。従来はプログラミングが必要でしたが、当社のフローボットテンプレートならノーコードで導入できます。本記事では、詳しい設定方法や具体的なメリット、活用シーンを解説します。最後までご覧くださいね。

こんな方におすすめ

このフローボットは、以下のような方にぴったりです。

  • 顧客対応を効率的に進めたい方
  • 回答内容のクオリティを一定に保ちたい方
  • 初めて自動化に取り組む方
  • 顧客満足度を向上させたい方
  • チーム全体の作業負担を減らしたい方

チャネルトークのチャットでメッセージが送信されたら、回答案をDifyで生成しDiscordに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

カスタマーサポート担当者、品質管理担当者、チームリーダーの視点で、この自動化の利便性を考察しました。

1.チャネルトークで顧客対応を効率化し、正確な回答を提供

チャネルトークでチャットが開始されると、DifyがAIを活用して回答案を自動作成し、すぐにDiscordで通知します。そのため、<span class="mark-yellow">担当者は回答作成時間を減らし、返答を迅速に進められます。</span>
例えば、日々多くの問い合わせを受けるカスタマーサポートでは、よくある質問に対してAIが学習済みの内容をもとに、回答案を生成してくれます。担当者はこの叩き台を確認・修正するだけで済むため、回答内容の質を保ちながら、作業時間の短縮にもつながるかもしれません。

2.AIが作成した回答を確認・修正し、品質のばらつきを防止

Difyは過去に学習した回答をもとに回答案を生成するため、出力される内容に一貫性が生まれます。これにより、<span class="mark-yellow">経験が浅いスタッフでも質の高い回答が可能になり、チーム全体の対応品質向上に寄与します。</span>
例えば、BtoCのカスタマーサポートでは、よくある商品の返品や操作方法に関する問い合わせに対し、AIが精度の高い回答案を生成します。新人スタッフでも、この叩き台を確認・修正して顧客に送るだけで済むため、対応の質を一定に保ちやすくなります。
さらに、Discordで回答案が通知されることで、管理者が内容をすぐに確認でき、必要に応じて微修正を加えることも可能です。

3.未対応の問い合わせを即座に把握し、適切にフォロー

<span class="mark-yellow">回答内容がDiscordに通知されることで、未対応の状況がチーム全体に可視化されます。</span>
例えば、サポートチームリーダーは、Discordに届いた通知を確認し、未対応の問い合わせをすぐに特定します。緊急性の高い「商品の配送遅延」や「システムトラブル」に関する問い合わせがあれば、担当者を即座に割り振り、迅速な対応が可能です。これにより、対応の遅れを最小限に抑え、顧客からの信頼を維持しやすくなります。

ここからは、<span class="mark-yellow">「チャネルトークでチケットが作成されたら、回答内容をDifyで作成してDiscordに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

[Yoomとは]

チャネルトークのチャットでメッセージが送信されたら、回答案をDifyで生成しDiscordに通知する方法

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(チャネルトークとDifyとDiscord)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定とアプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携スタート

事前に準備するもの

チャネルトーク

  • チャネルトークのアカウント情報(管理画面の操作を行うため)
  • アクセストークン
    • チャネル設定の左のメニュー一覧から、設定を開き、セキュリティ・開発をクリックします。API管理から+新しい認証キーを作成をクリックでシークレットキー(アクセストークン)取得できます。
  • アクセスキー
  • 上記で認証キーを作成したら、アクセスキーも取得できます。

Dify

  • Difyのアカウント情報(管理画面の操作を行うため)
  • アプリ(チャットボット)
  • アクセストークン
    • Difyのアプリから取得します。
    • 作成済みのアプリを開き、左のメニューバーから「監視」を選択。
    • バックエンドとサービスAPIの「APIキー」をクリックします。
    • APIシークレットキーのポップアップ内から、「+新しいシークレットキーを作成」を選ぶとAPIシークレットキーが表示されます。こちらがアクセストークンに該当します。もっと詳しく:Difyマイアプリ登録方法と連携するとできること

Discord

  • Discordアカウント情報(管理画面からの操作が必要のため)
  • アクセストークン(Botトークンの取得)
  • 通知を送るチャンネルID
    • Discordのチャンネル内で取得できます。チャンネル一覧の歯車アイコンを右クリックして表示されるメニューの一番下にチャンネルIDが表示されます。

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリ画面で+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリの一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

チャネルトーク

検索結果からアプリ名をクリックします。チャネルトークで取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 識別しやすい値を入力してください。メールアドレスなど、アカウントが識別できる値にします。
  • アクセストークン
  • アクセスキー
    • 事前に取得した値を入力します。

必須項目を入力し、「追加」ボタンをクリックすると、チャネルトークのマイアプリ登録が完了です。

Dify

検索結果からアプリ名をクリックします。連携に必要な値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の値を入力してください。メールアドレスなどアカウントの判別ができる値がおすすめです。
  • アクセストークン
    • 事前に取得した値を入力します。

必須項目を入力して追加ボタンをクリックすると、Difyのマイアプリ登録が完了します。

Discord

検索結果からアプリ名をクリックします。連携に必要な値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の名称を入力してください。
  • アクセストークン
    • Botトークンを入力します。

Yoomヘルプ:Discord Botのマイアプリ連携方法

必須項目を入力して追加ボタンをクリックすると、Discordのマイアプリ登録が完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 アプリトリガー「新しいチケットが作成されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。

こちらではチャネルトークで発行されたチケット情報を取得する設定をします。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この項目はすでに初期設定されています。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • チャネルトークと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/3)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • Webhookの名前
    • 目的に合わせた任意の値を入力します。例)チャットが開始されたら
  • アクセスキー
    • チャネルトークで取得したアクセスキーを入力します。

(3/3)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • Webhookイベント
    • チャネルトークで新しくチャットを開始し、テストをクリックします。

→テストをクリックします。 →成功します。 以下の項目が取得できます。これらはDifyのプロンプト(指示文)に使用します。

→保存するをクリックします。

ステップ4 アプリと連携する「チャットメッセージを送信」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

こちらではDifyに送信するプロンプト(指示文)の設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Difyと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • query
    • 顧客からのお問い合わせ内容を引用します。
    • 編集欄をクリックすると、チャネルトークで取得したアウトプットが表示されます。事前設定で{{詳細}}のコードが埋め込まれていますが、他のコードを引用したカスタマイズが可能です。

  • user
    • 半角英数字で任意の識別子を設定します。
  • 変数
  • 必須ではありませんが、活用することでプロンプトや通知をより柔軟で効率的に設定できます。例えば「名前」や「日付」など、動的な情報をプロンプトに自動反映できるため、設定の手間を減らしつつ、ユーザーにぴったりの対応が可能になります。

→テストをクリックします。 →成功 Difyの回答案(返答内容)などが取得できます。

→保存するをクリックします。

ステップ5 アプリと連携する「メッセージを送信」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。

こちらではDiscordに通知する定型文の設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Discordと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • チャンネルID
    • 編集欄をクリックすると、連携済みのチャンネルが候補として表示されます。通知をするチャンネルを選択するとIDが引用されます。またはチャンネルから取得したIDを入力してください。
  • メッセージ内容
    • 通知する定型文を作成します。
  • 編集欄をクリックすると、前の操作(Difyのチャットメッセージを送信)で取得した値を引用して埋め込めます。実際に届いたチャネルトークの詳細コードを引用して、Difyの回答内容を投稿すると整合性を確認しやすくなりますね。
    • Discordのメンション設定も可能です。

→テストをクリックします。 →成功 

→保存するをクリックします。今回の工程は以上になります。

ステップ6 アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにしてフローボットを起動します。テンプレート左上のトグルで切り替えられます。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。</span>今回使用したテンプレートは、こちらです。

もっと活用!Difyとチャネルトークを使った自動化3選

Dify、チャネルトーク、Discord連携に加え、他のアプリとも連携して自動化の幅をさらに広げることができます。

1.  Googleフォームの回答を自動生成し通知

Googleフォームで問い合わせがあれば、Difyが回答を作成し、Discordに通知します。手間を減らし、すぐに対応できるため、業務効率が向上します。

2.   Zendeskのチケット内容を自動回答し共有

Zendeskで新しいチケットが作成されると、Difyが自動で回答を作り、Discordに通知します。迅速な対応と情報共有がスムーズになります。

3.  Intercomの会話を自動回答して通知

Intercomで新しい会話が始まると、Difyが回答を作り、Discordへ共有します。効率的に対応でき、チーム全体で状況を把握できます。

まとめ

プログラミング不要で簡単に自動化が実現できるフローボットで、チャネルトーク・Dify・Discordを連携し顧客対応を効率化しましょう。このフローは、品質管理や対応漏れの防止にも役立つことが分かります。対応件数が多いほど、効果が顕著に現れるでしょう。<span class="mark-yellow">ぜひ、この機会に導入をご検討ください。お試しは以下のバナーからスタートできます。</span>

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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チャネルトーク
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