2024/10/18
アプリ同士の連携方法

クラウドサインとGoogle スプレッドシートの連携で契約データ更新を簡単自動化

k.hieda

目次

クラウドサインは、契約をオンラインで完結できる便利なサービスとして多くの企業に利用されています。さらに<span class="mark-yellow">Google スプレッドシートと連携することで、契約データの更新が簡単になります。</span>ただし、従来の連携方法はプログラミングの知識が必要でした。当社では、ノーコードで実装できるフローボットテンプレートを提供しています。プログラミング不要の設定方法と活用法をご紹介します。ぜひ最後までお読みください。

この自動化がおすすめな方々

  1. クラウドサインとGoogle スプレッドシートを業務に活用している方
  2. 契約管理に手間を感じ、データの一元管理を目指している方
  3. クラウドサインとGoogle スプレッドシートの連携で業務効率化を検討している方

クラウドサインとGoogle スプレッドシートの連携で解決できる課題とは?

自動化の導入で解決できる課題を3つご紹介します。契約管理の効率化からペーパーレス化まで、詳しく見ていきましょう。

解決できる課題.1 契約後のデータ入力に時間がかかる

従来、クラウドサインで契約が完了すると、手動で契約進捗をスプレッドシートに入力する必要があり、この手間で報告が遅れることがありました。この手間によって、報告が遅れることがあります。自動化により、<span class="mark-yellow">契約完了後にGoogle スプレッドシートが自動更新され、入力作業が不要になります。</span>これにより、次のステップに迅速に進むことが期待できます。

解決できる課題.2 契約情報の共有にタイムラグが発生しやすい

手動での情報共有では、タイムラグや抜け漏れが起きることがあります。自動化を導入すると、契約情報が定期的に更新され、Google スプレッドシートに反映されます。これにより、<span class="mark-yellow">チーム全員が最新情報にすぐアクセスでき、共有遅れのぼうしの防止につながります。</span>

解決できる課題.3 紙の契約書管理が煩雑で環境にも配慮が必要

従来、紙の契約書管理は手間がかかり、外部への情報漏洩のリスクも懸念されていました。クラウドサインを利用し、契約のデジタル化が進むことで、紙を使わず環境に優しいワークフローを実現できます。さらに、<span class="mark-yellow">Google スプレッドシートとの連携により、契約データの一元管理が可能になり、安全で効率的な業務運営が期待できます。</span>

[Yoomとは]

ここから<span class="mark-yellow">「クラウドサインで契約が完了したらGoogle スプレッドシートの情報を更新する」自動化をYoomのテンプレートを使い作り方を解説します。</span>

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クラウドサインとGoogle スプレッドシートの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをご紹介します。

クラウドサイン

Google スプレッドシート

  • 連携するGoogle アカウントのログイン情報
  • 更新するシート
    • クラウドサインの情報を追加するシートを準備します。1行目はヘッダになります、クラウドサインの項目とリンクさせ列ごとに項目を入力しておきます。
    • 同じ項目名があるとシステムの判断が難しくなるためユニークキーで設定してください。同じ項目名がある場合は「項目1」「項目2」と連番で設定するとわかりやすいです。
    • 今回は書類IDを更新の条件に設定するため、各書類の左下に記載してあるIDを列に追加しておいてください。

ステップ1 マイアプリ登録

まず、連携するアプリをYoomに登録します。Yoomのワークスペースにログインいただき、メニューバーのマイアプリから新規接続ボタンをクリックします。

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示されます。一番上の検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。

クラウドサイン

「クラウドサイン」で検索し、ヒットしたアプリ名をクリックします。こちらの画面が表示されます。

必須項目の入力が完了したら、追加ボタンをクリックします。クラウドサインのマイアプリ登録はこれで完了です。

Google スプレッドシート

「Google スプレッドシート」で検索し、ヒットしたアプリ名をクリックします。こちらの画面が表示されたらGoogle アカウントにサインインするボタンから連携に進みます。

Googleアカウントにログインする画面が表示されます。メールアドレス・パスワードの入力を行います。

ログインができたら、権限の付与を進めてください。

 

権限の付与を行うとGoogle スプレッドシートのマイアプリ登録完了です。

ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。

赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

ステップ3 アプリトリガー「書類の締結が完了したら」

プロセスの1つ目をクリックします。クラウドサインで書類の締結が完了したらフローボットが起動する設定と、アウトプットの抽出を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • クラウドサインと連携するアカウント情報
  • 実行アクション

→次へをクリック

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガーの起動間隔
    • 5分、10分、15分、30分、60分の中から選択できます。

※ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。

→テストをクリック →成功 アウトプットには書類IDなどが抽出されました。

→保存するをクリック

ステップ4 テキストデータから取得する「正規表現によるデータの抽出」

ここでは、書類名称から顧客名を取得します。

(1/1)操作条件の設定

→テストをクリック →成功 アウトプットには書類タイトルから顧客名を取得できました。

→保存するをクリック

ステップ5 データベースを連携する「レコードを更新する」

テンプレートの3つめのプロセスをクリックします。Google スプレッドシートへ追加する情報を設定します。

(1/2)データベースの連携

以下はあらかじめ設定済みです。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • Google スプレッドシートと連携するアカウント情報
  • 実行アクション

◆データベースの連携

同画面下にあるデータベースの連携に進みます。

  • スプレッドシートID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、連携したGoogle アカウントから候補のシートがピックアップされます。該当のシートを選択すると、IDが引用されます。
  • スプレッドシートのタブ名
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、候補のタブ名がピックアップされます。該当のタブを選択すると、IDが引用されます。
  • テーブル範囲
    • 「A1:G30」という形式で設定してください。今回はA〜Jがテーブル範囲のためA1:J1と入力しました。

→次へをクリック!

(2/2)データベース操作の詳細設定

レコードを更新するシートの項目にクラウドサインで抽出されたアウトプットを紐付けていきます。今回は手動で更新していたシートを更新するため、まず条件を設定します。

①更新したいレコードの条件

顧客名は先ほどの書類タイトルから抽出した引用コードを選択します。「+トリガー条件を追加」をクリックし枠を増やしたら、書類IDをプルダンから選択し、書類IDの引用コードを埋め込みます。

②更新後のレコードの値

連携したシートのヘッダが項目として表示されます。

編集欄をクリックするとプルダウンが開き、取得したアウトプットが表示されます。該当項目を選択すると引用コードが埋め込まれます。

紐付けが終わったら、テストに進みましょう。

→テストをクリック →成功

→保存するをクリック!

ステップ6 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にすると、設定完了です。

こちらで連携作業は完了です!<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、短時間で連携ができました。</span>今回のテンプレートはこちらです。

この自動化を使った活用シーン

今回紹介したフローボットテンプレートを利用することで、契約の進捗管理や情報共有がより効率的になります。これから、具体的な活用シーンをご紹介します。

1.営業担当者にとっての利用シーン

契約手続きを多く扱う営業担当者にとって、進捗管理は時間のかかる作業です。このフローを活用すれば、クラウドサインの契約完了情報が自動的にGoogle スプレッドシートに反映されるため、進捗報告のために手間をかける必要がありません。これにより、<span class="mark-yellow">契約状況を確認する手間が省け、営業活動に集中できる時間が増やせそうです。</span>

2.プロジェクトマネージャーにとっての利用シーン

プロジェクトの進行状況をタイムリーに把握することが重要なプロジェクトマネージャーにとって、定期的に更新される契約情報が自動的にGoogle スプレッドシートに反映されることは大きなメリットです。このフローを使うことで<span class="mark-yellow">最新の契約進捗が、チーム全員と共有でき、プロジェクトの遅延やミスを防ぐことにつながります。</span>

3.CSR担当者にとっての利用シーン

環境配慮を進める企業にとって、ペーパーレス化は重要なテーマです。このフローを活用することで、<span class="mark-yellow">契約情報のデジタル化が進み、作業のスムーズな進行が期待されます。</span>Google スプレッドシートでの一元管理も役立ち、CSR担当者として持続可能なビジネスプロセスを推進しやすくなります。

もっと活用!クラウドサインとGoogle スプレッドシート他の自動化3選

クラウドサインとGoogle スプレッドシートは、他にも自動化テンプレートがあります。

1. クラウドサインとGoogle スプレッドシート連携で契約情報を自動更新

クラウドサインで契約が完了すると、その情報が自動的にGoogle スプレッドシートに追加されます。これにより、手動入力が不要になり、契約情報が素早く共有され、時間が節約できます。チーム全体での情報共有が効率化され、作業の進捗がスムーズになります。

2. Notion からクラウドサインを自動起動して契約書を送信

Notion上のデータを使ってクラウドサインで契約書を作成・送信できます。手作業による入力ミスを防ぎ、契約書の送付をスムーズに進められます。チーム内での情報共有にも一貫性が保たれ、効率がアップします。

3. GMOサインとGoogle スプレッドシート連携で契約情報を自動更新

GMOサインで契約が完了すると、Google スプレッドシートのデータが自動的に更新されます。これにより、手作業による更新が不要になり、業務の効率が上がります。入力ミスも減り、チーム全体の作業がスムーズに進行します。

まとめ

このフローボットを使うことで、手動作業の削減や情報共有の効率化が期待できます。
プログラミング不要で簡単に自動化を導入できるため、業務全体の効率が向上し、営業担当者やプロジェクトマネージャー、CSR担当者など、さまざまなポジションで活用できます。

<span class="mark-yellow">この自動化テンプレートは、今からでもすぐに取り入れられます。ぜひ下のバナーをクリックして、自動化を始めてみてください。</span>

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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