OpenAI Agent Builderの使い方完全ガイド!ノーコードで自律型AIエージェントを作ってみた
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OpenAI Agent Builderの使い方完全ガイド!ノーコードで自律型AIエージェントを作ってみた
自動化のアイデア

2026-01-20

OpenAI Agent Builderの使い方完全ガイド!ノーコードで自律型AIエージェントを作ってみた

Suguru Nakazawa
Suguru Nakazawa

 AIエージェント(自律的に考えて動くAI)を開発するには、一般的に高度なプログラミング知識が必要です。
しかし、OpenAIが提供する「Agent Builder(エージェントビルダー)」を使えば、画面上のドラッグ&ドロップ操作だけで、誰でも簡単にAIエージェントを作れるようになります。

でも、「実際にどうやってAgent Builderを使うの?」「ChatGPT(GPTs)とは何が違うの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、Agent Builderの基礎知識から、実際に「自動振り分けエージェント」を作ってみた手順を解説します。

なお、Agent Builderは強力なツールですが、2026年1月時点では外部ツールとの連携に一部制限があります。
「今すぐ手軽にChatGPTと社内のSaaS(kintoneやSlackなど)を連携させて業務を自動化したい」という場合は、国産ノーコードツールの「Yoom」もあわせて検討してみてください。

まずは、Agent Builderでどのようなことができるのか、その実力を見ていきましょう。

✍️OpenAIのAgent Builderとは?

Agent Builderは、OpenAIが提供する開発ツールセット「AgentKit」に含まれる、ビジュアル開発ツールのことです。
基本的な特徴を簡単にご紹介します。

ノーコードで「自律型AI」が作れる

最大の特徴は、コードを書かずに「ワークフロー」を作成できる点です。

従来のChatGPT(GPTs)は基本的に「一対一の会話」がメインでしたが、Agent Builderを使うと以下のような複雑な処理が可能になります。

  • 条件分岐:
    「もし質問がAならエージェントXに、BならエージェントYに任せる」といった判断。
  • 人間による承認:
    「AIが作成した下書きを、人間が確認してOKボタンを押したら投稿する」といった協業フロー。
  • マルチエージェント:
    複数の専門特化AI(検索係、執筆係、翻訳係など)を連携させる。

Assistants APIからの移行

開発者やエンジニアの方にとって重要なのは、「Assistants API」の動向です。

OpenAIは、これまでエージェント開発に使われていたAssistants APIを2026年半ばを目処に廃止する計画を発表しています。
今後はこのAgent Builder(およびその裏側にあるResponses API)が主流となるため、今のうちに使い方に慣れておくことが推奨されています。

⭐OpenAIの自動化フローはYoomですぐに実現!

 👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!

Yoomでは、OpenAIやChatGPTに対応した自動化フローを簡単に実現できます。
たとえば、ウェブ会議やメールの内容を要約したり、分析したりしてデータベースに自動で登録可能です。
わざわざツール間を行き来することなく、会議の終了やメールの受信に合わせて自動でタスクが完了するため、作業の効率化と人為的ミスの削減を同時に図れます!


■概要
「メールの内容をChatGPTで感情分析し、その結果をkintoneに追加する」フローは、受信したメールの内容をAIで感情的な側面から分析し、その結果をkintoneに自動的に記録する業務ワークフローです。
Yoomを活用することで、ChatGPTとkintoneとの連携がスムーズに実現し、効率的なメール対応業務をサポートします。

■このテンプレートをおすすめする方
・日々大量のメールを受信し、その内容を効率的に分析したい営業担当者の方
・kintoneを使用して業務データを管理しており、感情分析を手作業で行っている担当者の方
・ChatGPTのAI機能を活用して業務プロセスを自動化したいIT管理者の方
・問い合わせメールの分析を効率化したいカスタマーサポート担当者の方
・顧客のフィードバックを感情的視点から理解し、サービス改善に活用したいマーケティング担当者の方

■注意事項
・ChatGPT、kintoneのそれぞれとYoomを連携してください。
・ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約(APIが使用されたときに支払いができる状態)が必要です。
 https://openai.com/ja-JP/api/pricing/
 ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。

■概要
「Zoom通話内容を文字起こしし、OpenAIで要約後Google スプレッドシートに追加する」ワークフローは、Zoomで行われた通話の内容を自動的に文字起こしし、その文字起こし結果をOpenAIで要約して、Google スプレッドシートに追加する仕組みです。
これにより、通話の内容を迅速に確認し、要点を簡潔に把握することができ、後から簡単に検索・分析できる形でデータとして管理することができます。

■このテンプレートをおすすめする方
・Zoomで定期的に会議や通話を行い、その内容を効率的に記録・管理したい方
・通話内容を要約してGoogle スプレッドシートで整理したいプロジェクトリーダーやチームメンバー
・通話の内容を素早く理解し、後から確認できるように保存したい担当者
・OpenAIを使って通話内容の要約を自動化し、作業効率を上げたい方
・文字起こしや要約作業を手動で行う負担を減らしたいチーム

■注意事項
・OpenAI、Zoom、Google スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
https://openai.com/ja-JP/api/pricing/
・ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。
・Zoomのプランによって利用できるアクションとそうでないアクションがあるため、ご注意ください。
・現時点では以下のアクションはZoomの有料プランのみ利用可能です。
 ・ミーティングが終了したら
 ・ミーティングのレコーディング情報を取得する(クラウド上に存在するレコーディングのみ取得可能なため)
・詳細は以下をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9550398-zoom%E3%81%A7%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%92%E5%8F%96%E5%BE%97%E3%81%99%E3%82%8B%E9%9A%9B%E3%81%AE%E6%B3%A8%E6%84%8F%E7%82%B9

🤔【準備編】OpenAIのAgent Builderの始め方

Agent Builderを利用するには、普段使っているChatGPTの画面ではなく、開発者向けの「OpenAI Platform」へアクセスする必要があります。

  1. OpenAI Platformへアクセス
  2. 初期設定
    Agent Builderの利用には、クレジットカード情報の登録(クレジットの購入)が必要になるため、登録を行います。
    メニュー下部の「Go to Billing」から設定を行います。
    ※Agent Builder自体は、使用するモデル(GPT-5など)のAPI利用料で課金される仕組みです。

  1. Agent Builderを開く
    左サイドバーのメニューから「Agent Builder」を選択してページを開くと、エージェントを作成できます。

✅【実践】Agent Builderの使い方:基本の4ステップ

ここからは、実際にエージェントを作る手順を紹介します。

今回は例として、「問い合わせ内容を自動判別し、適切な担当AIに振り分けるエージェント」を作成してみます。

【ワークフローのイメージ】

質問が「契約・料金のこと」なら → 事務担当エージェントが回答
質問が「技術的なこと」なら → 技術担当エージェントが回答

前提知識:画面の見方と主要ノード

「Create」ボタンを押して新規プロジェクトを作成すると、広いキャンバス(作業場)が表示されます。


ここに「ノード(部品)」を置いて線でつないでいきます。

主に使うノードの内容は、以下の通りです。

  • Agent:指示(プロンプト)を与えられたAI本体です。
  • File Search:PDFなどのファイルをアップロードし、その中から回答を探させます。
  • If/Else:条件によって処理ルートを分岐させます。
  • User approval:処理を一時停止し、人間の承認を求めます。

それでは、質問を事務担当と技術担当のAIが対応するエージェントを作成していきます。

ステップ1:質問の振り分けエージェントの設定

デフォルトで、「Start」から「Agent」が繋がっているため、編集していきます。
今回は「ユーザーの質問内容を判断する」という役割を持たせた「司令塔エージェント」を最初に配置しました。

Agentノードの設定画面で、任意の名前を設定し、以下の指示(Instruction)を入力します。

【役割】あなたは分類器です。ユーザーとは会話をしないでください。 ユーザーの質問が「技術的」か「事務的」かを判断し、分類IDのみを出力してください。
【分類ルール】
技術的な質問 → technical
事務的な質問 → admin
【重要:出力ルール】
余計な挨拶や説明は一切禁止です。
出力してよいのは、technical か admin という単語のみです。
(例)
悪い例:事務的な内容なので admin です
良い例:admin

ステップ2:条件分岐(If/Else)を設定する

ここがAIエージェント作成の醍醐味です。
「司令塔エージェント」の後ろに「If/Else」ノードをドラッグ&ドロップし、互いのオブジェクトの端をクリックして接続します。

右上の設定画面で「Condition」欄をクリックし、「output-text」を選択したら、続けて以下の文章を入力します。

  • 条件1:「== "admin"」(事務的な場合) 
  • 条件2:「== "technical"」(技術的な場合)

 

ステップ3:各専門エージェントの設定

分岐した先のルートに、それぞれ別のAgentノードを配置します。

例えば、事務ルートとして、以下のように「事務担当エージェント」を配置し、回答ルールを教え込みます。

【役割】
あなたは弊社のサービスに関する「事務・契約担当のデスク」です。
ユーザーからの質問(料金、契約プラン、解約手続きなど)に対して、対象のウェブページを検索し、回答してください。
【行動ルール】
1. 数字や金額は、絶対に間違えないようにファイルの内容をそのまま引用してください。
2. ファイルに記載のない「特別な値引き」や「例外的な対応」は絶対に提案しないでください。
3. もしユーザーの質問が曖昧で、ファイル内のどのプランに当てはまるか判断できない場合は、勝手に判断せず、ユーザーに追加の質問をしてください。
4. 回答の最後には、「※最新の情報は公式サイトもご確認ください」という免責の一文を添えてください。
【トーン&マナー】
ビジネスメールのような、礼儀正しくフォーマルな言葉遣い(敬語)を使用してください。
簡潔に、結論から述べてください。

また、リサーチの対象となるサイトやドキュメントを指定する場合は、「Tools」から選択します。
今回は、「Web search」を選択し、Yoomの料金ヘルプページを読み込ませました。

ステップ4:人間による承認を入れる

最後に、「User approval」ノードを追加してみました。

これは、AIが回答を作成した後、「この内容で返信してよいですか?」と人間に確認を求めるステップです。
誤った情報を送るリスクを防ぎたいときに有効です。

技術担当エージェントのルートも同様の手順で作成すれば、ワークフローの完了です。