・
「毎月のレポート作成のたびに、いろんなアプリからCSVをダウンロードして、整形して、ようやく分析に入る…」
「分析そのものより、前処理に時間を取られてしまい、結局インサイトを深掘りできない…」
このような状況に、心当たりはありませんか?
データ活用が重要と言われる一方で、現場では今もデータの収集・加工といった手作業が大きな負担になっています。
本来時間を使うべきは、数字を見て意思決定につなげることのはずなのに、準備段階で疲れ切ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回紹介するのが「Dify」です。
Difyは、ChatGPTのようなAIに社内データやファイルを読み込ませて、分析や要約を自動で行うアプリを作れるツールです。
プログラミングの知識がなくても、画面操作を中心にAI活用の仕組みを構築できます。
この記事では、Difyを初めて触る方でも迷わないように、ファイルを読み込ませてインサイトを得るAIアプリを作る手順をステップごとに解説します。
読み終えるころには、面倒なレポート作成をAIに任せ、意思決定に集中できる環境を具体的にイメージできるようになります。
はじめに、本記事がどんな方の役に立つのか、またDifyを使ううえで押さえておきたいポイントを簡単に整理します。
本記事は、以下のような悩みを持つ方におすすめです!
Difyは、非エンジニアでも直感的にAIアプリケーションを作成・運用できるオープンソースのローコードプラットフォームです。
プログラミングの深い知識がなくても、画面上でパーツを組み合わせる感覚でAIの動きを設計できます。必要な部品を並べていくだけで、自分たちの業務に合ったAIアプリを形にできる、「AIアプリ開発のレゴブロック」のような存在です。
Difyをデータ分析の文脈で見ると、大きく分けて2つの使い方があります。
1つ目は、本記事のメインテーマでもある「外部データをDifyに読み込ませて分析させること」です。CSVやスプレッドシートなど、普段使っている業務データをそのままAIに渡し、インサイトを引き出せるのが魅力です。
2つ目が、Difyで作ったAIアプリ自体の使われ方を分析することです。
Difyには、アプリの稼働状況をひと目で確認できる「分析ダッシュボード」が用意されています。
これにより、「ちゃんと使われているのか?」「コストに見合っているのか?」といった点を数字で把握できます。
たとえば、次のような指標が確認できます。
これらの指標を見ることで、作ったAI分析アプリが実際にどれくらい社内で役立っているのかを感覚ではなく、数字で判断できるようになります。
Difyは、AIを作って終わりではなく、育てながら業務に根付かせていくためのツールともいえます。
■概要
「フォーム回答をDifyで感情分析してLINEに通知する」フローは、収集したフォームの回答をDifyのAI機能で分析し、その結果をLINEに自動的に通知する業務ワークフローです。
顧客やチームからのフィードバックをスムーズに把握し、迅速な対応や意思決定が可能になります。
■このテンプレートをおすすめする方
■このテンプレートを使うメリット
Difyでデータ分析ができるといわれても正直ピンとこない方に、ここでは実際の業務シーンを想定した5つの活用例をご紹介します。
どれも「これ、毎回手作業でやってる…」という作業ばかりなので、自分の業務に近いものがないか、ぜひイメージしながら読んでみてください。
【ペルソナ】
営業マネージャー
【ユースケース】
Google スプレッドシートに蓄積された日々の売上データをDifyに読み込ませ、売上トレンドの要約や、前月比での改善提案といった内容を自動生成して書き戻す。
【Difyならではの特徴】
Difyでは「コード実行ノード」などを組み合わせることで、文章を生成するだけでなく、集計や計算を含んだ本格的な分析も可能です。「数字を見て考える時間」だけを残せるのが魅力です。
【ペルソナ】
カスタマーサクセス担当者
【ユースケース】
大量に集まったお客様アンケートの自由記述をDifyに読み込ませ、ポジティブ・ネガティブ判定を行った上で、機能要望や不具合、価格などのカテゴリに自動分類し、レポート化する。
【Difyならではの特徴】
AIが得意とする自然言語処理を活かすことで、人手では数時間〜数日かかる定性データの整理をより素早く完了できます。
【ペルソナ】
Webマーケティング担当者
【ユースケース】
過去1ヶ月分のWebアクセスログ(CSV/スプレッドシート)から、どの流入元(Organic, Social, Referral)が最も成果を上げているかを分析し、主要な傾向をSlackに通知する。
【Difyならではの特徴】
Difyで作った分析をSlackなどのチャットツールに直接つなげられるため、「わざわざ見に行かなくても、結果が届く」仕組みを作れます。
【ペルソナ】
社内ヘルプデスク
【ユースケース】
社内のPDFやドキュメントをDifyのナレッジベースに登録し、社員が「経費精算の方法は?」と聞くと、関連データを参照して回答する。
【Difyならではの特徴】
DifyはRAG(社内データを参照して答える仕組み)が強みです。「それっぽい回答」ではなく、根拠のある回答を返せます。
【ペルソナ】
経営企画・リサーチャー
【ユースケース】
特定のキーワード(競合名や技術用語)に関連する最新ニュースを外部API(Tavilyなど)経由で収集し、ビジネスへの影響度合いを分析して毎朝配信する。
【Difyならではの特徴】
DifyのMarketplaceを使えば、外部検索API(Tavilyなど)とAIを手軽に接続できます。リサーチの見逃しや読みすぎを防げるのも魅力です。
ここからは、Difyを使った汎用性が高く効果的なデータ分析の方法を解説・検証します。
1.上部メニューの「スタジオ」→「最初から作成」をクリック
2.アプリタイプと名前を設定
作成するアプリとその名前を設定します。
今回は以下の設定としました。
アイコンを任意で設定し、「作成する」をクリックします。
3.ファイルアップロード機能をオンにする
チャットフロー編集画面の右上にある「機能」をクリックし、ファイルアップロード機能をオンにします。
設定画面を開き、サポートされたファイルタイプで「ドキュメント」にチェックを入れて保存します!
4.ドキュメント抽出ノードを追加
LLMノードの前の「+」をクリックし、ドキュメント抽出ノードを追加します。
入力変数は、ユーザー入力で取得したファイルです。