2025/01/20
アプリ同士の連携方法

Googleフォームで送信された情報をもとにカオナビに従業員を登録し、部署情報に応じてGoogle Chatのスペースに招待する方法

s.chiba
Googleフォーム、カオナビ、Google Chatの連携イメージ

目次

 

現代のビジネス環境では、効率的な従業員管理と迅速な情報共有が求められています。特に、新入社員の情報登録や部署間のコミュニケーションを円滑にすることは、企業の生産性向上に直結するでしょう。そこで、Googleフォームで集めた情報を自動的にカオナビに登録し、部署情報に応じてGoogle Chatのスペースに招待する方法をご紹介します。この自動化により、人事情報に関する業務削減、新入社員への対応最適化などを実現できます。

こんな方におすすめ

  • Googleフォーム、カオナビ、Google Chatを利用している方
  • 従業員データ管理に関する業務を効率化したい方
  • 人事に関する事務業務を削減したい管理部門の担当者
  • 入社者や人事異動が多い、または増えている企業の人事、経営者
  • オンボーディングを最適・迅速化したいマネージャー・経営層

Googleフォーム、カオナビ、Google Chatを連携するメリットと具体例

メリット1:従業員データ管理の効率化

Googleフォームからの入力を自動でカオナビに登録することで、従業員データの管理を効率化できます。たとえば、従来は手動でデータを入力する際に、ミスや重複のリスクがありました。この自動化により、重複登録などのリスクを回避しつつ、作業時間を削減できます。また、登録と同時に部署情報に基づいてGoogle Chatのスペースに招待されるため、新入社員や異動者に対してのオンボーディングの効率化にも繋がります。

メリット2:部署内コミュニケーションの円滑化

部署ごとに適切なGoogle Chatスペースへ新しい従業員を自動的に招待することで、新しい従業員の部署内での円滑なコミュニケーションスタートをサポートします。たとえば、新入社員が着任初日から必要な情報にアクセスできるようになり、質問やリクエストがスムーズに行えます。この流れは、リモートワークが進む現代において、即時性を求められるビジネス環境でも非常に有用です。

メリット3:異動や組織変更時の手間軽減

従業員の異動や組織変更が発生した場合でも、カオナビとGoogle Chatの連携によって変更手続きを簡略化できます。たとえば、異動先の部署情報を更新すれば、自動的に新しい部署のChatスペースに招待され、旧スペースからは削除されます。この自動化により、組織変更の頻度が高い企業でも、作業負荷を削減できそうです。

それではここからノーコードツールYoomを使って、Googleフォームで送信された情報をもとにカオナビに従業員を登録し部署情報に応じてGoogle Chatのスペースに招待する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Googleフォームで送信された情報をもとにカオナビに従業員を登録し、部署情報に応じてGoogle Chatのスペースに招待する方法

GoogleフォームのAPIを経由して回答された内容を取得し、カオナビのAPIを用いて従業員情報の登録を行います。また、Google ChatのAPIを活用し、従業員をチャットのスペースへ招待することで実現可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Googleフォーム、カオナビ、Google Chatをマイアプリ連携
  • 自動化のためのトリガーを設定
  • アクションを設定
  • トリガー設定をONにして、自動化設定の完了

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Googleフォーム、カオナビ、Google Chatをマイアプリ連携

まずは、今回使用する3つのアプリのマイアプリ登録を行います。

マイアプリを登録することで、今後の設定を効率よく行えます。

【Googleフォーム】

最初に管理画面の左にあるマイメニューをクリックして、「+新規接続」タブをクリックします。

下記の連携可能なアプリ一覧から、Googleフォームを選びましょう。

そして、「Sign in with Google」のタブをクリックして下さい。

Yoomと連携したいGoogleアカウントを選びましょう。

ログイン後、連携するアカウントと内容を確認し、不備がなければ「続行」をクリックして接続完了です。

【カオナビ】

検索スペースの中で候補が表示されたら「カオナビ」を選びましょう。
「カオナビの新規登録」画面が表示されたら、「アカウント名」と「APIトークン」を設定します。
※カオナビのマイアプリ登録についてはこちらで詳細な説明を記載しています。
設定が完了し、「追加」のタブをクリックすれば接続完了です。

【Google Chat】

「Googleフォーム」の連携時と同じように管理画面の左にあるマイメニューをクリックして、「+新規接続」タブをクリックします。

次も同じく、アプリ一覧と検索スペースが表示されたら、いずれかで「Google Chat(OAuth)」を選択して下さい。

※【Googleフォーム】の連携時の画像をご参照下さい。
画面が表示されたら、お使いのGoogleアカウントでログインしてください。
ログインができ、連携するアカウント、内容を確認して不備がなければ、「続行」をクリックして接続完了です。

赤字の必須項目に「Client ID」「Client Secret」をそれぞれ入力し、「登録する」をクリックします
参照:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法
以上で、Google Chatのマイアプリ登録の完了です。

ステップ2:トリガーを設定

次は自動化のためのトリガー設定です。
まずはバナーをクリックして今回使用するテンプレートをコピーしましょう。

下記の画面が表示されるので、連携したいアプリ、行いたい作業の自動化であるかを確認して下さい。
上から順に設定を進めていくので、まずは「フォームに回答が送信されたら」のタブをクリックしましょう。

以下の画面が表示されたら、下記の通り設定してみましょう。

・タイトル→必要に応じて変更可能
・Googleフォームと連携するアカウント情報→Googleアカウントが合っているか確認
・トリガーアクション→フォームに回答が送信されたら

設定が完了したら、次へ進みます。

次は、API接続設定です。
まずは、トリガーの起動間隔を設定します。
※トリガーの起動間隔は5分、10分、15分、30分、60分がありますが、プランごとに最短の起動間隔が変わりますので、ご注意ください。
また、あらかじめ実際に使用するGoogleフォームを準備しておくことを推奨します。
フォームIDは使用するフォームのURLから取得し、設定します。


フォームに回答を送信したら、いよいよ管理画面上で「テスト」の実行です。
テストが成功すると、アカウント上でアウトプットが取得されます。
なお、Googleフォームは回答データをデフォルトで取得できないため、JSONPathという仕組みを使い回答内容を別途アウトプットに追加する必要があります。
詳細は以下のヘルプページを参照ください。
※アウトプットについて詳しくはこちら
※詳しい取得方法はこちら
最後にスクロールして「保存する」のタブをクリックすれば、テスト完了です。

ステップ3:アクションを設定

カオナビの設定を行うので、「メンバーを登録」をクリックして、以下の画面が表示されたら下記の設定をしましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「カオナビと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→メンバーを登録

設定が完了したら、「次へ」をクリックしましょう。

API接続設定を行うにあたり、「社員番号」「氏名」を下記のように入力します。
入力欄で表示されたアウトプットからGoogleフォームで回答された内容を引用することもできます。
入力後に「テスト」を実行し、成功すれば「保存する」タブをクリックしてAPI接続完了です。

次はGoogle Chatの連携アカウントとアクションを選択します。

「タイトル」→必要に合わせて選択
「アプリ」→Google Chat(OAuth)
「 Google Chat(OAuth)と連携するアカウント情報」→使用するアカウント
「アクション」→スペースにメンバーを招待

その後「次へ」のタブをクリックします。

下記がそれぞれ入力されていることを確認して、テストを行います。

「スペースのリソース名」→招待したいGoogle Chatの任意のスペースリソース名
「招待するメールアドレス」→回答者のメールアドレス

ステップ4:トリガー設定をONにして、自動化設定の完了

テストが問題なく完了したら、「トリガーをON」をクリックして、正常にフローボットが起動して自動化できることが確認できれば完了です。

Googleフォーム・カオナビ・Google Chatを使ったその他の自動化例

他にもGoogleフォーム・カオナビ・Google Chatを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.カオナビで従業員が登録されたら、Google Chatに通知する

手動で通知を出す必要がなくなるため、ヒューマンエラーの発生を防止することができ、円滑に業務を進めることができます。
通知内容をカスタマイズすることで、従業員情報の登録後に発生する作業も併せて連携できるため、業務効率も向上します。

2.Googleフォームで送信された情報をもとにカオナビに従業員を登録し部署情報に応じてdirectのグループトークに招待する

Googleフォームで送信された情報からカオナビへの登録とdirectのグループトークへの招待を自動化することができ、手動作業を短縮します。
対象となる社員が多い場合でも、カオナビとdirectの操作を自動化できるため、作業漏れを防止でき、業務の正確性を高めることが可能です。

3.カオナビが変更されたら、SmartHRの情報も更新する

カオナビが変更されたら、SmartHRの情報も更新することで手作業による作業が削減できます。
また、人事情報の管理効率化も繋がります。

まとめ

本記事では、Googleフォームを活用して従業員情報を効率的に管理し、カオナビとGoogle Chatと連携する方法をご紹介しました。この自動化により、情報管理の効率化だけでなく、データ入力の手間やミスを減らし、情報セキュリティの向上にも寄与します。また、新入社員や異動者のオンボーディング最適化にも繋がるでしょう。

特に入社者や組織変更が多い企業の方は、Yoomを活用して、ぜひこの方法を取り入れてみてください。

この記事を書いた人
s.chiba
マッチングビジネス業界で7年間、営業や営業サポートに従事していました。 自身の業務経験の中で「これがあったらよかったなあ」という視点を踏まえて、 Yoomの機能に関するコンテンツ作成しています。
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