2025/01/06
アプリ同士の連携方法

Google スプレッドシートとGoogle Driveを連携して、Google スプレッドシートで行が更新されたらGoogle Driveのファイル名を変更する方法

k.noguchi
Google スプレッドシートとGoogle Driveの連携イメージ

目次  

業務効率化を図る上で、日々の手作業を自動化することは非常に重要です。特に、情報の管理やフォルダ作成などのタスクは手動で行うと時間がかかり、ミスの原因にもなります。Google スプレッドシートとGoogle Driveを活用している方にとって、データの更新とファイル管理を連携させることで、大幅な時間短縮と、業務の精度向上が期待できます。
本記事では、Google スプレッドシートで行が更新された際に、Google Driveのファイル名を自動的に変更する方法をご紹介します。
手順に沿って設定するだけで、ノーコードで簡単に自動化を実現できますので、ぜひお試しください。

こんな方におすすめ

  • Google スプレッドシートとGoogle Driveをそれぞれ活用している方
  • Google スプレッドシートとGoogle Driveを業務で活用しているが、情報の更新に手間を感じている方
  • Google スプレッドシートとGoogle Driveを連携して業務効率化を目指している方

Google スプレッドシートとGoogle Driveの連携メリットと具体例

メリット1:データ管理の効率化

スプレッドシートの更新に基づいてGoogle Driveのファイル名を自動変更することで、ファイル管理がより簡単になります。
例えば、請求書の発行日や顧客名をファイル名に反映させると、検索性が大幅に向上します。これにより、業務プロセスがスムーズに進み、関連ファイルを探す手間を削減できます。手動操作を減らすことでヒューマンエラーを防ぎ、信頼性の高いデータ管理の実現に繋がります。

メリット2:プロジェクト管理の透明性向上

プロジェクトの各フェーズを追跡するために、Google スプレッドシートでタスクや進行状況を管理している場合、関連ファイルの名前を自動的に変更することで透明性が向上します。例えば、「進行中」「完了」といったステータスをファイル名に含めると、チームメンバー全員が進行状況をすぐに把握できます。これにより、進捗確認の手間の削減が期待できます。

メリット3:在庫や製品情報の整理

在庫管理や製品情報をスプレッドシートで管理している場合、更新に基づいてGoogle Driveのファイル名を変更することで、業務のスピードが向上します。
例えば、在庫が「残り少ない」となった商品に対してファイル名を変更すれば、関係者がすぐに対応を検討できます。また、シーズンごとの製品ラインアップ情報を整理する際にも、ファイル名が更新されることで、不要な混乱を防ぐことが期待できます。

[Yoomとは]

Google スプレッドシートで行が更新されたらGoogle Driveのファイル名を変更する方法

Google スプレッドシートで行が更新されたことをGoogle スプレッドシートのAPIを利用して受け取り、Google Driveが提供するAPIを用いて、更新された行のレコード情報をGoogle Driveのファイル名変更に用いることで実現が可能です。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

今回は、以下のプロセスで作成していきます。

  • Google スプレッドシートとGoogle Driveをマイアプリ連携する
  • テンプレートをコピーする
  • フローの起点となるGoogle スプレッドシートのトリガー設定と、その後のGoogle Driveのオペレーション設定を行う
  • トリガーボタンをONにして、Google スプレッドシートとGoogle Driveの連携フローの動作確認をする

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Google スプレッドシートとGoogle Driveをマイアプリ連携する

Google スプレッドシートとGoogle DriveをYoomに接続するためのマイアプリ登録を行いましょう。
最初にマイアプリ登録を済ませておくと、自動化設定がスムーズに進められます。

1.Yoomページ画面左側のマイアプリをクリックし、「新規接続」を選択します。

2.右上の検索窓にGoogle スプレッドシートと入力し、検索結果からGoogle スプレッドシートを選択します。
表示された画面で「Sign in with Google」をクリックします。

3.アカウント選択画面でアカウントを選択し、ログイン後に問題がなければ、表示された画面で、「続行」をクリックします。

4.続いてGoogle Driveをマイアプリ登録します。
Google スプレッドシートの登録と同様に、Yoomページ画面左側のマイアプリをクリックし、「新規接続」を選択します。
検索窓にGoogle Driveを入力し、検索結果からGoogle Driveを選択し、「Sign in with Google」をクリックします。
アカウント選択画面でアカウントを選択し、ログイン後に問題がなければ、表示された画面で、「続行」をクリックします。

マイアプリにGoogle スプレッドシートとGoogle Driveが表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:テンプレートをコピーする

以下のテンプレートページを開き、『このテンプレートを試してみる』をクリックします。

ワークスペースに自動的にテンプレートがコピーされます。表示された画面で「OK」をクリックしてください。

ステップ3:フローの起点となるGoogle スプレッドシートのトリガー設定と、その後のGoogle Driveのオペレーション設定を行う

1.先ほどの画面で「OK」をクリックして、表示された画面のアプリトリガー「行が更新されたら」をクリックしてください。
※こちらの画面は、Yoomページ画面左側「マイプロジェクト」のフローボットで表示される、「【コピー】Google スプレッドシートで行が更新されたら、Google Driveのファイル名を変更する」をクリックすると表示されます。

2.表示された画面で必須項目を入力し、「次へ」をクリックします。

3.表示された画面で、詳細を設定します。「トリガーの起動間隔」を選択してください。
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますのでご注意ください。

4.「スプレッドシートID」と「シートID」は、候補から選択してください。
※入力欄をクリックすると、候補が自動で表示されます。

5.入力が完了したら「テスト」実行し、成功したら「保存する」をクリックします。
表示されているアウトプットは「この値を他のオペレーションで利用することができます。」と表記があるように、次の設定でも活用できます。

6.次にGoogle Driveの設定を行いましょう。
アプリと連携する「ファイル名を変更する」をクリックすると、以下の画面が表示されるので、下記の設定を行っていきます。
入力が完了したら、「次へ」をクリックします。

7.API接続設定を行います。
Google スプレッドシートで設定した項目ごとのアウトプットが取得されます。
入力欄をクリックするとアウトプットの候補が表示されるので、入力しましょう。

同じく「ファイル名」も入力しましょう。

入力を終えたら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックします。

ステップ4:トリガーボタンをONにして、Google スプレッドシートとGoogle Driveの連携フローの動作確認をする

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが自動的に起動します。

今回使用したテンプレートは以下の通りです。

その他のGoogle スプレッドシートとGoogle Driveを使った自動化例

その他にもYoomにはGoogle スプレッドシートとGoogle Driveを使ったテンプレートがあるので、いくつかご紹介します。

1.Google スプレッドシートで行が追加されたら、Google Driveにフォルダを作成する
Google スプレッドシートで行が追加されたら、Google Driveにフォルダを作成するフローです。このフローを取り入れることによって、手動でフォルダを作成する手間が省け、業務効率の向上が期待できます。自動化によりヒューマンエラーが減少し、正確なデータ管理が実現できるでしょう。

2.Google スプレッドシートで行が更新されたら、Google Driveのファイルを削除する
Google スプレッドシートで行が更新されたら、Google Driveのファイルを削除するフローです。このフローを取り入れることによって、Google スプレッドシートの行が更新された際に古いファイルが自動的に削除され、古いファイルが溜まることなく、常に最新のファイルだけを管理できます。重要なファイルを管理しやすくなり、必要な情報をすぐに見つけられるため、生産性向上が期待できます。

3.Google DriveでファイルがアップロードされたらLINE WORKSに通知する
Google Driveにファイルがアップロードされた際にLINE WORKSへ通知するフローです。このフローを取り入れることによって、メッセージ誤りといった人的なミスの防止に繋がります。また、業務効率の向上を図ることで、他の作業に時間を充てることもできるでしょう。

まとめ

Google スプレッドシートとGoogle Driveを連携することで、手入力を減らし、精度の高いデータ更新とファイル管理をスムーズに行えるようになります。
また、Google スプレッドシートの更新データをGoogle Driveに自動反映するため、入力ミスや変更漏れを未然に防ぐことができます。これにより、システム間の移動が削減され、スピーディーな作業が可能になるでしょう。
本記事で紹介した方法を活用すれば、手間のかかる作業を自動化し、業務効率を大幅に向上させることが期待できます。
ぜひこの機会に試してみて、日常業務の改善にお役立てください。

この記事を書いた人
k.noguchi
SEやプログラマー、新卒採用アシスタントや役者など、多種多様な業務の経験があります。 その中でもSE・プログラマーでは、企業のシステムを構築し業務効率化に取り組んでいました。 Yoomを使い、業務の負担を軽減するための実践的なアプローチ方法を、丁寧にわかりやすく発信していきます。
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