2024/08/21
アプリ同士の連携方法

Google スプレッドシートとSalesforceのノーコード連携でリード情報の登録を自動化!

e.koyama

目次

自社の製品やサービスに興味を持ってくれた見込み顧客に購入・契約段階に進んでもらうため、CRMやSFAのシステムへのリード情報登録は正確かつ迅速に行うことが望ましいでしょう。
リードの基本情報をGoogle スプレッドシートなどのデータベースに集約している場合、Salesforceへの転記を毎回手作業で行うには時間や労力がかかります。そこでおすすめするのが、Google スプレッドシートとSalesforceを連携してリード情報の同期を自動化することです。

本記事では、Google スプレッドシートとSalesforceの連携のメリットと、Yoomを活用したノーコードでの連携と自動化の設定方法をお伝えします。
リード情報をGoogle スプレッドシートからSalesforceに同期し自動で登録を行うことができれば、リード情報の一元管理ができ、登録作業時間の短縮が可能になります。

Google スプレッドシートとSalesforceを連携するメリット

メリット1: リード情報の一元管理が可能になる

Google スプレッドシートとSalesforceの連携により、マーケティングと営業の担当者間でリード情報を一元管理できるようになります。
Google スプレッドシートに入力されたリード情報が自動的にSalesforceに同期されることで、手作業で転記を行う場合よりもデータの入力ミスの減少や正確性向上が期待できます。
例えば、マーケティング担当者が収集したリード情報をスプレッドシートに入力するだけで、営業担当者はSalesforce上ですぐに情報を確認し、迅速にアプローチを開始できます。自動化により、リード情報登録もれや重複登録のリスクも低減させることも可能です。

メリット2: リード情報の登録にかかる作業時間を短縮できる

Google スプレッドシートに追加されたリード情報をSalesforceに自動で登録できることで、情報の確認と転記にかかっていた作業時間が不要となります。特に、展示会やセミナーなどで大量のリード情報を扱う場合、この自動化は有効といえるでしょう。空いた時間でマーケティングや販売の計画検討、顧客対応、商談などに充てることも可能ですね。

YoomでGoogle スプレッドシートとSalesforceを連携

Google スプレッドシートとSalesforceの連携で生まれるメリットはご理解いただけましたか?
この連携と自動化の設定には、Yoomの利用がおすすめです。
Yoomであれば、プログラミングやAPIの知識がなくても問題ありません。ノーコードの簡単な操作で、誰でも連携と自動化の設定をすることができます。

Yoomにまだ登録していない場合はこちらからアカウント発行をどうぞ。
Salesforceの連携はチームプランもしくはサクセスプランの有料プランのみとなりますが、2週間トライアルで操作感のお試しが可能です。

また、登録前にもっとYoomのことが知りたい、という方は連携アプリ一覧テンプレート一覧をご覧ください。他の連携可能なアプリや自動化できる業務フローを確認することができます。

Google スプレッドシートとSalesforceの連携フローの作り方

それでは、実際にGoogle スプレッドシートとSalesforceの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

今回は、テンプレートを使ったGoogle スプレッドシートで行が追加されたらSalesforceにレコードを追加する業務フローの作成手順をご紹介します。

なお、こちらで紹介する手順では、Google スプレッドシートの情報をもとにSalesforceのリードオブジェクトのレコードを作成し、作成されたSalesforceのレコードIDをGoogle スプレッドシートに追記する流れとなっています。

はじめる前に

1.リード情報を管理するGoogle スプレッドシートのファイルに、SalesforceのレコードIDを入力する列を作成しておいてください。下図は一例です。

2.Yoomにログインしてください。

3.以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1:Google スプレッドシートとSalesforceをマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1.左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックしてください。

2.マイアプリの新規接続一覧の中から、Google スプレッドシート、Salesforceをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※参考:Salesforceのマイアプリ登録方法

‍ステップ2:Google スプレッドシートの行が追加されたら起動するトリガーを設定

1.コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分に入力することで、任意のタイトルに変更可能です。

2.フローボットの「アプリトリガー 行が追加されたら」をクリックしてください。

3.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 「アプリトリガーのタイトル」を必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

4.アプリトリガーのAPI接続設定をします。
 トリガーの起動間隔:任意の時間を選択してください。
 スプレッドシートID~更新を検知したい列までの各項目:対象とするファイルのIDや範囲を選択・入力してください。
 ※下図は入力例です。 

5.テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。
 ※Salesforceのリード作成時に参照したい追加のアウトプット情報があれば、こちらを参考にしてください。

ステップ3:Salesforceのリードオブジェクトのレコードを作成するアクションを設定

1.フローボットの「アプリと連携する リードオブジェクトのレコードを作成」をクリックしてください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3.API接続設定をします。
 設定したい項目に任意の値を入力してください。
 ※名、会社名、リード所有者ID、マイドメインURLは必須となっています。
 ※ステップ2で取得したアウトプット情報の参照が可能です。
 ※下図は入力項目の一部であり、入力されたアウトプットは参照例です。

4.テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。

ステップ4:Google スプレッドシートのレコードを更新するアクションを設定

1.フローボットの「データベースを操作する レコードを更新する」を選択してください。

2.「連携アカウントとアクションを選択」の設定をします。
 ・タイトル:必要に応じて変更してください。
 ・「データベースの連携」の各項目:欄下部の注記を参考に入力・選択してください。

3.「次へ」をクリックします。

4.データベース操作の詳細設定をします。
 1)更新したいレコードの条件:更新対象とするレコードを特定する条件を設定してください。
 2)更新後のレコードの値:SalesforceのレコードIDを入力する列に、ステップ3で取得したアウトプットを参照するようにしてください。
 ※下図は入力例です。

5.テストを行い、成功を確認して「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えれば起動します。

以上で、Google スプレッドシートで行が追加されたらSalesforceにレコードを追加するフローの完成です。

まとめ

Google スプレッドシートとSalesforceの連携により、リード情報の登録を自動化することが可能です。リード情報の一元管理と登録作業時間の短縮により、営業やマーケティングの担当者の業務効率化が期待できます。

Yoomを使えば、ノーコードでの簡単な連携と自動化設定が可能です。転記作業にかかっていた時間をマーケティングや営業の活動に充てることで、生産性の向上につながる可能性が高まるでしょう。ぜひ、Yoomを活用してこの連携と自動化を試してみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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