2025/01/07
アプリ同士の連携方法

Google スプレッドシートとXeroを連携して、Google スプレッドシートで行が追加されたらXeroにアイテムを作成する方法

k.noguchi
Google スプレッドシートとXeroの連携イメージ

目次

 

業務効率化が求められる現代のビジネスシーンにおいて、データの自動連携は欠かせない要素となっています。
特に、Google スプレッドシートで管理しているデータを会計ソフトのXeroと連携させることで、手動入力の手間を省き、業務の正確性、スピードを向上させることが可能です。本記事では、Google スプレッドシートで行が追加されたときに、自動的にXeroにアイテムを作成する方法を解説します。新しいツールの導入や複雑な設定なしに、この自動化を実現する手順を詳しくご紹介します。

こんな方におすすめ

  • Google スプレッドシートとXeroをそれぞれ活用している方
  • Google スプレッドシートとXeroを業務で活用しているが、情報の更新に手間を感じている方
  • Google スプレッドシートとXeroを連携して業務効率化を目指している方

Google スプレッドシートとXeroの連携メリットと具体例

メリット1:時間の大幅な節約と手作業の削減

Google スプレッドシートとXeroを連携することで、新しい行が追加された際に自動でXeroにアイテムを作成できます。この自動化により、手作業でデータをコピー・貼り付けする必要がなくなり、入力ミスも防げます。例えば、毎日大量の取引データを処理している経理担当者は、この連携によってデータ入力に費やす時間を削減できます。その結果、スタッフはより戦略的な業務や顧客対応に集中でき、全体的な業務効率の向上が期待できます。

メリット2:タイムリーな在庫管理

スプレッドシートに新しい商品や取引情報を追加すると、それがすぐにXeroに反映されるため、タイムリーな在庫管理が可能になります。これにより、在庫状況の確認や補充タイミングの判断がスピーディーになります。具体的には、複数の店舗を運営する小売業者が各店舗の売上データをスプレッドシートでまとめ、それをXeroと連携することで、リアルタイムで全店舗の在庫を管理できます。これにより、欠品リスクを最小限に抑え、顧客満足度の向上につなげることができます。

メリット3:請求業務の効率化

Google スプレッドシートに新たな取引データを記録するだけで、Xeroが自動的に請求書を作成する仕組みを構築できます。この機能により、請求書作成のプロセスを効率化し、手動入力の手間を削減できます。例えば、サービス業で頻繁に発生する顧客への請求業務では、取引内容をスプレッドシートに入力するだけで、Xeroで請求書が自動生成されます。この自動化によって、請求業務にかかる時間を短縮し、キャッシュフローの改善に役立つことが期待できます。

[Yoomとは]

Google スプレッドシートで行が追加されたらXeroにアイテムを作成する方法

Google スプレッドシートで行が追加されたことをGoogle スプレッドシートのAPIを利用して受け取り、Xeroが提供するAPIを用いて、追加された行のレコード情報をXeroのアイテム作成に用いることで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回は、以下のプロセスで作成していきます。

  • Google スプレッドシートとXeroをマイアプリ連携する
  • テンプレートをコピーする
  • フローの起点となるGoogle スプレッドシートのトリガー設定と、その後のXeroのオペレーション設定を行う
  • トリガーボタンをONにして、Google スプレッドシートとXeroの連携フローの動作確認をする

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしてください。

ステップ1:Google スプレッドシートとXeroをマイアプリ連携する

Google スプレッドシートとXeroをYoomに接続するためのマイアプリ登録をしましょう。
最初にマイアプリ登録を済ませておくと、自動化設定がスムーズに進められます。

1.Yoomページ画面左側のマイアプリをクリックし、「新規接続」を選択します。

2.右上の検索窓に「Google スプレッドシート」と入力し、表示された検索結果からGoogle スプレッドシートを選択します。
次の画面で「Sign in with Google」をクリックします。


3.アカウント選択画面でアカウントを選択し、ログイン後に問題がなければ、表示された画面で「続行」をクリックします。

4.続いてXeroをマイアプリ登録します。
Google スプレッドシートの登録と同様に、Yoomページ画面左側のマイアプリをクリックし、「新規接続」を選択します。
検索窓に『Xero』と入力し、検索結果から『Xero』を選択し、表示された画面でアカウント情報を入力し「Log in」をクリックします。
次に表示される画面で「Continue granting access」をクリックし、送信されたメールの内容に従って、アクセス許可してください。

マイアプリにGoogle スプレッドシートとXeroが表示されれば、登録は完了です。

ステップ2:テンプレートをコピーする

以下のテンプレートページを開き、『このテンプレートを試してみる』をクリックします。

ワークスペースに自動的にテンプレートがコピーされます。次に表示された画面で「OK」をクリックしてください。

ステップ3:フローの起点となるGoogle スプレッドシートのトリガー設定と、その後のXeroのオペレーション設定を行う

1.先ほどの画面で「OK」をクリックして、表示された画面のアプリトリガー「行が追加されたら」をクリックしてください。
※こちらの画面は、Yoomページ画面左側「マイプロジェクト」のフローボットで表示される、「【コピー】Google スプレッドシートで行が追加されたら、Xeroにアイテムを作成する」をクリックすると表示されます。

2.次の画面で必須項目を入力し、「次へ」をクリックします。

3.表示された画面で、詳細を設定します。「トリガーの起動間隔」を選択してください。
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

4.「スプレッドシートID」と「シートID」は、候補から選択してください。
入力欄をクリックすると、自動で候補が表示されます。候補を選択することで入力が完了します。

5.入力が完了したら「テスト」実行し、成功したら「保存する」をクリックします。
表示されているアウトプットは「この値を他のオペレーションで利用することができます。」と表記があるように、次の設定でも活用できます。

6.次にXeroの設定をしましょう。
アプリと連携する「Create or Update Items」をクリックすると、以下の画面が表示されるので、下記の設定を行っていきます。
必須項目の入力が完了したら、「次へ」をクリックします。

7.API接続設定を行います。Google スプレッドシートで設定した各項目のアウトプットが取得されます。
入力欄をクリックするとアウトプットの候補が表示されるので、「Tenant ID」を入力しましょう。

8.次に「Tenant ID」同様、「Item Code」も入力しましょう。
入力が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックします。

9.最後に、Xeroで発行されたItem IDを、Google スプレッドシートに登録します。テンプレート内容が表示されている画面で、データベースを操作する「レコードを更新する」をクリックします。
表示された画面で、Google スプレッドシートと連携するアカウントを確認します。

10.Xeroから取得したItem IDをGoogle スプレッドシートに登録します。スプレッドシートID、スプレッドシートのタブ名、テーブル範囲を設定し、「次へ」をクリックします。※スプレッドシートID、スプレッドシートのタブ名は、枠をクリックすると表示されるアウトプットの「候補」から設定できます。

11.更新したいレコードの条件を設定します。
左の枠には、一意の値を持つGoogle スプレッドシートの列の項目を設定します。右の枠に、アウトプット「行が追加されたら」の中から対応する項目を選択します。
ここで設定した条件をもとに、Google スプレッドシートに登録されているプロジェクトをYoomが探します。※今回は、以下画像のように設定しました。

12.次に、更新後のレコードの値を設定します。
※Xeroから取得した Item ID を Google スプレッドシートに登録します。更新するので、Xeroのアウトプット「Create or Update Items」を使用して設定します。

13.設定が完了したら「テスト」をクリックし、「保存する」ボタンをクリックしてください。

ステップ4:トリガーボタンをONにして、Google スプレッドシートとXeroの連携フローの動作確認をする

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが自動的に起動します。

今回使用したテンプレートは以下の通りです。

その他のGoogle スプレッドシートとXeroを使った自動化例

その他にもYoomにはGoogle スプレッドシートとXeroを使ったテンプレートがあるため、いくつかご紹介します。

1.Google スプレッドシートで行が更新されたら、Xeroの注文書を更新する
Google スプレッドシートで行が更新されたら、Xeroの注文書を更新するフローです。このフローを導入すると、手動でのデータ更新の手間が省け、業務効率の向上が期待できます。また、更新の手間が減ることで、人為的なミスのリスクも軽減され、信頼性の高いデータ管理の実現が期待できます。

2.Google スプレッドシートで行が更新されたら、Xeroの連絡先を更新する
Google スプレッドシートで行が更新されたら、Xeroの連絡先を更新するフローです。このフローを導入することで、データの一貫性を保ちながら効率よく業務を進めることができます。データの一貫性が保たれることで、業務プロセスが円滑に進み、組織全体の効率向上に繋がります。

3.Google スプレッドシートで行が更新されたら、Xeroの請求書を更新する
Google スプレッドシートで行が更新されたら、Xeroの請求書を更新するフローです。このフローを導入することで、手動での更新作業が不要となり、作業時間を短縮し、効率向上が期待できます。営業チームや経理部門は、手間をかけずに最新の情報を共有できるため、スピーディーかつ適切な対応に繋がります。

まとめ

データの自動連携は、業務効率化と生産性向上に直結します。
本記事で紹介したGoogle スプレッドシートとXeroの連携方法を活用すれば、手動でのデータ入力によるミスを防ぎ、時間を有効に使うことができるようになるでしょう。これにより、スタッフはより付加価値の高い業務に注力でき、ビジネス全体の競争力の向上に繋がります。
ぜひ、この機会にデータ連携の自動化を検討してみてください。

この記事を書いた人
k.noguchi
SE・プログラマー、新卒採用アシスタントやテーマパークアクターなど、多種多様な業務の経験があります。 その中でもSE・プログラマーでは、企業のシステムを構築し業務効率化に取り組んでいました。 Yoomを使い、業務の負担を軽減するための実践的なアプローチ方法を、丁寧にわかりやすく発信していきます。
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