企業の広報担当者やSNS運用担当者にとって、日々の情報収集やトレンドの把握、そして魅力的なコンテンツの発信は欠かせない業務です。
しかし、「リサーチに時間がかかりすぎる」「投稿ネタが尽きてしまった」「炎上が怖くて発信できない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか...
そこで注目されているのが、生成AI「Grok」です!
Grokは、X(旧Twitter)上の全投稿データにリアルタイムでアクセスできるという、他のAIにはない強力な特徴を持っています。
うまく活用することで、世論を反映した、よりユーザーの心に刺さるコンテンツを発信できるようになるはず!
本記事では、Grokを広報業務にどのように活用できるのか、実際の使用感を交えながら解説します。
また、企業アカウントで利用する際のリスクや対策についても触れていくので、生成AIって使って大丈夫なの?と足踏みしていた方も安心して読み進めていってくださいね。
📱Yoomは情報収集やSNS投稿を自動化できます
👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!
広報業務において、情報の鮮度と発信のタイミングは非常に重要!
しかし、24時間体制でSNSを監視し続けるのは現実的ではありません...
そこで活用したいのが、業務効率化ツールの「Yoom」です!
Yoomを使えば、特定のキーワードを含むニュースやSNS上の投稿を自動で収集し、データベースツールに集約することができます。
また、Googleスプレッドシートで登録した内容に基づいて、X(旧Twitter)へ投稿を行い、その後関係者に通知する、という一連のプロセスを自動化することも可能です。
情報収集や報告作業をYoomのフローに組み込むことで、リサーチから発信、情報共有までのプロセスを大幅に効率化できるでしょう。
Google スプレッドシートに行が追加されたら、X(Twitter)でSNS配信してSlackに通知する
試してみる
■概要
SNSの投稿内容をGoogle スプレッドシートで管理しているものの、実際の投稿作業やチームへの共有を手作業で行うことに手間を感じていませんか。この手作業は、投稿漏れや関係者への共有忘れといったミスの原因にもなり得ます。 このワークフローを活用すれば、Google スプレッドシートに行を追加するだけでX(Twitter)へのSNS配信が実行され、同時にSlackへ通知するまでの一連の流れを自動化し、これらの課題を解消します。
■このテンプレートをおすすめする方
- Google スプレッドシートでSNSの投稿管理を行なっており、配信作業の自動化をしたい方
- X(Twitter)への投稿後に、Slackを利用したチームへの情報共有を手作業で行っている方
- SNS配信における一連の業務フローを効率化し、投稿や共有の漏れをなくしたいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
- Google スプレッドシートへの行追加を起点に、SNS配信からSlack通知までが自動化されるため、これまで手作業に費やしていた時間を短縮できます
- 手作業による投稿内容のコピーミスや、関係者への通知漏れといったヒューマンエラーの発生を防ぐことに繋がります
■フローボットの流れ
- はじめに、Google スプレッドシート、X(Twitter)、SlackをYoomと連携します
- 次に、トリガーでGoogle スプレッドシートを選択し、「行が追加されたら」というアクションを設定します
- 続けて、オペレーションでX(Twitter)の「ポストを投稿」アクションを設定し、スプレッドシートから取得した情報をもとに投稿内容を作成します
- 最後に、オペレーションでSlackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、投稿が完了した旨を指定のチャンネルに通知します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Google スプレッドシートのトリガー設定では、連携対象となる任意のスプレッドシートIDとスプレッドシートのタブ名を設定してください
- X(Twitter)へ投稿するオペレーションでは、スプレッドシートから取得した値を活用し、投稿するテキスト内容を任意で設定してください
- Slackへ通知するオペレーションでは、通知先となる任意のチャンネルIDを設定してください。メッセージ内容は、事前のアクションで取得した値や任意のテキストを組み合わせて設定できます
■注意事項
- Google スプレッドシート、X(Twitter)、SlackのそれぞれとYoomを連携してください
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください
- Google スプレッドシートをアプリトリガーとして使用する際の注意事項は「【アプリトリガー】Google スプレッドシートのトリガーにおける注意事項」を参照してください
X(Twitter)での指定ユーザーの投稿を毎日収集して要約をNotionに追加する
試してみる
■概要
競合調査や情報収集のためにX(Twitter)の投稿を確認するものの、手作業での収集や内容の把握に時間がかかっていることはありませんか? また、重要な投稿を見逃してしまったり、情報をチームで共有する際に手間がかかったりすることも課題となりがちです。 このワークフローを活用すれば、X(Twitter)の投稿収集から要約、Notionへの追加までの一連の流れを自動化し、効率的な情報収集体制を構築できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- X(Twitter)での情報収集を手作業で行っており、業務を効率化したいと考えている方
- 特定ユーザーの投稿を自動で収集し、効率的に情報把握を進めたいマーケティング担当者の方
- Notionで情報を一元管理しており、X(Twitter)からの情報も集約したいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
- 毎日決まった時間にX(Twitter)の投稿が自動で収集・要約されるため、手作業での情報収集にかかっていた時間を他の業務に充てることが可能です
- 手動での確認作業が不要になるため、重要な投稿の見逃しや、Notionへの転記ミスといったヒューマンエラーの防止に繋がります
■フローボットの流れ
- はじめに、NotionとX(Twitter)をYoomと連携します
- 次に、トリガーでスケジュールトリガー機能を選択し、毎日決まった時間にフローが起動するよう設定します
- 次に、オペレーションでX(Twitter)の「ユーザー投稿一覧を取得」アクションを設定し、対象のユーザーを指定します
- 次に、AI機能の「要約する」アクションを設定し、取得した投稿内容を要約します
- 最後に、Notionの「レコードを追加する」アクションを設定し、要約結果を指定のデータベースに追加します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- スケジュールトリガー機能では、フローを起動する日時を自由に設定できます。例えば、毎朝9時に設定することなどが可能です
- X(Twitter)で投稿を収集するユーザーアカウントは、任意のアカウントIDに設定できます
- AI機能で要約する際には、要約対象の文章を指定したり、文字数や要約の形式といった条件をカスタマイズしたりすることが可能です
- Notionへレコードを追加する際には、どのデータベースに追加するかを選択でき、投稿内容や要約結果などをどのプロパティに格納するかを自由に設定できます
■注意事項
- X(Twitter)、NotionのそれぞれとYoomを連携してください。
- X(Twitter)のアウトプットはJSONPathから取得可能です。取得方法は「『取得する値』を追加する方法」をご参照ください。
📣Grokとは?広報業務における独自性
Grokが他の生成AI(ChatGPTやGeminiなど)と大きく異なる点は、X(旧Twitter)のリアルタイムデータと直結していることです。
通常のAIモデルは、直近数時間以内に起きた出来事や今まさに盛り上がっているトレンドについては回答できないことがあります。
一方、GrokはX上の膨大なポスト(ツイート)を検索・分析できるため、「今この瞬間に何が起きているか」を正確に捉えることができます。
この「リアルタイム性」こそが、情報のスピードが求められる広報業務において最強の武器となるのです!
☑️【検証】実際にGrokを使ってみた
では、実際にGrokを使って、広報業務に役立つタスクを2つ検証してみましょう。
今回は「トレンドを活用した投稿案の作成」と「イメージ画像の生成」を行いました。
ちなみに前提シナリオとして、リモートワーク&AIアシスタントを提供するSaaS企業「RemoteFlow」の広報担当者がGrokを利用する、と想定し検証を進めます!
検証1:リアルタイムトレンドを活用した投稿案の作成
まずは、X上で話題になっているトピックを特定し、自社の発信に活かしてみましょう。
以下のようにプロンプトを考案し、Grokに質問を投げかけます。
入力プロンプト
今、日本国内のXで「リモートワーク」についてどのような意見が盛り上がっていますか?
直近の日本語ポストをもとに、
・リモートワークに対するポジティブな意見
・ネガティブな意見や不満
をそれぞれ3〜5個ずつ、具体的なテーマに分けて要約してください。
〜(省略)〜
各投稿案には、
・本文(140〜200文字程度)
・付けると良さそうなハッシュタグを2〜3個
を含めてください。
出力は日本語でお願いします。
約38秒ほどかけて意見の収集・分析と、投稿案が生成されました!
一番古い投稿でも1月30日、最新だと5分前の投稿を参照していたので、『リアルタイム性に優れている』というGrokの特性を存分に発揮していますね!(赤線)
投稿されている情報から感情分析を行ってポジネガ判定をしており、判定の根拠も納得いく内容でまとめられていました。
特定の海外地域はなぜ抽出したのかな?と思ったのですが、「リモートワーク」をアカウント名として記載していたのでここを参照したようです。(赤枠)