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「毎週、Google 広告の検索語句レポートをダウンロードして関係者に共有するのが手間…」
「レポート作成に時間を取られてしまい、肝心のデータ分析や改善施策の検討に集中できない…」
このように、Google 広告のレポート作成と共有といった繰り返し発生する定型業務に、多くの時間を費やしていませんか?
もし、定期的にGoogle 広告から最新の検索語句データを自動で取得し、必要な情報をまとめて関係者にメールで自動送信する仕組みがあれば、こうした日々の煩わしさから解放されるでしょう。
これにより、広告パフォーマンスの分析や戦略立案といった、より本質的な業務に注力できるようになります。
今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できて、手間や時間もかかりません。
ぜひ自動化を導入して作業をもっと楽にしましょう!
YoomにはGoogle 広告のデータを自動で抽出する業務フロー自動化のテンプレートが用意されています。
「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!
それではここから代表的な例として、「定期的にGoogle 広告から検索語句レポートを取得し、メールで自動送信する」フローを解説していきます!
ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
※今回連携するアプリの公式サイト:Google Ads/Google スプレッドシート/Google Drive
[Yoomとは]
今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。
ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます!
まずは基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!
続いて、今回のフローで使用するアプリのマイアプリ登録方法を解説します。
Google スプレッドシートについては、先ほどのナビ内で解説しているので省略しますね!
1.Google Adsのマイアプリ連携
以下の手順を参考にして、Google AdsとYoomを連携してください。
2.Google Driveのマイアプリ連携
Google Driveを検索し選択すると、下記の画面が表示されます。
「Sign in with Google」をクリックしてください。
メールアドレスまたは電話番号を入力し、「次へ」をクリックします。
※既にGoogleアカウントを使ってマイアプリ連携したことがある場合は、そのアカウントを選択するだけでOKです!
パスワードを入力して、もう一度「次へ」をクリックします。
内容を確認して、「続行」をクリックします。
これでGoogle DriveとYoomの連携完了です!
続いてYoomのテンプレートをコピーします。
下記バナーの「試してみる」をクリックしてください。
コピーすると下記画像のようにテンプレートがお使いのYoom管理画面にコピーされます。
OKをクリックして設定を進めていきましょう!
フローボットを起動させるスケジュールを設定します。
「スケジュールトリガー」をクリックしてください。
日付指定、曜日指定、Cron設定から希望の形式を選んで、レポートを取得したい日時(毎日、毎週、毎月など)を任意で設定しましょう。
詳しい設定方法については、下記をご参照ください。
今回は、「毎日朝9時にGoogle 広告から検索語句レポートを取得し、メールで自動送信する」設定を例に解説します。
下記画像を参考に、任意のスケジュールを設定したら、「完了」をクリックして設定完了です!
Google 広告から検索語句レポートを取得する設定を行います。
「検索語句レポートの取得」をクリックしてください。
クリックすると以下の画面に移ります。
アカウント情報と書かれた項目にはステップ1でマイアプリ連携した際のアカウント情報が記載されています。
アクションは、「検索語句レポートの取得」のままで次に進みましょう!
赤枠内の説明を参考にして、連携したい広告アカウントIDを入力します。
取得したいレポートの集計期間を任意で指定します。
今回は、「昨日」のレポートを取得する設定を例に解説します。
編集欄をクリックし、「日付」から「昨日」を選択し、赤枠内の形式を指定してください。
【補足】
「日付」の中に希望の期間がない場合は、例えば「2024-12-01」の形式で入力してください。
「期間の終わり」も「期間の開始」と同様に、「昨日」を赤枠内の形式で選択します。
これで、「昨日」のレポートを取得する設定になりました。
設定できたら、「テスト」をクリックしてください。
テストが成功すると、取得した各項目の横に、検索語句レポートに基づく数値がリスト形式で表示されます。
「完了」をクリックして、設定完了です!
※取得した値とは?
トリガーやオペレーション設定時に、「テスト」を実行して取得した値のことを指します。
後続のオペレーション設定時の値として利用でき、フローボットを起動する度に変動する値として引用できます。
【補足】
上記の画像では、レポート集計期間として「昨日」(2025-12-18)を指定していますが、下記の画像では(2023-12-10)のデータが取得されています。
これは、筆者のGoogle 広告アカウントで取得可能なデータが(2023-12-10)分しかなかったため、集計期間を(2023-12-10)に指定してテストを行っているためです。
皆さんが設定する際には、実際には指定した期間でデータが表示されるのでご安心ください。
次に、Google 広告から検索語句レポートを繰り返し取得する設定を行います。
「同じ処理を繰り返す」をクリックしてください。
【補足】
この処理を行うことで、ステップ4で取得したリスト形式の値を個別に切り分けることができます。
これにより、Google スプレッドシートにレコードを追加する際、各項目を個別に追加できます!
Google 広告から検索語句レポートを繰り返し取得するオペレーション(リスト形式の値を個別に切り分ける設定)は、テンプレートであらかじめ設定されています。
「完了」をクリックして設定完了です!
詳しい設定方法や不具合が出た際の対処法については、下記のリンク先を参考にしてみてくださいね!
次に、Google 広告から取得した検索語句レポートの内容をGoogle スプレッドシートに自動で追加する設定を行います。
「レコードを追加」をクリックしてください。
クリックすると以下の画面に移ります。
Google 広告と同様に、ステップ1でマイアプリ連携したGoogle スプレッドシートのアカウント情報が自動で表示されます。
アクションは、「レコードを追加する」のままで次に進みましょう!
次に、Google 広告と連携するGoogle スプレッドシートを選択します。
Google 広告と連携するGoogle スプレッドシートをまだ作成していない場合は、ここで作成しましょう!
Google 広告から取得した検索語句レポート情報が反映されるよう、下記を参考にしてGoogle スプレッドシートを適切に設定してください。
ヘッダーの下に該当する情報が自動で追加されていくイメージです!
※すでにGoogle 広告と連携するGoogle スプレッドシートが作成済みの場合は、新たに作成する必要はありません。
編集欄をクリックすると、Google スプレッドシートの候補が表示されます。
候補の中から、連携したいGoogle スプレッドシートを選んでください。
選択するとIDが自動で入力されます。
同様に、タブ名も入力します。
更新したい値が記載されているテーブル範囲を任意で入力し、「次へ」をクリックします。
次に、実際にレコード(行)を追加する設定を行います。
編集欄をクリックし、「同じ処理を繰り返す」から各項目に対応する項目を選択します。
【Tips】
取得した値(ループ変数)を活用することで、フローボットを起動する度に変動する値として反映されます。
これにより、毎回変動する情報を手動で入力する必要がなくなり、効率的に連携できます!
すべての項目の選択が完了したら、「テスト」をクリックします。
テストが成功したら、「完了」をクリックして設定完了です!
連携したGoogle スプレッドシートにレコード(行)が追加されました!
【補足】
フローボット設定のテストでは、レコードが1件しか追加されていませんが、実際にフローボットを起動した際には、ステップ5の「処理繰り返し設定」で取得したアイテム情報がすべて反映されます!
次に、ステップ6で作成したGoogle スプレッドシートをダウンロードする設定を行います。
「Googleスプレッドシートをダウンロード(シートを指定)」をクリックしてください。
クリックすると以下の画面に移ります。
Google 広告と同様に、ステップ1でマイアプリ連携したGoogle Driveのアカウント情報が自動で表示されます。
アクションは、「Googleスプレッドシートをダウンロード(シートを指定)」のままで次に進みましょう!
編集欄をクリックすると、Google スプレッドシートの候補が表示されます。
候補の中から、ステップ6で連携したGoogle スプレッドシートを選んでください。
選択するとファイルIDが自動で入力されます。
赤枠内の説明を参考に、ダウンロードしたいシートIDを入力してください。
編集欄をクリックし、プルダウンメニューから希望するファイルタイプを選択してください。
PDFのレイアウトとサイズは、空欄のままで問題ありません。
「テスト」をクリックしてください。
テストが成功して、ファイルを取得できました!
「完了」をクリックして、設定完了です!
最後に、ステップ7で取得したファイル(検索語句レポート)をメールで自動送信する設定を行います。
「メールを送る」をクリックしてください。
ファイル(検索語句レポート)を送りたい関係者のアドレスを入力します。
通知先は複数入力することができます!
【Tips】
動作確認のため、まずは自分のメールアドレスを追加しておくことをおすすめします!
なお、テンプレートで設定した内容はすべての連携で反映されます。
フローボット設定後に変更することができますので、適時修正してくださいね!
続いて、下記を任意で入力しましょう。
件名と本文はカスタマイズ可能です!
必要な情報を入力して、内容を調整しましょう!
日付を入れたい場合は、編集欄をクリックして「日付」の「昨日」から希望の形式を選ぶことで、フローボットが起動した日を基準に「昨日」の日付が自動で反映されます。
【Tips】
取得した値は、フローボットを起動する度に変動する値として扱われます。
テキストを直接入力した部分は固定値として処理されるため、毎回変動が必要な情報( {{日付}}など)には取得した値を活用することが重要です!
これにより、毎回手動で変動する情報を入力する手間が省け、効率的に連携することができます!
添付ファイルはテンプレートであらかじめ設定されています。
件名と本文の編集が完了したら、「次へ」をクリックしましょう。
編集したメッセージの内容が表示されます。
取得した値(日付)が正しく反映されていることを確認し、テストを実行しましょう!
テストが成功したら、「完了」をクリックして設定完了です!
指定したメールアドレスに、ファイル(検索語句レポート)を含めた通知が届きました!
最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
これで、設定したスケジュールに合わせて自動でGoogle 広告から検索語句レポートが取得され、メールが送信されるようになります!
Google AdsのAPIを活用することで、様々な自動化の実現が可能になります。
Google Adsから定期的にアカウントやキャンペーン、検索語句のレポートを自動で取得し、GmailやOutlookで関係者へ通知したり、Google スプレッドシートに最新情報を蓄積したりできます。また、Meta広告(Facebook)などの他媒体のレポートとあわせて集約することや、ChatGPTと連携させて先週との差分分析や対策案を自動生成し、Notionに追加することも可能です。さらに、HubSpotなどのCRMツールへデータを送信して顧客情報と紐付けるなど、広告運用の分析から報告、戦略立案までのプロセスを効率化できます。
Google 広告の検索語句レポート取得と送信を自動化することで、これまで手作業で行っていた繰り返し業務の手間を削減し、ヒューマンエラーを防ぐことができます。
これにより、広告運用担当者はレポート作成業務から解放され、データ分析や広告戦略の改善といったコア業務に集中できる時間を確保できるようになります!
今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらの登録フォームから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!
Q:検索語句以外のデータも取得できますか?
A:
はい、検索語句に加えて、クリック数・表示回数・費用(マイクロ単位)なども取得できます!
チームの運用イメージに合わせて、Google スプレッドシートに連携する項目をカスタマイズしてみてくださいね!
Q:レポートをスプレッドシートに自動で蓄積できますか?
A:
はい、自動で蓄積できます!
これにより、より高度な分析や可視化を実現できます。
Q:メール以外のツール(Slackなど)にも通知できますか?
A:
はい、可能です!
連携可能なアプリ一覧は以下のリンクからご確認いただけます。
連携するアプリを変更したい場合は、下記の手順で変更できますので、ぜひお試しください!
1.フローボットの設定画面で、「メールを送る」オペレーションを削除します。
2.「メールを送る」オペレーションを削除した場所の「+」をクリックします。
3.赤枠内の検索窓で、連携したいアプリを検索して選択します。
上記の手順で、連携するアプリを変更することができます!
詳しくは下記をご参照ください。