Microsoft ExcelとMicrosoft SharePointの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-05-16

【ノーコードで実現】Microsoft ExcelとMicrosoft SharePointのファイルを自動で同期する方法

k.tsukamoto

「毎月、Microsoft Excelで作成した報告書ファイルをMicrosoft SharePointの各フォルダに手作業でアップロードするのが面倒…」
「ファイルが多くて、どれが最新版かわからなくなることがあって管理が煩雑…」
このように、Microsoft ExcelとMicrosoft SharePoint間でのファイルのやり取りや同期に、手間や課題を感じていませんか?

もし、<span class="mark-yellow">特定のExcelファイルが更新されたら自動でSharePointの指定フォルダにも反映されたり、定期的にExcelファイルをSharePointに自動でバックアップしたりできる仕組み</span>があれば、これらの悩みから解放され、より戦略的な業務に集中できる時間を生み出すことができるでしょう!

今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定できて、手間や時間もかかりません。ぜひ自動化を導入して、作業をもっと楽にしましょう!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Microsoft ExcelのファイルをMicrosoft SharePointへ定期的にアップロードする業務フロー自動化のテンプレート</span>が用意されています。

「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!

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Microsoft ExcelとMicrosoft SharePointを連携する自動化の方法

Microsoft ExcelとMicrosoft SharePoint間で発生する様々なファイル連携を自動化する方法を、具体的なテンプレートを使って紹介します!

これにより、<span class="mark-yellow">ファイル管理の効率化や情報共有のスピードアップを実現できる</span>ので、気になる内容があれば、ぜひクリックしてみてください!

Microsoft ExcelのファイルをMicrosoft SharePointに自動でアップロード・同期する

<span class="mark-yellow">Microsoft Excelで作成・管理しているファイルを定期的にMicrosoft SharePointの指定フォルダへ自動でアップロードしたり、変更を同期したりする基本的な連携フロー</span>です。

手作業でのファイル転送やバージョン管理の手間を削減し、常に最新情報をチームで共有できるようになりますし、必要に応じてOutlookへの通知も可能です!

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特定条件に基づいてMicrosoft ExcelのファイルをMicrosoft SharePointに自動で振り分け同期する

<span class="mark-yellow">ファイル名に含まれる情報(例えば、プロジェクト名や日付など)を基に、Microsoft ExcelのファイルをMicrosoft SharePoint内の対応するフォルダへ自動的に振り分けて同期する連携フロー</span>です。

整理されたファイル管理を実現し、必要な情報をすぐに見つけられるようになります!

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Microsoft ExcelのファイルをSharePointへ自動同期するフローを作ってみよう

それでは代表的な例として、<span class="mark-yellow">「定期的にMicrosoft ExcelのファイルをMicrosoft SharePointの指定されたフォルダへ自動でアップロードする」フロー</span>を解説していきます!

Yoomを使用してノーコードで設定をしていきます。まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

フローの作成方法

今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。

  • Microsoft ExcelとMicrosoft SharePointのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • スケジュールトリガーと各アクションの設定
  • フロー稼働の準備
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前準備:管理用のMicrosoft Excelファイルの用意

このフローでは、定期的にMicrosoft SharePointにアップロードしたいファイルの「アイテムID」と「ファイル名」が記録されたファイルを事前に用意する必要があります。

アイテムIDやファイル名を含むエクセルファイルを作成(更新)するにあたっては、「OneDriveでファイルが追加されたらMicrosoft Excelに追加する」フローや「OneDriveでファイルが更新されたら、Microsoft Excelも自動更新する」フローなどが用意されています。
1から作成する場合には、こちらの記事を参考にしてみてください。

用意したエクセルファイルは、OneDriveかSharePointに格納してください。
ここでは例として、下図の「OneDriveファイル管理.xlsx」をOneDriveに格納しています。

下図はアップロードしたいファイル(OneDrive)の例です。
エクセルファイルをサンプルにしていますが、PDFや画像、Word文書などにも対応しています。

ステップ1:使用するアプリのマイアプリ連携

まずは、使用するアプリ(Microsoft Excel・Microsoft SharePoint・OneDrive)のアカウントを「マイアプリ」に登録しましょう。
この設定は初回のみ必要です。

  1. Yoomにログイン後、ワークスペースのサイドバーから「マイアプリ」を選択。
  2. マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリック。
  1. アプリ一覧画面が表示されたら、右上の検索バーでアプリ名(ここではMicrosoft Excel)を検索して選択。
  1. Microsoftのサインイン画面が表示されます。
    エクセルファイルを格納しているストレージに紐づくMicrosoftアカウントを入力し、「次へ」をクリック。

    ※「Microsoft 365(旧Office 365)」には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。
    法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証が失敗する可能性があるのでご注意ください。

   既にサインインしているアカウントがある場合は、以下のような画面が表示されます。

  1. パスワードを入力し、「サインイン」をクリック。
  1. Microsoftアカウントとの連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。
    Microsoft Excelが追加されていることを確認してください。

同様に、Microsoft SharePointとOneDriveもマイアプリに登録しましょう。
どちらもMicrosoftとの連携になるため、同じ手順で登録できます。

  1. 「アプリ一覧」でMicrosoft SharePoint(OneDrive)を検索して選択。
  2. 連携するMicrosoftアカウントでサインイン。
    2度目以降は下図のような画面になり、登録したMicrosoft Excelと同じアカウントに自動でサインインする場合があります。
    他のアカウントと連携する場合は、サインアウトやキャンセルをお試しください。
  1. Microsoftアカウントとの連携が完了し、マイアプリ画面に戻ります。

このフローで使用する3つのアプリを追加できたら、マイアプリ登録は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

Yoomのフローボットテンプレートから使用するテンプレートを選び、「このテンプレートを試す」をクリックすると、テンプレートがコピーされます。
ここでは以下のテンプレートを使うため、バナーの「試してみる」をクリックしてください。

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Yoomのワークスペースにテンプレートがコピーされ、自動化フローの設定画面(フローボット)が開きます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

※ 以降、コピーしたフローボットには、プロジェクト一覧の「マイプロジェクト」からアクセスできます。

ステップ3:スケジュールトリガーの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。

  1. スケジュールトリガーの「指定したスケジュールになったら」をクリック。
  1. 「タイトル」は任意の名称に変更できます。
    アクションの内容が分かりやすいタイトルにするとよいでしょう。
    ここでは例として「毎週月曜日9時になったら」に変更しています。
  1. フローを起動するスケジュールを設定しましょう。
    デフォルトでは「月曜日(曜日指定)の9時」になっています。
    運用に合わせて、曜日や時刻を変更してください。
    日付指定やCronによる設定も可能です。
  1. 設定を終えたら、「保存する」をクリック。

これで、スケジュールトリガーの設定が完了しました。
トリガーアクションのタイトルは設定したものに変更されています。

ステップ4:複数レコードの取得

  1. Microsoft Excelの「複数のレコードを取得する(最大10件)」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントと実行アクションを確認。
  1. データベースの連携の「ファイルの保存場所」を「OneDrive」か「SharePoint」から選択。
    今回は管理用ファイルをOneDriveに保存しているため、そちらを選んで進めていきます。
    SharePointに保存している場合は、適宜読み替えてください。
  2. 「ドライブID」に、管理用ファイルを保存しているドライブのIDを設定。
    入力欄クリック時に、連携しているMicrosoftアカウントのOneDriveから候補が表示されるので、対象となるドライブを選択します。
  1. 「アイテムID」に前準備で用意したエクセルファイルのアイテムIDを設定。
    入力欄クリック時に、指定したOneDriveから候補が表示されるので、対象となるファイルを選択します。
    ※ 候補に対象が表示されない場合は、「ファイル名(任意)」に対象のファイル名か、ファイル名の一部を設定してください。
  1. 「シート名」にレコードを追加するシート名を設定。
    入力欄クリック時に、指定したエクセルファイルから候補が表示されるため、対象となるシートを選択してください。
  1. 「テーブル範囲」に対象となるテーブルの範囲を設定。

例として、「OneDriveファイル管理.xlsx」の場合はA1からB1までが表のヘッダーになっているため、「A1:B」と入力します。

テーブル範囲の指定に関しては以下のヘルプページもご参照ください。

  1. 設定を終えたら、「次へ」をクリック。
  1. 取得したいレコードの条件を、フローの運用方法に合わせて設定。
    今回は全てのレコードを対象とするため、「アイテムID」が「空でない」を条件として設定しています。
  2. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、条件に合うレコードが全て(最大300行)取得され、「取得した値」に追加されます。
  1. 必要なレコードが取得されていることを確認し、ページ下部の「保存する」をクリック。

これで、ファイルアップロード用のレコードが取得できました。

ステップ5:繰り返し対象の設定

取得したレコードの数だけループ処理を行って、ファイルアップロードを行います。
ループ処理で用いる値を設定しましょう。

※「同じ処理を繰り返す」オペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけます。
フリープラン・ミニプランではエラーになってしまうためご注意ください。
有料プランには、2週間の無料トライアルができ、期間中は通常は制限されるアプリや機能(オペレーション)も使えますので、この機会にぜひお試しください。

  1. 「コマンドオペレーション」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 今回は「アイテムID」と「ファイル名」の2項目を使用するため、「+取得した値を追加」をクリックし、設定項目を増やします。
  1. 「オペレーション」のプルダウンから、「複数のレコードを取得する(最大300件)」を選択。
    ※ タイトルを変更している場合は、変更後のタイトルが表示されます。
  1. 取得した値には、ループ処理で用いるレコードの項目を設定。
  1. 「アイテムID」と「ファイル名」をそれぞれ設定したら、「保存する」をクリック。

これで、ループ処理の準備が整いました。

ステップ6:ファイル名の変更

ループ処理において先ずは、Microsoft SharePointにアップロードしたいファイルをOneDriveからダウンロードしましょう。

  1. OneDriveの「ファイルをダウンロード」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 「ドライブID」を入力欄クリック時に表示される候補から選択。
  1. 「ファイルのアイテムID」の入力欄をクリックすると、各アクションで取得した値が表示されます。
    「コマンドオペレーション」メニューから「アイテムIDのループ変数」を選択してください。
    ※ タイトルを変更している場合は、変更後のタイトルが表示されます。
    選択した項目は、入力欄に{{項目名 追加された値}}という形で追加されます。
    取得した値(アウトプット)についての詳しい説明は、こちらのヘルプページをご覧ください。
  1. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功すると、対象となるファイルがダウンロードされます。
    ※ テストではループ処理が実行されず、1件のファイルのみダウンロードされます。
    この時、ダウンロードされたファイルの名前は「Untitled」で固定されますが、次のステップでリネームします。
  1. 「保存する」をクリック。

ステップ7:ファイルのアップロード

最後に、OneDriveからダウンロードしたファイルをMicrosoft SharePointにアップロードしましょう。

  1. Microsoft SharePointの「ファイルをアップロード」をクリック。
  1. 適宜「タイトル」を変更。
  2. 連携アカウントとアクションを確認し、「次へ」をクリック。
  1. 対象となる「サイトID」と「ドライブID」を設定。
    入力欄クリック時に表示される候補から選択してください。
  2. 「格納先フォルダのアイテムID」にファイルをアップロードするフォルダのアイテムIDを設定。
    入力欄クリック時に、指定したドライブIDから候補が表示されるので、対象となるフォルダを選択します。
    ※ 候補に対象が表示されない場合は、「格納先フォルダ名」に対象のフォルダ名か、フォルダ名の一部を設定してください。
  1. 「ファイル名」には、入力欄クリック時に表示される「コマンドオペレーション」メニューから「ファイル名のループ変数」を設定。
  2. 「ファイルの添付方法」にはデフォルトで、ステップ6でダウンロードしたファイルが設定されています。
    変更する必要はありません。
  3. 設定を終えたら、「テスト」をクリック。
  1. テストに成功したら、Microsoft SharePointの指定したフォルダにファイルがアップロードされていることを確認してください。
  1. ページ下部の「保存する」をクリック。

ステップ8:フロー稼働の準備

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

トリガーをONにしたら、実際に動作することを確認しましょう。
右上の「起動する」をクリックすることで、スケジュールトリガーを待たずにフローを起動できます。
用意したエクセルファイルに記録されているファイルが全てMicrosoft SharePointにアップロードされていれば成功です。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

Microsoft ExcelとMicrosoft SharePointを使用したその他の自動化例

今回紹介したファイルの自動同期以外にも、Microsoft Excelを使ってメールやアンケート結果を記録したり、SalesforceやNotionなど他サービスと連携してデータを整理することが可能です。また、Microsoft SharePointでは、受信した添付ファイルを自動でアップロードしたり、取引先の登録にあわせてフォルダを生成することもできます。

このように、Microsoft製品のAPIを活用することで、日々の繰り返し作業をノーコードで自動化できます。気になるものがあれば、ぜひ他のテンプレートもお試しになってみてください!

Microsoft Excelを使った自動化例

Microsoft Excelを活用して、日々の業務をより効率的に自動化してみませんか?

たとえば、Outlookで受信したメールを自動でMicrosoft Excelに記録したり、Gmailのアンケート結果を即時に反映させたりと、作業の手間を大幅に削減できます。さらに、予算情報の定時通知や他ツールとの連携によるレコード追加など、多彩なフローが揃っています。

データ管理を一段とスマートにしたい方は、ぜひ以下のテンプレートをご覧ください。

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Microsoft SharePointを使った自動化例

Microsoft SharePointを使えば、日々のファイル管理や連携業務を簡単に自動化できます。

たとえば、OutlookやGmailで受信した添付ファイルを自動アップロードしたり、Salesforceの登録に応じてフォルダを作成することも可能です。SlackやDocuSignとの連携も充実しており、チーム内での情報共有がよりスムーズに。

ファイル整理のストレスを減らし、業務の精度を高めたい方におすすめです。

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まとめ

Microsoft ExcelとMicrosoft SharePointのファイル連携を自動化することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたファイルのアップロード、整理、同期といった作業負荷を大幅に削減し、ヒューマンエラーによるファイル管理ミスや情報共有の遅延といったリスクも低減できます。</span>

これにより、担当者は面倒な繰り返し作業から解放され、より付加価値の高いコア業務に集中できる環境が整いますし、チーム全体の業務効率向上にも繋がるでしょう!

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
タグ
Microsoft Excel
Microsoft SharePoint
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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