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精度を正しく見抜く!分類・回帰・生成AIの評価手法がわかる
カオナビで自己評価が更新されたら、AIワーカーで内容を分析し評価ランクを判定する
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精度を正しく見抜く!分類・回帰・生成AIの評価手法がわかる
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2026-08-14

AIモデルの評価指標とは?売上予測のMAE・RMSEから選び方を解説

Yuzuki Amano
Yuzuki Amano

AIモデルを構築した後、その性能をどのように評価すべきかは、プロジェクトの成否を分ける極めて重要なステップです。単に「精度が高い」という言葉だけでは、実務で直面する複雑な課題をカバーしきれないことが多いため、適切な評価指標の選定が必要となります。
本記事では、分類や回帰といったモデルの特性に応じた主要な指標から、ビジネスシーンでの選び方までを体系的に解説します!

📊AIモデルの評価指標とは?役割と必要性

AIモデルの評価指標は、作成したモデルがどれだけ意図通りに動いているかを客観的な数値で示すための「物差し」です。

▼モデルの「賢さ」を定量化する重要性

モデルの性能を定量化することは、関係者がモデルの実力を正しく理解し、実務で利用できるか判断するために重要です。開発者が、

💭「非常に高い精度が出た!」

と感じていても、具体的な数値がなければ、ビジネス側の担当者はそのモデルを実際の業務に導入してよいか判断できません。そんな時に役立つのが、評価指標です。
評価指標を用いることで、モデルの得意・不得意や信頼性を数値で把握でき、実務でどの程度活用できるのかを客観的に判断できるようになります。

▼単一の評価指標に頼るリスク

一つの評価指標だけに頼ることは、モデルの真の性能を見誤る原因となります。
例えば、100件のデータのうち99件が「正常」、1件が「異常」という不均衡なデータを考えてみましょう。このとき、モデルが100件すべてを「正常」と予測すると、99件は正しく予測できるため、正解率は99%になります。しかし、本来検知すべき1%の「異常」を検知できていません。

このように、正解率だけを見ると高性能に見えても、実務では十分な性能とはいえない場合があります。そのため、一つの指標だけで判断せず、複数の視点からモデルの性能を評価することが重要です。

▼ビジネス要件に合わせた評価指標の選定

評価指標は、そのAIが解決しようとしているビジネス課題に合わせて選定する必要があります。
たとえば、以下のように、重視すべき指標は用途によって異なります。

  • 医療診断AI:病気の見逃しを防ぐことが重要なため、再現率が優先
  • スパムメール判定:重要なメールを誤ってスパムと判定しないことが重要なため、適合率を重視

このように、誤判定が発生した際のコストやリスクを考慮し、どの評価指標をメインのKPIとするのかを事前に定義しておくことが、プロジェクト成功の鍵となります。

🤖Yoomはさまざまな評価業務を自動化できます

評価業務では、蓄積されたデータを目視で確認したり、一定の基準に沿って分類・集計したりする作業に多くの手間がかかることがあります。
そんな定型的な評価業務もYoomなら効率化できます!

[Yoomとは]

例えば、採用面接の評価記録からAIが自動で合否判定の補助を行ったり、自己評価の内容を分析してランク付けを行ったりするワークフローが構築できます。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね👀


■概要
採用選考において、候補者一人ひとりの面接評価や進捗を管理する業務は、正確性が求められる一方で非常に手間がかかる作業ではないでしょうか。 このワークフローは、kintoneで面接後の評価を登録するだけで、AIが自動で候補者の合否判定や選考ステータスの更新を補助します。まるで優秀なAIエージェントのように選考進捗管理をサポートし、採用業務の効率化を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
  • kintoneを活用して採用管理を行っている人事や採用担当者の方
  • AIエージェントのような仕組みを導入し、選考進捗管理を自動化したいと考えている方
  • 候補者ごとの合否判定や連絡などの手作業に多くの時間を費やしている方
■このテンプレートを使うメリット
  • kintoneへの評価入力後、AIが自動で判定を補助するため、これまで手作業で行っていた選考管理業務の時間を短縮することに繋がります
  • AIが設定された基準に基づいて判定を補助するため、担当者による評価のばらつきを抑え、選考プロセスの標準化を促進します
■フローボットの流れ
  1. はじめに、kintoneをYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでkintoneを選択し、「レコードが編集されたら(Webhook起動)」というアクションを設定します
  3. 最後に、オペレーションでAIワーカーを選択し、面接評価を基に合否判定や選考の進捗管理を行うためのマニュアル(指示)を作成します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • AIワーカーの設定では、GPT-4oやGeminiなど、用途に応じた任意のAIモデルを選択してください
  • AIワーカーに対して、評価項目や基準を基に合否を判定させるための指示(プロンプト)を任意で設定してください
■注意事項
  • kintoneとYoomを連携してください。
  • AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」ご参照ください。
  • AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。

■概要
人事評価における自己評価の分析は、内容を正確に読み解き、客観的な評価を下すのに時間がかかる業務ではないでしょうか。 特に評価者によって判断基準がぶれやすく、評価業務そのものが大きな負担になることもあります。 このワークフローを活用すれば、カオナビのデータを元に、AIエージェントのように自己評価を自動で分析し評価ランクまで判定できるため、評価業務の効率化と客観性の向上に繋がります。
■このテンプレートをおすすめする方
  • カオナビを利用した人事評価プロセスを効率化したいと考えている人事担当者の方
  • 自己評価の分析や評価の客観性を向上させたいマネージャーやチームリーダーの方
  • AIエージェントのような仕組みを活用して、評価業務の属人化を解消したい方
■このテンプレートを使うメリット
  • 自己評価のテキストをAIエージェントが自動で分析し評価ランクを判定するため、評価者が内容の確認や判断に費やしていた時間を短縮できます
  • カオナビのデータを基にAIが一定の基準で分析を行うため、評価者による判断のばらつきを抑え、評価プロセスの属人化解消に繋がります
■フローボットの流れ
  1. はじめに、カオナビとGoogle スプレッドシートをYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでGoogle スプレッドシートを選択し、「行が更新されたら」というアクションを設定します。ここではカオナビの自己評価データが反映されるシートを対象とします
  3. 最後に、オペレーションでAIワーカーを設定し、Google スプレッドシートから取得した自己評価のテキストを分析して、具体的な成果の抽出や評価ランクの判定、フィードバック案を作成するためのマニュアル(指示)を作成します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • AIワーカーへの指示(プロンプト)は、自社の評価基準に合わせて自由にカスタマイズが可能です
  • 例えば、評価ランクを判定する際の基準となるキーワードを固定値として設定したり、Google スプレッドシートから取得した役職や部署といった情報を変数として埋め込み、より実態に即した分析や評価を行うことができます
■注意事項
  • Google スプレッドシート、カオナビのそれぞれとYoomを連携してください。AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。 
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」ご参照ください。 
  • AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。
  • AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。 

📉分類問題で使われる主要な評価指標

分類問題は、画像に写っているものが「イヌかネコか」を当てたり、メールが「スパムか否か」を判断したりするタスクです。この領域では、予測が当たった数だけでなく、どのように間違えたかを詳細に分析するための指標が豊富に存在します。

1.混同行列で予測結果を可視化

二値分類における混同行列は、モデルの予測結果を

  1. 真陽性(TP)
  2. 真陰性(TN)
  3. 偽陽性(FP)
  4. 偽陰性(FN)

の4つのパターンに整理したマトリックスです。モデルが、

  • 「陽性を陽性と正しく予測した」数
  • 「陰性を陽性と間違えた(空振り)」数
  • 「陽性を陰性と見逃した(見逃し)」数

などを一目で把握できます。なお、多クラス分類では、実際のクラスと予測したクラスの組み合わせを、クラス数に応じた行列で整理します。
また、正解率・適合率・再現率・F1スコアなど、代表的な分類指標の多くは、混同行列をもとに計算されます。そのため、まずは二値分類における4つの予測結果がどのような関係にあるのかを正しく理解することが、分類モデルを多角的に評価するための第一歩となります。

2.正解率(Accuracy)の特徴と注意点

正解率は、全データのうち、モデルが正しく予測できた(TP+TN)割合を示す、最も直感的な指標です。全体のパフォーマンスを大まかに把握するのに適しています。
一方で、前述の通り、不均衡なデータセットでは多数派のクラスを正しく予測するだけで高い値になることがあります。そのため、以下のようなケースで活用しやすい指標です。

  • クラスごとのデータ数が比較的均衡している
  • 偽陽性と偽陰性の重要度に大きな差がない

3.適合率(Precision)と再現率(Recall)の違い

適合率は「陽性と予測した中で、実際に陽性だった割合」を指し、予測の精密さを表します。
一方、再現率は「実際に陽性であるデータのうち、正しく陽性と予測できた割合」を指し、網羅性を表します。それぞれの特徴をまとめると、以下のとおりです。

  • 適合率:空振りを減らしたい場合に重視
    陽性と予測したデータに、どれだけ正解が含まれているかを示します。
  • 再現率:見逃しを避けたい場合に重視
    実際に陽性であるデータを、どれだけ正しく検出できたかを示します。

この二つはトレードオフの関係にあることが多く、どちらを優先するかは業務の目的によって決まります。

4.F1スコアで適合率と再現率を評価

適合率と再現率のどちらも軽視できない場合に用いられるのが、両者の調和平均であるF1スコアです。適合率が100%でも再現率が極端に低い場合や、その逆の場合、F1スコアは低い値を示します。両方の両方の指標が高いレベルでバランスを保っているときにのみスコアが向上するため、特定の指標に偏らず、適合率と再現率を一つの数値でバランスよく評価したい場合に有効な指標です。

5.ROC曲線とAUCでモデルの識別性能を評価

多くのAIモデルは、「0.8の確率で陽性」といったスコアを出力し、それを特定の「閾値」で区切って最終的な判定を下します。ROC曲線は、この閾値を変化させたときのモデル性能の変化をグラフ化したものです。
また、その曲線の下の面積を示すAUC(Area Under Curve)は、モデルの識別能力を数値化した指標です。AUCは0から1の範囲で、1に近いほど識別性能が高いことを意味します。特定の閾値に依存せず、モデルそのものの識別性能を比較できるため、実務でも広く活用されています。

📈回帰問題で使われる主要な評価指標

回帰問題は、住宅の価格や来客数など、連続する数値を予測するタスクです。
分類のように「当たり・外れ」ではなく、予測値と実際の値がどれだけ離れているか(誤差)をベースに評価を行います。

1.平均絶対誤差(MAE)の特徴と使い方

MAE(Mean Absolute Error)は、予測値と実際の値の差の絶対値を計算し、その平均を求める指標です。誤差が実際の値と同じ単位で表されるため、実務者にとって解釈しやすい点が大きな特徴です。例えば、売上予測のMAEが「5万円」の場合、以下のように解釈できます。

MAE:5万円
意味: 予測値と実際の売上に、平均して5万円程度の誤差がある

また、二乗誤差を用いるMSEなどと比べて外れ値の影響を受けにくいため、外れ値の影響を抑えてモデルの予測誤差を評価したい場合に適した指標です。

2.平均二乗誤差(MSE)の特徴と注意点

MSE(Mean Squared Error)は、予測値と実際の値の誤差を二乗してから平均をとる指標です。
誤差を二乗することで、小さな誤差よりも大きな誤差に対して、より大きなペナルティを与える性質があります。そのため、大幅な予測のずれを重く評価したいタスクに適しています。
例えば、在庫管理システムでは、供給不足につながるような大きな予測誤差を把握するために活用できます。一方で、誤差を二乗するため、単位も二乗され、数値を直感的に把握しにくいという注意点があります。

3.RMSE(二乗平均平方根誤差)の特徴と使い方

RMSE(Root Mean Squared Error)は、MSEの平方根をとることで、誤差の単位を元のデータと同じ単位に戻した指標です。MSEと同様に大きな誤差を重視する性質を持ちながら、MAEのように「誤差が何円、何個」といった直感的な解釈ができる点が特徴です。
そのため、データ分析の現場では、回帰モデルの代表的な評価指標の一つとして広く活用されています。

4.決定係数(R²)でモデルの説明力を評価

決定係数(R²)は、データのばらつき(分散)をモデルがどれだけ説明できているかを示す指標です。R²の値は、以下のように解釈できます。

  • 1:最も良い値
  • 1に近い:モデルの適合度が高い
  • 0未満:平均値を予測するだけのモデルより性能が低い場合に、負の値になることもある

他の指標が「誤差の大きさ」を評価するのに対し、R²は「モデルがデータの傾向をどれだけ捉えられているか」という全体的な説明力を評価します。そのため、同じデータセット上で複数のモデルを比較する際に便利な指標です。

🔍クラスタリング・生成AIで使われる評価指標

データにラベルがない状態でグループ分けを行うクラスタリングや、文章を作り出す生成AIには、独自の評価指標が必要です。これらは正解が一つではないことも多いため、多角的な評価が求められます。

1.シルエット係数でクラスタリングの品質を評価

シルエット係数は、クラスタリングにおいて

  • クラスター内のデータがどれだけ密集しているか
  • 他のクラスターとどれだけ離れているか

を評価する指標です。-1から1の範囲で、1に近いほど明確なグループ分けができていることを示します。正解となるラベルが存在しない「教師なし学習」において、クラスター内のまとまりとクラスター間の分離度を確認するための代表的な基準となります。

2.調整ランド指数(ARI)でクラスタリングを評価

調整ランド指数(ARI)は、もし正解ラベルがある場合に、モデルによるグループ分けがどれだけ正解に近いかを測る指標です。ランダムにグループ分けした場合の期待値を補正(調整)しているため、偶然の一致に左右されにくく、より厳密にクラスタリング結果を評価できます。そのため、複数のクラスタリングアルゴリズムを比較し、より正確なグループ分けができているモデルを選定する際に役立ちます。

3.生成AIをPerplexityと人間の評価で測定

生成AIの評価でよく使われるPerplexity(パープレキシティ)は、自己回帰型の言語モデルが次のトークンをどの程度予測できているかを評価する指標です。値が小さいほど、文章の流れを高い精度で予測できていることを示します。
さらに、人間による評価を組み合わせることで、面白さ・正確性・読みやすさなども含めて、生成テキストの品質を多角的に判断できます。

💡目的や業界に応じた評価指標の選び方

どの評価指標を選ぶべきかは、単なる技術的な問題ではなく、ビジネスの要件によって決まります。ここでは、具体的な業界の例を挙げながら、指標選択の考え方を整理します。

▼医療・製造現場で再現率を重視する理由

命に関わる医療診断や、事故のリスクがある製造現場の故障検知では、「見逃し」は許されません。もし病気がある人を見逃して「健康」と誤判定してしまったら、手遅れになる可能性があるからです。
そのため、多少の空振り(実際は健康なのに要検査と出る)が増えたとしても、見逃しによるリスクを抑えるため、再現率(Recall)を優先的に高めるようなモデルの調整と評価が求められます。

▼マーケティング施策で適合率を重視する理由

ダイレクトメールの送付や広告配信などのマーケティング分野では、適合率(Precision)が重要視されることがあります。反応しない可能性が高いユーザーに大量のメールを送ることは、配信コストの無駄だけでなく、ブランドイメージの低下にもつながるからです。
反応する可能性が高い人に対象を絞り、投資対効果(ROI)を高めるために、空振りを最小限に抑える適合率が評価の軸となります。

▼需要予測でMAEとRMSEを組み合わせる方法

小売業などの需要予測では、MAEとRMSEを組み合わせて分析するのが効果的です。

  • MAEで「平均的にどの程度の在庫過不足が発生するか」を把握
  • RMSEで「大きな予測誤差の影響が全体として大きくなっていないか」を監視

このように複数の指標をセットで見ることにより、安定した店舗運営と在庫コストの最適化を両立させることが可能になります。

🛠AIモデルの評価指標を実際に検証

ここでは、身近なツールを使ってモデルの評価がどのように行われるかを具体的にシミュレーションしてみます。概念を理解した後は、実際に数値を扱ってみることで理解が深まります。
今回使用するツールは「ChatGPT(無料プラン)」です。

検証1:混同行列を用いた分類精度の算出

架空の「画像検知モデル」のテスト結果を用いて、各種指標を計算してみます。
ここでは、実際の陽性が100件に対して陰性が900件という、現場でよくある「陽性が少ない不均衡データ」を想定しています。精度(Accuracy)だけでなく、適合率や再現率など、どの指標を見るべきかを体感することが目的です。

【検証プロンプト】

陽性・陰性の件数と誤分類の数を与え、混同行列(TP/FP/FN/TN)を作成させたうえで、Accuracy・Precision・Recall・F1スコアを計算させるよう指示


検証結果

ChatGPT は混同行列および Accuracy・Precision・Recall・F1 をいずれも正しく計算できていました。特に、陽性100件・陰性900件という不均衡なデータで正解率が96%と高く見える一方、再現率は80%にとどまり20件の見逃しが発生している点を、文章で丁寧に説明できていると感じました。

また、陰性データが多いために正解率が押し上げられている構造にも触れており、「正解率だけを見て安心してはいけない」ことが読者にも伝わりやすい結果になっています。
不良検知や異常検知といったビジネス現場を想定したリスクの説明も自然で、評価指標ごとの役割を学ぶには十分な精度だと評価できます。

検証2:回帰モデルの誤差推移の可視化

売上予測モデルの「予測値」と「実績値」のリストを与え、誤差指標を算出させます。
1件だけ大きく外れているデータ(予測1000/実績500)を含み、この外れ値がMAEとRMSEにどの程度影響するのかを確認することが狙いです。

【検証プロンプト】

売上予測値と実績値のペアを5件渡し、各サンプルの誤差を整理したうえで、MAEとRMSEを計算し、外れ値がそれぞれの指標に与える影響を考察するよう指示

検証結果

各サンプルごとの誤差、MAE、RMSEがいずれも正しく計算されており、特に「予測1000/実績500」の外れ値が指標に与える影響を数値で丁寧に示せていました。

外れ値1件だけでMAEの約9割、RMSEのほぼすべてを占めていることや、外れ値を除くと両指標とも10に収まる点が明示されているため、RMSEが大きな誤差にどれほど敏感かを具体的にイメージしやすいです。

また、MAEは日常的な平均誤差の把握、RMSEは大きな外しを重く評価したい場面で有効という整理も分かりやすく、ビジネス側とデータ担当者の認識合わせにそのまま利用できる内容になっていると感じます。

⚠️AIモデルの評価で陥りやすい落とし穴と対策

AIモデルの評価は、ただ計算式に当てはめるだけでは不十分です。
データの扱い方や検証のプロセスを誤ると、実運用で全く役に立たないモデルを「高精度」と誤認してしまうリスクがあります。

▼過学習による評価精度の低下を防ぐ方法

過学習とは、モデルが学習データに特化して記憶してしまい、未知のデータに対して予測ができなくなる現象です。学習時の精度は100%に近いのに、評価用データでの精度が極端に低い場合は過学習を疑う必要があります。これを防ぐためには、モデルの複雑さを抑える「正則化」やデータ量の確保、早期終了、データ拡張など、モデルとデータに応じた対策が有効です。

▼不均衡データによる評価の歪みを防ぐ方法

異常検知や詐欺検出のように、一方のクラスが極端に少ない不均衡データは、評価を最も難しくさせる要因の一つです。対策としては、

  • 少ない方のデータを人工的に増やす「オーバーサンプリング」
  • 多い方のデータを減らす「アンダーサンプリング」

などがあります。また、正解率だけで判断せず、F1スコアやPR曲線(適合率-再現率曲線)などを併用することで、少数クラスに対する性能を把握しやすくなります。どの指標を重視するかは、偽陽性と偽陰性のコストや業務目的に応じて決める必要があります。

▼ホールドアウト法と交差検証で汎用性を確認

データを一つの塊として扱うのではなく、適切に分割して検証を行うことが重要です。
最も基本的な「ホールドアウト法」では、データを学習用と評価用に分けますが、一度の分割だけでは、データの分け方によって精度が偶然変わってしまうことがあります。
そこで、データを数グループに分け、評価に使うグループを交代させながら学習と評価を繰り返す「交差検証(Cross Validation)」を行うことで、特定のデータ分割による偶然の影響を抑え、より信頼性の高い評価結果を得ることができます。

📝まとめ

AIモデルの評価指標は、技術的な性能だけでなく、ビジネス上の価値を測るための重要なコンパスです。分類問題の適合率・再現率、回帰問題のMAE・RMSEなど、それぞれの指標が持つ意味と限界を正しく理解し、解決したい課題に合わせて最適な組み合わせを選ぶことが求められます。
数値の裏にある背景を読み解く力を養うことで、信頼性の高いAI運用が可能になるでしょう!

🚀Yoomでできること

Yoomは、業務を自動化するハイパーオートメーションプラットフォームです。
これまで手動で利用していた各ツールをメインとした自動化フローが、直感的な操作で実現可能です。もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ登録フォームから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください。


■概要
社員の業務実績収集にGoogleフォームを利用し、その後の人事評価やGoogle スプレッドシートへの記録に手間を感じている方もいるかもしれません。また、AIを活用した評価に関心はあるものの、その設定や運用、既存業務への組み込みに難しさを感じていることもあるのではないでしょうか。
このワークフローを活用すれば、Googleフォームへの実績送信をトリガーとしたAIによる評価とGoogle スプレッドシートへの自動記録が可能になるため、これらの課題解決を支援し業務プロセスの効率化に貢献します。
■このテンプレートをおすすめする方
  • Googleフォームで収集した業務実績の人事評価と記録に時間を要している人事担当者の方
  • AIによる客観的な人事評価プロセスの導入や、評価基準の統一を検討している方
  • Googleスプレッドシートへのデータ入力や転記作業の効率化を目指すマネージャーの方
■このテンプレートを使うメリット
  • Googleフォームへの実績送信からAI評価、Google スプレッドシートへの記録までを自動化し、これまで手作業に費やしていた時間を減らすことができます。
  • AIによる評価を組み込むことで評価プロセスが標準化され、属人化しがちな評価業務の負担軽減や、評価基準のばらつき抑制に繋がります。
■フローボットの流れ
  1. はじめに、お使いのGoogleフォームアカウントとGoogle スプレッドシートアカウントをYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーでGoogleフォームを選択し、「フォームに回答が送信されたら」というアクションを設定することで、新しい回答の送信をフロー起動のきっかけとします。
  3. 続いて、オペレーションでAI機能を選択し、「テキストを生成する」アクションを設定し、Googleフォームから送信された業務実績データを基に人事評価コメントを生成するようにします。
  4. 最後に、オペレーションでGoogle スプレッドシートの「レコードを追加する」アクションを設定し、フォームの回答内容とAIによる評価結果を指定のGoogle スプレッドシートに自動で追加します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • AI機能の「テキストを生成する」オペレーションでは、プロンプトに評価の観点や出力形式などの固定値を設定したり、Googleフォームから取得した業務内容や自己評価といった情報を変数として埋め込むことで、より具体的な評価文の生成が可能です。
  • Google スプレッドシートの「レコードを追加する」オペレーションでは、フォームの回答内容やAIによる評価結果を記録したいGoogle スプレッドシートのファイルやシートを任意で選択し、どの項目(列)にどの値を記録するかを自由に設定できます。
注意事項
  • Googleフォーム、Google スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • ご利用プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
  • Googleフォームをトリガーとして使用した際の回答内容を取得する方法は「Googleフォームトリガーで、回答内容を取得する方法」を参照ください。

```html 
■概要
チームのDiscordで業務改善のアイデアが投稿されても、その評価やナレッジとしての蓄積が追いつかず、貴重な意見が流れてしまうことはありませんか。このワークフローは、そうした課題を解決するために設計されており、Discordに投稿されたメッセージをトリガーとして、AIエージェントが業務改善案の評価を行い、その結果を自動でNotionに事例として登録します。アイデアの収集から評価、管理までをスムーズに連携させることが可能です。
■このテンプレートをおすすめする方
  • DiscordとNotionを活用し、チーム内の業務改善活動を推進しているリーダーの方
  • AIエージェントを導入して、業務改善案の評価プロセスを効率化したいと考えている方
  • チームから出る様々なアイデアを、効率的に収集・管理したいと考えているプロジェクトマネージャーの方
■このテンプレートを使うメリット
  • AIエージェントが一定の基準で業務改善案を評価するため、評価プロセスの属人化を防ぎ、客観的な判断を促進します。
  • Discordに投稿されたアイデアが自動でNotionに集約されるため、情報が散逸せず、ナレッジの一元管理が実現します。
■フローボットの流れ
  1. はじめに、DiscordとNotionをYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーでDiscordを選択し、「チャンネルでメッセージが送信されたら」というアクションを設定します。
  3. 次に、オペレーションでAIワーカーにて、投稿されたメッセージ内容をもとに業務改善案の評価・優先度判定を行うためのマニュアル(指示)を作成します。
  4. 最後に、オペレーションでNotionのアクションを設定し、AIワーカーによる評価結果を任意のデータベースに事例として登録します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • Discordのトリガー設定では、業務改善案を収集する対象のサーバーIDおよびチャンネルIDを任意で設定してください。
  • AIワーカーのオペレーションでは、評価に使用するAIモデルを任意で選択し、どのような基準で改善案を評価するか、具体的な指示を設定してください。
■注意事項
  • Discord、NotionのそれぞれとYoomを連携してください。
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
  • AIワーカー内で使用するツール(アプリ)についてもマイアプリ連携が必要です。
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」ご参照ください。
  • AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
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この記事を書いた人
Yuzuki Amano
Yuzuki Amano
3年間動画制作に携わり、 視聴者の心を動かす表現を追求してきました。 その経験を活かしyoomの魅力や可能性を わかりやすく・魅力的に発信していきます。
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