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ビジネスの成長に伴い、顧客情報の管理やマーケティング施策の効率化はますます重要になっています。HubSpotは強力なCRMツールとして、多くの企業が顧客データの管理やマーケティング自動化に利用しています。一方、SendGridは信頼性の高いメール配信プラットフォームとして知られています。本記事では、HubSpotでコンタクトが追加された際に、SendGridにも自動的にコンタクトリストを作成する方法をご紹介します。これにより、手動でのデータ移行の手間を省き、効果的なメールマーケティングの実現が期待できます。
それではここからノーコードツールYoomを使って、HubSpotにコンタクトが作成されたら、SendGridにもコンタクトリストを作成する方法をご説明します。
[Yoomとは]
HubSpotのデータベースにレコードが登録されたことをHubSpotのAPIを利用して受け取り、
SendGridの提供するAPIを用いてSendGridにHubSpotで登録されたレコードデータを作成することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回は大きく分けて4つのプロセスで作成していきます。
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。
まずHubSpotのマイアプリ登録から行います。
左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択しましょう。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。

検索窓にHubSpotと入力し、表示された候補から「HubSpot」を選択します。

続いて、HubSpotのアカウント連携画面になるので、任意のアカウントでログインを行います。
また連携に伴う確認画面が表示されるため、「アプリ接続」をクリックします。

「アプリ接続」をクリックし、同意することで画面が切り替わります。
マイアプリにHubSpotが表示されます。
続いて、SendGridのマイアプリ登録を行いましょう。
先ほど同様に画面右側の「新規接続」をクリックします。
検索窓が表示されるので、SendGridと入力し表示された候補をクリックします。

内容に従って入力し、完了したら「追加」をクリックしましょう。

マイアプリにSendGridが表示されます。
これで今回使用するアプリのマイアプリ登録は完了です。
自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしましょう。
以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更できます。

フローボットの操作を行い、自動化の設定を進めましょう。
以下の赤枠の箇所をクリックします。

以下の画像のような画面が表示されます。
トリガーの起動間隔を設定し、「テスト」→「保存する」をクリックしましょう。
トリガーの起動間隔は5分・10分・15分・30分・60分から選択できます。

続いて以下の赤枠の箇所をクリックし、SendGridの設定を進めます。

以下の画像のような画面が表示されます。

入力項目をクリックするとアウトプットが表示され、連携したアプリから取得した情報を入力できます。
アウトプットを利用し、リスト名にしたい項目を入力しましょう。
以下では会社名をリスト名にするよう設定しています。

入力が完了したら「テスト」→「保存する」をクリックしましょう。
上記で「保存する」をクリックすると、以下の画像のような画面が表示されます。
最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか、確認しましょう。

今回使用したテンプレートはこちらです。
①HubSpotでコンタクトが作成されたら、Slackに通知しGoogle スプレッドシートに追加する
HubSpotでコンタクトが作成されたら、Slackに通知しGoogle スプレッドシートに追加するフローです。このフローを活用することで、新しいコンタクト情報がすぐにSlackで共有されるため、迅速な対応が期待できます。顧客への素早いアクションによって顧客満足度が向上し、ビジネスチャンスを逃すことを防ぐことにつながります。
②HubSpotのフォーム情報をもとにGoogleカレンダーに予定を登録する
HubSpotのフォーム情報をもとにGoogleカレンダーに予定を登録するフローです。このフローを活用することで、HubSpotのフォームで送信された情報をGoogleカレンダーに自動で登録することにより、スケジュール管理が効率化されます。これにより、情報の取りこぼしを防ぎ、対応のスピードの向上につながります。
③HubSpotで新しい取引が作成されたらfreeeサインで契約書を送付し、取引の情報を更新する
HubSpotで新しい取引が作成されたらfreeeサインで契約書を送付し、取引の情報を更新するフローです。このフローを活用すると、取引が登録されたら、自動で契約書を作成・送付し、取引情報を更新することで、手作業による手間を省くことが期待できます。また登録内容を引用して書類を作成することで入力ミスなどを防ぐことにも繋がります。
HubSpotで新規コンタクトが作成されると、SendGridにも自動的にコンタクトリストが作成されるため、マーケティング施策のスピードアップが期待できます。例えば、新しいリードが追加された瞬間に、送迎メールやフォローアップメールを自動で送信できます。これにより、リードとの接点を素早く持つことができ、販売機会の損失を防ぎます。また、データの一貫性が保たれるため、異なるツール間で情報が食い違うリスクを減らし、効果的なマーケティング活動が期待できます。
この連携により、手動でのコンタクトリストの追加作業が不要になり、業務効率が大幅に向上します。大量の顧客データを扱うマーケティング担当者にとって、データ転記の手間やヒューマンエラーのリスクが軽減されます。例えば、定期的なキャンペーンメールの配信準備が自動化されることで、作業時間を削減できます。その結果、スタッフは戦略立案やコンテンツ作成など、より重要な業務にリソースを割くことにつながります。
営業やサポートチームは、一元化された顧客情報にアクセスできるため、顧客対応がスムーズになります。例えば、サポート担当者が顧客の過去のコミュニケーション履歴を把握しやすくなり、迅速かつ的確な対応が可能となります。また、SendGridを活用して自動的にサポート情報を送信することで、顧客満足度の向上につながります。情報の共有が容易になることで、チーム全体の生産性の向上も期待できます。
本記事では、HubSpotとSendGridを連携して、HubSpotでコンタクトが追加された際にSendGridにも自動でコンタクトリストを作成する方法をご紹介しました。この連携により、手動作業の削減やマーケティング施策の迅速化、顧客対応の質の向上が期待できます。既に両ツールを活用している方や、業務効率化を目指すマーケティング担当者の方は、ぜひこの方法を試してみてください。
Yoomで自動化を導入するには、特別なスキルや知識は必要ありません。説明に沿って入力をするだけなので、操作も簡単です。
ぜひYoomの自動化を利用し、業務の効率化を実感してみてください。