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「経費申請のプロセスを効率化させたい」「社内の経費管理に課題を感じている」このような悩みはないでしょうか?
ビジネスの効率化を図る中で、経費精算システムと顧客管理システムの連携は重要な課題です。しかし、これらの作業を手動で行っていると、多くの手間や時間がかかってしまうでしょう。そこで本記事では、マネーフォワード クラウド経費とSalesforceを連携し、経費申請が承認された際に自動でSalesforceにデータを追加する方法をご紹介します。この自動化によって、作業効率の向上や経費情報の可視化といったメリットが見込めます。
本記事を参考にして、ぜひ試してみてください!
それではここからノーコードツールYoomを使って、マネーフォワード クラウド経費で経費申請が承認されたらSalesforceに追加する方法をご説明します。
[Yoomとは]
マネーフォワード クラウド経費での経費申請の更新時にマネーフォワード クラウド経費のAPIを経由してその情報を受け取り、SalesforceのAPIを用いてSalesforceに追加することで実現可能です。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回は大きく分けて以下のプロセスで進めていきます
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。
マネーフォワード クラウド経費とSalesforceをYoomに接続するため、マイアプリ登録を行いましょう。
最初にマイアプリ登録を済ませておくと、自動化設定がスムーズにできます。
まず、マネーフォワード クラウド経費のマイアプリ登録をしましょう。
はじめに、Yoomの画面左にあるマイアプリメニューにアクセスし、画面右の「新規接続」ボタンをクリックします。
検索窓に「マネーフォワード クラウド経費」と入力すると、そのアイコンが出てくるのでクリックします。

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マネーフォワード クラウド経費にログインすると、マイアプリにマネーフォワード クラウド経費が追加されます。
登録方法の詳細は下記の赤枠部分をクリックしてご確認ください。
これで登録は完了です。同様に、Salesforceも登録してみましょう。

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先ほどのYoomの画面で「新規接続」ボタンをクリックします。
検索窓に「Salesforce」と入力すると、そのアイコンが出てくるのでクリックします。
下記の画面でログインをすれば、Salesforceのアプリ登録も完了です。
※Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

マイアプリが登録できたら、次にテンプレートをコピーします。
下記の「マネーフォワード クラウド経費で経費申請が承認されたらSalesforceに追加する」と書かれているバーの右に表示されている「試してみる」をクリックします。
クリックすると、テンプレートのコピーが完了します。
もしこれができない場合、Yoomのログインができていないかもしれません。
Yoomをまだ利用したことがない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。
次に、トリガーの設定を行います。
まずは、下記の赤枠部分をクリックしてください。

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ここで表示される画面では、特に操作は不要です。
記載内容を確認して、「次へ」のボタンをクリックしましょう。

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次の画面では、下記の2項目を入力します。
「トリガーの起動間隔」では、5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
「事業者ID」は、下記画面のように欄をクリックすると選択メニューがでてくるので該当するものをクリックして入力しましょう。

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最後に青いボタンの「テスト」をクリックし、「テスト完了」となったらこのステップは完了です。
「保存する」をクリックして次に進みましょう。
最後にSalesforceの設定を行います。
まずは、下記画面の赤枠部分をクリックしてください。

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ここで表示される画面では、特に操作は不要です。
記載内容を確認して、次に進みましょう。

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次に「データベースの連携」を入力します。
「マイドメインURL」は、Salesforceの「設定 > 私のドメイン」と進み、現在の [私のドメイン] の URLに記載の「yoom.my.salesforce.com 」などのドメインを記載してください。不明な方は下記画面を参照してください。
「オブジェクトのAPI参照名」は、欄をクリックすると選択メニューが出てくるので該当するものをクリックして入力しましょう。
入力完了後、「次へ」をクリックして次に進みます。


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次に表示される画面では、Salesforceに登録される情報を入力していきます。
各項目において欄をクリックすると、下記画面のように選択メニューが出てくるので該当するものをクリックして記載していきましょう。

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入力完了後、青いボタンの「テスト」をクリックし、「テスト完了」となったらこのステップは完了です。
「保存する」をクリックして次に進みましょう。
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最後に下記画面で「トリガーをON」をクリックします。
以上ですべてのステップは完了です。

他にも、マネーフォワード クラウド経費を使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつかご紹介します。
1. マネーフォワード クラウド経費で経費申請が承認されたらDiscordに通知するテンプレート
このテンプレートを活用することで、連絡作業の負担なく、承認された情報をDiscordでスムーズに情報を共有できます。また、申請情報が自動同期されるため、転記ミスによる連絡不備が発生するリスクが減少するでしょう。
2. マネーフォワード クラウド経費で経費申請が承認されたらGoogle Chatに通知するテンプレート
このテンプレートを活用することで、マネーフォワード クラウド経費で承認された情報が、Google Chatに自動で漏れなく共有できます。また、申請情報が自動反映されるため、作業効率の向上や人的ミスの削減が見込めます。
3. Google スプレッドシートで行が追加されたら、マネーフォワード クラウド経費に従業員を登録するテンプレート
Google スプレッドシートで行が追加されるたびに自動でマネーフォワード クラウド経費に従業員が登録されるため、手動での入力作業が不要となります。これにより、Google スプレッドシートに情報を入力するだけで他のシステムに情報が反映されるため、入力作業の時間と手間が省けるでしょう。
経費申請が承認されるたびにSalesforceに手動で入力する作業は、時間がかかる上に転記ミスのリスクも伴います。そこで、マネーフォワード クラウド経費とSalesforceを連携させることで、こういった作業を自動化できます。例えば、営業担当者が立て替えた出張費や接待費を経費精算後にSalesforceへ登録する際、自動で日付や金額が入力されるので手入力によるミスを防ぎつつ、担当者の作業負担を軽減できるでしょう。この自動化により、作業効率の向上や人的ミスの削減が見込めます。
経費データが複数のツールで管理されていると、コスト管理のプロセスが煩雑になってしまいます。そこで、マネーフォワード クラウド経費とSalesforceを連携させることで解決が期待できます。例えば、ある営業チームが特定の顧客との商談にどれくらいの経費を投じているのか、プロジェクトごとの出費が予算内に収まっているのかを経理担当者は正確に把握できるでしょう。これにより、無駄な出費の削減や予算超過の防止につながり、より精度の高いコスト管理が期待できます。
経費データや売上データが1つのツールで一元管理されていると、経理担当者や会社経営者は正確な収益分析ができるでしょう。こういった施策は、マネーフォワード クラウド経費とSalesforceを連携させることで実現が期待できます。例えば、特定の案件に対してどの程度のコストがかかり、最終的にどのくらいの利益を得たのかを一目で把握可能です。これにより、どのプロジェクトやクライアントに投資すべきかの判断がしやすくなり、より戦略的な意思決定が見込めます。
以上、マネーフォワード クラウド経費で経費申請が承認されたらSalesforceに追加する方法をご紹介しました。
ビジネスの効率化を図る中で、経費精算システムと顧客管理システムの連携は重要な課題です。しかし、これらの作業を全て手動で行っていると、多くの手間や時間がかかってしまいます。こういった課題は、マネーフォワード クラウド経費とSalesforceを連携することで、解決が期待できます。この連携により、作業効率の向上やコスト管理の強化、経費データの一元管理といったメリットが見込めるでしょう。
本記事を参考に、ぜひ試してみてください!