2024/10/08
アプリ同士の連携方法

マネーフォワード ケッサイとGoogle スプレッドシート連携で与信審査結果を自動反映

k.hieda

目次

マネーフォワード ケッサイは、スムーズな与信審査と一元管理機能で多くの企業に活用されています。このサービスにGoogle スプレッドシートを連携させると、最新の与信情報がリアルタイムで反映され、さらに利便性が向上します。

従来の作業方法では、<span class="mark-yellow">手動で情報を追加する必要があり、業務の遅れやデータの見逃しが発生しがちでした。</span>こうした課題を解決するため、当社では自動化フローボットを作成しました。これにより、<span class="mark-yellow">手作業の負担が大きく軽減され、スムーズな業務進行が見込まれます。</span>

プログラミングなしで設定できる方法をわかりやすく解説していますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

マネーフォワード ケッサイとGoogle スプレッドシートを連携するメリット2選

営業チームと財務管理者にとって、最新の与信情報をリアルタイムで管理できる自動化されたツールが大きな助けになります。

メリット1 営業の情報確認がスムーズに

Google スプレッドシートに与信枠の完了情報が自動で反映されるため、営業チームは常に最新のデータを基に取引を進めることができます。Google スプレッドシートを使えば、複数の関係者がリアルタイムで同じ情報にアクセスでき、共有や共同編集も容易です。これにより、<span class="mark-yellow">営業担当者は情報確認がスムーズになり、顧客対応や取引の進行が迅速化されます。正確な情報が自動的に反映されるため、手動での確認作業の手間が軽減されます。</span>

メリット2 リスクの可視化と迅速な対応

最新の与信情報が常に自動で管理されるため、リスクの見える化が進み、適切なタイミングで対応を取ることができます。これにより、<span class="mark-yellow">財務管理者はキャッシュフローの状況をリアルタイムで把握し、取引先の状況変化にも柔軟に対応できるようになります。</span>結果として、ビジネスの安定性を確保しやすくなります。

[Yoomとは]

ここから「マネーフォワード ケッサイの翌日以降の請求一覧をGoogle スプレッドシートに追加する」自動化をYoomのテンプレートを使い作り方を解説します。

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マネーフォワード ケッサイとGoogle スプレッドシートの連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをご紹介します。

マネーフォワード ケッサイ

  • ログイン情報(マネーフォワード ケッサイの操作に使います)
  • アクセストークン(マネーフォワード ケッサイ上で取得できるAPIキー)
    • マネーフォワード ケッサイの管理画面の左側にあるメニュー一覧内から、アカウント名をクリック!開発者向けにカーソルを合わせると、「APIキー」が表示されるのでクリックします。
  • APIキー発行ページに遷移します。右上の「新規発行」をクリックでAPIキーの発行ができます。
  • APiキーはマイアプリ登録で仕様するため、保存しておいてくださいね。

Google スプレッドシート

  • 連携するGoogle アカウントのログイン情報
  • Google スプレッドシート
    • マネーフォワード ケッサイの情報を追加するシートを準備します。1行目はヘッダになります、マネーフォワード ケッサイの項目とリンクさせ列ごとに項目を入力しておきます。
    • 同じ項目名があるとシステムの判断が難しくなるためユニークキーで設定してください。同じ項目名がある場合は「項目1」「項目2」と連番で設定するとわかりやすいです。

ステップ1 マイアプリ登録

まず、連携するアプリをYoomに登録します。Yoomのワークスペースにログインいただき、メニューバーのマイアプリから新規接続ボタンをクリックします。

Yoomで接続できるアプリ一覧が表示されます。一番上の検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。

マネーフォワードケッサイ

「マネーフォワード ケッサイ」で検索し、ヒットしたアプリ名をクリックします。こちらの画面が表示されます。

次の画面から、連携するメールアドレスとパスワードを入力します。

  • アカウント名:任意の名称(メールアドレスなど)
  • アクセストークン:事前準備で取得しておいたAPIキーをペースト
  • 追加を押下し、連携完了

Google スプレッドシート

「Google スプレッドシート」で検索し、ヒットしたアプリ名をクリックします。こちらの画面が表示されたらGoogle アカウントにサインインするボタンから連携に進みます。

Googleアカウントにログインする画面が表示されます。メールアドレス・パスワードの入力を行います。

ログインができたら、権限の付与を進めてください。

 

権限の付与を行うとマイアプリ登録完了です。

ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。

赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。

ステップ3 アプリトリガー「与信枠審査が完了したら」

プロセスの1つ目をクリックして、次の画面に進みます。マネーフォワード ケッサイで与信枠審査完了後にフローボットを起動し、アウトプットを抽出します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • マネーフォワード ケッサイと連携するアカウント情報
  • 実行アクション

→次へをクリック

(2/2)API接続設定

WebhookURLをコピーします。ここからマネーフォワード ケッサイの管理画面の設定を行います。

マネーフォワードケッサイのメニューからアカウント名をクリックします。さらにメニューが表示され、開発者向けにカーソルを合わせると、Webhookのがボタンが表示されるので、クリックします。

右上の新規エンドポイントをクリックします。

  • URL
    • Yoomの画面からコピーしておいたWebhookURLを、URLの欄にペーストします。
  • Secret
    • 任意で半角の大文字・小文字と数字を合わせた10桁の文字列を入力します。
  • イベントタイプ
    • 予審審査にチェックを入れます。

→追加するをクリック

エンドポイントの一覧が表示され、今追加したエンドポイントは一番上にあります。こちらをクリックしましょう。

右上のテスト送信をクリックします。

与信枠審査を選択し、送信するをクリックします。これが、テスト用のトリガーになります。

Yoomの画面に戻り、

→テストをクリック。→成功。アウトプットには与信枠審査の結果などが抽出されました。

→保存するをクリック

ステップ4 アプリと連携する「顧客情報の取得」

ここでは、顧客IDを用いて詳細な顧客情報を抽出します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

以下はあらかじめ設定済みのため操作は不要です。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • マネーフォワード ケッサイと連携するアカウント情報
  • 実行アクション

→次へをクリック

(2/2)API接続設定

  • 顧客ID
    • 先ほどのアウトプットの引用コードが事前に埋め込まれています。
  • Sandboxへの切り替え
    • 「Sandbox環境へ切り替える」を選択します。

→テストをクリック! →成功 アウトプットにはこちらの項目が抽出されました。

→保存するをクリックします。

ステップ5 データベースを連携する「レコードを追加する」

テンプレートの3つめのプロセスをクリックします。Google スプレッドシートへ追加する情報を設定します。

(1/2)データベースの連携

以下はあらかじめ設定済みです。

  • タイトル
  • データベースのアプリ
  • Google スプレッドシートと連携するアカウント情報
  • 実行アクション

◆データベースの連携

同画面下にあるデータベースの連携に進みます。

  • スプレッドシートID
    • 編集欄をクリックすると、連携したGoogle アカウントから候補のシートがピックアップされます。該当のシートを選択すると、IDが引用されます。
  • スプレッドシートのタブ名
    • 編集欄をクリックすると連携したGoogle アカウントから候補のタブ名がピックアップされます。該当のタブを選択すると、IDが引用されます。
  • テーブル範囲
    • 「A1:G30」という形式で設定してください。今回はA〜Lがテーブル範囲のためA1:L1と入力しました。

→次へをクリック!

(2/2)データベース操作の詳細設定

レコードを追加するシートの項目にマネーフォワード ケッサイで抽出されたアウトプットを紐づけていきます。

連携したシートのヘッダが抽出されます。1つめと2つめのアウトプットの項目をヘッダーに反映してみました。こちらに、アウトプットを紐づけていきます。

編集欄をクリックすると、プルダウンが開き先ほど抽出したアウトプットが候補として表示されます。選択すると、引用コードが自動で埋め込まれます。

→テストをクリック →成功

→保存するをクリック!

ステップ6 アプリトリガーを【ON】にする

全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。

トリガーを【ON】にすると、設定完了です。

こちらで連携作業は完了です!<span class="mark-yellow">プログラミングを使わず、短時間で連携ができました。</span>今回のテンプレートはこちらです。

もっと活用!マネーフォワード ケッサイとGoogle スプレッドシート 他の自動化3選

マネーフォワード ケッサイとGoogle スプレッドシートは、他にもたくさん自動化できるテンプレートを開発しています。

1. 請求一覧を自動でGoogle スプレッドシートに追加

マネーフォワード ケッサイで翌日以降の請求一覧をGoogleスプレッドシートに自動で追加することで、手作業を省き、データ管理が効率化します。経営者や財務担当者は、常に最新の請求状況を把握できるため、資金繰り計画に役立ちます。

2. 請求書発行後、Google スプレッドシートの情報を自動追加

マネーフォワード ケッサイで請求書発行時にGoogle スプレッドシートに自動で情報が追加され、情報共有がスムーズに行えます。手作業によるミスを防ぎ、重要な業務に集中する時間が増え、生産性が向上します。

3. 与信審査完了後にChatworkで自動通知

マネーフォワード ケッサイで与信審査が完了すると、Chatworkに自動で通知されます。経理チームやマネージャーがリアルタイムで審査結果を把握でき、迅速な対応が可能になります。確認漏れも防げ、業務の進行がスムーズになります。

まとめ

今回ご紹介した自動化フローボットを活用すれば、与信情報の管理が効率化され、営業チームは常に最新のデータに基づいて迅速に対応できます。また、財務管理者にとってもリスクの見える化とスムーズな対応が可能となり、ビジネスの安定性を高めることが期待されます。<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくても簡単に設定できるため、導入がスムーズです。業務の負担軽減や正確なデータ管理を目指す企業にとって、最適なソリューションになるでしょう。</span>

では、またお会いしましょう。

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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マネーフォワード ケッサイ
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