OpenAIとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-07

【OpenAI API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

h.fukuda

OpenAIを活用した業務効率化を検討する中で、API連携の必要性に直面していませんか?

ChatGPTなどの生成AIは非常に便利ですが、他のツールと連携させるにはプログラミング知識が必須に思えますよね。

特に社内に専門のエンジニアがいない場合や、開発リソースが他のプロジェクトで埋まっている状況では「自動化はしたいけれど、何から手をつければ…」と一歩踏み出せない方も多いかもしれません。

手作業でのコピー&ペーストや情報転記に時間を取られ、本来の業務に集中できないもどかしさを感じているのではないでしょうか。

そこで本記事では、OpenAI APIの基本から、<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくても様々なアプリとOpenAI APIを連携できる具体的な方法</span>までを詳しく解説します。

この記事を読めば、メール対応や情報収集、コンテンツ作成といった日々の定型業務を自動化するヒントが得られ、手作業によるミスをなくしてより創造的なコア業務に専念できる未来が拓けるでしょう。

エンジニアに頼らず、自分たちの手で業務改革を進めたい方はぜひ参考にしてみてください。

とにかく早くOpenAIのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">OpenAI APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

OpenAI APIとは

OpenAI APIはOpenAIと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、OpenAIを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。

インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、OpenAI APIの場合は「OpenAI」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

OpenAI APIでできること

OpenAI APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにOpenAI APIを使った自動化を体験できます。登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

テキストを生成する

OpenAI APIのテキスト生成アクションをフローの中に置くことで、Gmailでメールを受信した際その内容にもとづいた返信案を自動で作成できます。担当者の承認後に自動でメールを送信できるため、顧客対応の迅速化と工数削減に繋がります。

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テキストから画像を生成する

OpenAI APIの画像生成アクションをフローの中に組み込むことで、Discordに投稿されたテキストをもとにAIが画像を自動で生成します。更にスレッドに直接URLを投稿できるため、クリエイティブ作成の効率が向上するでしょう。

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Web検索を実施する

OpenAI APIのWeb検索アクションをフローの中で活用すれば、毎日決まった時間に特定のキーワードでWeb検索を自動実行し、その結果をSlackに通知できます。手動での情報収集の手間を省き、最新情報を逃さずキャッチするのに役立ちますね。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • テキストから画像を生成する
  • ファイルをアップロード
  • アシスタントを作成(アシスタントAPI v2)
  • スレッドを作成(アシスタントAPI v2)
  • スレッドにメッセージを追加(アシスタントAPI v2)
  • アシスタントを実行(アシスタントAPI v2)
  • スレッドの最新の会話を取得(アシスタントAPI v2)
  • ベクターストアを作成(アシスタントAPI v2)
  • ベクターストアにファイルを追加(アシスタントAPI v2)
  • ベクターストアを削除(アシスタントAPI v2)
  • 実行ステータスを確認する(アシスタントAPI v2)
  • テキストの生成(Chat completion)
  • web検索を実施

OpenAI APIの利用料金と注意点

OpenAIのAPIは、開発者向けの試用版として無料で利用を開始できますが、商用利用や本格的な開発には有料プランが推奨されます。

有料プランは、使用したデータ量(トークン数)に応じて料金が発生する従量課金制です。例えば、高性能な「GPT-4o」モデルは入力100万トークンあたり$5.00、より高速で安価な「GPT-4o mini」モデルは$0.60から利用でき、用途に応じたコスト効率の良い選択が可能です。

APIを利用する上での注意点は以下の通りです。

  • トークンの概念: APIの利用量は「トークン」という単位で計算されます。日本語の場合、おおよそ1文字が1トークン以上に相当し、このトークン数が料金に直結するため、無駄のないリクエストが重要です。
  • リクエスト上限(レートリミット): 一定時間内に送信できるリクエスト数には上限が設けられています。上限を超えるとエラーが発生するため、高頻度で利用する場合は注意が必要です。
  • 料金の管理: 従量課金制のため、意図せず利用料金が高額になる可能性があります。利用状況をこまめに確認し、必要に応じて利用制限を設定することをおすすめします。

※詳細はOpenAIのサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月07日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してOpenAI APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

OpenAI APIとの連携方法

はじめにOpenAI APIとYoomを連携する方法を紹介します。
Yoomにログイン後、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、更に「+新規接続」をクリックしましょう。

右上の検索窓からOpenAIを検索してください。

OpenAIのマイアプリ登録方法」を参考に、アカウント名とアクセストークンを入力し「追加」をクリックするとマイアプリ連携が完了します。

今回は「Gmailでメールを受信したら、OpenAIで返信案を生成し、承認後にメールを送信する」という実際のフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • Gmailをマイアプリ連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Gmailのトリガー設定、OpenAIのアクション設定、承認を依頼する設定、Gmailのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:Gmailのマイアプリ連携

Gmailも先ほどのOpenAIと同様「マイアプリ」から検索してください。

この画面が表示されるので「Sign in with Google」をクリック。

メールアドレスまたは電話番号を入力し「次へ」をクリックします。
※既にGoogleアカウントを使ってマイアプリ連携したことがある場合は、そのアカウントを選択するだけでOKです。

パスワードを入力してもう一度「次へ」をクリック。

「続行」をクリックするとGmailのマイアプリ連携が完了します。

ステップ2:テンプレートをコピー

Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。

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「テンプレートがコピーされました」と表示されるので「OK」をクリックします。

ステップ3:Gmailのトリガー設定

「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」をクリック。

タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、トリガーアクションはテンプレート通りに「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」のまま「次へ」をクリックします。

アプリトリガーのAPI接続設定という画面が表示されるので、まずトリガーの起動間隔をプルダウンから選択しましょう。

※トリガーの起動タイミングは、5分、10分、15分、30分、60分のいずれかで設定できます。ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。

次にフローボットを起動するためのキーワードを設定してください。今回は、件名の単語やフレーズでメールを検索する「subject:」という演算子を使っています。

※演算子についての詳細はこちら

最後に、連携したGmailアドレスに上記のキーワードを含むテストメールを送信しておきましょう。
今回は以下のように、件名に「問い合わせ」というワードが入ったメールを送信しました。

ここまで完了したらYoomの設定画面に戻りテストしてください。

成功したら保存しましょう。ここで取得したアウトプットの値は次のステップで活用します。

ステップ4:OpenAIのアクション設定

「テキストの生成(Chat completion)」をクリック。

ステップ3と同様、アクションは「テキストの生成(Chat completion)」のまま「次へ」をクリックしてください。

API接続設定に移ります。メッセージコンテンツは予め設定されている通りで大丈夫です。

以降沢山の項目がありますが、必須項目以外は任意なので選択しなくても問題ありません。

  • ロール…「ユーザーと対話する際にChatGPTがどのような立場から回答を出力するか」という役割
  • 推論努力…推論モデルに対する努力度合い

など、必要に応じて設定しましょう。

設定が完了したらテストしてください。

成功したら保存しましょう。ここで取得したアウトプットも次以降のステップで活用できます。

ステップ5:承認を依頼する設定

「承認を依頼する」をクリック。

詳細を設定していきます。まず承認者をプルダウンから選択してください。

次に、承認内容の詳細を必要に応じて編集しましょう。ステップ3・4で取得したアウトプットを利用すると、Gmailの内容やOpenAIの生成内容を反映させることができます。

最後に承認完了条件を選択して保存してください。

ステップ6:Gmailのアクション設定

「メールを送る」をクリック。

メールの設定をしていきます。まず連携するアカウントが正しいか確認しましょう。

次に、Fromを候補から、Toをアウトプットからそれぞれ選択してください。

最後に件名を入力しましょう。本文にはステップ4で取得したアウトプットが予め設定されていますが、署名など固定のテキストを追加することもできます。

「次へ」をクリックするとメール送信のテスト画面になるので、内容に誤りがないか確認してテストしてください。

成功したら保存しましょう。

返信メールが送信されました!

ステップ7:トリガーをONにして起動準備完了

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか確認しましょう。

以上が、Gmailでメールを受信したら、OpenAIで返信案を生成し、承認後にメールを送信する方法でした!

OpenAI APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。
普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、OpenAIを使った業務フローを自動化しましょう!

1. OpenAIによる画像生成

Slackに投稿された内容を基にOpenAIで画像を生成し、そのURLをスレッドに送信できます。これにより、テキストからのビジュアルコンテンツ作成が容易になり、アイデア出しやコンテンツ制作の効率を向上させます。

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2. OpenAIによる翻訳・要約

受信メールの内容をOpenAIで要約して結果をSlackに通知したり、Slackに投稿されたメッセージをOpenAIで翻訳し、結果をスレッドに返信したりできます。これにより、情報収集の効率化や多言語でのスムーズなコミュニケーションを実現し、情報過多な状況でも迅速な理解を助けます。

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3. OpenAIによる回答生成

フォームで送信された内容に対する回答をOpenAIで生成し、Slackに通知できます。また、Slackで特定のキーワードを含むメッセージが投稿されたら、AIが回答を生成し別のチャンネルに投稿することも可能です。これにより、問い合わせ対応や社内での質疑応答を自動化し、チームの負担を軽減しながら迅速な情報提供を可能にします。

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まとめ

OpenAI API連携を活用することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたメールの返信案作成や情報収集、コンテンツ生成といった業務が自動化され、大幅な時間短縮とヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>これにより担当者は単調な作業から解放され、より戦略的で創造性が求められるコア業務に集中する環境が整います。

今回ご紹介したような業務自動化は、ノーコードツールYoomを使えば、プログラミングの知識がない方でも直感的な操作で簡単に構築できます。もしAIを活用した業務効率化に少しでも興味を持っていただけたら、ぜひこちらから無料登録してYoomが実現する新しい働き方を体験してみてください!

この記事を書いた人
h.fukuda
教育業界の事務職出身です。 少ない人数で幅広い業務をこなすためExcelのひな型作りなど日々効率化できることを模索していましたが、当時Yoomを使えていたら比べ物にならないほど効率化できていたと思います。 そういった今までの経験も活かしつつ、皆様のお役に立てるような情報を発信していきます!
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