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現代の営業職では、営業に関するデータ管理を自動化し、より低コストで効率的に業務を進めるなど、日々業務のDX化が進められています。
例えば、取引先のデータを複数のツールで手動管理するには時間と手間がかかりますが、アプリ連携を使用し自動化することで、時間を大幅に節約できます
そこで本記事では、Salesforceとcyzenを連携し、Salesforceで取引先を登録した際、cyzenでスポットを自動登録する方法をご紹介します。
これにより、業務効率を向上させ、より戦略的な営業活動をサポートします。
このアプリ連携は、プログラミング不要で簡単に導入できます。本記事を参考に、ぜひ導入をお試しください。
手動でスポット情報をcyzenに入力する場合、担当者が1件ずつ情報を登録しなければならず、手間と時間がかかります。これを自動化することで、スポット作成に費やす時間を削減できる見込みがあります。
例えば、1日10件のスポット情報を登録する企業において、もし1件あたりの入力作業時間が5分であった場合、1日で50分、月間では約20時間の効率化が可能かもしれません。
また、手入力による入力ミスの防止にもつながり、後工程での修正作業を削減する効果が期待できます。
このように、スポット作成の業務負担を軽減しながら正確性を高めることが可能です。
Salesforceとcyzenが連携することで、取引先情報が自動共有され、営業やフィールド活動の業務改善が図れます。
例えば、Salesforceで新規取引先が登録されると、現場担当者のcyzenアプリにスポットが自動反映されます。
これにより、現場担当者は最新の取引先情報をもとに営業の準備を行うことができると予想されます。
また、両システム間のデータギャップがなくなり、部門間のスムーズな連携が期待できます。
結果として取引先情報を共有し、営業活動を円滑に進められるでしょう。
取引先情報が自動的にcyzenへ登録されることで、営業担当者は顧客対応のスピードと正確性を高められるかもしれません。
例えば、新規登録された取引先に素早く訪問し、ニーズを正確に把握することも可能なはずです。
また、現場の営業担当者が最新の取引先情報をもとにした提案や問題解決を提供することで、顧客からのスムーズな信頼獲得が期待できます。
結果として、自動化による情報のタイムラグが解消されることで、顧客対応の質が向上し、満足度アップにつながると考えられます。
それではここからノーコードツールYoomを使って、Salesforceで取引先が登録されたらcyzenにスポットを自動登録する方法をご説明します。
[Yoomとは]
Salesforceで取引先が登録されたことをSalesforceのAPIを利用して受け取り、 cyzenの提供するAPIを用いてSalesforceで登録された取引先データをcyzenに自動登録することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回は大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。
Yoomに登録している方はログインし、未登録の方は無料登録後に設定を進めてください。

まずSalesforceとcyzenをマイアプリに連携します
Yoomにログインしたら、画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、「+新規接続」からSalesforceを検索してください。
テスト環境で操作を試したい方はSalesforce(Sandbox環境)をクリックし、本設定を行う場合はSalesforceをクリックしてください。
※Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

ログイン後にアクセス許可を行うと、Salesforceの連携が完了します。
なお、Salesforceの連携方法はこちらで詳しく解説しています。
続いて、先ほどと同様の手順で「+新規接続」からcyzenを検索してください。

「アカウント名」は任意の名称を設定してください。
「アクセストークン」は、スタティックトークンを設定します。スタティックトークンについては、cyzen担当者までお問い合わせください。
各項目の設定後に「追加」をクリックすると、cyzenの連携が完了します。
次に、フローボットのテンプレートを使用して設定を進めましょう。
Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。

「テンプレートがコピーされました!」と表示されるので、「OK」をクリックしてコピーを完了してください。

次にSalesforceのトリガーを設定します。
「取引先オブジェクトに新規レコードが登録されたら」をクリックしてください。

次のページで「Salesforceと連携するアカウント情報」を確認してください。
タイトルは自由に編集できますが、トリガーアクションは変更せずに「次へ」をクリックしてください。

API接続の設定を行います。
「トリガーの起動間隔」は、5分、10分、15分、30分、60分から選択できます。
※プランによって最短の起動間隔が異なりますのでご注意ください。
「マイドメインURL」は、注釈を参照しSalesforceの「設定 > 私のドメイン」から取得したドメインを入力してください。
設定後、「テスト」をクリックしてください。

アウトプットにてSalesforceから取得したデータを確認し、「保存する」をクリックしましょう。

続いて、cyzenのアクションを設定します。
「スポット情報の登録」をクリックしてください。

タイトルの任意編集とアカウント情報の確認を行い、「次へ」をクリックしてください。

「企業ID」と「スポットコード」を入力してください。
※「企業ID」についてはcyzen担当者までお問い合わせください。

欄をクリックすると候補が表示されるので、該当する項目を選択してください。
設定後、「テスト」をクリックしましょう。
cyzenに新規スポットが登録されていることを確認し、「保存する」をクリックしてください。

「トリガーをON」をクリックすると、フロー稼働の準備が完了します。
これで、Salesforceで新規取引先が作成されたら、cyzenに自動でスポットが登録されます。
他にもSalesforceやcyzenを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
報告書が登録されると、Microsoft Teamsの特定チャンネルへ自動通知を送信します。これにより、担当者が報告書を素早く確認することができます。
cyzenでの勤怠情報をもとに、HRMOS勤怠での打刻を自動で管理することができます。これにより、打刻の手間を削減し、データの正確性をサポートします。
Salesforce内の取引先責任者データを活用し、Gmailでテンプレートに基づいたメール送信を実現します。これにより、対応品質の一貫性が保たれ、顧客対応が効率化が期待できます。
Salesforceとcyzenを連携させることで、取引先情報の自動共有と業務効率化が実現します。
自動化により、手動のスポット登録作業を省き、情報を一元管理することで、営業担当者はより戦略的な活動に集中しやすくなると予想されます。
Yoomのアプリ連携は、プログラミング不要で簡単に導入できます。この機会に自動化による業務効率化をぜひ体験してください。