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「競合他社の動きをチェックしていたら、いつの間にか午前中が終わっていた……」
「検索結果を一つひとつ開いてはコピペする作業、正直もっと楽にならないかな?」
B2Bマーケティングの現場で欠かせない市場調査や競合分析。
大切だと分かっていても、膨大な時間を取られてしまうのは悩みどころですよね。
そんな中、今注目を集めているのがAI検索エンジン「Perplexity(パープレキシティ)」です。
これまでの「検索して、ページを開いて、情報を探す」という手間を、AIが代わりに担ってくれる、新しい検索体験を提案してくれます。
この記事では、Perplexityの基本的な使い方はもちろん、B2B SaaSのマーケティング実務でどれだけ「リサーチの効率化」ができるのかを実際に検証しました。
単なる機能紹介ではなく、これまでの手作業と比べてどれくらい負担が軽くなるのかを、現場目線で検証します。
ここでは、本記事がどんな方の役に立つのか、またPerplexityを使ううえで知っておきたいポイントを簡単に整理します。
本記事は、以下のような悩みを持つ方におすすめです!
Perplexityは、2022年に設立された「対話型AI検索エンジン」です。
最大の特徴は、従来の検索エンジンのようにリンクの一覧を出すのではなく、AIがWeb上の最新情報を読み込み、あなたの質問に対する「答え」を要約して提示してくれる点にあります。
Perplexityの主な特徴は3つです。
Web上の最新情報をリアルタイムでキャッチできるため、情報の鮮度が重要な市場調査やニュース収集を、これまでにないスピード感で進められます。
「Perplexityって実際、どこまで仕事に使えるの?」という疑問に応えるべく、Perplexityの真価を2つの実務シーンで検証しました。
【想定されるユースケース】
新規参入予定の「医療DX業界」における最新の法改正や市場規模の推移をレポート化する
【検証条件】
Perplexity 無料版(通常検索) vs Perplexity 無料版(Pro Search)
【検証項目】
【想定されるユースケース】
信頼性が求められるマーケティング資料(ホワイトペーパー)に掲載する市場規模や成長率の数字について、最新かつ公的な根拠を裏付ける
【検証条件】
Perplexity 無料版 vs ChatGPT 無料版
【検証項目】
Perplexityが市場調査においてどのように活用できるか、2つのシナリオで検証しました。
今回は医療DX業界を例に、市場の動きや法改正情報をAIに調べてもらいます。
Perplexityの通常検索とPro Searchで、どれだけ正確で分かりやすく情報をまとめられるか比べてみましょう。
# 役割
あなたは、医療DX市場の調査・レポート作成の専門家です。
# 依頼
日本の医療DX市場について、以下を簡潔にまとめてください。
1.市場規模と予測(2025〜2030年) - 信頼できる官公庁や調査会社のデータを優先 - 数値は正確に示す
2.最近の法改正・ガイドライン変更 - 施行日や影響範囲を簡潔に整理 - 出典を明記
# 出力形式
- 見出し → 箇条書き → 表 → 要約の順で構造化された回答
- ソースはリンク形式または出典名(発行元・発行年)
まずは、通常検索でプロンプトを実行します!
すると、約15秒で結果が出力されました。
【一部抜粋】
次は、Pro Searchに切り替えてプロンプトを実行します!
こちらも約15秒で結果が返ってきました。
【一部抜粋】
【一部抜粋】
①信頼できるソース(官公庁など)の引用有無
判定:通常検索 △ / Pro Search ◯
Pro Searchは、厚生労働省や内閣官房といった官公庁の一次ソースを引用しており、情報の信頼性が高いです。
一方、通常検索は大手メディアや海外調査会社の引用が中心で、公的な法改正情報を追うには少し不安が残る結果となりました。
②数値データの正確性
判定:通常検索 ◯ / Pro Search ◯
どちらも「富士経済」などの著名な調査結果を引用し、「2030年に1兆円超」といった具体的な数値を年次・出典付きで示しています。
ただ、Pro Searchのほうが、より多くの市場予測(電子カルテ普及率など)を網羅しており、情報の厚みがありました!
③要約の論理性
判定:通常検索 ◯ / Pro Search ◯
両者とも指示通り「市場規模→法改正→要約」という綺麗な流れで構成されています。
特にPro Searchは、制度改正がどのように市場投資を後押ししているかという「因果関係」まで踏み込んで整理されており、説得力が高いです。
結論、仕事で使うならPro Searchがおすすめです。
通常検索も優秀ですが、情報の深さと裏付けにおいて大きな差が出ました。
Pro Searchの強みは、以下のとおりです。
失敗したこと
通常検索への過信に注意が必要です。
通常検索でも一見綺麗な回答が出ますが、ソースがプレスリリースや民間メディアに偏る傾向があります。
そのまま信じてしまうと、公的な裏付けが弱いレポートになるリスクがあると感じました。
以下のように使い分けると、通常検索とPro Searchそれぞれの良さを最大限に発揮できそうです。
総評:無料版でもPro Searchを活用すれば、官公庁のデータにもとづいた精度の高いレポートが短時間で作成可能です!
次に、マーケティング資料に載せる市場データや成長率を、最新かつ信頼できる数字かどうかAIに確認してもらいます。
PerplexityとChatGPTを使って、数字の正確さや出典の信頼性、解釈の間違いがないかをどれだけ見抜けるかを比べてみましょう。
# ホワイトペーパー用統計データのファクトチェック
あなたは、信頼性の高い統計データの調査・検証の専門家です。
以下について、最新かつ公的な根拠のあるデータを示してください。
## 調査対象
- 2025〜2026年の日本国内におけるビジネスチャットツールの市場規模
- 2030年までの成長予測
## 要件
1.具体的な数値を提示
2.出典URLを必ず明記 - 数字が載っているページへのリンク
3.官公庁統計 or 信頼できる大手調査機関のデータを優先
4.数字の解釈に誤りがないように説明
## 出力形式(推奨)
- 箇条書き+要約
- 出典リンク付き
まずは、Perplexityにプロンプトを実行して、統計数値を出力します!
約20秒で以下のように結果が出力されました。
【一部抜粋】
次は、ChatGPTでも同様にプロンプトを実行します!
すると、約15秒で結果が返ってきました。
【一部抜粋】
①提示された統計数値が最新のものであるか
判定:Perplexity △ / ChatGPT ◯
ChatGPTは、2025年2月発表の最新データ(矢野経済研究所)を引用しており、最新情報のキャッチアップ能力が高かったです!
まさに今、必要な鮮度の高い情報を提供してくれました。
一方、Perplexityで提示されたのは2024年の推計値でしたが、予測値のベースは2023年時点のものでした。
一世代前の数値になるため、最新の市場動向を語るには少し物足りない結果です。
②出典リンクが「その数字が載っているページ」を指しているか
判定:Perplexity × / ChatGPT ◯
結論、ChatGPTのほうが出典においても優れています。
ChatGPTには誰でもアクセスできる公開記事やプレスリリースへのリンクが表示されました。 クリックするだけで該当の数字が確認できるため、エビデンスとして使いやすいです!
一方、Perplexityはリンク先が有料会員限定ページだったため、具体的な内訳の裏取りができず、概要のみの確認に留まりました。
これでは根拠として引用するにはハードルが高いですね。
③数字の解釈に誤りがないか
判定:Perplexity △ / ChatGPT ◯
ChatGPTは 統計が事業者売上高ベースであることを補足し、不明な2030年の数値についても「未公開」と誠実に回答してくれました。無理な推測をしない姿勢に信頼性の高さを感じます。
一方、Perplexityはまったく異なる定義のユニファイドコミュニケーション市場の数字を混在させて回答していました。
そのままホワイトペーパーに活用すると読者に誤解を与えてしまうリスクがあり注意が必要です!
結論として、今回の国内統計調査においては、ChatGPTの方が実用的であることがわかりました!
ChatGPTが予想以上に、国内リサーチに強かったです。
失敗したこと
今回の検証で、私自身もツールの使いこなし方について大切な教訓を得ました。
検証ではPerplexityの精度が低かったのですが、「日本国内の情報源に絞って探して」とプロンプトで条件を補足したところ、ChatGPTと同様の最新サイトを参照できました。
ツールそれぞれの特性もありますが、どこから情報を探すべきかという具体的な指示の有無で、結果は大きく変わるのだと再確認しました。
ツール任せにせず、正しく導くことがAIを活用するうえで大切なポイントです!
今回はB2Bマーケティングの実務を想定し、Perplexityの通常検索とPro Search、そしてChatGPTとの比較を行いました。
検証①(市場トレンド調査)では、医療DX業界をテーマに通常検索とPro Searchを比較。
その結果、Pro Searchは官公庁の一次ソースを引用してくれるため、情報の網羅性や因果関係が整理され、レポートの完成度がグッと高まることがわかりました。
検証②(統計データのファクトチェック)では、ChatGPTのほうが最新の数値やアクセスしやすい出典を提示してくれる場面がありました。
一方で、Perplexityも「日本国内の情報源を使う」といった指示を加えることで精度が向上しました。AIはどう指示するかがとても重要だということもあらためて実感しました。
Perplexityは、リンクを一つひとつ開かなくても、根拠のある情報をまとめて確認できる心強い存在です。
正確さが求められる調査にはPro Search、全体像をつかみたいときには通常検索と使い分けることで、リサーチのスピードもアップします。
まずは無料版で、日々のちょっとした調べ物からその便利さをぜひ体感してみてくださいね!
業務自動化ツールのYoomと連携すれば、Perplexityで生成した分析レポートを自動でGoogleドキュメントに保存したり、チームのSlackへ通知したりすることも可能です。
ツールを使い分けるだけでなく、業務フローそのものを自動化して、さらなる生産性向上を目指してみてはいかがでしょうか。