Re:lationとGoogle Chatの連携いイメージ
How to Integrate Applications

2025/01/17

Re:lationとGoogle Chatを連携して、チケットが作成されたらGoogle Chatに通知する方法

k.hieda

<span class="mark-yellow">「新しい問い合わせがあっても気づくのが遅れ、対応が後手に回ってしまう」「チーム内で情報を共有したいのに、伝達ミスや対応漏れが発生してしまう」こうした悩みはありませんか?</span>
多くの企業がRe:lationを活用して顧客対応を効率的に進めていますが、Google Chatを連携することで、さらに便利に使えるようになります。チケット情報がチーム全員にタイムリーに共有されるため、優先度の高い案件を迅速に把握し、適切な対応ができるようになります。これにより、対応状況の見える化が進み、対応の質が安定します。
従来、こうしたアプリ連携を実現するにはプログラミングスキルが必要でしたが、当社のフローボットテンプレートを使えば、ノーコードで簡単に設定できます。本記事では、設定方法と、この自動化で得られるメリットや活用シーンを詳しく解説します。最後まで読んで、ぜひ導入をご検討ください!

こんな方におすすめ

このフローボットは、以下のような方にぴったりです。

  • Re:lationで管理している問い合わせをチーム全員でタイムリーに共有したい方
  • 複数の問い合わせが発生する中で、Google Chatを使って対応状況を正確に把握したい方
  • 対応が重複してしまったり、対応漏れが発生するリスクを減らしたいと考えている方
  • Google Chatの通知を活用し、繁忙期でもスムーズにタスクを割り振りたい方
  • Re:lationとGoogle Chatを連携させて、手動の連絡作業を減らし、顧客対応に集中したい方

Re:lationでチケットが作成されたら、Google Chatに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

カスタマーサポート担当者、サポートチームのリーダー、そしてマネージャーの視点で、このフローボットのメリットを考察しました。

1.問い合わせ対応スピードを改善する仕組み

フローボットが最短5分おきに起動し、その間に作成されたRe:lationのチケット情報をGoogle Chatに通知します。<span class="mark-yellow">これにより、問い合わせの発生をいち早く共有し、対応計画を素早く立てることが可能です。</span>
たとえば、トラブル対応が必要な問い合わせが発生した場合、Google Chatの通知を通じて担当者が迅速に確認できます。チーム全員が内容を共有できるため、必要に応じて適切なメンバーを割り当てることが可能です。リーダーは通知内容をもとに状況を把握し、優先順位をつけた対応を進めやすくなります。

2.情報共有を確実にし、ミスを減らす仕組み

Google Chatを通じてチケット情報を定期的に共有することで、チーム全員が同じ情報を把握できます。<span class="mark-yellow">これにより、対応が重複したり漏れたりするリスクを最小限に抑えられます。</span>
たとえば、繁忙期に複数の問い合わせが一斉に発生した場合、このフローにより、誰がどの案件を担当しているかをGoogle Chat上で把握できます。通知されたチケットに対し、担当するメンバーが「スタンプを押す」「返信で対応開始を報告する」といったリアクションを行います。このアクションにより、チーム全員がその案件が誰の担当かをすぐに把握でき、重複対応を防ぐことが可能です。リーダーはこれらのリアクションやコメントをもとに、どの案件が未対応かを確認し、必要に応じてタスクを割り振ることができます。この仕組みにより、進捗共有がスムーズになり、チーム連携が強化が期待できます。

3.チーム全体の負担を軽減する仕組み

手動での連絡や確認作業が不要になるため、<span class="mark-yellow">担当者は問い合わせ対応に集中できます。また、管理負担が軽減され、リーダーは意思決定に注力できます。</span>
たとえば、各メンバーが複数の問い合わせを担当している状況では、手動で状況を報告する手間が発生します。このフローを使えば、Google Chatの通知を通じて対応状況を共有できるため、手動での連絡が不要になります。リーダーはGoogle Chat上で進捗を確認できるため、メンバー全員の状況を把握しやすくなり、スムーズな指示出しが可能になります。

ここからは、「Re:lationとGoogle Chatを連携して、チケットが作成されたらGoogle Chatに通知する自動化」の<span class="mark-yellow">設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

[Yoomとは]

Re:lationとGoogle Chatを連携して、チケットが作成されたらGoogle Chatに通知する方法

Yoomのトリガー機能を活用して、Re:lationで新規に作成されたチケット情報を取得します。取得した情報をGoogle Chat APIを通じて関係者に通知することで、問い合わせ情報の共有と対応がスムーズに行える仕組みを実現します。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても可能です。

連携プロセス

  • Yoomにマイアプリを登録(Re:lation、Google Chat)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定とアプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携スタート

事前に準備するもの

Re:lation

  • Re:lationのアカウント情報(管理画面の操作を行うため)
  • アクセストークン
  • Re:lationの管理画面の左下にある「システム設定」をクリックしてください。
  • システム設定内のメニューから「APIトークン」を選択。
  • 既存の値がある場合は、APIトークンの目隠しアイコンをクリックすると値が表示されます。この値が必要です。
  • 新たに生成する場合は、右上の「+」ボタンをクリックしてください。
  • サブドメイン
    • URLから取得できます。Re:lationのURLは次の形式です。
      「https://{サブドメイン}.relationapp.jp/」
  • 受信箱

Google Chat

  • Google ChatとYoomの連携はGoogle Cloud Platformの管理者権限を持つ方のみ実施可能なため、管理者へYoomとGoogle Chat連携を依頼してください。

ヘルプ:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリ画面で+新規接続をクリックします。

Yoomでは接続可能なアプリの一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Re:lation

検索結果からアプリ名をクリックします。Re:lationで取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 識別しやすい値を入力してください(例:メールアドレスなど)。
  • アクセストークン
    • APIトークンを入力します。

必須項目を入力し「追加」をクリックすると、Re:lationのマイアプリ登録が完了です。

Google Chat

検索結果からGoogle Chat(OAuth)を選択します。

  • Sign in with Google をクリックし、連携する Google アカウントを選択します。

これで、Google Chatのマイアプリ登録が完了します。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 アプリトリガー「新たにチケットが作成されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックしてください。

こちらではRe:lationで発行されたチケット情報を取得する設定をします。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この項目はすでに初期設定されています。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Re:lationと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • トリガーの起動間隔
    • フローの起動間隔を選択してください。最短は5分間隔で起動が可能です。※ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。
  • サブドメイン
    • URLから取得できます。「https://{サブドメイン}.relationapp.jp/」
  • 受信箱ID
    • 編集欄をクリックすると、候補リストが表示されます。使用する受信箱を選択すると、IDが引用されます。

→テストをクリックします。 →成功します。 以下の項目が取得できます。これらの値は次の操作で使用します。

→保存するをクリックします。

ステップ4 アプリと連携する「チケットの詳細情報を取得」

テンプレート2つ目の工程をクリックします。この工程では、前段階で取得したチケットIDから問い合わせ内容を取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Re:lationと連携するアカウント情報
  • アクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • サブドメイン
    • 先ほどと同じ値を入力します。「https://{サブドメイン}.relationapp.jp/」
  • 受信箱ID
    • 編集欄をクリックし、表示された候補から使用する受信箱を選択します。同じ受信箱を選択してください。
  • チケットID
    • 編集欄をクリックすると、先の工程で取得したアウトプットが表示されます。その中から、チケットIDを選択すると、引用コードが埋め込まれます。

→テストをクリックします。 →成功します。 顧客からの問い合わせ内容などを取得し、その内容を次の操作で使用します。 

→保存するをクリックします。

ステップ5 アプリと連携する「メッセージを送信」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。

こちらではGoogle Chatに通知する定型文の設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Google Chatと連携するアカウント情報
  • アクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • スペースのリソース名
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、連携済みGoogle Chatのスペース名が表示されます。スペース名を選択すると、IDが引用されます。
  • メッセージ内容
    • 通知する定型文を作成します。特定のメンバーへのメンションも可能です。
  • 編集欄をクリックして、Re:lationで取得した値を引用しながら定型文を作成します。チケットの作成日時やチケットIDなどは最初の工程「新たにチケットが作成されたら」のタブを開いて、選択すると引用コードとして定型文内に埋め込み可能です。
  • 件名や本文は2つめの工程「チケット情報を取得」タブを開くと引用コードを選択できます。

→テストをクリックします。 →成功 

→保存するをクリックします。今回の工程は以上です。

ステップ6 アプリトリガーをONにする

すべての工程が設定されると、完了画面が表示されます。

トリガーをONにした後、左上のトグルでフローボットを起動します。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。</span>使用したフローボットテンプレートはこちらです。

もっと活用!Re:lationを使った自動化3選

Re:lationは他のアプリと連携して利用できます。顧客対応のスピードアップやリストの自動化が可能です。

1. Dify(AI)で回答案を自動生成しチームに通知

Re:lationでチケットが作成されると、Difyが自動で回答案を作成し、それをGoogle Chatで共有する仕組みです。これにより、カスタマー担当者は回答を一から作成する手順を省け、顧客対応のスピードアップが期待できます。

2. チケット情報をMicrosoft Excelに自動追加

Re:lationで新しいチケットが作成されると、自動でMicrosoft Excelに追加されます。これにより、手動転記の手間や入力ミスを削減し、データ管理の信頼性を高めます。

3. チケット情報をGoogle スプレッドシートで管理

Re:lationでチケットが作成されるたびに、Google スプレッドシートへ自動で情報を追加します。手動作業を省き、オンタイムでデータを共有できます。

まとめ

今回ご紹介したフローボットでは、Re:lationとGoogle Chatを連携し、問い合わせ情報の共有をスムーズにする仕組みを提供します。このフローを活用すれば、情報共有の質が向上し、対応スピードの改善が期待できます。Yoomのフローボットテンプレートなら、<span class="mark-yellow">プログラミングスキルがなくても直感的に設定が可能です。</span>この機会に、自動化の仕組みをぜひ導入してみてください。下のバナーから無料でお試しいただけます!

では、またお会いしましょう!

The person who wrote this article
k.hieda
10 years as a web planner and director. When I worked for a web production company, my main focus was on proposing modifications and operation plans to clients and proceeding with production. I'm currently a parallel worker. We produce blogs in Yoom's content division, and receive external public relations projects for companies in our individual business. Since we are starting a private lodging, we aim to thoroughly improve the efficiency of routine work!
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