■概要
新しい従業員の入社に伴い、人事情報システムへの登録だけでなく開発環境へのアカウント追加など、複数のSaaSへの情報展開は手間がかかる作業ではないでしょうか。特にSmartHRとGitHubを併用している環境では、それぞれに手作業で情報を入力し連携させる手間や入力ミスによる混乱が生じることもあります。このワークフローを活用すれば、SmartHRに従業員情報が登録されるとその情報を基にGitHubのリポジトリへ自動でユーザーを追加できるため、これらの課題を解消し、オンボーディングプロセスを効率化できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- SmartHRとGitHubを利用し、従業員や開発メンバーのアカウント管理を手作業で行っている方
- 新メンバーの入社手続きや開発環境への参加手続きを効率化したい人事・労務担当者や開発チームのリーダー
- 手作業による情報入力のミスや漏れを減らし、業務の正確性を向上させたい方
■このテンプレートを使うメリット
- SmartHRへの従業員登録をトリガーにGitHubへのユーザー追加が自動で行われるため、これまで手作業に費やしていた時間を短縮することができます。
- 手作業によるアカウント情報の入力ミスやリポジトリへの追加漏れといったヒューマンエラーのリスクを軽減し、セキュリティ管理の向上にも繋がります。
■フローボットの流れ
- はじめに、SmartHRとGitHubをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでSmartHRを選択し、「従業員が登録されたら(Webhook)」というアクションを設定します。これにより、SmartHRに新しい従業員が登録されるとフローが自動的に起動します。
- 続いて、オペレーションでAI機能を選択し、「テキストを生成する」アクションを設定します。ここで、SmartHRから取得した従業員情報(氏名、メールアドレスなど)を基に、GitHubアカウント作成に必要な情報や、招待メッセージなどを生成するようプロンプトを設定します。
- 最後に、オペレーションでGitHubを選択し、「リポジトリにユーザーを追加する」アクションを設定します。ここで、追加対象のリポジトリや、前段のAI機能で生成した情報、SmartHRから取得したメールアドレスなどを指定して、ユーザーをリポジトリに追加します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- AI機能の「テキストを生成する」アクションでは、プロンプトにGitHubユーザーへの招待メッセージのテンプレートを固定値として入力したり、SmartHRから取得した従業員の氏名や部署といった情報を変数として埋め込むことで、パーソナライズされたテキストを生成することが可能です。
- GitHubの「リポジトリにユーザーを追加する」アクションでは、追加するリポジトリを選択肢から指定したり、SmartHRから取得した従業員のメールアドレスやAI機能で生成したユーザー名などの値を変数として設定することが可能です。また、付与する権限レベルも任意で設定できます。
■注意事項
- SmartHR、GitHubのそれぞれとYoomを連携してください。