Claudeで生成した文章を、わざわざ手動でSlackやドキュメントにコピペしていませんか?
多くのマーケティング担当者や開発者が、生成AIの回答を別のツールに転記するという「見えない工数」に時間を奪われています。
特に少人数のチームでは、この数分の積み重ねが月間で数時間のロスにつながります。
そうしたロスを削減する手段の1つが、ClaudeなどのAIアシスタントと繋げられるMCP(Model Context Protocol)サーバーです。
これはClaudeを単なるチャットボットから、GitHubやデータベース、Notionといった外部ツールを直接操作できる「エージェント」へと進化させる技術です。
本記事では、業務効率化を進めるおすすめのMCPを厳選してご紹介します。
✍️そもそもMCPとは
本記事の想定読者
- 日々の業務でClaudeを使用しており、コピペ作業などの単純作業を自動化したい方
- エンジニアではないが、業務効率化のためにAIツールと既存SaaSの連携に興味がある方
- チーム内のリソース不足を補うため、Claudeを「動くアシスタント」として活用したい方
MCPとは?
MCP(Model Context Protocol)は、AIツール統合のための規格です。分かりやすく言えば、Claudeという「脳」に、手足となる「外部ツール」を接続するための共通ルールのようなもの。
そのため、MCPはUSBポートと例えられることもあります。
これまではAPIの専門知識が必要だった連携も、MCPを利用すれば、標準化されたインターフェースを通じて、Claudeが直接データベースを検索したり、ファイルを編集したりできるようになります。
💻【目的別】おすすめMCPカテゴリ一覧
まずは、今回ご紹介するMCPを目的別に整理しました。
⭐Yoomはコピペ作業やAIエージェントの業務を自動化できます
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Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!ClaudeのMCPを活用してAIに直接ツールを操作させるのと同様に、ハイパーオートメーションツール「Yoom」を使えば、700種類以上のアプリと最新のAIモデルを自由に組み合わせ、日常のコピペ作業を完全に自動化できます。
プログラミングの知識がなくても、マウス操作だけで「メールの内容をAIで要約し、Notionへ転記する」「情報を整理してSlackへ通知する」といったワークフローをすぐに構築可能です。
AIとの対話から実行までの「つなぎ目」を自動化することで、転記ミスを防ぎ、本来注力すべき創造的な業務に集中できる環境を手に入れることができます。例えば、以下のようなテンプレートを活用することで、Claude単体では手間のかかる外部ツールとの連携や情報整理をスマートに自動化できます。
Gmailでメールを受信したら、Anthropic(Claude)で要点を抽出してSlackに通知する
試してみる
■概要
日々受信する大量のメール、特に長文の内容把握に時間がかかっていませんか。このワークフローを活用すれば、Gmailで特定のメールを受信した際に、その内容をAIモデルのAnthropic(Claude)が自動で読み取り、要点を抽出してSlackへ通知する一連の流れを自動化できます。これにより、メール確認の時間を短縮し、重要な情報のスムーズな共有を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
- 大量のメール対応に追われ、Anthropic(Claude)による要点抽出で情報整理を効率化したい方
- 重要なメールの内容をチームに素早く共有し、対応漏れを防ぎたいと考えているマネージャーの方
- GmailとSlackを日常的に利用し、手作業での情報連携に課題を感じている方
■このテンプレートを使うメリット
- Gmailの受信からAnthropic(Claude)による要点の抽出、Slackへの通知までが自動化されるため、情報確認や共有にかかる時間を短縮できます
- 手作業による情報の転記ミスや共有漏れを防ぎ、重要なメールの内容を正確かつ迅速にチームへ展開できます
■フローボットの流れ
- はじめに、Gmail、Anthropic(Claude)、SlackをYoomと連携します
- トリガーとしてGmailを選択し、「特定のキーワードに一致するメールを受信したら」というアクションを設定します
- 次に、オペレーションでAnthropic(Claude)の「テキストを生成」アクションを設定し、トリガーで取得したメール本文の要点を抽出するよう指示します
- 最後に、オペレーションでSlackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、抽出された要約を指定のチャンネルに通知します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Gmailのトリガー設定では、自動化の対象としたいメールに含まれるキーワード(例:「お問い合わせ」「日報」など)を任意で設定できます
- Anthropic(Claude)に与えるプロンプト(指示文)は自由にカスタマイズでき、「箇条書きで要点を3つ抽出して」といった具体的な指示を与えることで、任意の形式でテキストを生成できます
- Slackへの通知先チャンネルは任意で指定でき、メッセージ本文にはAnthropic(Claude)が生成した要点に加え、元のメールの件名といった情報を組み込むことが可能です
■注意事項
- Gmail、Anthropic(Claude)、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Notionに議事録が登録されたらAIで自動要約しslackに通知
試してみる
■概要
Notionのデータソースに新しい議事録が登録されると起動し、AIを使用して自動的に要約を生成し、その要約をSlackに通知します。
会議やイベントの議事録がスムーズに要約され、関係者に迅速に共有することができます。
■事前準備
事前にNotionで議事録格納用のデータソースを作成します。
※実際の例としてはこちらをご参照ください。
■設定方法
①トリガーからアプリトリガー内にあるNotionを選択し、特定のデータソースにページが作成・更新されたらアクションを押します。
②起動間隔とデータソースIDを入力し、テスト・保存します。
③+マークを押し、データソースを操作するオペレーションからNotionを選択して、アクョンからレコードを取得する(ID検索)、トリガーと同じデータソースIDを入力して次に進みます。
④レコードIDが等しいという検索条件とし、値には①のトリガーで取得したオブジェクトIDを{{オブジェクトID}}のように埋め込みテスト・保存します。
⑤+マークを押し、要約するオペレーションから●●文字以内の文章を要約するを選択し以下のように設定し、テスト・保存します。
・要約対象のテキスト:④のデータソース操作で取得した議事録プロパティのアウトプットを埋め込みます。
・文字数:任意の文字数を入れます。
・要約の条件:任意の要約条件を入れます。
※議事録の文字数が多いことが想定される場合は15,000文字以内を選択してください。
⑥マークを押し、アプリと連携するオペレーションからSlackのチャンネルにメッセージを送るアクションを選択し、以下の設定をしてテスト・保存し設定完了です。
・投稿先のチャンネルID:通知したい指定のチャンネルIDを候補から選択します。
・メッセージ:任意のメッセージを入力します。このとき⑤で要約した議事録をアウトプットとして埋め込むことも可能です。
■注意事項
・必ず新しい行を追加する形で議事録を登録してください。
※Notionのトリガーはデータソース上のページが新規作成または更新が行われた場合、いずれも起動するため新規作成だけの場合にトリガーを起動させたい場合は上記ご注意ください。
✅【目的別】おすすめMCP10選をカテゴリごとにご紹介!
ここからは、各MCPの特徴と、実際に業務で導入する視点での活用ポイントを解説します。
【開発・技術業務を効率化するツール】
1. GitHub MCP
主な特徴
- リポジトリの検索やIssueの読み取り・作成が可能
- プルリクエストの管理やCI/CDワークフローのトリガー実行
- コミット履歴の分析によるデバッグ支援
【ここがポイント】
「今の変更内容でPRを作って」と指示するだけで下書きができます。
PRやIssueの作成が効率化するだけでなく、ブラウザとエディタを行き来する時間がゼロになるので、コードの編集に集中できるのが大きなメリットです。
ただし、誰でもPRやIssueを作成できてしまい困るときは、権限設定に注意が必要です。
こんな人におすすめ
- 反復的なGitHubタスクを自動化したい開発者の方
2. Apidog MCP Server
主な特徴
- OpenAPI/Swagger仕様に基づいてDTOやコントローラを生成
- 権威あるドキュメントをAIが直接参照するためハルシネーションが少ない
- ApidogプロジェクトやローカルOASファイルと統合可能
【ここがポイント】
APIドキュメントを見ながら手打ちで型定義を作る作業をなくすことができます。
「User DTOにフィールドを追加して」と頼むだけで、仕様書通りのコードが出てくるほど精度が高いため、API駆動の開発スピードが段違いに速くなるはずです。
こんな人におすすめ
- API仕様に基づいた正確な実装を素早く行いたいエンジニアの方
3. Sequential Thinking MCP
主な特徴
- 複雑なタスクを論理的なステップに分解して実行
- アーキテクチャ設計や大規模リファクタリングの計画立案
- 推論プロセスを明示化し、解決策の精度を向上
【ここがポイント】
単なるコード生成ではなく、「なぜその設計にするのか」という思考プロセスを提示してくれる点がポイントです。
AIの思考プロセスを把握できることで、行き当たりばったりの修正がなくなり、大規模な改修でも安心してAIに相談できます。
AIの思考にあわせて修正できるため、修正箇所を指示しても思うように変わらない、といった事態が減るはずです。
こんな人におすすめ
- システム設計や難解なバグ修正など、深い思考を要するタスクに取り組む方
4. Puppeteer MCP
主な特徴
- ページのナビゲート、スクリーンショット撮影、要素のクリックなどが可能
- ウェブスクレイピングやE2Eテストの自動化
- ワークフローの自動実行によるブラウザ作業の代行
【ここがポイント】
検証用のブラウザ操作や、定期的な画面キャプチャ取得などを任せられます。
わざわざコードを書かなくても、自然言語でUIのテストができるため、チェック工数の削減だけでなく、作業者の負担軽減にも貢献します。
こんな人におすすめ
【データ・ドキュメント管理を効率化するツール】
5. PostgreSQL MCP
主な特徴
- SQLを書かずに「今月の売上トップ10は?」などでデータを抽出
- 読み取り専用モードを利用すると安全にスキーマ検査やクエリ実行が可能
- 接続文字列だけで簡単にセットアップ可能
【ここがポイント】
SQLを知らない方やSQLを忘れてしまった方でも、日本語でデータを問いかけられるので便利です。
マーケターやリサーチャーの方など、コードは書けないけどデータ分析をしたい方は、エンジニアに依頼せずに、自分で必要なデータをサッと引き出せるようになります。
エンジニアに依頼するコミュニケーションコストを削減できる点や、エンジニアが業務に集中しやすくなる点も大きなメリットです。
こんな人におすすめ
- SQLが苦手だがデータ分析が必要な方、レポート作成を効率化したい方
6. Notion MCP
主な特徴
- Notion内のドキュメント検索や内容の読み取り
- プロジェクトのタスクステータス更新やページ作成
- チームのナレッジベースをAIのコンテキストとして活用
【ここがポイント】
データベースの確認や更新をする際に、わざわざNotionを開く手間がなくなります。
Claudeに聞くだけで必要な情報を取得したり、更新したりできるため、Notionにかかわる作業を効率化できるだけでなく、わざわざタブを開いてデータベースを探すひと手間もなくなります。
また、Claudeで作成した会議の議事録要約をそのままNotionの所定のページに格納するといったフローも可能です。
こんな人におすすめ
- Notionでタスクやドキュメントを一元管理しているチームの方
7. File System MCP