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Difyを活用した商談要約自動化:実務で試した精度と活用方法
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Difyを活用した商談要約自動化:実務で試した精度と活用方法
AI最新トレンド

2026-02-26

Difyを活用した商談要約自動化:実務で試した精度と活用方法

Kana Saruno
Kana Saruno

日々の営業活動において、商談後の議事録作成や社内共有に多くの時間を費やしていませんか?

「商談の内容を忘れないうちにまとめたいけれど、次のアポイントが迫っていて時間がない…」

そんな悩みを抱える方は少なくないでしょう。

そこでおすすめなのが、ノーコードAIツール「Dify」を活用した商談要約の自動化!

Difyを使えば、商談の録音データや文字起こしテキストから要約、決定事項の抽出、さらにはネクストアクションの洗い出しまでを自動で行うことができるんです。

本記事では、Difyを使って商談要約ワークフローを構築する方法を実際に試した経験をもとに解説。

また、Dify単体では難しい「商談データの自動取得」や「CRMへの自動登録」といった前後のプロセスまでを含めた自動化についても触れていきます。

🗒️Yoomは商談後の議事録作成を自動化できます

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!

AIによる要約結果をSlackやNotionなどのツールへ自動で通知・保存するには、API連携などの少し複雑な設定が必要で操作も大変です。

しかし、「Yoom」を活用すれば、これらのフローを驚くほど簡単に自動化できちゃいます!

Yoomは、様々なアプリやサービスをノーコードで連携させることができるツールです。

例えば、オンライン会議終了後に音声データを文字起こしし、AIで要約して議事録データベースに保存するといった一連の流れが自動化可能。

議事録作成の手間がゼロになるだけでなく、商談内容の共有漏れも防ぐことができます。

「まずは手軽に自動化を体験してみたい」という方は、以下のテンプレートを活用してみてください。


■概要

kintoneに日々登録される大量のレコード情報、その内容を把握し、要点をまとめて更新する作業に手間を感じていませんか。手作業での対応は時間もかかり、他の重要な業務を圧迫することもあります。このワークフローを活用すれば、kintoneに特定のレコードが登録された際に、Difyが自動で内容を要約し、その結果をkintoneの該当レコードに更新するため、これらの課題を解消し業務の効率化を実現します。

■このテンプレートをおすすめする方

  • kintoneのレコード情報をDifyで要約し、手作業で更新している業務担当者の方
  • kintoneに蓄積される情報を効率的に活用し、迅速な状況把握を目指すマネージャーの方
  • 手作業によるデータ処理に伴うヒューマンエラーを削減したいと考えている情報システム部門の方

■このテンプレートを使うメリット

  • kintoneへのレコード登録からDifyによる要約、そしてkintoneレコードの更新までの一連の作業を自動化し、手作業にかかる時間を削減します。
  • 手作業による情報の転記や更新作業が不要になるため、入力ミスや更新漏れといったヒューマンエラーの発生を防ぎ、データの正確性を高めます。

■フローボットの流れ

  1. はじめに、kintoneとDifyをYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーでkintoneを選択し、「レコードが登録されたら(Webhook起動)」というアクションを設定します。
  3. 続いて、オペレーションでkintoneの「レコードを取得する」アクションを設定し、登録されたレコードの詳細情報を取得します。
  4. オペレーションで分岐機能を設定し、特定の条件に合致するレコードのみを処理対象とするよう設定します。
  5. オペレーションでDifyの「チャットメッセージを送信」アクションを設定し、取得したレコード情報を基に要約を依頼します。
  6. 最後に、オペレーションでkintoneの「レコードを更新する」アクションを設定し、Difyから得られた要約結果を該当レコードに反映します。

※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

  • kintoneの「レコードを取得する」アクションでは、連携するkintoneアプリのIDや、取得したいレコードを特定するための条件を任意で設定してください。
  • 分岐機能では、特定のレコード情報(例:特定のステータスやキーワードを含むレコードなど)に基づいて処理を進めるための条件を任意で指定してください。
  • Difyへ送信するチャットメッセージの内容(query)や、API利用に必要なユーザー情報(user)などを、実際の運用に合わせてカスタマイズしてください。
  • kintoneの「レコードを更新する」アクションでは、どのフィールドに要約結果を反映させるか、また更新対象となるレコードを特定するための条件を任意で設定してください。

■注意事項

  • kintone、DifyのそれぞれとYoomを連携してください。
  • Difyのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。https://intercom.help/yoom/ja/articles/9618925
  • 分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
  • ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。

■概要
Web会議後の議事録作成、特に文字起こしや要約に手間を感じていませんか?手作業では時間もかかり、重要な内容の聞き逃しや要約の精度にばらつきが出ることもあります。このワークフローは、Web会議の開始をトリガーに自動で文字起こしを行い、その内容をDifyで要約してGoogle スプレッドシートへ保存するため、会議の文字起こしからDifyによる要約作成までを自動化し、議事録作成業務を効率化します。
■このテンプレートをおすすめする方
  • Web会議後の議事録作成や文字起こしに多くの時間を費やしている方
  • DifyなどのAIを活用して、会議内容の要約作成を自動化したい方
  • 手作業による議事録作成での記載漏れやヒューマンエラーを防ぎたい方
■このテンプレートを使うメリット
  • Web会議の開始から文字起こし、Difyでの要約、保存までを自動化するため、議事録作成にかかる時間を短縮することができます。
  • 手作業による文字起こしの聞き逃しや、要約内容のブレなどを防ぎ、議事録の品質を安定させることができます。
■フローボットの流れ
  1. はじめに、DifyとGoogle スプレッドシートをYoomと連携します。
  2. 次に、トリガーで「Web会議トリガー」を選択し、Web会議の開始をフロー起動のきっかけとして設定します。このトリガーにより、会議の音声が自動で文字起こしされます。
  3. 次に、オペレーションでDifyの「チャットメッセージを送信」を設定し、文字起こしされたテキストを要約するように指示します。
  4. 最後に、オペレーションでGoogle スプレッドシートの「レコードを追加する」を設定し、Difyによって要約された内容を指定のシートに保存します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • Difyで「チャットメッセージを送信」アクションを設定する際に、会話の継続性を管理するための任意のuser(ユーザー識別子)を設定してください。
  • Google スプレッドシートへレコードを追加するアクションでは、保存先となる任意のスプレッドシートIDとシート名を設定してください。
■注意事項
  • Dify、 Google スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。
  • Web会議トリガーの設定方法や注意点は「Web会議トリガーの設定方法」をご参照ください。 

🗣️Difyとは?商談要約に最適な理由

Difyは、オープンソースのLLM(大規模言語モデル)アプリ開発プラットフォームです。

簡単に言うと、「自分だけのAIアシスタント」をノーコードで作れるツール。

チャットボットを作成するだけでなく、複数の処理を組み合わせた「ワークフロー」を構築できるのが大きな特徴となります。

なぜDifyが商談要約に向いているのでしょうか。

理由は大きく3つあります。

  • 長文処理に優れたAIモデルを選択できる
    商談の文字起こしテキストは非常に長くなりがちですが、Difyなら大量のトークンを扱えるモデルを選んで処理させることが可能。
  • 柔軟なワークフロー機能
    単に要約するだけでなく、「決定事項」「ネクストアクション」「予算感」など、必要な項目を個別に抽出して整理するフローを組むことができます。
  • コストパフォーマンスの高さ
    Dify自体はオープンソース版であれば無料で利用でき(クラウド版も無料枠あり)、かかる費用はAIモデルのAPI利用料のみです。

このように、Difyは商談要約というタスクにおいて、精度とコストのバランスが非常に優れたツールといえます。

🎞️【実体験】文字起こしデータ×Difyで商談要約ワークフローを作ってみた

では、実際にDifyを使って商談要約を自動化するワークフローを作成してみましょう。

今回は、会議の文字起こしデータを事前に用意し、Difyと組み合わせた方法を紹介します。

手順1:商談を録画・文字起こしする

まず、オンライン商談のサンプルを用意しておきましょう。

テキストデータを用意する場合、文字起こしツールは普段お使いのものを使用してくださいね。

ちなみに、Dify内の『Speech To Text』を活用すれば、音声ファイルから文字起こしすることも可能です。

 MP3やWAV形式の音声データで商談音声を録音しておきましょう。

手順2:Difyでワークフローを構築する

テキストデータをアップロードする場合、Difyの管理画面から「最初から作成」を選び、「ワークフロー」タイプを選択します。

まず、「開始」ブロックに入力変数として「meeting_transcript(会議の文字起こし)」を設定。(設定値は任意のものでOK)

次に、「LLM」ブロックを追加し、プロンプトを入力します。
ここでは、「以下の会議の文字起こしを読み、要約、決定事項、ネクストアクション(担当者・期限含む)を抽出してください」といった指示を書きます。

最後に、「終了」ブロックでLLMの出力結果を表示するように設定します。

音声データをアップロードする場合は、入力ノードに対してファイルタイプの変数を設定し、2つ目のステップで『Speech To Text』を埋め込む、という流れになります。

手順3:実際に動かしてみる

作成したワークフローを公開、文字起こしテキストを貼り付け、もしくは音声データをアップロードして「実行」ボタンを押すと、数秒〜数十秒でAIが商談内容を分析し、整理された議事録が出力されます。

🤲【検証】Difyの商談要約精度はどう?実際に確認してみた

さっそく実際に作成したワークフローを使って、過去の商談データを要約してみました。

ここでは、シンプルなテキストデータの要約に加え、「音声ファイル」や「長文かつ数値を含んだテキストデータ」に対しての対応力を詳しく検証します。

検証1:要約の正確性と論理性

まず、文字起こし後のテキストデータをアップロードして、AIによる要約がどの程度詳細かを確認しました。


ワークフローを構成し、LLMノードでプロンプトを設定します。

構成

入力→LLM→出力

LLMノードへのプロンプト

あなたはBtoBビジネス向けの「会議/商談要約アシスタント」です。与えられた会議の文字起こしを読み取り、
・要約
・決定事項
・ネクストアクション(担当者・期限を含む)
を、ビジネス利用に耐えうる精度と読みやすさで出力してください。
〜(省略)〜
情報がなく埋められない項目は、無理に想像せず「不明」「期限の言及なし」と記載してください。

この内容でアプリを公開し、アプリ画面でテキストを入力し投稿します。

約10秒ほどで出力が完了したのですが、議論の背景や文脈がしっかりと保持され、参加していなかったメンバーが読んでも内容が理解できるレベルの議事録が生成されました!

マークダウン形式での出力を指示していたので、項目ごとにわかりやすく情報がまとめられているのも高ポイント。(上赤枠)

さらに、期限が定まっていないタスクについては、推測せずに「言及なし」と判断していますね。(下赤枠)

このように要約の精度はプロンプトの指示出しに大きく依存するため、何度か試行錯誤して最適な指示を見つけることが重要です。