Cal.comとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-31

【Cal.com API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

s.kinjo

Cal.comを活用した日程調整は非常に便利ですが、調整が完了した後の社内への共有や、カレンダーへの登録、顧客管理ツールへの情報入力などを手作業で行っていませんか?
これらの作業は定型的ながらも重要なため、手間がかかる上に、転記ミスや共有漏れといったヒューマンエラーが発生するリスクも伴います。
特に、社内にエンジニアがいない場合や、開発リソースが限られている状況では、API連携による自動化はハードルが高いと感じてしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、Cal.com APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">エンジニアでなくても様々なアプリとCal.comを連携させる具体的な方法</span>までを解説します。
この記事を読めば、これまで手作業で行っていた情報共有やデータ入力のプロセスを自動化し、業務の手間を大幅に削減できるため、営業活動や顧客対応といった、より付加価値の高いコア業務に集中できる環境を整えることができます。

とにかく早くCal.comのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Cal.com APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。

今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Cal.com APIとは

Cal.com APIはCal.comと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Cal.comを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface)の略語です。

インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Cal.com APIの場合は「Cal.com」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。

また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Cal.com APIでできること

Cal.com APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにCal.com APIを使った自動化を体験できます。

登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

1. 予定が登録されたら自動で起動する

Cal.comで新しい予定が登録されることを起点に、Slackなどのチャットツールへ自動で通知を送るフローを構築できるため、関係者への迅速な情報共有が実現し、商談の準備などをスムーズに開始できます。

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2. 予定が変更されたら自動で起動する

Cal.com上で既存の予定が変更されたことをきっかけとして、関係部署のチャンネルに自動で通知を飛ばすことも可能であり、日時の変更といった重要な情報をリアルタイムで共有し、チーム内の認識の齟齬を防ぎます。

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3. 予定がキャンセルされたら自動で起動する

予定がキャンセルされた際にも、その情報をトリガーとして自動通知を実行できるので、担当者は空いた時間をすぐに把握し、別のタスクに割り当てるといった効率的なスケジュール管理が可能になります。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

■フローの起点となるアクション(トリガーアクション)

  • 予定がノーショーとなったら(Webhook)
  • 会議が終了したら(Webhook)
  • 会議が開始したら(Webhook)

Cal.com APIの利用料金と注意点

Cal.comのAPIは、開発者向けに提供されており、無料プランでも利用が可能です。

そのため、Cal.comをフリープランで利用している場合でも、APIを活用して予定の作成や変更をトリガーとした基本的な業務の自動化を行えます。

ただし、Cal.comのAPI利用には、いくつか注意点があります。

  • 予約数の上限:無料プランの場合、API経由での連携も含め、月間の予約数が最大25件までに制限されています。上限を超えて利用する場合は、有料プランへのアップグレードが必要です。
  • リクエスト制限:短時間に大量のAPIリクエストを行うと、一時的にAPIの利用が制限される場合があります(レート制限)。自動化フローを設計する際は、連続して大量のリクエストが発生しないように注意が必要です。
  • APIキーの管理:API連携には「APIキー」という認証情報が必要になります。このキーは外部に漏洩すると不正利用されるリスクがあるため、厳重に管理してください。

※詳細はCal.comのサービスサイトをご確認ください。

※2025年07月24日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してCal.com APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!

もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Cal.com APIとの連携方法

はじめにCal.comとYoomを連携する方法を紹介します。
まずCal.comのマイアプリ登録を行いましょう。

1.Yoom画面左側にある「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしてください。
アプリ一覧からCal.comを探すか、検索機能を活用して検索しましょう。

2.入力欄にCal.comと入力するとアイコンが表示されるので、アイコンをクリックします。

以下の画面が表示されたら、説明を確認し、「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、追加をクリックします。

これでCal.com APIとの連携は完了です。

今回は「Cal.comで予定が作成されたら、Slackに通知する」という実際のフローボットも作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下です。

  • Slackをマイアプリ連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Cal.comのトリガー設定およびSlackのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:SlackとYoomの連携

Slackも先程のCal.comと同様、マイアプリメニューからアプリを検索しクリックしてください。

1.ご利用のワークスペースURLを入力し、「続行する」をクリックします。

2.YoomからSlackのアクセス許可リクエスト画面に移ります。
許可をクリックすると、連携完了です。

詳しくは以下のページをご確認ください!

Yoomのマイアプリにそれぞれが登録されたら連携が完了です!

ステップ2:テンプレートをコピーする

ここからいよいよフローを作っていきます!簡単に設定できるようテンプレートを利用しているので、まずはこちらをコピーしましょう。

Yoomにログインし、以下バナーの「試してみる」をクリックしてください。

[[223589]]

以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

ステップ3:Cal.comのトリガーアクション設定

1.いよいよフローの設定に入ります!まずは以下の赤枠をクリックしましょう。

2.以下の画面でYoomと連携するアカウントを選択します。

タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、トリガーアクションはテンプレート通りに「予定が登録されたら(Webhook)」のまま「次へ」をクリックして進んでください。

3.以下の画面でYoomとの連携を確認するために、「テスト」を実行しましょう!

テストが成功したら、そのまま「次へ」に進みます。

4.実際にCal.comでテスト用のコンタクトを作成し、Yoomで「テスト」をクリックしてください。

テストが成功した場合は、アウトプット(取得した値)を取得できます。実際の設定では、各項目に具体的な値が反映されます。
こちらの値は次の設定に活用するので、取得された内容を確認して保存しましょう。

ステップ4:Cal.comのテキストからデータを抽出する設定

1.続いて、「テキストからデータを抽出する」をクリックします。

2.以下の画面が表示されるので、設定を確認して「次へ」に進みましょう。

  • 「タイトル」→自由に変更可能
  • 「変換タイプ」→3,500文字以内のデータからテキストを抽出(2タスク)

3.次に「対象のテキスト」を設定します。
Cal.comの本文から取得するため、Cal.comのアウトプットから「メッセージ本文」を選択してください。

4.下にスクロールし、「抽出したい項目」を設定します。
以下は例ですので、任意で設定してください!

5.設定後に「テスト」を実行します!

スクロールすると、先ほどの様にアウトプットが表示されます。
こちらもSlackの設定で活用するので、データを確認しましょう。

確認できたら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ5:Slackに通知する設定

1.あっという間に最後の設定項目です!これまでと同様に以下の赤枠をクリックします。

2.以下の画面でYoomと連携するアカウントを選択します。

タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、アクションはテンプレート通りに「チャンネルにメッセージを送る」のまま「次へ」をクリックして進んでください。

3.Slackに通知したい「投稿先のチャンネルID」を候補から入力します。

4.送信するメッセージ内容を設定しましょう。

アウトプットを活用することで、内容をフロー起動ごとに変動することができます。
定型的な文章は直接入力することで設定可能です。

今回は以下のように作成しましたが、業務に合わせて内容の設定を行ってみましょう!

5.設定完了後に、「テスト」をクリックします。
テストが成功したら、Slackに通知できていることを確認しましょう!

6.確認後、「保存する」をクリックしてください。

ステップ6:トリガーをONに設定して動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です!
フローボットが正しく起動することを確認しましょう。

以上が、Cal.com APIの連携方法とそれを活用した実際のフローボット作成方法でした!

Cal.com APIを活用した自動化の例

今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。

普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、Cal.omを使った業務フローを自動化しましょう!

Cal.comで予定が作成されたら、自動でGitHubにIssueを作成できます。特定の予定のみをトリガーとすることも可能です。

これにより、会議や打ち合わせのスケジュール確定と同時に、関連する開発タスクや対応事項を自動で記録し、プロジェクト管理の効率を向上させます。

[[234030, 234049]]

まとめ

Cal.comのAPI連携を活用することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた日程調整後の情報共有やデータ入力といった業務が自動化され、手間の削減やヒューマンエラーの防止に繋がります!
</span>また、これらの定型業務から担当者が解放されることで、顧客との対話や提案内容のブラッシュアップなど、本来注力すべきコア業務に集中できる環境も整います。

今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、画面上の指示に従って設定するだけで直感的に業務フローを構築できるでしょう。もしCal.comを活用した業務の自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
s.kinjo
インターネットメディアやカスタマーサポート業界で働いてきました。 日ごろから効率化などの合理的な考えを軸に仕事に取り組んでいます。 Yoomを使用して、幅広い業務をスムーズに進めるための記事をお届けします。
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