2024/12/24
アプリ同士の連携方法

チャネルトークとDifyとLINE WORKSを連携して、チャットが開始されたら回答案をAIで生成しLINE WORKSに通知する方法

k.hieda
チャネルトークとDifyとLINE WORKSの連携イメージ

目次

<span class="mark-yellow">「ECサイトのお客様対応をもっと早く、しかも質を落とさずに行いたい」こんな課題をお持ちではありませんか?</span>チャネルトークは、多くのEC事業者が活用している顧客対応ツールです。このツールをDifyやLINE WORKSと連携させることで、対応スピードと正確性をさらに向上させることができます。当社が開発したテンプレートを使えば、従来プログラミングが必要だったAPI連携をノーコードで簡単に設定できます。本記事では、このテンプレートを活用した設定方法を詳しく解説します。さらに、自動化フローがもたらすメリットや、実際の活用シーンもご紹介します。新しい顧客対応の形を、ぜひ本記事を通じてご覧ください。

こんな方におすすめ

このフローボットは、以下のような方にぴったりです。

  • 多数寄せられる問い合わせに迅速に対応し、顧客を待たせたくない方
  • AI(Dify)で統一された回答案を活用し、チーム全体で対応に一貫性を持たせたい方
  • チャネルトークでの回答作成作業を効率化し、担当者の負担を軽減したい方
  • LINE WORKSでの情報共有をスムーズにし、チーム内での連携を強化したい方
  • 属人的な業務を減らし、誰でも対応できる仕組みを作りたい方

チャネルトークでチャットが開始されたら、回答案をDifyで生成しLINE WORKSに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

カスタマーサポート担当者やチーム全体がこの連携フローから得られる恩恵について考察します。

1.問い合わせ対応をスピーディにする仕組み

チャットが始まると、チャネルトークからDifyが回答案を作成し、LINE WORKSで即時共有されます。<span class="mark-yellow">このプロセスが効率よく進行するため、対応の初動対応が短縮されます。</span>
チャットの回答案がすぐに生成されるため、カスタマーサポート担当者は毎回一から回答を考える必要がなくなります。これにより、問い合わせ内容を確認して迅速に対応できます。たとえば「配送状況の確認」や「返品ポリシー」といったよくある質問に対しては、AIが回答案を提示するため、担当者はその内容をもとに丁寧な言葉遣いや商品の追加提案を考える余裕が生まれます。これにより、顧客対応の質をさらに高めることが期待されます。

2.AIが支える回答の一貫性

Difyは企業独自のルールやトーンに基づき回答案を作成します。これにより、<span class="mark-yellow">顧客に対して常に一貫したメッセージを届けることが可能です。</span>一貫性のある回答は、顧客が「どの担当者に対応されても安心できる」と感じる信頼感につながります。
未経験のカスタマーサポート担当者も、AIが生成した回答案をベースに対応できるため、顧客対応にばらつきが生じにくくなります。たとえば、製品の仕様や利用方法に関する質問があった場合でも、回答案を活用することで担当者の不安を軽減し、対応がスムーズに進みます。この仕組みは、顧客に「丁寧で的確な対応をしてくれる企業」と感じてもらえる手助けになります。

3.チーム全体でスムーズに進む顧客対応

LINE WORKSで問い合わせ内容と回答案が即座にチーム全体へ共有されます。これにより、<span class="mark-yellow">情報が属人的に管理されることなく、関係者全員が状況をリアルタイムで把握できる環境が整います。</span>通知を通じてチーム全体が情報を共有できるため、問い合わせ対応が特定のスタッフに集中することを防ぎます。たとえば、対応が難しい問い合わせが発生しても、チャットを活用することで、経験豊富なスタッフが即座に助言を行ったり、必要なフォローアップをスムーズに進めたりすることが可能です。タイムリーにやりとりができるチャット環境により、適切な連携が取れるため、チーム全体での対応力が向上します。この仕組みは、一人がすべてを抱え込む状況を回避し、属人的な業務からの解放を後押しします。結果として、問い合わせ対応がチーム全体で一貫して行われるようになります。

ここからは、<span class="mark-yellow">「チャネルトークでチャットが開始されたら、回答案をDifyで生成しLINE WORKSに通知する自動化」の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

[Yoomとは]

チャネルトークでチャットが開始されたら、回答案をDifyで生成しLINE WORKSに通知する方法

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(チャネルトークとDifyとLINE WORKS)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定とアプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携スタート

事前に準備するもの

チャネルトーク

  • チャネルトークのアカウント情報(管理画面の操作を行うため)
  • アクセストークン
    • チャネル設定の左のメニュー一覧から設定を開き、セキュリティ・開発をクリックします。API管理から『+新しい認証キーを作成』をクリックすれば、シークレットキー(アクセストークン)を取得できます。
  • アクセスキー
  • 上記で認証キーを作成したら、アクセスキーも取得できます。

Dify

  • Difyのアカウント情報(管理画面の操作を行うため)
  • アプリ(チャットボット)
  • アクセストークン
    • Difyのアプリ内で取得します。
    • 作成済みのアプリを開き、左のメニューバーから「監視」を選択。
    • バックエンドとサービスAPI内の「APIキー」をクリックします。
    • 『APIキー』をクリックし、『+新しいシークレットキーを作成』を選択すると、APIシークレットキーが表示されます。こちらがアクセストークンに該当します。もっと詳しく:Difyマイアプリ登録方法と連携するとできること

LINE WORKS

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリの一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

チャネルトーク

検索結果からアプリ名をクリックします。チャネルトークで取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 識別しやすい値を入力してください。メールアドレスなど、アカウントが識別できる値にします。
  • アクセストークン
  • アクセスキー
    • 事前に取得した値を入力します。

必須項目を入力し、「追加」ボタンをクリックすると、チャネルトークのマイアプリ登録が完了です。

Dify

検索結果からアプリ名をクリックします。連携に必要な値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の値を入力してください。メールアドレスなどアカウントの判別ができる値がおすすめです。
  • アクセストークン
    • 事前に取得した値を入力します。

必須項目を入力して追加ボタンをクリックすると、Difyのマイアプリ登録が完了します。

LINE WORKS

検索結果からLINE WORKSを選択すると、連携に必要な値を入力する画面に遷移します。

LINE WORKSのDeveloper Consoleで取得した情報を各項目に入力して、追加ボタンをクリックします。

ヘルプ:LINE WORKS(API2.0)のマイアプリ登録方法

これでLINE WORKSのマイアプリ登録が完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 アプリトリガー「新たに接客チャットが作成されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。

こちらではチャネルトークで発行されたチケット情報を取得する設定をします。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この項目はすでに初期設定されています。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • チャネルトークと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/3)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • Webhookの名前
    • 目的に合わせた任意の値を入力します。例)チャットが開始されたら
  • アクセスキー
    • チャネルトークで取得したアクセスキーを入力します。

(3/3)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • Webhookイベント
    • チャネルトークで新しくチャットを開始し、テストをクリックします。

→テストをクリックします。 →成功します。 以下の項目が取得できます。取得した項目はDifyのプロンプト(指示文)に使用します。

→保存するをクリックします。

ステップ4 アプリと連携する「チャットメッセージを送信」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

こちらではDifyに送信するプロンプト(指示文)の設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Difyと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • query
    • 顧客からのお問い合わせ内容を引用します。
    • 編集欄をクリックすると、チャネルトークで取得したアウトプットが表示されます。事前設定で{{詳細}}のコードが埋め込まれていますが、他のコードを引用したカスタマイズが可能です。
  • user
    • 半角英数字で任意の識別子を設定します。
  • 変数必須ではありませんが、活用することでプロンプトや通知をより柔軟で効率的に設定できます。例えば「名前」や「日付」など、動的な情報をプロンプトに自動反映できるため、設定の手間を減らし、ユーザーに最適な対応が可能になります。

→テストをクリックします。 →成功 Difyの回答案(返答内容)を取得できます。

→保存するをクリックします。

ステップ5 アプリと連携する「メッセージを送信」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。

こちらではLINE WORKSに通知する定型文の設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • LINE WORKSと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • ボットID
    • 編集欄をクリックすると、ボットの候補が表示されます。すでにボットを作成されている場合は使用するボットを選択するとIDが引用されます。

  • 通知する定型文を作成します。
  • トークルームID
    • LINE WORKSトークルーム右上の3点リーダーをクリックします。メニューが開き、チャンネルIDをクリックするとIDが表示されます。IDを取得して編集欄に入力します。

  • メッセージ内容
  • 編集欄をクリックして、前の操作(Difyのチャットメッセージを送信)で取得した値を引用して埋め込めます。実際に届いたチャネルトークの詳細コードを引用して、Difyの回答内容を投稿すると整合性を確認しやすくなりますね。

→テストをクリックします。 →成功 

→保存するをクリックします。今回の工程は以上になります。

ステップ6 アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、テンプレート左上のトグルでフローボットを起動します。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>今回使用したテンプレートは、こちらです。

もっと活用!DifyとLINE WORKSを使った自動化3選

DifyとLINE WORKSは、他のアプリとも連携でき、自動化の幅をさらに広げることができます。

1. HubSpotでのお問い合わせ対応をより効率的に

HubSpotで受けたお問い合わせ内容をもとにDifyが回答案を作成し、LINE WORKSに通知します。回答作成の手間を省き、迅速に対応できます。さらに、チーム内での情報共有もスムーズに進められます。

2. Intercomでの対応がスムーズに進む仕組み

Intercomで新しい会話が作成されるとDifyが回答案を生成し、LINE WORKSに送信します。回答作成の工程を簡略化することで、顧客対応の効率が向上し、業務の負担を軽減します。

3.  Googleフォームの問い合わせ対応を簡便化

Google フォームで受け取ったお問い合わせをもとに、Difyが回答案を作成し、LINE WORKSに通知します。統一された回答案が生成されるため、対応の質を保ちながら効率を高められます。

まとめ

本記事では、ノーコードで実現できる「チャネルトーク・Dify・LINE WORKS」の連携フローについて紹介しました。この自動化により、顧客対応のスピード向上や回答の一貫性、情報共有の円滑化が期待できます。<span class="mark-yellow">このフローはプログラミングの知識がなくても直感的に設定できるよう設計されています。</span>誰でもすぐに取り組めるため、自動化を始めたい方に最適です。このフローボットで顧客対応を一歩効率化してみませんか?バナーをクリックして詳細をご確認ください。

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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