【検証】Difyは資料作成の即戦力になるか?チャット型vsワークフローで精度を徹底比較
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【検証】Difyは資料作成の即戦力になるか?チャット型vsワークフローで精度を徹底比較
自動化のアイデア

2026-01-23

【検証】Difyは資料作成の即戦力になるか?チャット型vsワークフローで精度を徹底比較

Yuka Matsumoto
Yuka Matsumoto

「ChatGPTで文章は作れるようになったけど、資料用に書き直したり、整えたりするのに時間がかかる…」
「頭の中では伝えたいことがはっきりしているのに、資料にまとめるだけで何時間もかかってしまう」
生成AIを活用した業務効率化が広がる一方で、現場では文章を作るところまでは楽になったものの、その先が手作業のままというケースも少なくありません。
その結果、本来集中すべき仕事の時間が圧迫されてしまう経験は誰しもあるはずです。

Dify(ディフィ)を使えば、社内データを参照しながら、構成案の作成からテキスト生成までを任せられるのが魅力です。
単に文章を生成するだけでなく、資料として使える形に整えるところまでAIに任せられるため、効率化の幅がぐっと広がります。

本記事では、Difyを活用して資料作成を効率化する方法を、構成例や設定イメージを交えながら解説します。構成を考えるところから文章を書き上げるまでをAIに任せるイメージを持ちながら、ぜひ読み進めてみてください。

✍️前提情報

ここでは、本記事がどのような課題を持つ方に向けた内容なのか、またDifyを使って資料作成を効率化するうえで押さえておきたい前提を整理します。

本記事の想定読者

本記事は、以下のような悩みを持つ方におすすめです!

  • プログラミングの知識はないけれど、Difyを使ってチームの業務自動化を進めたい方
  • Difyで生成した文章を資料に転記したり、整形したりする最後のひと手間をなくしたい方
  • 海外ツールも検討したけれど、日本語サポートがしっかりしていて、安く自動化を実現できる方法を探している方

Difyとは

Difyは、業務で活用するAIアプリケーションを開発するためのプラットフォームです。2025年には日本法人も設立され、プログラミング知識がなくてもドラッグ&ドロップで直感的にAIアプリを構築できるのが特徴です。

Difyの主な特徴と強みは、以下のとおりです。

本来、高度なエンジニアリングが必要な「Backend-as-a-Service」や「LLMOps」の概念を、非エンジニアでも扱えるようにしたツールです。

⭐Difyは自動化ツールYoomでも使える!

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!
複数のSaaSやAIツールをノーコードで連携できる「Yoom」では、Difyと組み合わせることで、問い合わせ対応や情報整理といった業務を効率化できます。たとえば、フォームから届いたお問い合わせ内容をもとにDifyで回答文を生成し、その結果をSlackに通知したり、Google スプレッドシートの更新内容をDifyで要約して別の列に自動追記したりすることが可能です。
人の手で行っていた「考える・まとめる」作業まで自動化できるため、日々の業務負担を大きく減らせます。下記のテンプレートを使えば、すぐに試せるので、ぜひ活用してみてください。

■概要
フォームにお問い合わせがあったら、回答内容をDifyで作成してSlackに通知するフローです。
Yoomを利用すると、プログラミング不要で簡単にアプリ同士を連携することができます。‍‍

■このテンプレートをおすすめする方
1.問い合わせのフォームを活用している方
・顧客からの問い合わせをフォームで受信して対応を進めている方
・問い合わせ内容の確認や回答の作成に時間がかかっている方‍

2.Difyを導入している企業
・業務効率化でDifyを活用している方
・問い合せフォームとDifyを連携し回答内容の生成をスピーディーに行いたい方

■注意事項
・Dify、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・Difyのマイアプリ連携方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9618925

🤔Difyで実際に資料を作成してみた!

「本当に業務で使えるのか?」という疑問を解消するために、実務で想定される2つのシナリオでDifyを検証しました。

検証条件

  • 環境:Difyクラウド版
  • アカウント:Sandboxプラン
  • モデル:GPT-4o-mini

検証内容とポイント一覧

シナリオ1:顧客ヒアリング議事録から提案書ドラフト作成

【想定されるユースケース】

雑多な打ち合わせメモから、そのまま客先に提出できるレベルのWord用Markdownドラフトを作成する。

【検証パターン】

チャットボット vs ワークフロー

【検証項目】

  • 指示通りの見出しや構造で出力されているか
  • メモに含まれる予算や納期などの重要数値が漏れなく抽出されているか
  • そのままWordに貼り付けて資料として成立する体裁か

シナリオ2:社内Wikiから新人研修資料の骨子作成

【想定されるユースケース】

社内のNotionやWikiにある膨大なルールブックから、新入社員が最初に知るべき「基本ルール」を抽出し、研修資料の目次を作成する。

【検証パターン】

全文検索(ナレッジ設定) vs ハイブリッド検索(ナレッジ設定)

【検証項目】

  • 意味的に近いルール(例:離席時のロック=セキュリティ)を拾えているか
  • コーヒーメーカー等の不要なノイズ情報を排除できているか
  • 「Win + L」などの具体的な固有名詞や数値を正確に引用できているか

検証方法

各シナリオの検証方法をまとめます。

シナリオ1:顧客ヒアリング議事録から提案書ドラフト作成

ファイル

プロンプト

# 役割
あなたは優秀な営業コンサルタントです。
# 目的
提供されたヒアリングメモに基づき、そのまま提案資料として活用できる高品質なドラフトを作成してください。
# 出力形式
必ず以下のMarkdown形式に従って出力してください。
1. # 案件名(メモから推測)
2. ## 1. 現状の課題と背景
3. ## 2. 提案内容の要点
4. ## 3. 概算予算および納期
5. ## 4. 次のアクション
# 制約事項
・各項目は3点ずつの箇条書きで整理してください。
・「承知いたしました」等のAIによる挨拶は一切不要です。
・Markdownの記号(#や-)を正しく使用してください。
(※以下はワークフローに追加するプロンプト)
# ヒアリングメモ{{ここに議事録を貼り付け}}

STEP1:チャットボットを作成し、ヒアリングメモを投げて解答の構成を確認する

作成したチャットボットは以下です。

チャット欄からヒアリングメモを投げます。

結果は以下のとおりです。

STEP2:ワークフローを作成し、LLMノードに出力形式を指定して実行する

作成したワークフローは以下です。

LLMノードの設定は以下のとおりです。

「テスト実行」をクリックし、ファイルをアップロードして実行します。

結果は以下のとおりです。
実行画面の左下にある「コピー」をクリックすると、回答をコピーできます。

STEP3:結果をコピーしてGoogleドキュメントに貼り付け、資料としての完成度を評価する

Googleドキュメントにコピーした結果を貼り付け、比較します。