2024/10/23
アプリ同士の連携方法

【DocuSign×Gmail】契約書の締結完了時に自動でメールを送信する方法

e.koyama

目次

契約書管理について、次のような悩みはありませんか?

  • 締結状況を頻繁にチェックするため、他の業務に集中できない
  • 締結が完了したことに気づかず取引の開始が遅れないか心配
  • 締結の完了後すぐに次のステップの指示をしたいが、毎回手作業で連絡するには手間がかかる
  • 営業担当者は外回りや出張が多く、締結状況を口頭で共有するのは難しい

電子契約サービスの導入によって書類の印刷や郵送の手間が省けても、書類の締結確認に時間がかかると、契約書管理や営業活動がスムーズに進みません。その課題の解決手段として、締結完了時に自動で通知を届くよう設定する方法があります。

本記事では、DocuSignで契約書の締結が完了した際に、Gmailでメールを自動送信する方法を紹介します。この自動化により、契約書の締結完了をリアルタイムで関係者に通知できるため、手作業での確認やメール連絡が不要になります。契約書管理や営業活動の後続業務を素早く開始できるようにしましょう。

DocuSignとGmailを連携するメリット

DocuSignとGmailを連携することで契約書管理や営業活動で得られるメリットには、次のようなものがあります。

メリット1: 業務効率の向上

連携により、契約書の締結完了を自動的に検知してメールで通知することができます。これにより、手作業での締結状況の確認や通知用文面の作成が不要になります。一顧客に対して複数の契約書が必要な場合や、契約書の更新頻度が高い場合でも、この自動化によって作業負担を軽減できるでしょう。また、手作業で発生しやすい、締結済み契約書の見落とし、連絡の遅れや連絡忘れなどのリスクを抑えることで、業務品質の向上も期待できます。

メリット2: 情報共有の迅速化

自動化によって契約締結から通知までのタイムラグを減らすことで、関係者間で速やかな情報共有が可能になります。この情報共有を受けて、証明書や契約書類の保存、納品準備や請求書の発行といった業務を開始できます。法務や営業の担当者が契約後の業務を各々スムーズに進められることで、契約書管理の迅速化や、取引開始までのリードタイム短縮につながるでしょう。契約完了後のフォローアップが早ければ、顧客に安心感をもたらすことで、良好な信頼関係の構築や顧客満足度の向上が期待できます。

自動化ツールYoomを使えば、DocuSignとGmailの連携設定は簡単です。ぜひこの自動化を試してみてください。

[Yoomとは]

DocuSignとGmailの連携フローの作り方

それでは、DocuSignとGmailの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「DocuSignで契約が完了したらGmailを送信する」業務フローの作成手順を紹介します。

はじめる前に

1. Yoomにログインしてください。

2. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1: DocuSignとGmailのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、DocuSignとGmailをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。

次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: DocuSignのエンベロープ完了時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:エンベロープが完了したら」をクリックします。

3. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのWebhookイベント受信設定を行います。
 指示手順と注意事項を参考に、エンベロープの署名/完了で起動するよう設定してください。この設定により、すべての受信者がエンベロープに対する作業を完了した時がトリガーとなります。

5. 「テスト」をクリックします。

6. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。  

ステップ3: Gmailでメールを送信するアクションの設定

1. フローボットの「メールを送る:メールを送る」をクリックします。

2. メールの設定を行います。
 ・タイトル:必要に応じて変更できます。
 ・メールの内容:各項目に必要事項を入力してください。件名と本文には、ステップ2で取得したアウトプットを使用できます。
 ※下図は入力例です。法務や営業の担当者など、情報共有が必要な相手に対し、確認事項や業務指示を交えた文面で作成してください。

 ※下図はアウトプットの参照例です。入力欄をクリックすると候補が表示されるため、対象項目を選択してください。エンベロープIDのアウトプットは、締結された書類を特定するために必要です。

3. 「次へ」をクリックします。

4. 送信内容を確認のうえ、「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

以上で、「DocuSignで契約が完了したらGmailを送信する」フローの完成です。

保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

今回使用したフローボットテンプレート
DocuSignで契約が完了したらGmailを送信する

DocuSign・Gmailを使ったその他の自動化例

他にもDocuSign・Gmailを使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. 指定したスケジュールでDocuSignの情報を取得し、条件に合致した場合にGmailでメール送信するフローです。例えば、進行に時間がかかっている重要な案件について、締結が完了していない場合のみ、毎月初日に通知するといった使い方が可能なテンプレートです。自動通知により、定期的に締結状況を確認できます。

2. DocuSignの証明書をGoogle Driveに格納するフローです。締結された書類の証明書が、Google Driveの特定のフォルダに自動で保存されます。契約書が締結時に証明書の手動ダウンロードやアップロードが不要になるため、契約書管理の効率化が期待できます。

3. DocuSignのエンベロープが完了した際に、HubSpotの取引ステージを更新するフローです。契約書の締結完了時にSFAの案件情報が自動的に更新されることで、営業活動の進捗をリアルタイムで把握可能です。営業担当者が契約書の締結をすぐに把握し、顧客に迅速な対応ができれば、顧客満足度の向上が期待できるでしょう。

まとめ

DocuSignとGmailを連携することで、契約の締結が完了した際の通知を自動化できます。締結状況の確認や連絡に時間を割く必要がなくなるため、担当者は他の業務に集中でき、通知後は素早く後続処理を始められるでしょう。連絡の遅れや漏れを防ぎ、スムーズにフォローアップすることで、顧客との信頼関係の構築や顧客満足度の向上が期待できます。Yoomを活用すれば、これらの連携を簡単に設定できます。ぜひ試してみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
タグ
連携
自動化
DocuSign
Gmail
関連アプリ
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
会社概要
利用規約(JaEn
プライバシーポリシー(JaEn
セキュリティポリシー(JaEn
特定商取引法に基づく表記
©️ Yoom Inc.
Yoomとは?
これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
詳しくみる
詳しくみる