2025/01/27
アプリ同士の連携方法

GoogleカレンダーとDiscordを連携して、毎日、今日の自分の予定をGoogleカレンダーから取得しDiscordに通知する方法

a.ohta
GoogleカレンダーとDiscordの連携イメージ

目次

 

Googleカレンダーにスケジュールを登録していたのに通知を忘れてしまい、予定が漏れてしまったという経験はありませんか?また、チームでの予定をもっと簡単に自動で共有できたらな…と思いませんか?
このようなお悩みは<span class="mark-yellow">GoogleカレンダーとDiscordのアプリ連携によって解消できるかもしれません。</span>
今回はGoogleカレンダーとDiscordを連携し、毎日定めた時間にその日の予定をDiscordに通知する方法をご紹介します。
これにより、スケジュールが把握しやすくなる可能性があるでしょう。また、Discordの同じチャンネル内のメンバーとの共有も簡単に行えるはずです。ぜひこの機会にお試しください。

こんな方におすすめ

  • Googleカレンダーでスケジュール管理をしている方
  • Discordをメインコミュニケーションツールにしているチーム
  • Googleカレンダーのスケジュールをメンバーと把握したいチーム
  • Googleカレンダーのスケジュールの漏れなどを回避したい方

それではここからノーコードツールYoomを使って、「毎日、今日の自分の予定をGoogleカレンダーから取得しDiscordに通知する」方法をご説明します。

[Yoomとは]

GoogleカレンダーとDiscordを連携して毎日の予定を通知する方法

Yoomのスケジュールトリガーで定めた日時にフローを起動し、GoogleカレンダーのAPIを活用してスケジュールデータを取得します。
その後、DiscordのAPIを利用し、特定のルームにスケジュールデータを送信可能です。
このような連携の実現には、一般的にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に導入可能です。

今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。

  • GoogleカレンダーとDiscordをマイアプリ連携
  • スケジュールトリガーで定めた日時で起動しGoogleカレンダーの予定を取得する設定
  • 予定の詳細なデータを抽出した後にDiscordへメッセージを送信する設定
  • トリガーボタンをONにして、GoogleカレンダーとDiscordの連携動作を確認

まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。
Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。

ステップ1:GoogleカレンダーとDiscordをマイアプリ連携

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。

Google カレンダーとYoomの連携

1.検索する

Google カレンダーのアイコンをクリックします。

2.サインイン

赤枠をクリックしてください。

3.アカウント選択

連携するアカウントを選択します。

確認して了承したら次へを押します。

4.連携完了

画面が切り替わり、上記の表示がされれば連携完了です。

DiscordとYoomの連携

1.検索する

Discordを検索し、Discordのアイコンを選択します。

2.必須項目の入力

Discord Developer PortalからBotトークンを取得し、アクセストークンに入力します。
詳しくはDiscordのマイアプリ連携についてのページをご確認ください。

3.追加する
必須項目が入力できたら、右下の追加をクリックします。

上記の表示がされれば連携完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。

1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。

画像のようなページに移行するので、詳細な設定を行っていきましょう。

ステップ3:スケジュールトリガーで定めた日時で起動しGoogleカレンダーの予定を取得する設定

1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。

2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】毎日、今日の自分の予定をGoogleカレンダーから取得しDiscordに通知する」をクリックします。

3.スケジュールトリガーを選択

「毎日9時になったら」をクリックします。

4.必須項目の入力

赤枠の必須項目を入力します。
画像の設定では、毎日朝9時にフローが起動する設定になっています。希望がある場合は曜日のチェックボックスや起動時刻を任意で修正しましょう。

5.保存する

設定ができたら保存するを押しましょう。
続けて、Googleカレンダーの予定を取得する設定を行います。

1.アプリと連携する

Googleカレンダーのアイコンの「予定の一覧を取得する」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

2.必須項目の設定

赤枠の必須項目を設定します。

スケジュールをDiscordに通知したいGoogleアカウントのIDを入力してください。

これは、いつの予定を取得するかという設定となります。
なお、テンプレートを活用しているためすでに設定は完了しています。
そのため画像と同じ状態になっているか確認を行いましょう。

3.テスト

ここまで設定できたらテストボタンを押します。
テスト成功と表示されたら保存を押してください。

ステップ2:予定の詳細なデータを抽出した後にDiscordへメッセージを送信する設定

1.テキストからデータを抽出する

「テキストからデータを抽出する」を選択してください。

※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。
フリープランチームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です

2.操作条件の設定

テンプレートを活用しているため、設定は完了しています。
そのため、画像と同じ状態になっているか確認をしてください。
なお、現在の設定により取得できる予定は、1日5件までとなります。

取得する件数を増やしたい場合は、画像のようにカンマで区切りをつけて設定しましょう。

3.テストの実行

設定ができたら、下部にあるテストボタンを押してください。
青くテスト成功と表示がされれば設定は完了となります。保存を押しましょう。

最後に、Discordにスケジュールを送信する設定を行います。

1.アプリと連携する

Discordのアイコンの「メッセージを送信」を選択してください。次へを押します。

2.チャンネルIDの入力

まずは当日の予定を知らせたいチャンネルIDを設定しましょう。
ボックス下部の補足のとおりに入力してください。

3.メッセージの確認


Discordへ通知したいメッセージの内容を設定します。
ボックスをクリックしてください。

赤枠を選択します。

取得した予定データが置換された状態で表示されます。
クリックで挿入しましょう。

挿入できると画像のようになります。

必要な分だけデータを挿入したら、画像のようにレイアウト整えましょう。

4.テストの実行

メッセージの設定ができたら、下部にあるテストボタンを押してください。
青くテスト成功と表示がされれば設定は完了となります。保存を押しましょう。

5.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。

今回使用したフローボットテンプレート
毎日、今日の自分の予定をGoogleカレンダーから取得しDiscordに通知する

さらに自動化するには

Yoomには自動化だけでなく、業務を円滑に進めるための工夫と機能が詰まっています。
例えば、今回紹介した自動化を、よりニーズに沿ったものにアレンジすることも可能です。

アレンジ1:データベースツールに追加する

フローの間にデータベースツールを入れ込み、Googleカレンダーのスケジュールを転記することも可能です。
これにより、予定を一覧で可視化しやすくなる上、予定に対しどのようなアクションを行ったのかという履歴を記載することも可能となります。
日々の業務報告としての活用などにいかがでしょうか。

アレンジ1:Microsoft Teamsのチャットに投稿されたらレポートを送信する

Yoomでは様々なツールとの連携が可能です。そのため、Discord以外のコミュニケーションツールを活用した自動化にも対応しています。
活用しているツールが複数ある場合、どちらのツールにも同じようにデータの送信が可能です。
また、コミュニケーションツール以外にも様々なSaaSツールとの連携がプログラミング不要で実現できます。このようなアレンジも簡単に行いやすいため、ニーズに沿った自動化をお試しください。

Discordを使ったその他の自動化例

他にも、Discordを使った自動化の例をいくつか紹介します。

1.Google スプレッドシート上で日付が今日に該当するレコードを取得して毎日一括でDiscordに通知する

日付が当日のデータのみを取得してDiscordに通知可能です。タスク管理をGoogle スプレッドシートで行っている方にもおすすめです。

2.Google DriveでファイルがアップロードされたらDiscordに通知する

作業に必要な素材や最終チェックをしなければならないファイルの存在を、素早く把握しやすくなるかもしれません。

3.Google スプレッドシートで行が追加されたらDiscordに通知する

新しいタスクやデータをスムーズに共有したいなら、こちらのフローはいかがでしょうか。データ共有が容易になる可能性があります。

GoogleカレンダーとDiscordの連携メリットと具体例

メリット1:メッセージチェックと共に予定管理が行える

GoogleカレンダーとDiscordの連携により、スケジュール管理が容易に行える見込みがあります。
例えば、出勤と同時に行う業務と言えば、メールやメッセージチェックではないでしょうか。今回の自動化を導入すれば、当日のスケジュールがDiscordへ通知されるため、朝一番で行うメッセージチェックと同時にスケジュールチェックも可能になるはずです。
別途Googleカレンダーにアクセスする必要もなくなる上、1日の始まりと共にスムーズに予定が把握しやすくなるかもしれません。

メリット2:通知によりメンバーとの予定共有がしやすくなる

個人だけではなくチーム全体が関わる予定をGoogleカレンダーに登録している場合も、今回の連携はおすすめです。
例えば、定例ミーティングや新人教育、プロジェクト会議など、チームメンバーと行うべき予定を頻繁にGoogleカレンダーで管理しているのであれば、自動化により決められた時間に通知されることで、チーム全体が1日の流れを把握しやすくなるかもしれません。
また、一定の日時に通知されることでメンバー全員が同タイミングで情報を受け取れるため、周知漏れなども防ぎやすくなる可能性があります。

メリット3:リマインドとの二重チェックで予定漏れを防げる

今回の連携により、スケジュールの把握漏れを防げる可能性が高まります。
例えば、Googleカレンダーの通知やリマインド機能を活用していても、予定を登録する度に併せて設定する必要があるため、場合によっては通知設定を忘れてしまうかもしれません。
しかし、今回の自動化を導入すれば毎日決められた時間にDiscordへ予定が送信されるため、このようなエラーを回避できるのではないでしょうか。
毎回設定を行う手間も必要なくスマートなスケジュール管理が実現できる見込みがあります。

まとめ

今回紹介したGoogleカレンダーとDiscordの連携を行うことで、スケジュール管理が行いやすくなるかもしれません。毎日Discordに予定が通知されることにより、予定の見落としやタスクの抜け漏れを防げるはずです。
また、チームでのスケジュールをメンバー全体が同タイミングで把握できる見込みがあり、スケジュールへの共通認識が強化されるはずです。これにより、今まで以上にチームの連携がとりやすくなる可能性もあります。
Yoomはプログラミング不要でアプリ連携が行えます。日々の業務を最適化したいと考えている方は、ぜひこの方法を試してみてください。

この記事を書いた人
a.ohta
雑貨店の店長を経験後はSEOライターとして在宅勤務を開始。後にマーケティングのスタートアップ企業と5年間ほど業務委託契約。 東大生に囲まれながらパソコンを抱え、様々なビジネス用語やSaaSツールの使い方を勉強する日々でした。 雑貨店の店長をしていた頃は、売上と在庫管理、人材管理、発注などの事務作業に幾度となく時間を奪われ、接客ができず売り時を逃がすこともしばしば。業務委託の際にも入力などの細かい作業が多く、「こんな単調な作業、自動化できないの?」と思っていたので、Yoomのビジョンには大いに共感しています!
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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