「市場調査のために何十ものWebサイトを巡回してまとめるのが大変」
「資料作成の骨子を作るだけで数時間かかってしまう」
日々の業務でこのような課題を感じていませんか?
そんな時は、中国のテック企業・Butterfly Effect社が発表した自律型AIエージェント「Manus(マヌス)」がおすすめ。
従来のChatGPTのような対話型AIとは異なり、「目標」を伝えるだけで自ら計画を立て、ブラウザを操作し、成果物を作成するまでを完遂してくれます。
本記事では、専門知識がない方でも迷わず使いこなせるよう、Manusの基本から具体的な自動化の実行手順までを分かりやすく解説します!
✍️Manusについて
本記事の想定読者
この記事は、以下のような方を想定して執筆しています。
- 日々のリサーチや資料作成業務を効率化したい方
- 「Manus 自動化」で何ができるのか、具体的な事例を知りたい方
- 自律型AIエージェントをいち早く業務に取り入れたい方
Manusとは
Manusは、ユーザーがゴール(目標)を設定するだけで、AIが自律的にタスクを実行してくれる汎用AIエージェントです。
最大の特徴は、人間のようにWebブラウザを操作し、情報を収集・整理して、スライドやドキュメントなどの成果物を自動生成できる点にあります。
従来のAIチャットボットが「質問に答えるアドバイザー」だとすれば、Manusは「作業を代行してくれる実務担当者」です。特に情報収集からアウトプットまでの一連の流れを自動化したい場合に強力なツールとなります。
▼主な特徴
- 「丸投げ」ができる完全自律性:指示に対して「どう実行するか」の計画をAIが自ら作成し、人間の介入なしにタスクを完遂します。
チャットで答えるだけではなく、「実際に作業を代行してくれる」点が特徴です。 - 汎用的なデジタル作業能力:特定の用途に限定されず、市場調査、旅行の予約、データの分析など、ブラウザ上で人間が行うあらゆるデジタル作業を一つのプラットフォームで実行可能です。
- リアルタイムの問題解決能力:Webサイトの構造変更やエラーに直面しても、その場で推論して別の方法を試すなど、状況に合わせた柔軟な判断がリアルタイムで行われます。
▼料金システム
Manusの無料プランでは、初回登録時に1,000クレジットが付与されます。
また、年払いにすると約17%割引があります。
この他にTeamプランも用意されており、複数人でクレジットを共有したり、チーム単位で管理できるのが特徴です。
▼設定を始める前の準備リスト
Manusで自動化を試すために、以下の準備を整えておきましょう。
⭐YoomはAIエージェントの業務を自動化できます
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ハイパーオートメーションツール「Yoom」を利用すれば、ManusのようなAIエージェントが得た情報を、Google スプレッドシートやSlack、ドキュメントツールへとシームレスに連携できます。AIがリサーチした内容を自動でデータベース化したり、定期的なレポートとして配信したりすることが可能です。
例えば、フォームから調査対象を入力するだけでAIがリサーチを行い、その結果をGoogle ドキュメントに自動でまとめるワークフローが構築できます。
フォームから回答が送信されたら、Perplexityで解析し新規Googleドキュメントに結果を追加する
試してみる
■概要
フォームで受け付けた回答をもとに、情報収集やレポート作成を手作業で行うことに手間を感じていませんか。このワークフローは、フォームへの回答送信をきっかけに、Perplexityが自動で情報を解析し、その結果を新規のGoogleドキュメントとして出力する業務の自動化を実現します。PerplexityとGoogleドキュメントを連携させることで、リサーチから資料作成までを効率化し、より創造的な業務に時間を活用できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- フォームで得た情報をもとにしたリサーチやレポート作成の時間を短縮したいと考えている方
- PerplexityとGoogleドキュメントの連携で、情報収集業務を自動化したい方
- 手作業による情報収集や転記に伴う、抜け漏れなどのミスを防止したいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
- フォーム回答からドキュメント作成までが自動化されるため、情報収集や転記に費やしていた時間を短縮し、他の重要な業務に集中できます
- 指定したプロンプトに基づきPerplexityが処理を行うため、担当者による成果物の品質のばらつきを防ぎ、業務の標準化に繋がります
■フローボットの流れ
- はじめに、PerplexityとGoogleドキュメントをYoomと連携します
- 次に、トリガーでフォームトリガーを選択し、「フォームが送信されたら」というアクションを設定します
- 次に、オペレーションでPerplexityの「情報を検索(AIが情報を要約)」アクションを設定し、フォームの回答内容をもとに情報を検索させます
- 続けて、Perplexityの「テキストを生成」アクションを設定し、検索結果などを踏まえて任意のテキストを生成します
- 次に、オペレーションでGoogleドキュメントの「新しいドキュメントを作成する」アクションを設定します
- 最後に、Googleドキュメントの「文末にテキストを追加」アクションを設定し、Perplexityで生成したテキストをドキュメントに追加します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Perplexityの「情報を検索」アクションでは、フォームの回答内容などをもとに、任意の検索クエリを設定してください
- Perplexityの「テキストを生成」アクションでは、目的に合わせて任意のモデル名、システムプロンプト、ユーザープロンプトを設定することで、生成されるテキストの形式やトーンを調整することが可能です
■注意事項
- Perplexity、GoogleドキュメントのそれぞれとYoomを連携してください。
また、特定のキーワードや競合情報を定期的にAIに調査させ、その結果をメールで自動通知する設定もノーコードで簡単に行えます。
定期的にPerplexityで価格情報の検索とレポート生成を自動化し、結果をOutlookで通知する
試してみる
■概要
競合他社の価格情報を定期的にチェックし、レポートを作成する業務は重要ですが、手作業では多くの時間と手間がかかってしまうのではないでしょうか。 このワークフローを活用すれば、Perplexityによる競合価格の調査からレポート作成までを自動化し、定めたスケジュールでOutlookに通知できます。手作業による情報収集の手間を減らし、効率的に市場の動向を把握することが可能になります。
■このテンプレートをおすすめする方
- Perplexityを使い、手動で競合の価格情報を収集しているマーケティング担当者の方
- 競合価格に関する定期的なレポート作成を自動化し、業務を効率化したい方
- 競合調査の結果を自動でチームに共有し、情報共有を円滑にしたいマネージャーの方
■このテンプレートを使うメリット
- Perplexityでの情報検索からレポート生成までの一連の流れが自動化されるため、これまで手作業に費やしていた情報収集の時間を削減できます。
- 定期的な情報収集を自動化することで、検索漏れやレポート作成時の転記ミスといった人為的なエラーを防ぎ、情報の正確性を高めることに繋がります。
■フローボットの流れ
- はじめに、PerplexityとOutlookをYoomと連携します。
- 次に、トリガーで「スケジュールトリガー」を選択し、このワークフローを起動したい日時や頻度を設定します。
- 次に、オペレーションでPerplexityの「情報を検索」アクションを選択し、競合の価格情報を収集するための検索クエリを設定します。
- 続いて、Perplexityの「テキストを生成」アクションを設定し、検索で得た情報を基にレポートを作成するよう指示します。
- 最後に、Outlookの「メールを送る」アクションを設定し、生成されたレポートを指定の宛先に送信します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- スケジュールトリガーでは、日次、週次、月次など、レポートを取得したい頻度や実行したい時間帯を任意で設定してください。
- Perplexityの各アクションでは、調査したい競合名や製品名といった検索内容や、レポートの要約形式などの指示内容を任意で設定してください。
- Outlookの「メールを送る」オペレーションでは、レポートを通知したい宛先(To, Cc, Bcc)やメールの件名、本文を任意で設定してください。
■注意事項
- PerplexityとOutlookのそれぞれとYoomを連携してください。
- Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
💻Manusで結局何ができる?できること3選
Manusを活用することで、具体的にどのような業務自動化が可能になるのでしょうか。
主な活用シーンを3つ紹介します。
1. 市場調査・競合分析の完全自動化
特定の業界や製品について「徹底的に調べてレポートにして」と指示するだけで、Manusは数十〜数百のWebサイトを自律的に巡回します。
情報を収集するだけでなく、競合比較表やSWOT分析を含んだレポートを作成できるため、人間が数日かけるリサーチ業務を数十分で完了させることが可能です。
2. 資料・スライド作成の自動生成
「〇〇に関するプレゼン資料を作って」と頼めば、必要な情報をネットから集め、構成を考え、デザインされたスライド(PowerPointやPDF形式など)を生成します。
画像挿入やレイアウト調整もAIが行うため、ドラフト作成の時間を短縮できます。
3. プログラミングとアプリ公開の自動化
要件を伝えるだけで、コードの作成からデバッグ、さらにはサーバーへのデプロイ(公開)までを一貫して行います。
「簡単な在庫管理アプリを作って」といった指示で、実際に動くアプリケーションを構築してくれるため、非エンジニアでもプロトタイプ開発が可能になります。
✅Manus 自動化の使い方を解説!
ここからは、実際にManusを使って業務を自動化する具体的な手順を解説します。
使用した条件
以下の環境・条件で作業を行います。
- OS:Windows11
- 使用ツール:Manus(Webブラウザ版)
使い方の手順
公式サイトにアクセスし、画面右上の「登録」ボタンからGoogle アカウントで登録を行います。
利用規約の同意画面が表示された場合は、内容を確認して同意し進んでください。
登録が完了したら、チャット画面が表示されます。
このチャット欄に指示を入力・送信するだけで利用開始できます。
🤔使用例2選
本記事では、調査・分析からアウトプット生成まで実務プロセスを自動化する方法として、以下の2つの利用シナリオを検証しました。
実際の操作画面のキャプチャとともに解説いたします。
検証1:業界動向の徹底リサーチとレポート作成
業界動向の把握には、複数ソースを横断した情報収集と整理が欠かせません。
そこで本検証では、Manusを使ってリサーチからレポート作成までをどこまで自動化できるかを確認しました。
早速、チャット入力欄にプロンプトを入力します。
※Point:詳細なプロンプトを作り込む必要はありませんが、成果物のイメージを明確に伝えると精度が上がります。
【プロンプト】
生成AIエージェント市場における主要な競合サービスを5つピックアップし、それぞれの特徴、料金、強み、弱みをまとめた比較表を作成してください。
最終的にPDFレポートとして出力してください。
最後に「送信」をクリックします。
タスクが開始されると、画面が2分割されます。
- 左側(思考プロセス):AIが今何を調べているか、次にどう動くかの計画
- 右側(ブラウザ操作):AIが実際にGoogle検索を行ったり、企業のWebサイトを閲覧したりしている様子
また、ここでユーザーが必要に応じて介入する事も可能です。
もしManusが誤った方向(例:関係ない業界の調査)に進もうとした場合、ユーザーは途中で「そのサイトは除外して」「国内サービスに限定して」といった追加指示を出し、軌道修正することができます。
【検証結果】
結論から述べると、Manusがアウトプットした成果物は、そのまま会議資料として活用できる完成度です。
出力されたのは単なるテキストの羅列ではありません。Markdown形式の表や、視認性の高いデザインが施されたPDF資料がプロンプトを送信するだけで生成されました。