Salesforceとkintoneの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/01/28

Salesforceとkintoneを連携して、Salesforceの商談情報が登録されたらkintoneのデータベースにレコードを追加する方法

t.aizawa

Salesforceとkintoneを連携させることで、業務効率化ができる方法をご存じでしょうか?
例えば、Salesforceに商談情報を登録すると、kintoneのデータベースに自動的にレコードが追加される仕組みを導入するだけでデータの入力作業を減らし、部署間の情報共有やタスク管理がスムーズになります。
本記事では、このSalesforceとkintoneの連携によって得られる具体的なメリットと連携方法をご紹介します。
業務効率を改善し、チームの生産性を高めたい方はぜひ参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • 二重入力や手動作業が多く、時間や手間を減らしたい営業担当者
  • 営業、経理、サポートなど複数の部門間でのスムーズな情報共有を目指している企業
  • すでにSalesforceやkintoneを導入しており、それらを最大限に活用したいと考えている経営者

それでは、ここからノーコードツールYoomを使い、Salesforceの商談情報が登録された際にkintoneのデータベースへレコードを追加する方法を説明します。

[Yoomとは]

Salesforceの商談情報が登録されたらkintoneのデータベースにレコードを追加する方法

Salesforceに情報を登録することで、自動的にkintoneのデータベースにレコードを追加することができます。これにより、商談情報をkintoneで一元管理できます。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは、大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。

  • Salesforceとkintoneのマイアプリ登録
  • Salesforceの商談オブジェクトに新規レコードが登録された際の設定
  • Salesforceと連携して取引先情報を取得する
  • kintoneと連携して、レコードを追加する

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。

すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

ステップ1:Salesforceとkintoneをマイアプリ連携

(1)Yoomにログイン後、左欄にある「マイアプリ」を選択し「+新規接続」をクリックしてください。

(2)マイアプリの新規接続一覧の中から、Salesforceをクリックします。
(3)Salesforceのログイン画面から、「ユーザー名」と「パスワード」を入力しログインをクリックします。
※Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

(4)次に、kintoneの連携を行います。同様にYoomの新規接続一覧の中からkintoneをクリックします。
(5)kintoneの新規登録画面が出るので、サブドメイン、クライアントID、クライアントシークレットの3箇所を入力し、追加をクリックします。
※サブドメイン、クライアントID、クライアントシークレットの確認方法は下記のサイトをご確認ください。

kintoneマイアプリ登録方法

kintoneのマイアプリ登録ができない主な原因と対応方法について

(5)以下の内容が出るので、確認して問題なければ許可をクリックしましょう。

連携が完了するとYoomのマイアプリにSalesforceとkintoneが登録されます。

これでマイアプリ登録が完了しました。
次は、テンプレートを使用してトリガーの設定をしましょう!

ステップ2:Salesforceの商談オブジェクトに新規レコードが登録された際の設定

(1)先程ご紹介した、テンプレートを使用していきます。下のバナーの「試してみる」をクリックするとコピーできます。

アプリトリガーの「商談オブジェクトに新規レコードが登録されたら」をクリックします。

(2)Salesforceの「連携アカウントとアクションを選択」画面から、Salesforceと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、トリガーアクションは「商談オブジェクトに新規レコードが登録されたら」のままで「次へ」をクリックします。

(3)「アプリトリガーのAPI接続設定」画面から、トリガーの起動間隔を選択します。
トリガーの起動間隔はプルダウンより5分、10分、15分、30分、60分の間隔から選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

下へ進み、赤線を確認の上、マイドメインURLを入力します。
入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ3:Salesforceと連携して取引先情報を取得する

(1)次にSalesforceと連携して取引先情報を取得します。
「取引先情報を取得」をクリックします。

(2)「データベースの連携」画面から、Salesforceと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、実行アクションは「レコードを取得する」のままで「次へ」をクリックします。

下へ進み、赤線を確認の上、マイドメインURL、オブジェクトのAPI参照名を入力し、「次へ」をクリックします。

(3)「データベース操作の詳細設定」画面から、取得したいレコードの条件をプルダウンとアウトプットを使って選択します。
「+トリガー条件を追加」をクリックすることで、レコードの条件を追加することができます。

入力が完了したら、「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ、下部にある「保存する」をクリックします。

ステップ4:kintoneと連携して、レコードを追加する

(1)次にkintoneと連携して、レコードを追加します。
「レコードを追加する」をクリックします。

(2)kintoneの「データベースの連携」画面から、kintoneと連携するアカウント情報に誤りがないかを確認し、実行アクションは「レコードを追加する」のままで「次へ」をクリックします。

下へ進み、アプリIDは候補から選択します。

入力が完了したら、「次へ」をクリックします。
(3)「データベース操作の詳細設定」画面から、追加するレコードの値をアウトプットから選択します。

入力が完了したら、下部にある「テスト」をクリックし、エラーが発生しなければ「保存する」をクリックします。
(4)最後に、「トリガーをON」をクリックします。

これで、「Salesforceの商談情報が登録されたらkintoneのデータベースにレコードを追加する」フローボットの完成です。

Salesforceとkintoneを使ったその他の自動化例

Yoomでは他にもSalesforceとkintoneを使った自動化の例がありますので、いくつかご紹介します。

1.kintoneでレコードが登録されたらSalesforceに取引先を登録しSlackに通知する

kintoneとSalesforceの連携にコミュニケーションツールを連携することで、自動的にSalesforceに取引先が登録されたことをSlackで把握できます。これにより、複数のシステムを開かずに情報を把握できます。

2.kintone上の見積もりデータをSalesforceに登録する

kintoneとSalesforceを連携することで、見積もりデータをスムーズに管理しやすくなります。これにより、見積もり作成から登録までのプロセスが自動化され、効率的に業務を進めることができるでしょう。

3.Salesforceに新規リードが登録されたら、kintoneに登録する

Salesforceに新規リードを登録すると、自動でkintoneにSalesforceの情報が反映されます。これにより、kintoneへの転記がなくなり、作業効率の向上が期待できます。このフローは顧客の情報を登録する営業担当者に特におすすめです。

さらに、Salesforceやkintoneを使ったテンプレートを確認したい方は、以下のサイトをご覧ください。

Salesforceを使用したフローボットテンプレート一覧

kintoneを使用したフローボットテンプレート一覧 

Salesforceとkintoneの連携メリットと具体例

メリット1:データ入力の手間削減

Salesforceに商談情報を登録するだけで、自動的にkintoneのデータベースにレコードが作成されるため、二重入力の手間を省くことができます。特に、営業担当者が日常的に行う顧客情報や商談データの登録作業は時間がかかりがちですが、この連携を活用することで負担を軽減できるでしょう。
例えば、営業担当者がSalesforceに商談情報を登録した際に、kintone側で請求書作成や契約管理のためのレコードが自動で生成されると、経理担当者が手作業でデータを移行する手間がなくなります。これにより、営業と経理の業務負担がともに軽減され、全体の業務スピードの向上が期待できます。

メリット2:部署間の情報共有の円滑化

Salesforceとkintoneを連携することで、情報がkintoneのデータベースに集約され、複数の部署間でタイムリーに共有できるようになります。
営業、経理、カスタマーサポートといった部門が、それぞれの必要なタイミングでデータを参照できる環境が整うため、情報共有のスピードと正確性が向上するでしょう。
例えば、営業チームがSalesforceに登録した商談情報をkintoneで可視化することで、カスタマーサポート部門は、顧客の契約状況や進行中の商談内容を事前に把握しやすくなります。その結果、クライアントからの問い合わせにも迅速かつ的確に対応しやすくなります。

メリット3:データ活用の柔軟性向上

kintoneは、データを直感的に活用できるカスタマイズ性の高いプラットフォームです。
そこにSalesforceから連携された商談情報を活用することで、データの整理や分析がしやすくなり、現場のニーズに応じたレポート作成が可能になるでしょう。
例えば、kintoneでは、Salesforceの商談情報をもとに、契約金額や進捗状況を集計し、ダッシュボードで確認できます。また、案件ごとの進捗状況をグラフ化することで、マネージャーが業務状況をひと目で把握しやすくなり、問題が発生した際にはすぐに対応できるでしょう。

まとめ

Salesforceとkintoneを連携させると、データ入力の手間が減ったり、部署間の情報共有がスムーズになったり、いろんな場面で効率がアップしそうですね!
さらに、業務の自動化やデータの柔軟な活用もできるので、チーム全体の仕事がラクになり、正確性も向上しそうです!
この連携は「もっと楽に業務を進めたい」「データ管理をシンプルにしたい」という方にぴったりの仕組みです。
Salesforceやkintoneを使っているなら、この連携でさらに便利なワークスタイルを目指してみませんか?

この記事を書いた人
t.aizawa
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Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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