SlackとMicrosoft SharePointの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/03/27

【簡単設定】SlackのデータをMicrosoft SharePointに自動的に連携する方法

r.suzuki

「あれ、あの資料ってどこに保存したっけ…?」

Slackで共有されたファイルを探すのに時間がかかり、気づけば会議の開始時間ギリギリ。こんな経験、ありませんか?ファイルがSlackに投稿されたタイミングで、自動的にMicrosoft SharePointにアップロードされていたら…。SlackとMicrosoft SharePointを連携すれば、チャンネルに投稿されたファイルを自動でアップロードしたり、特定のメッセージをきっかけにSharePointにフォルダを作成したりと、情報整理もチーム共有も一気に効率化できます!

今回は、実際のアプリ連携の画面を見せながらノーコードで自動化する方法をご紹介します!ファイルを探すのに時間がかかると悩んでいる方は必見です。

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にSlackとMicrosoft SharePointの連携が可能です。
YoomにはあらかじめSlackとMicrosoft SharePointを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

SlackとMicrosoft SharePointを連携してできること

SlackとMicrosoft SharePointのAPIを連携すれば、SlackのデータをMicrosoft SharePointに自動的に連携することが可能です!
例えば、下記のようなデータ連携を人の手を介さず、自動的に実施することができます。

Slackのチャンネルに投稿されたファイルをMicrosoft SharePointにアップロードする

Slackのチャンネルに投稿されたファイルを自動的にMicrosoft SharePointにアップロードするフローです。
チームの共有ファイルを一元管理し、アクセスしやすくなるだけでなく、ドキュメントの整理ができ、業務の効率化が期待できます。

Slackで特定条件のメッセージが投稿されたらMicrosoft SharePointにフォルダを作成する


Slackに特定の条件を満たすメッセージが投稿されると、自動的にMicrosoft SharePointに対応するフォルダを作成するフローです。
プロジェクトや案件ごとのファイル管理を効率化し、チーム内のスムーズな情報共有が期待できます。

SlackとMicrosoft SharePointの連携フローを作ってみよう 

それでは、さっそく実際にSlackとMicrosoft SharePointを連携したフローを作成してみましょう!

今回はYoomを使用して、ノーコードでSlackとMicrosoft SharePointの連携を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行してください。

[Yoomとは]

今回はSlackのチャンネルに投稿されたファイルをMicrosoft SharePointにアップロードするフローボットを作成していきます!

作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • SlackとMicrosoft SharePointをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピーする
  • Slackのトリガー設定およびMicrosoft SharePointのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:SlackとMicrosoft SharePointをマイアプリ連携

1)Yoomのアカウントにログインしたら、次に使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示され、検索窓から1つずつアプリを検索します。

【Microsoft SharePointの場合】
Microsoft SharePointを選択できたら、使用するアカウントでログインしてください。
※なお、Microsoft 365(旧Office 365)には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。
法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証がうまくいかない可能性があるのでご注意ください。
詳しくはこちらをご確認ください。
Microsoft365サービス群におけるマイアプリ登録手順と注意事項 | Yoomヘルプセンター

【Slackの場合】
Slackが選択できたら、投稿先を選択して、「許可する」をクリックします。


3)登録が完了すると、マイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されるか確認してください。

ステップ2:テンプレートをコピー

さてここからは、テンプレートを使って解説します。
はじめにこちらのバナーをクリックしてください。

1)最初に「このテンプレートを試す」というアイコンをクリックしてください。

2) 以下の確認画面が表示されますので、「OK」をクリックします。

以下のように表示されたら、テンプレートのコピーができています。

タイトルや詳細はクリックすることで編集可能です。
また、コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに保存されているので、マイプロジェクトからも開くことができます。

ステップ3:Slackでファイルがチャンネルに投稿されたら起動するトリガーを設定

右に「!」が表示されているアイコンを上から順番にクリックし、オペレーションを設定します。
1)まずは「ファイルがチャンネルに投稿されたら」をクリックしてみましょう!

2) アクションは「ファイルがチャンネルに投稿されたら」が選択されていることを確認して、「次へ」をクリックします。

3)トリガーの起動間隔を選択し、マイドメインURLを入力します。
トリガーの起動間隔は契約プランに応じて異なります。
使用しているプランでの最短時間をおすすめします。
なお、各プランの内容についてはこちらを参考にしてください。
各プランの機能制限や使用上限の一覧 | Yoomヘルプセンター (intercom.help)

チャンネルIDはボックスをクリックすると連携済みのIDが表示されるので、使用したいIDを選択してください。

テストが成功したら「保存」します。

ステップ4:Slackへ投稿されたファイルをダウンロードするアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する 投稿されたファイルをダウンロード」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「投稿されたファイルをダウンロード」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。


3)必須項目を入力します。


ファイルのダウンロードリンクの入力には先ほど取得したSlackのアウトプットを選択できます。
該当する項目をアウトプットから選択してください。
アウトプットについて | Yoomヘルプセンター

入力ができたら、「テスト」をクリックします。
テスト完了後、「保存」します。

ステップ5:Microsoft SharePointにファイルをアップロードするアクションを設定

1) フローに戻り、「アプリと連携する ファイルをアップロード」のアイコンをクリックします。

2) アクションは「ファイルをアップロード」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。


3)必須項目を入力します。


サイトIDはボックスをクリックすると連携済みのサイトIDが表示されるので、使用したいサイトIDを選択してください。
また、ドライブIDはサイトIDを設定することで選択可能となります。
使用するサイトIDおよびドライブIDを選択してください。

ファイル名の入力には先ほど取得したSlackのアウトプットを選択できます。
該当する項目をアウトプットから選択してください。
アウトプットについて | Yoomヘルプセンター


ファイルの添付方法は「アウトプットを使用する」、アウトプット名は「取得したファイル」になっていることを確認し、「テスト」をクリックします。
テスト完了後、「保存」します。

これで【Slackのチャンネルに投稿されたファイルをMicrosoft SharePointにアップロードする】というフローが完成です。

ステップ6:テストと確認

設定が完了すると、以下のような表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックします。
フローボットを起動し、正しく動作するか確認してください。

Microsoft SharePointの情報をSlackに連携したい場合 

今回はSlackからの問い合わせをMicrosoft SharePointに登録する方法をご紹介しましたが、逆にMicrosoft SharePointの情報をSlackに連携したい場合は、下記のテンプレートも併せてご利用ください。

Microsoft SharePointのリストにアイテムが追加・更新されたらSlackに通知する

Microsoft SharePointのリストに新しいアイテムが追加されたり、既存のアイテムが更新された際に、自動的にSlackに通知するフローです。
素早い情報共有が見込め、チームの対応スピードの向上が期待できます。

フォームに添付された議事録データをMicrosoft SharePointに格納しSlackに通知する

フォームに添付された議事録データを自動的にMicrosoft SharePointに保存し、Slackに通知するフローです。
会議資料の一元管理を効率化し、関係者へのスピーディーな情報共有が期待できます。

SlackやMicrosoft SharePointのAPIを使ったその他の自動化例

SlackやMicrosoft SharePointのAPIを活用することで、様々な自動化の実現が可能になります。

Slackを使った自動化例

特定のメッセージやキーワードを検出して自動通知を送ったり、タスク管理ツールと連携してリマインドを設定できます。さらに、ファイルのアップロードやチャンネルのアクティビティをトリガーにして、業務フローを自動化することも可能です!

Microsoft SharePointを使った自動化例

ドキュメントを自動で整理・共有したり、特定の更新内容をチームに通知できます。他のツールと連携することで、承認ワークフローを自動化したり、特定の条件でファイルを分類・保存することも可能です!

終わりに

いかがでしたか?SlackとMicrosoft SharePointを連携すれば、「ファイル管理の手間を減らしたい」「情報共有をスムーズにしたい」「チームの作業効率を高めたい」といった課題の解決につながるのではないでしょうか。ファイルのアップロードやフォルダ作成を自動化することで、作業の抜け漏れを防ぎながら、より効率的な業務運用が実現できます。

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この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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