■概要
Smartsheetに管理会計の月次データを登録した後、そのデータをAIで分析し、さらに結果をAirtableへ手作業で登録する業務は、時間がかかり非効率ではないでしょうか。特に月次業務が集中する時期には、これらの作業が大きな負担となり、ヒューマンエラーも発生しやすくなります。このワークフローを活用すれば、Smartsheetへのデータ登録をトリガーとして、AIによるデータ分析からAirtableへのレポート登録までの一連のプロセスを自動化し、こうした課題をスムーズに解消できます。
■このテンプレートをおすすめする方
- Smartsheetで管理会計データを扱い、AI分析やAirtableへの登録に手作業で時間をかけている財務・経理担当の方
- 月次レポート作成の迅速化と分析業務の効率化を目指している経営企画部門やマネジメント層の方
- 複数のSaaSとAIを連携させ、より高度な業務自動化を実現したいと考えているDX推進担当者の方
■このテンプレートを使うメリット
- Smartsheetへのデータ登録からAI分析、Airtableへのレポート登録までの一連の流れが自動化されるため、これまで手作業に費やしていた時間を他のコア業務に充てることができます。
- 手動でのデータ転記やAIへの指示入力が不要となるため、入力ミスや指示の抜け漏れといったヒューマンエラーの発生を防ぎ、レポートの正確性向上に繋がります。
■フローボットの流れ
- はじめに、SmartsheetおよびAirtableをYoomと連携します。
- 次に、トリガーとしてSmartsheetを選択し、「行が作成されたら」アクションを設定し、管理会計の月次データが登録される対象のシートを指定します。
- 続いて、オペレーションでAI機能の「テキストを生成する」アクションを設定します。ここでSmartsheetから取得した月次データを変数として活用し、分析レポートを生成するための指示(プロンプト)を入力します。
- 最後に、オペレーションでAirtableの「レコードを作成」アクションを設定し、AIによって生成された分析レポートを指定のベースとテーブルに自動で登録します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Smartsheetのトリガー設定では、実際に月次データが登録されるシートをユーザーの運用に合わせて任意で設定してください。
- AI機能の「テキストを生成する」アクションでは、Smartsheetから取得したデータのうち、どの情報を分析に使用するかを変数として指定でき、また、AIに与える指示(プロンプト)も分析の目的や出力したいレポートの形式に応じて自由にカスタマイズが可能です。
- Airtableの「レコードを作成」アクションでは、分析結果を登録するベースやテーブルを指定後、どのフィールド(項目)にSmartsheetから取得した情報やAIが生成した値を登録するかを任意で設定できます。
■注意事項
- Smartsheet、AirtableのそれぞれとYoomを連携してください。
- トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
- プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。