■概要
フォームに見積もり内容を入力後、kintoneのレコードとテーブル登録を行います。
その後フォームの内容を用いて、事前に用意した見積書雛形で見積書を作成し送付まで行います。
最後にそのレコードに見積書送付済みフラグをつけて完了です。
※補足
・今回複数の品目データを同じ処理を繰り返す操作によって、kintoneのテーブルに格納します。その際スプレッドシートを間に介し、関数等を使用するので、まずは以下のスプレッドシートの内容をそのままコピー踏襲してみてください。
※同じ処理を繰り返す用のスプレッドシートはこちら
※見積書の雛形スプレッドシートはこちら
■設定方法
①フォームトリガーを設定し、必要な見積もり項目を設けます。
※この際、品目や数量など複数の値があるものはリスト形式とします。
②データベースを操作するからkintoneを選択し、以下設定します。
・アクション:レコードを追加
・アプリID:対象のアプリIDを入力
・追加するレコード値:表示されたフィールドコードに対応した値を①で取得したアウトプットを用いて埋め込む
③アプリと連携するオペレーションからスプレッドシートを選択し以下設定します。
・アクション:範囲に値を入力
・スプレッドシートID:使用するスプレッドシートのID
・シート名:対象のシート名
・対象のセル範囲:A1:A
・入力する値:①で取得した品目や数量(データを追加して入力)
・方向:列方向
④アプリと連携するオペレーションからスプレッドシートを選択し以下設定します。
・アクション:値を取得
・スプレッドシートID:使用するスプレッドシートのID
・シート名:対象のシート名
・範囲:A9:A
・方向:列方向
⑤同じ処理を繰り返すオペレーションを選択し、以下設定します。
・オペレーション:④のオペレーション
・アウトプット:取得した値
⑥ループ先のルートにデータベースを操作するオペレーションからスプレッドシートを選択し、以下設定します。
・アクション:レコードを取得
・スプレッドシートID:使用するスプレッドシートのID
・シート名:対象のシート名
・範囲:A8:D
・検索条件:Noが{{取得した値のループ変数}}に等しい
⑦データベースを操作するオペレーションからkintoneを選択し、以下設定します。
・アクション:特定のレコードのサブテーブルに新しい行を追加
・アプリID:指定のアプリID
・サブテーブルフィールドコード:候補から選択
・レコードの条件:レコード番号=②で取得した{{レコードID}}
・サブテーブルに追加する行の値:⑥で取得した品目や数量のアウトプットを埋め込む
⑧ループではない方向に対して、書類を発行するオペレーションからスプレッドシートを選択し、以下の設定を行ってテスト・保存します。
・スプレッドシートID:請求書の雛形として使用するスプレッドシートIDを候補から選択
・格納するGoogleDriveのフォルダID:書類発行後に格納するフォルダIDを候補から選択
・ファイル名:任意のファイル名
・置換対象の文字列:対応する文字列に対して、①で取得した値等を埋め込む
※書類を発行するオペレーションの設定方法はこちら https://intercom.help/yoom/ja/articles/8237765
⑨メールを送るオペレーションを選択し、任意のメールツールを選択して以下の設定を行い保存します。
・To:①で取得したアドレスを埋め込む
・件名、本文:それぞれ入力(①で取得した値を埋め込むことも可能)
・添付ファイル:アウトプットを使用を選択し、値は発行した書類を選択
⑩データベースを操作するオペレーションからkintoneを選択し、以下設定します。
・アクション:レコードを更新
・アプリID:指定のアプリID
・レコードの条件:レコード番号=②で取得した{{レコードID}}
・更新する値:フラグのフィールドに指定の値を入力