2024/11/11
自動化のアイデア

【コラボフロー API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで

r.suzuki
コラボフロー APIと各種アプリの連携イメージ

目次

コラボフロー APIでできること

コラボフロー APIと連携する外部アプリケーションのAPIをそれぞれ利用すると、コラボフローに登録されている申請データを外部アプリケーションで取得したり、コラボフローのアクションをトリガーに外部アプリケーションを更新をすることが可能になります。
例えば、日次の報告書を取得して外部アプリケーションで分析を行ったり、必要な場合は申請内容を一括修正する際に便利です。

また、外部アプリケーションのデータを元にコラボフロー APIを経由し、コラボフロー内に新規申請を自動で作成することもできます。
例えば営業管理システムで商談が成立した際に、契約書の承認申請を自動でコラボフローに登録することで、承認作業の効率化が期待できます。
外部アプリケーションのデータを用いて自動で作成できるので、正しい書類内容での作成が見込めます。

さらに承認の進捗状況やステータスをコラボフロー APIで確認することもできるため、各申請の進捗を素早く把握することが可能になります。
これにより、進捗管理が容易になり、関連部門において承認の滞りをチェックすることができ、業務全体のスムーズな進行が期待できます。

コラボフロー APIを利用して、承認が完了したタイミングで、メッセージアプリから通知を送ることもできます。
例えば、承認完了後、素早く通知を受け取れるため、次の業務への移行がスムーズに行え、業務の効率化が見込めます。

このように、コラボフロー API を利用することで、承認フローを効率化し、外部アプリケーションとの連携による業務全体の効率向上が期待できます。

コラボフロー APIの利用方法

今回はYoomというサービスを利用してノーコードで コラボフローを利用していきます。

[Yoomとは]

まずはじめにYoomの公式サイトにアクセスし、アカウント作成をお願いします。
既にアカウント登録済みの方はログインしてください。
Yoomのアカウント発行ページ

コラボフローをYoomと接続する方法

0)事前準備
コラボフローのマイアプリ登録にはアクセストークンが必要です。
アクセストークンはユーザーIDとAPIキーを「{ユーザーID}/apikey:{APIキー}」という形式で組み合わせた文字列をBASE64でエンコード化したものです。
Base64エンコードとは | Yoomヘルプセンター

まずはコラボフローにログインし、APIキーを取得する必要があります。

ログイン後、設定から「システム環境エリア」を選択します。


「環境設定」を選択します。


画面下にスクロールすると「REST API」という項目があるので、登録欄に記入し、APIキーを取得してください。
任意のクライアント名を入力し、認証タイプに「HTTPヘッダー認証」を選択後、「APIキーを発行する」ボタンをクリックして、APIキーを取得します。

取得したAPIキーはユーザーIDを「{ユーザーID}/apikey:{APIキー}」という形式で組み合わせた文字列をBASE64でエンコードしておきます。
Base64エンコードとは | Yoomヘルプセンター

マイアプリ連携の設定

1)Yoomのアカウントにログインしたら、使用するアプリを登録します。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。


2)Yoomで接続できるアプリ一覧が表示され、一番上の検索窓から今回使用する「 コラボフロー」を検索していきます。

コラボフローを選択できたら、使用するアカウント名と事前準備したアクセストークンを入力し、「追加」します。


3)登録ができるとマイアプリにアイコンが表示されます。
登録したアプリのアイコンが表示されたか確認してください。

これでコラボフロー APIをYoomから利用することが可能になりました!

Yoomのテンプレートを利用してコラボフロー APIをつかいこなそう!

Yoomには、多くのフローボットテンプレートが用意されており、クリックするだけで様々なフローボットを簡単に利用できるようになっています。フローボットの詳細については、以下の動画で詳しく紹介されています。


ここからは実際の利用シーンやおすすめの職種ごとに実際に用意されているテンプレートを紹介していきます。

コラボフロー APIを利用して実現できる自動化の例

Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれのサービスに対応したテンプレートも用意されています。
普段使用しているサービスと連携できるテンプレートを活用して、今すぐコラボフローを自動化しましょう!

1.申請されたらタスクを追加する

コラボフロー APIと外部アプリケーションのAPIを活用することで、コラボフローで申請がおこなわれたら、外部アプリケーションにタスク情報を追加することが可能です。
コラボフローを毎回開いて確認する必要がなく、業務が効率化され、業務フローがスムーズに進行することが期待できます。
例えば経理部では、経費精算の申請がコラボフローで行われると、承認後に自動でkintoneに「経費精算処理」タスクを追加することが可能です。
これにより、担当者は素早く対応でき、処理の漏れや遅延の防止が見込めます。

NotionやMicrosoft Excelでも同じような連携が可能です。

その他のアプリケーションでも申請後に自動でタスクを追加することが可能です。

反対に外部アプリケーションの情報更新によってコラボフローの情報を同期することもできます。
手動によるコラボフローへの操作が不要になるため、誤入力や入力漏れといったヒューマンエラーの発生を防止し、業務の生産性向上が期待できます。
例えば人事部では、新入社員情報がGoogleスプレッドシートに追加されると、API連携でコラボフローに自動登録することが可能です。
これにより、申請・承認フローが素早く開始され、各部署への連絡やアカウント発行などのスムーズな対応が見込めます。

2.アクション実行で申請書作成する

コラボフロー APIと外部アプリケーションのAPIを活用すること、外部アプリケーション側のアクション実行にあわせてコラボフロー内で自動的に申請書を作成することができます。
例えば経理部では、kintoneで請求書のステータスが「承認済み」に更新されると、自動的にコラボフローで支払い処理の申請書を作成することが可能になります。
この申請書には請求書番号や金額、取引先情報などが自動入力されるため、二重入力の手間が省け、入力ミスの防止が見込めます。
さらに、経理担当者は申請フローが始まるのを待つ必要がなく、即座に承認手続きを開始できるため、支払いプロセスの効率向上が期待できます。
また、コラボフロー APIを利用すれば、外部アプリケーションから直接書類を作成することも可能になります。

3.承認完了でレコードを更新する

コラボフロー APIと外部アプリケーションのAPIの組み合わせで、コラボフローの承認完了をトリガーにレコードを自動で更新するため、手作業による更新の手間が省け、業務効率の大幅な向上が期待できます。
手作業による更新に伴うミスを防ぎ、データの正確性の確保も見込めます。
例えば総務部では、備品購入の申請がコラボフローで承認完了すると、Googleスプレッドシートの在庫管理シートを自動更新することが可能です。
これにより、在庫状況が素早く反映され、発注ミスの防止に役立ちます。

4.承認完了を通知する

コラボフロー APIとメッセージアプリのAPIを活用することで、コラボフロー API経由で承認が完了したら、メッセージアプリに情報を自動通知することができます。
毎回コラボフローを開いて承認が完了したか確認する必要がなくなり、簡単に承認完了を把握できます。
そのため、次のフローへスムーズな進行が可能になり、業務全体の効率向上が期待できます。
例えば営業部では、出張申請がコラボフローで完了すると、自動的にSlackの「営業チーム」チャンネルに通知することができます。
この通知には、申請者の名前、出張日、出張先などの詳細が含まれており、チームメンバーの情報共有がスムーズになり、重複した訪問やスケジュールの調整も効率化が期待できます。
また、通知により、出張準備やサポート手配が素早く行える環境整備にも役立つはずです。

コラボフロー APIの利用をおすすめしたい方

・コラボフローを申請業務に利用している方
・データ整合性を保ちながら、一元管理を行いたい方
・スムーズな情報共有が必要な方
・手動作業を削減し、業務の効率化を図りたい方

まとめ

コラボフロー APIとアプリの連携方法から、実際の活用例までを紹介しました。
コラボフロー APIを活用すればコラボフローの情報更新をトリガーにして外部アプリケーションの自動更新が可能になり、正確な情報を簡単に登録できます。
これにより、業務の効率向上が期待できます。
また、情報の更新だけでなく、コラボフロー APIによって申請書類の承認完了時に外部アプリケーションのアクションを実行したり、完了通知をメッセージアプリで受け取れたりと申請業務に関係する様々なワークフローの自動化が可能になります。
ぜひコラボフロー APIを使って日常業務の効率化を目指してみてください!
さらに、Yoomを利用すれば、プログラミング知識がなくても簡単にコラボフロー APIを導入できます。

簡単で種類豊富なYoomのテンプレートを活用してください!
無料登録はこちらから!

この記事を書いた人
r.suzuki
人材が限られる地方の中小企業で業務の効率化を日々模索していたところ、Yoomと出会いました。 こうだったらいいなとなにげなく考えていたことがYoomを導入することで、こんなにも効率化できるんだ!と感動。 システムやプログラミングの知識や経験がない私でも、業務が大きくかわったので、同じように感じているたくさんの方々へ共有できたらと執筆しています。
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