ステップ2:Google スプレッドシートのアプリトリガー設定
まずは、フローを起動させるためのアプリトリガー設定を行います。
コピーしたテンプレートの、「行が追加されたら」をクリックしてください。
連携アカウントとアクション選択画面が表示されたら、タイトルを必要に応じて変更し、「連携するアカウント情報」に連携したいアカウントを指定しましょう。
その他の項目はデフォルトで設定されているので、上記の設定が完了したら、「次へ」をクリックします。
次に、API接続設定を行います。
トリガーの起動間隔を、5分、10分、15分、30分、60分の間隔から選択します。
※プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
「スプレッドシートID」欄をクリックすると連携したアカウントから候補が表示されるので、商品情報を管理しているスプレッドシートを候補から選択するか、手入力してください。
※URL内の「/spreadsheets/d/●●●/」の部分がスプレッドシートIDとなります。
「シートID」欄をクリックすると、先ほどと同様に候補が表示されるので、使用するスプレッドシートのタブを候補から選択するか、手入力してください。
※URL内の「/edit?gid=●●●/」の部分がシートIDとなります。
ChatGPTで自動的に商品説明を作成する際に、必要情報として取得したい範囲を、「テーブルの範囲(始まり)」「テーブルの範囲(終わり)」「一意の値が入った列」に指定します。それぞれ注釈を確認しながら設定しましょう。
今回は下図のようなスプレッドシートを用意してみました!
取得したい情報はA列〜D列なので、「テーブルの範囲(始まり)」「テーブルの範囲(終わり)」を下図のように指定します。
「一意の値が入った列」には、メールアドレスやIDなど、列内で値が重複しない列を入力します。
C列の「商品コード」は商品ごとに異なり、列ないで値が重複しないため、「C」と入力します。
設定完了後、「テスト」を実行し、アウトプットを取得します。
取得されたアウトプットの内容を確認し、正しく取得できていたら「保存」しましょう。
ステップ3:自動化フローの各アクション設定
続いて、フローの各アクション設定を行います。
まずは、ChatGPTで自動的に商品説明を作成するアクション設定を行います。
「テキストを生成」をクリックしてください。
※ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
https://openai.com/ja-JP/api/pricing/
ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。
連携アカウントとアクション選択画面が表示されたら、タイトルを必要に応じて変更し、「連携するアカウント情報」に連携したいアカウントを指定しましょう。
その他の項目はデフォルトで設定されているので、上記の設定が完了したら、「次へ」をクリックします。
次に、API接続設定を行います。
《メッセージ内容》
ここでは、ChatGPTに自動的に送信するメッセージの内容を設定します。
デフォルトで例文が入っているので、参照しながらカスタマイズしてください。
アプリトリガー設定で取得したアウトプットと定型文を組み合わせることで、商品ごとに合わせた内容でメッセージを自動送信できるようになります。
《ロール》
ロールは、ChatGPTに送信するリクエストに対するコンテキストをより確立させるもので、特に変更する必要がなければそのままで問題ないです。
もしGPTにシステム指示を与えたい場合は、「システム(system)」を選ぶと、よりルールに従ったレスポンスが得られるでしょう。
《temperature》
0〜2の範囲で設定可能です。数値が高いほど多様性のある生成が期待でき、低いほど一貫性のあるレスポンスになります。
特にこだわらない場合は、そのままで問題ないです。
《最大トークン数》
商品説明文の最大文字数について指定します。
より詳細な商品説明を必要とする場合は「800〜1000」、サクッと読めるような、ある程度要約された商品説明とする場合は、「300〜500」あたりで設定すると良いでしょう。
《モデル》
使用するChatGPTのモデルを指定します。
デフォルトでは「gpt-4o」を使用します。特にこだわりがない場合は、そのままで問題ないです。
設定完了後、「テスト」を実行し、成功したら「保存」しましょう。
続いて、ChatGPTで得た商品説明文を、DeepLで翻訳するアクションについて設定します。
「テキストを翻訳」をクリックしてください。
連携アカウントとアクション選択画面が表示されたら、タイトルを必要に応じて変更し、「連携するアカウント情報」に連携したいアカウントを指定しましょう。
その他の項目はデフォルトで設定されているので、上記の設定が完了したら、「次へ」をクリックします。
次に、API接続設定を行います。
《翻訳するテキスト》
ChatGPTで自動作成した商品説明文を翻訳するので、先ほどChatGPTのアクション設定で取得したアウトプットを引用して設定します。
《元の言語》
ChatGPTで自動作成する文章の言語を設定します。
《翻訳先の言語》
元の文章を翻訳したい言語を選択します。
その他の項目についても、各注釈を参照しながら必要に応じて設定してください。
設定完了後、「テスト」を実行し、成功したら「保存」しましょう。
続いて、自動生成した商品説明文と翻訳した文章を、Google スプレッドシートに追加するアクションについて設定します。
「レコードを更新する」をクリックしてください。
連携アカウントとアクション選択画面が表示されたら、タイトルを必要に応じて変更し、「連携するアカウント情報」に連携したいアカウントを指定しましょう。
その他の項目はデフォルトで設定されているので、上記の設定が完了したら、データベース連携設定に進みます。
《スプレッドシートID》
アプリトリガーで指定した「スプレッドシートID」を入力しましょう。
※「スプレッドシートID」欄をクリックして表示される候補から選択するか、手入力してください。スプレッドシートのURL内の「/spreadsheets/d/●●●●●/edit」部分がスプレッドシートIDとなります。
《スプレッドシートのタブ名》
先ほど指定したスプレッドシートから候補が表示されるので、候補から選択しましょう。
《テーブル範囲》
指定したGoogle スプレッドシートの内容に沿って入力します。
今回は下図のA〜Fを使用しているため、「A:F」と入力しました。
▼ 使用するGoogle スプレッドシート ▼
▼ Yoom設定画面で指定した範囲 ▼
設定が完了したら「次へ」をクリックし、API接続設定に進みます。
《更新したいレコードの条件》
ここでは、アプリトリガー設定の際に、「列内で値が重複しない列」として設定した、「一意の値が入った列」を指定します。
こうすることで、自動生成した商品説明文と翻訳した文章を、適切な商品の行に追加できます。
今回は「商品コード」を指定していたので、「商品コード=商品コード」となるように設定しました。
《更新後のレコードの値》
ここでは、元のGoogle スプレッドシートの情報から、更新したい情報について設定します。
空欄の項目については、更新されずに元の情報のままとなります。
今回は、ChatGPTで自動生成した商品説明文とDeepLで翻訳した文章を追加したいので、「商品説明_ChatGPT」と「商品説明(翻訳)_DeepL」を設定し、その他の項目は空欄のままにします。
※各項目については、連携したGoogle スプレッドシートの情報に紐づいているので、項目をカスタマイズしたい場合は、Google スプレッドシートを修正してください。
〈商品説明_ChatGPT〉
ChatGPTのアクション設定で取得したアウトプットを引用して設定します。
〈商品説明(翻訳)_DeepL〉
DeepLのアクション設定で取得したアウトプットを引用して設定します。
設定完了後、「テスト」を実行し、Google スプレッドシートに正しく情報が反映されることを確認してください。
反映された内容に問題なければ、「保存」しましょう。
ステップ4:トリガーをONにして動作確認
これで全ての設定が完了しました!トリガーを「ON」にして、動作確認をしましょう。
今回使用したテンプレートは、こちら!
ぜひ本記事を参考に設定を行い、自動化を取り入れてみてくださいね。