2024/11/19
AIオペレーションの活用方法

Google ChatとAsanaを連携して、Google Chatでの投稿内容をAsanaに追加する方法

n.watanabe
 Google ChatとAsanaの連携イメージ

目次

日々の業務でGoogle ChatとAsanaを活用しているものの、「メッセージで共有した内容を後からAsanaに登録するのが面倒だ」と感じたことはありませんか?
こうした作業の手間が、業務効率を下げる一因となっているかもしれません。

そこで役立つのが、Google ChatとAsanaをYoomで連携させる方法です。
<span class="mark-yellow">Yoomを使えば、Google Chatに投稿された内容をそのままAsanaのタスクとして自動登録できます。</span>この仕組みにより、情報の転記作業や登録ミスを防ぎつつ、タスク管理を効率化することが可能です。
さらに、タスクの詳細や背景情報も正確に反映されるため、チーム全員が必要な情報に基づいて業務を進められる環境が整います。この記事では、Yoomを活用して業務フローをより快適にする方法をご紹介します。

こんな方におすすめ

  • Google ChatとAsanaを日常業務で活用しているが、情報連携に手間を感じている方
  • クライアント対応や社内会議で出た内容をタスク化する手間を省きたいと考えている方
  • タスクの優先順位や進捗状況をチーム全体で効率的に共有したいと考えるプロジェクト管理者
  • リモートワーク環境でコミュニケーションとタスク管理をスムーズに連携させたい方
  • Google ChatとAsanaの連携を通じて、業務効率化のヒントを探している方

Google Chatとデータ抽出機能の連携メリットと具体例

メリット1: 会話からそのままタスク登録ができる!

Google Chatでの会話をAsanaにタスク登録することで、情報の見逃しや入力の手間を大幅に削減できます。

たとえば、クライアント対応を行うチームがGoogle Chatでお客様からのリクエストや問い合わせ内容を共有した場合、その内容をすぐにAsanaのタスクとして登録できます。この仕組みを使えば、<span class="mark-yellow">メモや個別のファイルに記録した情報を後からAsanaにまとめ直す必要がなくなります。</span>

さらに、タスク登録時にChatの会話履歴を参照できるため、必要な背景情報や指示をそのまま反映でき、業務の抜け漏れを防ぐことができます。
こうしたGoogle ChatとAsanaの連携は、会話をそのままタスクに変換できる点で、情報管理を一元化する強力な手段です。これにより、日々のやりとりからすぐに次のアクションにつながる環境を整え、業務の流れを効率化できるでしょう。

メリット2: 優先順位を全員にすぐ伝えられる!

Google Chatを使ってタスクの内容や優先順位を共有できることで、緊急性のある業務の認識共有が効率的に行えます。急ぎの対応が必要な場面で「このタスクを先に片付けてほしい」と伝える場合、Google ChatでAsanaのタスクリンクを共有することで、すぐに全員が内容を把握できます。

この方法では、メールや追加の説明が不要になり、メンバー間の認識のズレを防ぐことができます。
例えば、「お客様からの要望対応タスクを最優先で進めてほしい」という場合、Asanaの詳細情報とともにGoogle Chatで共有すれば、どの作業が最優先かを迅速に認識できます。

さらに、この仕組みは担当者がすぐにタスクに取りかかる助けになるだけでなく、他のメンバーにも優先度を明確に伝えられるため、全体的なタスクの進行が効率化されるでしょう。特にタスクの入れ替えが頻繁に発生するプロジェクトでは、この連携が業務をスムーズに保つための重要なツールとなります。

メリット3: 最新情報をチーム間で共有できる!

Google ChatとAsanaの連携を活用することで、チーム全体がタスク作成の最新情報を共有できます。このフローでは、Google Chatでの会話からタスク登録を行うことで、情報の散逸を防ぎ、Asana内で業務情報を一元化します。

例えば、Google Chatで「このお客様の問い合わせを対応タスクとして登録してください」といったメッセージが投稿された場合、フローによってAsanaにタスクが自動で登録されます。その結果、すべてのタスクがAsana内に集約され、登録者以外のメンバーもAsanaを確認するだけで最新のタスク状況を把握することが可能です。

タスクの更新や進捗管理はAsanaで一元化されるため、個別に通知を送らなくてもチーム全体がAsanaを活用して、最新情報を共有する仕組みが自然と作られます。これにより、Google Chatでのやりとりを無駄なくAsanaに反映し、プロジェクトの停滞を防ぐことができるでしょう。

Google ChatとAsanaを連携してデータ抽出機能を活用したフローの作り方

ここからは、Yoomを使ってフローの設定を進めていきます。
今回のフローは「Google Chatで投稿された内容をAsanaに追加する」というものです。

設定のおおまかな流れは以下の通りです。

  • 使用アプリをYoomとマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • Google ChatとAsanaのフロー詳細設定
  • トリガーをON

プログラミングの知識が必要な難しい設定はありません。

なお、今回のフローではAIオペレーション(データ抽出)を使用します。

AIオペレーションは一部有料プランのみで利用できる機能です。対象外のプラン場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
有料プランは、2週間の無料トライアルがあり、期間中には制限対象のアプリやAIオペレーションを使用することができます。

[Yoomとは]

ステップ1:マイアプリ連携

まずは、Yoomと使用アプリをマイアプリ連携していきましょう。
Yoomにログイン後、左側メニューの「マイアプリ」から「+新規接続」をクリックしてください。

「アプリの新規接続」というウィンドウが出てきたら、各アプリを検索してください。

Google Chatのマイアプリ連携

Google Chatのマイアプリ連携には、Google Cloud Platformの管理者権限が必要です。
Google Cloud Platformにログイン後、新しいプロジェクトを作成してプロジェクト名などを入力して下さい。

プロジェクトが作成できたら左側メニューから「APIとサービス >→ライブラリ」を選択します。

APIライブラリからGoogle Chatを検索してください。

Google Chat APIが見つかったら「有効化」をクリックして構成の設定を行います。

構成の詳細設定については、以下のリンクを参考にしてください。

Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法

Asanaのマイアプリ連携

新規アプリの接続から、Asanaを検索するとサインインが求められます。
サインインを続行したら「次へ」をクリックしてログインします。

ログインができると、Yoomへの権限の付与の確認が行われるので「許可」をクリックしてください。

許可をすると、Yoomとのマイアプリ連携が完了します。

Google ChatとAsanaがマイアプリ一覧に表示されているのを確認しましょう。

これで準備は完了しました。
下のバナーからテンプレートをコピーして、設定を始めましょう。
コピーしたらテンプレートのタイトルをわかりやすいものに修正しておいてください。

ステップ2:アプリトリガーを設定

最初は「スペースにメッセージが送信されたら」でGoogle Chatの設定を行います。
1ページ目では、マイアプリ連携をしたGoogle Chatアカウント情報が反映されています。

タイトルは変更できるので、必要に応じて変更をしたら次に進んでください。
次のページでは、トリガーの起動間隔を設定します。

トリガーの起動間隔は5分~60分まで選択できますが、プランによって選択できる時間が異なるので注意してください。
入力ができたら、Google Chatでテスト用にメッセージを送信してから「テスト」をクリックしてください。

テストが成功すると「アウトプット」の項目に値が反映されます。

実際には、上記画像の各項目の横にテストで送信したメッセージ内容や作成日時などの、具体的な値が反映されています。
確認ができたら「保存する」をクリックしてください。

このアウトプットは、Google Chatでメッセージが送信されるたびに取得され、その都度、値が変化します。
この流動的な値を、Asanaに通知させるために次の設定を行いましょう。

ステップ3:テキストデータ抽出の設定

続いて「テキストからデータを抽出する」です。

まずは、アクションを設定します。
この画面ではタイトルの修正しかできないので、そのまま次に進んでください。

次の画面では、データ抽出のための設定を行います。

基本的に抽出する対象のテキストは、Google Chatのメッセージ内容のみなのでアウトプットから選択してください。

設定ができたら「テスト」をクリックして、Google Chatのメッセージ内容が正しく読み取れるか確認します。


テストが成功して、アウトプット「タスク名」の横にメッセージ内容が要約されたものが取得できたら「保存する」でデータ取得の設定は完了です。

ステップ4:タスクを追加する設定

最後の設定は「タスクを追加」です。
1ページ目では、Google Chatと同様にアカウント情報の確認とタイトルの修正を行って次に進みます。

次に、追加するタスクの詳細設定です。

それぞれの項目でアウトプットを反映させています。

タスク名:「データを抽出する」のフローで取得したアウトプット(要約したタスク名)
タスクの説明:Google Chatに送られたメッセージ内容

プロジェクトIDとセクションIDを選択したら「テスト」をクリックしてエラーの有無を確認しましょう。
無事にテストが成功したら「保存する」ですべての設定は完了です。

最後にトリガーONをしてフローを動かしましょう。

これで、Google Chatに投稿されたメッセージから、Asanaにタスク追加が自動でされるようになりました。

Google ChatとAsanaを使ったその他の自動化例

Asanaの期日切れタスクをGoogle Chatでリマインドする

タスクの期日切れをGoogle Chatに自動通知することで、重要なタスクを見逃すリスクの軽減につながります。プロジェクトが多いチームや、タスクの期限が苦手な人に最適な設定です。この仕組みにより、タスクの優先度を再確認するきっかけが得られ、業務全体のスムーズな進行が見込まれます。

Asanaの新規タスクをGoogle Chatで即座に共有

Asanaでタスクが登録されるたびにGoogle Chatへ通知が送られる設定です。これにより、チーム全員がタスク追加のタイミングを把握でき、作業の流れを効率化できます。特にリアルタイムの情報共有が必要なプロジェクトで活躍が期待されます。

メールをAIで要約しGoogle Chatに通知する自動化フロー

受信したメールをAIで要約し、Google Chatで簡単に確認できる自動化フローです。大量のメールに対応する業務で情報確認の効率を高め、重要事項を見逃す可能性を抑えられます。時間削減や集中力の向上も期待できる仕組みです。

まとめ

Google ChatとAsanaをYoomで連携させることで、メッセージの内容をAsanaのタスクとして自動で追加できる環境が実現します。

この仕組みは、プログラミング知識がなくても簡単に設定でき、作業の手間を省きながら情報管理を一元化する強力なサポートとなります。さらに、タスク登録が正確かつスムーズになることで、業務の抜け漏れが防げ、チーム全体の効率向上が期待できます。

2週間の無料トライアルもあるため、まずはYoomに登録してその便利さを体感してみてください。シンプルな操作で、日々の業務負担を軽減できる可能性が広がります。

この記事を書いた人
n.watanabe
SEOライター歴5年「読みやすく」「伝わりやすい」をモットーに執筆を続けています。 プログラミングの知識がなくてもアプリ連携できるYoomの便利さをたくさんの人に届けたい!
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