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デザインやドキュメントのレビューツール「Brushup」で完了したアイテムを、別のプロジェクトに手作業でコピーする業務は、単純ながらも手間がかかる作業です。
特に、複数のプロジェクトを管理している場合や、アーカイブ目的で定期的にコピーが必要な場合、その作業は大きな負担となるかもしれません。
もし、Brushupで特定のアイテムが完了ステータスになった事を検知し、自動で指定した別のプロジェクトにそのアイテムをコピーできる仕組みがあれば、こうした手作業によるコピーの手間や、コピー漏れといったヒューマンエラーをなくし、本来集中すべきクリエイティブな業務やレビューそのものに時間を使うことができます!
今回ご紹介する自動化の設定は、ノーコードで簡単に設定可能です。
手間や時間もかからないので、ぜひ自動化を導入して作業をもっと楽にしましょう!
とにかく早く試したい方へ
YoomにはBrushupのアイテムをコピーする業務フロー自動化のテンプレートが用意されているので、「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!
Brushupで完了したアイテムを自動コピーするフローを作ってみよう
それではここから、Brushupでアイテムが完了ステータスになった際に、指定した別のプロジェクトへ自動でコピーするフローを解説していきます!
ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
※今回連携するアプリの公式サイト:Brushup
[Yoomとは]
フローの作成方法
今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。
ステップ1:BrushupとYoomをマイアプリ連携
ここでは、YoomとBrushupを連携して、操作が行えるようにしていきます。
まずは基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!
それでは、ここから今回のフローで使用するアプリのマイアプリ登録方法を解説します。
Brushupのマイアプリ連携
アプリ一覧の検索窓からBrushupを検索し、クリックします。
以下の画面が表示されます。
「アカウント名」:任意で管理用名称を設定
「アクセストークン」:Brushupの担当者へ問い合わせ
全ての設定が完了したら「追加」をクリックしましょう。
ステップ2:テンプレートをコピーする
続いてYoomのテンプレートをコピーします。以下バナーの「試してみる」をクリックしましょう。
コピーすると以下のようにテンプレートがお使いのYoom管理画面にコピーされるので、OKを押して設定を進めていきましょう。
ステップ3:Brushupのトリガー設定
ここからはフローボットの設定を進めていきます。
まず、「新たにアイテムが登録または更新されたら」をクリックしてください。
クリックすると以下の画面に切り替わります。
Brushupと連携するアカウントに間違いがないかを確認し、「次へ」をクリックしてください。
ここで、トリガーとなる【アイテムのステップを「完了」に更新する】をBrushupで行いましょう。
変更が完了したらYoomに戻り設定を進めます。
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分の間隔で選択可能です。
「プロジェクトID」は、注釈を確認し入力しましょう。
先ほどアイテムを変更したプロジェクトのURLから取得可能です。
全ての設定が完了したら「テスト」を実行しましょう。
テストが成功すると、下記のような取得した値が表示されます。
取得した値はこのあとの設定でも使用します。
※取得した値とは?
トリガーやオペレーション設定時に、「テスト」を実行して取得した値のことを指します。
後続のオペレーション設定時の値として利用でき、フローボットを起動する度に変動した値となります。
アイテムの情報が反映していればOKです。「完了」を押して次に進みましょう!
ステップ4:分岐の処理
次に、ステ-タスが「完了」した時にのみ処理を進めるよう、分岐条件を指定していきます。
「分岐する」を、クリックしてください。
※分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。
フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
また、ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます!
分岐条件を指定は、
「オペレーション」:新たにアイテムが登録または更新されたら
「取得した値」:ステップ名
になっていることを確認してください。
分岐条件は、ステップが「完了」した場合に処理を進めるため、下記画像のように設定しました。
なお、用途によって様々な分岐設定が可能です。
詳しくは下記ページを、参考にしてください。
最後に画面下の「完了」をクリックしましょう。
ステップ5:Brushupのアクション設定
アイテムを自動コピーする設定を行います。
「特定のアイテム情報をコピー」をクリックしてください。
再度Brushupと連携するアカウントに間違いがないかを確認し、「次へ」をクリックしましょう。
「コピー対象のアイテムID」は、取得した値から完了に変更したアイテムIDを選択しましょう。
取得した値を活用することで、トリガーが実行されるたびに最新の値が反映されます。
「コピー先のプロジェクトID」は、完了になったアイテムを自動コピーするプロジェクト先を設定します。
IDは注釈を確認し、プロジェクトのURLから取得してください。
設定が完了したら「テスト」を行いましょう。
テストに成功すると、以下の画面が表示されます。
また、実際にアイテムがコピーされるので、Brushupを確認してみましょう。
指定のプロジェクトにコピーされました!
確認できたら、Yoomに戻り「完了」を押してください。
ステップ6:トリガーをONにして起動準備完了
これですべての設定が完了です。
設定が完了すると以下のようなメニューが表示されるので、トリガーをONにします。
作成したフローボットが正常に動作するか確認しておきましょう!お疲れさまでした。
以上が、Brushupでアイテムが完了ステータスになった際に、指定した別のプロジェクトへ自動でコピーするフローの連携手順になります!Brushupを使ったその他の自動化例
Brushupを起点に、タスク・アイテム・コメントなどを各種ツールへ自動連携することで、効率的なプロジェクト管理を実現します。
気になるものがあれば、ぜひ試してみてくださいね!
まとめ
Brushupのアイテムコピーを自動化することで、これまで手作業で行っていたアイテムの複製や移動にかかる時間を削減し、コピー漏れや誤ったプロジェクトへのコピーといったヒューマンエラーを防ぐことができます。
これにより、レビュー完了後の後処理に追われることなく、よりスムーズなプロジェクト管理が実現し、クリエイティブな業務に集中できる環境が整いやすくなります!
今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築可能です。
もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!
Q:コピーされる情報の範囲はどこまでですか?
A:
アイテムはまるごとコピーされます。
タグ、メモ、担当者など付随する情報も含めて複製されるため、内容を再入力する手間がなく、スムーズに作業を進められます。
Q:「完了」以外のステータスをきっかけにできますか?
A:
可能です。
今回は「完了」を想定した例をご紹介しましたが、他のステータスでも同様にフローを自動化できます。
設定方法は、分岐条件で判定するステータスを変更するだけです。
業務に合わせて柔軟にカスタマイズしてください。
「分岐」の設定方法
Q:自動コピーが失敗した場合、エラーに気づけますか?
A:
自動化が失敗した場合、Yoomに登録したメールアドレスに通知が届きます。
また、Yoom画面上に「認証に失敗しました」「設定内容に誤りがある」などのエラーメッセージが表示されます。
エラーが起きた際の対応方法については下記のサイトをご参照ください。
ヘルプページで解決しない場合は、サポート窓口を利用することもできます。