「Slackのデータをエクスポートしたはいいけど、JSONファイルが複雑でどう解析すればいいか分からない…」
「手作業で必要な情報を抜き出して整形するのは時間がかかるうえに、ミスも起きやすい…」
このように、SlackからエクスポートしたJSONデータの扱いに頭を悩ませていませんか?
もし、複雑な構造のJSONファイルから必要な情報を自動で抽出し、スプレッドシートなどの見慣れた形式に整形・記録できる仕組みがあればいいなと思いますよね。そうすればデータ分析や監査対応にかかる時間を減らし、より戦略的な業務に集中できます!
今回ご紹介する自動化は、プログラミングの知識がなくても簡単に設定できます。ぜひ自動化を導入して、データ活用をもっと楽にしましょう!
とにかく早く試したい方へ
YoomにはSlackのメッセージデータを定期的に抽出・整理する業務フロー自動化のテンプレートが用意されているので、「まずは試してみたい!」という方は、以下のバナーをクリックして、すぐに自動化を体験してみましょう!
定期的にSlackのチャンネルからメッセージ一覧を取得し、Google スプレッドシートに追加する
試してみる
SlackのメッセージをGoogle スプレッドシートに自動記録するフローを作ってみよう
それではここから代表的な例として、定期的にSlackのチャンネルからメッセージ一覧を取得し、Google スプレッドシートに自動で追加するフローを解説していきます!
ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていきます。まだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
※今回連携するアプリの公式サイト:Slack/Google スプレッドシート
[Yoomとは]
フローの作成方法
今回は大きく分けて以下のプロセスで作成します。
- SlackとGoogle スプレッドシートのマイアプリ連携
- テンプレートをコピー
- トリガーとアクションの設定
- フローの起動を確認
定期的にSlackのチャンネルからメッセージ一覧を取得し、Google スプレッドシートに追加する
試してみる
ステップ1:SlackとGoogle スプレッドシートをマイアプリ連携
ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。
Slackのマイアプリ連携
下記をご確認ください。
Google スプレッドシートのマイアプリ連携
下記をご確認ください。
上記設定が終わったら、今回使うアプリの「マイアプリ連携」は完了です。
ステップ2:テンプレートをコピーする
続いてYoomのテンプレートをコピーします。以下バナーの「試してみる」をクリックしましょう。
定期的にSlackのチャンネルからメッセージ一覧を取得し、Google スプレッドシートに追加する
試してみる
以下のような画面が表示されたらテンプレートのコピーは完了です。OKをクリックして設定を進めましょう。
ステップ3:スケジュールトリガーを設定する
Yoomのフローボットを動かす引き金となるアクションのことを「アプリトリガー」と呼びます。まずはこのフローボットのトリガーである、スケジュールトリガーを設定していきましょう。
今回は以下のように、金曜日の18時に起動するように設定しました。こちらはお好きな日時に設定してください。
Cron設定を活用すると、より具体的なスケジュールの設定ができます。
「完了」ボタンをクリックして次に進みます。
ステップ4:Slackチャンネルのメッセージ一覧を取得する
次にSlackチャンネルのメッセージ一覧を取得していきます。「チャンネルのメッセージ一覧を取得」をクリックしてください。
アクションと連携アカウントを確認していきます。
アクションはデフォルト設定のまま、アカウント情報は、連携したいアカウントが選択されているか確認してください。確認出来たら「次へ」をクリックしましょう。
メッセージを取得したいチャンネルIDを、表示される「候補」より入力します。
他にも取得するメッセージの上限設定など指定できる項目があるので、適宜設定してください。今回は特に設定はしていません。
ここまで入力したらテストボタンをクリックしてください。テストが成功し、取得した値が入ればOKです。
※取得した値とは?
取得した値とは、トリガーやオペレーション設定時に、「テスト」を実行して取得した値のことを指します。
取得した値は、後続のオペレーション設定時の値として利用でき、フローボットを起動する度に、変動した値となります。詳しくは以下をご覧ください。
「完了」ボタンをクリックして次に進みます。
ステップ5:同じ処理を繰り返す
※「同じ処理を繰り返す」オペレーションを使う場合は、チームプランまたはサクセスプランが必要です。フリープラン・ミニプランだと、設定してもエラーになってしまうのでご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランには、2週間の無料トライアルがついています。トライアル期間中は、通常は制限されるアプリや機能(オペレーション)も問題なく使えるので、この機会にぜひ試してみましょう!
一気に取得した複数のファイルを順番に処理するために、繰り返し設定を行います。
「同じ処理を繰り返す」をクリックしてください。
「繰り返し対象の取得した値」が以下のようになっているか確認しましょう。これで送信者とメッセージタイプ、タイムスタンプの情報が一つずつ繰り返し取得されるようになります。
確認ができましたら、「完了」ボタンをクリックしてください。
ステップ6:Google スプレッドシートにレコードを追加する
最後にGoogle スプレッドシートにレコードを追加します。「レコードを追加する」をクリックしてください。
連携アカウントとアクションを確認していきます。
アクションはデフォルト設定のまま、アカウント情報は、連携したいアカウントが選択されているか確認してください。
Google スプレッドシートにSlackからエクスポートしたJSONデータを記載するシートを作成します。今回は以下のようなシートを作成しました。
Yoom設定画面に戻り、「データベースの連携」に、先ほど作成したGoogle スプレッドシートを候補から選択します。
その下の「スプレッドシートのタブ名」も候補から選択できますので、同じように選択してください。
テーブルの範囲はシート上で値の入っている「A1:C」を指定しています。ここまで入力したら「次へ」をクリックして進みましょう。
前ページでデータベースがうまく指定できていれば、「追加するレコードの値」にGoogle スプレッドシートの項目が反映されています。(送信者、メッセージタイプ、タイムスタンプ)
ここに「同じ処理を繰り返す」の対応する内容を、取得した値から入力してください。
ここまで入力したらテストボタンをクリックします。テストが成功したら、指定したGoogle スプレッドシートも見に行ってみましょう。SlackからエクスポートしたJSONデータが追加されていればフローの設定は完了です。
Yoom設定画面の「完了」ボタンをクリックしましょう。
ステップ7:トリガーをONにして動作確認
お疲れ様でした!これですべての設定が完了です。
設定が完了すると以下のようなメニューが表示されるので、トリガーをONにします。
動作確認をしてみましょう。
Slackを活用したその他の自動化例
Yoomでは、Slackに対応した自動化を簡単に実現できます。ここでは、Slackに関連する自動化テンプレートをいくつかご紹介します。
たとえばフォームやメールの内容をRPAで処理してSlackに通知したり、Slackに投稿されたファイルや画像をPDF化して各種ストレージに保存したりと、情報収集・加工・共有をまとめて自動化できます。
手作業の転記や通知漏れを減らし、日々の確認・共有業務をスムーズに進められます。
Backlogに課題が追加されたらSlackに通知
試してみる
Backlogに課題が追加されたら指定のSlackチャンネルに通知します。
Google スプレッドシートにレコードが追加されたら、請求書を自動作成してSlackで通知する
試してみる
■概要
「Google スプレッドシートにレコードが追加されたら、請求書を自動作成してSlackで通知する」ワークフローは、請求書作成から通知までの一連の流れを自動化する業務ワークフローです。
このワークフローを活用することで、Google スプレッドシートに新しいレコードが追加されたら請求書を自動で作成し、Slackでチームに通知。
効率的かつ正確な請求書管理を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
・請求書の作成や管理に多くの時間を費やしている経理担当の方
・Google スプレッドシートとSlackを日常的に活用しているチーム請求書の作成過程でヒューマンエラーを減らしたい方
・業務の効率化を図り、他の重要業務に集中したいビジネスオーナー
■注意事項
・Google スプレッドシート、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
マネーフォワード 掛け払いの顧客名変更申請が完了したら、Slackに通知する
試してみる
マネーフォワード 掛け払いの顧客名変更申請が完了したら、Slackに通知するフローです。
Confluenceでページが作成されたらSlackに通知する
試してみる
Confluenceでページが作成されたらSlackに通知するフローです。
Googleフォームの回答内容をRPAで自社システムに登録してSlackに通知する
試してみる
■概要
「Googleフォームの回答内容をRPAで自社システムに登録してSlackに通知する」ワークフローを利用すると、データ入力の手間が削減されます。
作業時間が短縮されるため、他の業務に割ける時間が増えるでしょう。
■このテンプレートをおすすめする方
・Googleフォームを利用してアンケートやデータの集約を行っている方
・Googleフォームの回答を迅速に自社システムに反映させたいと考えている方
・データの手動入力に時間を割くのを避けたい方
・システムへの登録作業をスピーディに終わらせたい方
・Slackを利用してチーム内で迅速に情報共有したい方
・回答内容の登録作業を効率化して社内の業務を改善したい方
■注意事項
・GoogleフォームとSlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・ブラウザを操作するオペレーションはサクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプラン・チームプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・サクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやブラウザを操作するオペレーションを使用することができます。
・ブラウザを操作するオペレーションの設定方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9099691
・Googleフォームをトリガーとして使用した際の回答内容を取得する方法は下記を参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/6807133
Outlookでメールを受信したら、RPAでWebサイトをPDFに変換しSlackに送信する
試してみる
■概要
定期的にチェックしているWebサイトの情報をPDFで保存・共有する際、毎回手作業でサイトを開いてPDF化するプロセスに手間を感じていないでしょうか。
このワークフローは、Outlookで特定のメールを受信することをきっかけに、RPAが自動で指定のWebサイトをPDFに変換(site to pdf)し、Slackへ送信する業務の自動化を実現します。
これにより、情報収集やレポート作成といった定型業務の時間を短縮し、より重要な業務に集中できます。
■このテンプレートをおすすめする方
・定期的にWebサイトの情報をPDF化(site to pdf)し、チーム内に共有している方
・手作業でのサイト巡回やPDFへの変換作業を自動化し、業務を効率化したいと考えている方
・OutlookやSlackを日常的に利用しており、通知や共有業務を効率化したい方
■注意事項
・Outlook、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
・ブラウザを操作するオペレーションはサクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプラン・チームプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・サクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやブラウザを操作するオペレーションを使用することができます。
・ブラウザを操作するオペレーションの設定方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9099691
・ブラウザを操作するオペレーションは、ご利用のWebサイトに合わせてカスタマイズしてください。
Slackに投稿されたファイルをRPAでPDFに変換してGoogle Driveに格納する
試してみる
■概要
「Slackに投稿されたファイルをRPAでPDFに変換してGoogle Driveに格納する」ワークフローを利用すると、Slackからのファイルを簡単にPDFに変換し、Google Driveに保存できます。
手動操作が減り、効率的なファイル管理が可能となります。
■このテンプレートをおすすめする方
・Slackを利用してチーム内でファイル共有やコミュニケーションを行っている方
・PDF形式でのファイル管理が必要であり、手動で変換する手間を省きたい方
・定期的にSlackにファイルが投稿され、それをまとめて管理する必要がある方
・Google Driveを使ってチームとファイルを共有し、スムーズな共同作業を実現したい方
・RPAを活用して業務の効率化を図りたいと考えている方
■注意事項
・Slack、Google DriveのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・ブラウザを操作するオペレーションはサクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプラン・チームプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・サクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやブラウザを操作するオペレーションを使用することができます。
・ブラウザを操作するオペレーションの設定方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9099691
Slackに投稿された画像をRPAでPDFに変換して、Boxに格納する
試してみる
■概要
「Slackに投稿された画像をRPAでPDFに変換して、Boxに格納する」ワークフローは、画像ファイルの管理を自動化します。
Slackに届いた画像をPDF化し、そのままBoxへ保存できるようになります。
■このテンプレートをおすすめする方
・Slackを活用してチーム内で画像ファイルの共有が頻繁に行われている方
・画像データをPDF化し、整理した形で管理や保存をしたい方
・手動で画像をPDFへ変換・整理する作業に時間がかかり非効率だと感じている方
・スピーディに画像データの取り込みからPDF化、Boxへの格納までを自動化したい方
・Boxを利用して資料や画像データの一元管理・共有を進めている企業・組織の方
・ペーパーレス化や業務効率化を推進したい管理部門・情報システム部門の担当者
・多拠点やリモートワーク環境での画像データ管理を効率的に行いたい方
■注意事項
・Slack、BoxのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・ブラウザを操作するオペレーションはサクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプラン・チームプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・サクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやブラウザを操作するオペレーションを使用することができます。
・ブラウザを操作するオペレーションの設定方法は下記をご参照ください。
https://intercom.help/yoom/ja/articles/9099691
Slackのチャットに対する返信内容をAIで生成しDiscordに通知する
試してみる
■概要
「Slackのチャットに対する返信内容をAIで生成しDiscordに通知する」ワークフローは、Slackで受け取った新しいメッセージをAIが解析し、自動で返信内容を生成し、その内容をDiscordで通知する業務ワークフローです。
これにより、Slackでの会話の内容をもとにAIが即座に返信を生成し、関連メンバーがDiscordでその返信内容を受け取ることができます。自動化された対応で、迅速かつ正確なレスポンスが可能になります。
■このテンプレートをおすすめする方
・SlackとDiscordを連携して使用しているチーム
・チーム内での効率的な情報共有と返信作業を行いたい方
・自動化されたレスポンスでコミュニケーションをスムーズに進めたい担当者
■注意事項
・Slack、DiscordのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Salesforceで商談フェーズが締結完了になったらSlackに通知する
試してみる
Salesforceで商談フェーズが締結完了になったらSlackに通知するフローです。
■注意事項
・SalesforceとSlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
・Salesforceはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。
まとめ
SlackからエクスポートしたJSONデータの解析や、チャンネルメッセージの定期的な取得を自動化することで、これまで手作業で行っていたデータ抽出や整形作業の手間を削減し、ヒューマンエラーを防ぐことができます。
これにより、担当者は面倒なデータ処理業務から解放され、データの分析や活用といった、より付加価値の高いコア業務に集中できる環境整備が可能です!
今回ご紹介したような業務自動化を実現できるノーコードツール「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、直感的な操作で簡単に業務フローを構築できます。もし自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ会員登録フォームから無料登録して、Yoomによる業務効率化を体験してみてください!
よくあるご質問
Q:スレッド内の返信やリアクションも取得できますか?
A:
可能です!今回は「チャンネルのメッセージ一覧を取得」となっているところを、「特定のメッセージのリアクション一覧を取得」や「スレッドのメッセージを取得」に変更してお試しください。
Q:特定のキーワードを含むメッセージだけ抽出できますか?
A:
可能です!ミニプラン以上でご利用できる分岐設定を使うことで、特定の条件のものだけを通知できるようになります。
詳しい分岐の設定方法については、以下をご参照ください。
Q:Googleスプレッドシート以外のツールに記録できますか?
A:
もちろん可能です!YoomはGoogleスプレッドシート以外にもNotionやMicrosoft Excelなど、様々なサービスと連携が可能です。連携アプリについて、詳しくは以下をご確認ください。