LINE WORKSとGoogleカレンダーの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025/01/31

LINE WORKSとGoogleカレンダーを連携してLINE WORKSの予定をGoogleカレンダーに同期する方法

m.takahashi

業務効率化が求められる現代ビジネスでは、多くの企業や個人が複数のツールを活用しています。個人のカレンダーとチームのカレンダーを異なるツールで管理している場合、予定の手動同期作業に手間を感じたことはありませんか?手作業を行うことで業務の時間を割かなければならない上、登録ミスが発生するリスクもあり、自動化できたらいいですよね。今回はそんな方におすすめの自動化を紹介していきます。
この記事では、LINE WORKSとGoogleカレンダー連携し、LINE WORKSに登録された予定を自動でGoogleカレンダーに同期する方法を解説します。自動化を活用して、より効率的なスケジュール管理を実現してみませんか。ぜひ最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

今回の連携をお勧めしたいのは、以下のような方々です。

  • LINE WORKSとGoogleカレンダーをそれぞれ業務に活用している方
  • LINE WORKSとGoogleカレンダーの情報共有作業に手間を感じている方
  • チーム内で共有のカレンダーを使用し、全体で効率的にスケジュール管理をしたい方
  • スケジュール入力ミスの予防や、正確な予定管理を実現したい方
  • 異なる予定管理ツールを使用しており、ツールの連携による自動化に興味のある方

それではここからノーコードツールYoomを使って、毎日LINE WORKSから自分の今日の予定を取得しGoogleカレンダーに追加する方法をご説明します。

[Yoomとは]

LINE WORKSに追加した予定をGoogleカレンダーに同期する方法

Yoomの特定の日時に起動する定期起動のトリガー機能を使用し、指定した日時で起動したのちLINE WORKSのカレンダーに登録されている予定をLINE WORKSのAPIを利用して取得し、Googleカレンダーの提供するAPIを用いてGoogleカレンダーの指定のカレンダーにLINE WORKSの予定データを参照してを予定を登録することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成を進めます。

  • LINE WORKSとGoogleカレンダーをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるスケジュールトリガー設定と、その後に続くLINE WORKSとGoogleカレンダーのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、LINE WORKSとGoogleカレンダーの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:LINE WORKSとGoogleカレンダーをマイアプリ連携

はじめに使用するアプリのマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリに登録しておくと、フローの設定がスムーズになりますよ。
まず、LINE WORKSのマイアプリ登録から行いましょう。
Yoomの画面左にあるマイメニューにアクセスし、画面右の新規接続ボタンを押します。

次に検索窓にLINE WORKSと入力し、表示された候補から「LINE WORKS」を選択します。
「クライアントID」「クライアントシークレット」「スコープ」をそれぞれ入力し、「追加」をクリックしましょう。
※詳しい連携方法はこちらをご確認ください。

次にGoogleカレンダーのマイアプリ登録を行います。
先ほど同様に、検索窓にGoogleカレンダーと入力し、表示された候補から「Googleカレンダー」を選択します。
以下の画面が表示されたら「Sign in with Google」をクリックしましょう。

連携するアカウントを選択しましょう。

内容を確認し「次へ」をクリックします。

連携アカウントと表示内容を確認し、「続行」をクリックしましょう。

マイアプリにLINE WORKSとGoogleカレンダーが表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:スケジュールトリガーを設定

それではここからは自動化の設定を行っていきます。
以下のバナーの「試してみる」をクリックしてフローボットをコピーしてくださいね。

クリックすると以下のような画像が出てくるのでOKを押します。

以下の画面が表示されたら「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更可能です。

最初にトリガーとなるスケジュールトリガーの設定を行いましょう。
「指定のスケジュールになったら」をクリックします。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「スケジュール」→全曜日を選択、時刻は9と入力

今回はテンプレートを使用しているので、毎日9時にフローが起動する設定がされています。
ご自身の業務に合わせて、任意で設定を変更してくださいね。

設定が完了したら、「保存する」をクリックしましょう。

ステップ3:LINE WORKS「指定のカレンダーの予定の一覧を取得」Googleカレンダー「予定を作成」のアクションを設定

次にLINE WORKSの予定を取得する設定を行いましょう。
「指定のカレンダーの予定一覧を取得」をクリックしたら、下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「LINE WORKSと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→指定のカレンダーの予定一覧を取得

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

詳細の設定を行いましょう。

「ユーザーID」→連携するアカウントの候補が表示されるので、候補から選択しましょう

「カレンダーID」→候補から選択し設定しましょう

「予定の開始時刻」→{{today_%Y-%m-%d}}T09:00:00

{{}}で囲われた値はアウトプットで設定した際の表示形式です。
アウトプットを使用して設定を行うことで、値をフロー起動ごとに変動させることができます。
日付以外にもフローのアクションで取得できるアウトプットもあるので、ぜひ活用してみてください。
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。

今回は日付の箇所をアウトプットで設定します。
入力欄をクリックすると、下に候補が表示されるので、選択し設定しましょう。
この時、「2025-01-01」の形式を選択するように注意しましょう。
アウトプットを追加した後ろに、「T09:00:00」を入力することも重要です。
この形式で設定をすることで、LINE WORKSで日程を指定して予定を取得することができます。

「予定の終了日時」→{{tomorrow_%Y-%m-%d}}T08:59:59

先ほどと同じように予定の終了時刻を取得しましょう。
ちょうど丸1日分の予定が取得できるように設定しています。
設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

LINE WORKSで取得した予定が複数ある場合は、それぞれGoogleカレンダーへの登録が必要になります。
そのためループのオペレーションが追加されています。
こちらのオペレーションも、テンプレートを使用しているためすでに設定済みです。
内容の確認を行いましょう。

コマンドオペレーションをクリックすると、以下の画面が表示されます。
「タイトル」→必要に応じて変更可能
「繰り返し対象のアウトプット」→3項目分オペレーションとアウトプットを設定
繰り返し対象のアウトプットを「件名」「開始日時」「終了日時」の3つ指定することで、Googleカレンダーに登録する際に必要な項目を取得することができます。

※「同じ処理を繰り返す」オペレーション間の操作は、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。

【1つ目の設定】
オペレーション:指定のカレンダーの予定の一覧を取得
アウトプット:件名の一覧

【2つ目の設定】
オペレーション:指定のカレンダーの予定の一覧を取得
アウトプット:開始日時の一覧

【3つ目の設定】
オペレーション:指定のカレンダーの予定の一覧を取得
アウトプット:終了日時の一覧

設定が完了したら、「保存する」をクリックしましょう。

LINE WORKSで取得できた予定の日時の形式は「2025-01-01T09:00:00」です。
これをGoogleカレンダーに登録できるように「2020-01-01」という日付と「09:00」という時間の形式にAIを使用し変換します。
こちらのオペレーションもテンプレートで設定済なので、内容の確認でOKです。
※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。

「テキストからデータを抽出する」をクリックし、以下のページが表示されたら「タイトル」を必要に応じて変更して「次へ」をクリックしましょう。

詳細を確認しましょう。

「対象のテキスト」→「開始日時の一覧のループ変数」と「終了日時の一覧のループ変数」のアウトプット
「抽出したい項目」→開始日時の一覧の開始日,開始日時の一覧の開始時間(hh:mm形式),終了日時の一覧の終了日,終了日時の一覧の終了時間(hh:mm形式)

抽出したい項目で時間の設定をする際は「hh:mm形式」で指定しましょう。
また項目の区切りは「,」(半角のコンマ)で区切るように注意が必要です。

設定が完了したら「テスト」を実行し、「保存する」をクリックしましょう。

最後にGoogleカレンダーに予定の登録を行いましょう。
「予定を作成」をクリックし、以下の設定を行いましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Googleカレンダーと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→予定を作成

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

画面が変わったら、詳細の設定を行いましょう。
まず予定を作成するカレンダーを選択します。

「カレンダーID」→候補から選択してください

次に作成する予定について設定していきます。

「予定のタイトル」→ループのオペレーションで取得した「件名の一覧のループ変数」のアウトプット

以下の項目は「テキストからデータを抽出する」のオペレーションで取得したアウトプットを設定しましょう。

「予定の開始日」→開始日時の一覧の開始日のアウトプット
「予定の開始時間」→開始日時の一覧の開始時間(hh:mm形式)のアウトプット
「予定の終了日」→終了日時の一覧の終了日のアウトプット
「予定の終了時間」→終了日時の一覧の終了時間(hh:mm形式)のアウトプット

たくさんのアウトプットを設定しましたが、これで登録ごとに値を変えて予定の登録が可能となります。
設定が完了したら「テスト」を実行して、成功したら「保存する」をクリックし完了です。

ステップ4:LINE WORKSとGoogleカレンダーの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するかどうかを確認しましょう。

設定おつかれ様でした!

さらに自動化するには

Yoomの完了通知機能をONにする

フローが完了したら、完了通知を送信する機能があるのをご存知ですか?
テンプレートをコピーした、フローの画面の右側に作成日が記載されています。
その横の3点マークをクリックすると以下の画面が表示されます。
こちらの「ワークフローの完了を通知」をONにすることで、フローが完了したことを登録のメールアドレスに通知することができますよ。

チャットツールを連携する

完了通知とは別にチーム全体に通知を行いたい場合、フローに続けてチャットツールでアクションを追加することもできます。
予定が完了したらLINE WORKSのチャットに通知するように設定すれば、同期された予定をカレンダーを確認しなくても認識できるかもしれません。
さらに、雇用形態や所属によって各カレンダーにアクセス権がない場合もありますよね。
そういった時も、取得した予定のタイトルと時間を任意のチャットツールに通知することで、情報の共有ができるでしょう。

LINE WORKSやGoogleカレンダーを使ったその他の自動化例

他にもLINE WORKSやGoogleカレンダーを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.毎日、Googleカレンダーから自分の今日の予定を取得しLINE WORKSのカレンダーに追加する

はじめに紹介するのは、今回設定をしたフローの逆でGoogleカレンダーからLINE WORKSに同期するフローです。どちらのカレンダーを起点とするかで使い分けることができそうですね。

2.毎朝Googleカレンダーの予定をLINE WORKSに通知する

次に紹介するのは、Googleカレンダーの予定を取得して通知するフローです。Googleカレンダーにアクセスして確認する手間を省くことができ、1日の始まりに通知を受けることで業務の見通しを立てられるかもしれませんね。

3.Gmailで指定のラベルのメールが届いたら、テキストから値を抽出しGoogleカレンダーに登録する

最後に紹介するのは、Gmailとの連携フローです。ラベル機能を活用してメールの受信をトリガーに、Googleカレンダーに予定の作成を自動で行います。予定の登録漏れを防ぐことに活躍できるかもしれません。

LINE WORKSとGoogleカレンダーを連携するメリットと具体例

スケジュール管理の効率化

LINE WORKSとGoogleカレンダーの連携によって、LINE WORKSに登録された予定をGoogleカレンダーに手動登録する手間を省きます。例えば、これまで会議やアポイントの予定をLINE WORKSで確認し、手動でGoogleカレンダーに登録を行っていた方は、その作業が不要となるでしょう。この自動化により、これまで異なるツール間の情報移動に費やしていた時間をコア業務に充てることで、業務に集中できるようになるでしょう。 特に、複数の予定管理ツールを使う必要があるチームでは、スケジュール更新の手間の大幅な削減が期待できます。

データ入力ミスを防止

この連携を活用することで、手動で予定を転記する際に発生する入力ミスを防ぐことができます。例えば、LINE WORKSの予定をGoogleカレンダーに登録する際、誤って他の日付に登録してしまうリスクを回避できるでしょう。LINE WORKSの正確な情報がGoogleカレンダーに反映されるため、スケジュール管理におけるヒューマンエラーを削減し、チーム全体で正確なスケジュールを共有することにつながります。

タスクの明確化

LINE WORKSの予定を自動でGoogleカレンダーに同期することで、Googleカレンダーの視覚的な表示により、1日のタスクを俯瞰できるようになります。例えば、LINE WORKSに個人の予定を登録し、共有のGoogleカレンダーにその予定を追加することで、チーム全体のタスクや空き時間の把握が容易になるでしょう。 また、Googleカレンダーはスマートフォンやタブレットでの閲覧に適しているため、移動の多いフィールドワーカーでも、業務中にスケジュールを簡単に確認できます。使用場面ごとのアプリごとの使い分けがスムーズに実現でき、効率的なスケジュール管理が期待できます。

まとめ

LINE WORKSとGoogleカレンダーを連携して、予定を自動的に同期することにより、手入力による予定の登録の手間を省くことができるでしょう。自動化によって、スケジュール管理の効率化やデータ入力ミスの防止、タスクの明確化が実現できるかもしれません。
ぜひYoomを活用し、LINE WORKSとGoogleカレンダーを連携して、自動化を取り入れてみませんか?どれだけご自身の業務で効率化や正確なスケジュール管理を実現できるのか、体感してみてくださいね。

この記事を書いた人
m.takahashi
新卒でジュエリー販売を経験し、結婚出産を経て、社会保険労務士事務所で6年ほど勤務してきました。どちらの業界でも在庫管理や顧客管理をはじめ、様々な事務仕事を経験しました。特に社労士事務所での勤務では、膨大な入力作業や事務処理で一日終わることもしばしば。Yoomを知って第一声は「なぜもっと早く出会えなかったのか・・・」でした。皆様にYoomの便利さを届けられるように、わかりやすい文章書けるよう心がけています!
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